骨折り損さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

骨折り損

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陽は昇る(1939年製作の映画)

3.2

当時はこれが斬新だったのだろうか?
正直、今見るとベタな昼ドラに見えてしまった。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.3

何やこれ...。
チカチカした色にキャハハハうるせえサイコパス、マジで何を見たんだ一体俺は。クレイジーすぎるって言葉がすごくしっくりくる。監督の独特の美的感覚なのだろう、美術が常にキマっていてどのワン
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

スポットライトは人を狂わす。
映画や音楽、ショービジネスで一度名声を得た人ってその時の快感が多分いつまでも忘れられないんだろうな。女優の狂気をとてもリアルに感じられて、怖くて、でも考えさせられるものも
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.4

ブラックコメディとして笑えるところは所々あったが、個人的に核兵器という題材で素直に笑いにくい部分があった。物語としては政府会議が始まるくらいまでけっこう退屈に感じたがその後は割と楽しめた。と言っても結>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

映画が始まる第一声ですでに心を鷲掴みにされた。

とにかくオープニングが強烈にかっこ良くて作品にのめり込む早さは今まで見てきた映画の中で最速かもしれない。

ど頭の一曲であっこれは名作だと悟った。
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

3.2

正直、あまり話に興味を持てなかった。
60分でもけっこう退屈に感じてしまったが、その中でもやっぱりカッコいいカットはたくさんあって映像としては新たな発見があった。会話中の喋っていない人物の顔のヨリのカ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

国同士が人を殺しあうことだけが戦争じゃない。戦時中の兵士の感情って実は戦争でしか生まれないものなんかじゃなくて、なんてことはない人が常に持ってるものであると思った。いじめとか虐待とか、人がもう一人の人>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.7

これは若干やり過ぎかなー。
言わずもがな、この映画も話はよく出来ていて小ネタも面白くてスカッとはする。
緻密な脚本の構成と伏線回収が内田けんじの良いところではあるが、この映画は自分の作家性に少し自分自
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.9

うんんんっっっまっ!!
マジで脚本上手すぎ、細かいところまで後で気づいてアッと言わせる部分ばかりで驚かされる。こんなにも多くの視点から一つの話を行ったり来たりするのに、時系列も分かりやすくいい意味で全
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

笑笑笑った!!!
最初、はっ花とアリス?と思ったけどありがちな設定から巧妙な展開と伏線回収でとても面白い話に昇華していて素直にすごいと思った。ボケがいちいち面白くて、クスクスとかじゃなくてエンタの神様
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

お涙頂戴でも、軽薄でもなく、人の死と真摯に向き合っていることがじっくりと伝わってきた。基本的に僕は人が死ぬ映画があまり得意じゃないが主人公の死の描き方がとても丁寧で、珍しく人の死を物語の中で確実に意義>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.6

会話好きやなぁ、ずっと喋っとるやん。
台詞のセンスがやっぱり良いし、小話一つとっても魅せ方が面白いから観ていられるんだけど個人的には台詞の多さにそこまで意義を感じられない。タランティーノ作品は今まで何
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.5

主人公が真性のサイコパスということでよろしいでしょうか?
けっこう楽しめて、おまけになんだか泣きそうになった場面もあったので満足だけど主人公には一切共感できなかったしむしろこいつが一番この映画で怖かっ
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バベル(2006年製作の映画)

4.5

どうしたらこんなに素晴らしい映画が作れるのか。
一発の発砲を巡り、世界各地を舞台に様々な人々のドラマを追うこの映画、それぞれの話の流れにも魅せられるがそれ以上に特筆すべきはそれらが積み重なった時にでき
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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年製作の映画)

1.2

ヤバい、ダサすぎる...。
ダサすぎてゾッとしたわ。ギャグもめちゃくちゃつまらないし、エログロの使い方も雑だしもう英語に関しては暴言が止まらなそうなのでノーコメントにしときます。というかむしろ、英語が
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.2

汚、汚、汚、汚三つで何ですか...?
とにかく気持ちが悪いし気分が悪くなる。初めてだわ、ゲロを直接見ずに貰いゲロしそうになったのは。なぜこんなにも不快な映像が必要なのか。正直、芸術で片付けられるような
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.6

高速の料金所を無視したかと思ったらちゃんと金置いてた場面をなぜかずっと覚えている。あれこれ2だったか?

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.7

小学生の頃ワクワクして見ていたのを覚えている。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.3

子どもの頃見た火垂るの墓は戦争が怖いという感想がほとんどだったが、大人になってこの作品を見て、あの頃よりも複雑な感情が自分の中に存在していることに改めて気づいた。

こいつは悪モンで、こいつは良いモン
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.6

一度、名声を失った人間がまた一からものづくりをする姿がこんなにかっこいいものだとは...熱かった...
全てを失い誰のためでもない、自分のためだからこそ本当に好きでやってるんだと伝わってくる。おっさん
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パディントン(2014年製作の映画)

3.9

美術が最高過ぎる。
全てのカットの色のバランスが統一されていてどのシーンも見ていて惚れ惚れする美しさ。それでいて、極度のシンメトリーや激しい色の主張もないので押し付けがましい感じもしない。美術に加えて
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.4

ファインダー越しに見える陽気な絶望たちに心震わせられる。
今にもサンバを踊り出したくなるラテンミュージック、カットがバシバシ切り替わる映像、そんな中で未来ある子どもたちがゴミのように殺されていく。これ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

変態お姉さんとshall we dance...?
とても良くまとまっていて一見変な設定に見えて、いい意味でシンプルで実はハリウッド映画の王道ど真ん中って感じの物語で分かりやすく楽しめた。そんな中でユ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

筋肉下ネタアクション×ザ・ロックは最強なんだよな。話が荒いとかベタとかどうでもいいから、何回やったくだりでも笑えるもんは笑えるから。ただオリジナルのジュマンジとはほぼ一切関係ないので続編要素を楽しみに>>続きを読む

Gook(原題)(2017年製作の映画)

3.8

銃も嫌いだし、乱暴も嫌いだし貧しいのも嫌いだ。この映画を観ているとどんな登場人物にも愛があって、思いやりがあるのを観客は知ることができる。なのにそれぞれが不器用で、お互いを深く知ろうともしないから嫌い>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

3.9

発想が本当に自由で観ているだけで楽しくなれた。最高にワクワクしたし気持ち悪い感じもあってよかった。でも特に心に響くこともなかったがそれでいい気もした。

八日目(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どうしても納得できない。
ジョルジュは絶対に死ぬべきじゃなかった。彼が最後に自殺することで全てが台無しなような気がした。彼を受け入れなかった人たちが全員彼の死後に楽しげに歌を歌っていて、ただ1人歌って
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

なんだかとてもいい気分になった。
人生に対して絶望しているわけでもなければ楽観的なわけでもない、いい事と悪い事が半分こずつくらいの等身大の物語に勇気付けられた。声を出して笑ってしまったシーンもいくつか
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.7

この監督はどんな作品も共通して一貫したテーマがいくつかあると思った。そのどれもは複雑でバラバラのように見えて、結局はシンプルに「人生」を描いている。乗り出し危険やミスターノーバディにも通じるものがトト>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.3

割と最初から結果が見えてないか?
最新テクノロジーで人類がより幸せな世界に...と思ったら実は今までより不幸になってて的な話はたくさんある。その中でも今作は初めから技術が確実に問題を起こすことが明らか
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.6

東洋の神秘、日本はファンタジーなのだ。
日本という国の慣習、美的感覚、信仰など様々な文化的要素がいかに世界で唯一無二で面白いものかということをはっきりと気づかされる。そして、その面白さや美しさを外国人
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レンタネコ(2011年製作の映画)

3.0

笑えるしほのぼのするけど二時間見るには退屈。