キャサリンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

名作であればあるほど、感想は決まり切ってるし、きっと自分も他のレビューと同じことを思うんだろうと思うと、そういう作品を見ることに対して億劫になってたけど
…いやいや、めちゃいい映画ですね(結局)
映画
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.4

大友克洋原作・脚本の短編3作。
1つ目の緻密なメカ描写とかシリアス感とかかなり好き。王道SFと人間味。ちゃんとハラハラした。
2つ目の最臭兵器みたくてこれみたけど、舞台は超日常なのにありえないようなパ
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老人Z(1991年製作の映画)

3.8

脚本・メカデザインが大友克洋、
キャラデザインが江口寿史。
最高にも程がある!
スーパードタバタ福祉介護コメディ。
晴子さん可愛すぎるな。
大友克洋が女の子を描いたら可愛くないから江口寿史に描いてもら
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

佐藤泰志原作の函館3部作と称される作品群の最終章とは知らずに。(そのうちの一つ海炭市叙景は前に見てた)
壊れた女と壊す男、フェンスの外と内。
フェンスが意味するところってなんだったんだろうね、自分の殻
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On Your Mark(1995年製作の映画)

3.7

前に見た。
スーパー贅沢ミュージックビデオ。
このまま映画化して欲しいくらいだけど、この短さと台詞のなさがいいんだろうね。
結末が数パターンあるけど、選択次第で。
どの選択も決してハッピーエンドではな
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.5

菅田将暉×仲野太賀な旬俳優の起用と、ゆる邦画っぽいポスターで、どれだけの若者の期待を裏切り、騙して無表情にさせただろう、この映画(笑)

ハーモニーコリン監督のガンモ的な若者の淡々とした日常と刹那的危
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

男性的で、血生臭くて、カルト的で、バイオレンス。
めちゃくちゃ面白かった。
"消費社会の物の支配から自らを解き放ち、感覚(痛み)をもって生を実感しよう"からの"消費社会は悪だ、悪しき社会を成敗しよう"
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ピンポン(2002年製作の映画)

3.6

井浦新好きなので見た。
窪塚も可愛かったけど、月本うわっかっこよ…ってなった。高校生役するには渋みがありすぎ…と思ったら当時28とかなのね(笑)
2000年代初期的ダサさ良い。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

(再)
映画館で号泣した
回想シーンの作り方とかズルい
愛に溢れた歪な3人。
ほんとうは歪なのは周りで彼らこそまっすぐな人間だったのにね…
救いようのないサッドエンドだけど、彼らの愛に包まれたくなって
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.5

超感覚短編映画。
大音量大画面で見たら怖すぎて泣き出してたかも。
目がさめると垂直方向にカーブを描く壁の上にいる。
少しでも動くと轟音を立てる奈落の底へ滑り落ちてしまう。
あと少しで壁のヘリに手が届き
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.3

暇すぎて久々にエヴァの新劇シリーズぶっ通しで見て思ったことは、なんかまだよくわからないから早くシンエヴァ観たいんだけど…ってことくらい。
基本連続アニメ見ないけど、本編より解説動画に費やした時間のが長
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

いろんな意味でいいバランスのバディ映画。
ラストシーンの、ストンと収まるところに収まった終わり方が、清々しくてあったかくてとても良い。
にしても日本版ポスターは情報が多くてうるさいな。

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.2

ジャコヴァンドルマル監督作二つ目。
ミスターノーバディの監督と知って。
ミスターノーバディの原作かなってくらい近いものを感じた。
終始ストーリーは暗いんだけど、味付けが軽快で子供的。
本当はこうしてや
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.5

普通に面白かった。
ルーニーマーラーの美しさたるや。
傷だらけのままガッツポーズな、どんでん返しストーリー。

アマデウス(1984年製作の映画)

4.0

久々に再鑑賞。
ロココ(なのかしら?)な服装がみんな馬鹿馬鹿しいなあ。
天才に対する嫉妬心については心の底から共感できるので、一概にサリエリを責められないのよなあ…と。
サリエリの、モーツァルトに対し
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ルイーサ(2008年製作の映画)

3.8

適当に選んだ映画だったけどめっちゃよかった!
一人細々と二つの仕事をこなしながら、飼い猫と共に無駄のなく過ごしてきたルイーサ。
突然の猫の死と二つの仕事のクビ。
地下鉄で物乞いをしながら猫の火葬費を稼
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.5

桃井かおりがそのまんま桃井かおりだし、
武田鉄矢の若い頃も笑った。
ヘンテコナンパカップルと出所したばかりの男の3人が、赤い車で北海道を網走から夕張に向かうロードムービー。
武田鉄矢が終始ダサい(笑)
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.6

アンダーグラウンド、ジプシーの時、黒猫白猫に続き、クストリッツァ最新作を。
これまでのものに比べるととにかく画質と色がハチャメチャに良いので、より一層ファンタジー色が強い。
相変わらずのお芝居感のある
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GO(2001年製作の映画)

3.8

窪塚の存在感がすごい。
柴咲コウはちょっと個人的にはミスマッチ感もあったけど…
"在日"という肩書きに対して、話す言語、住む場所自分を取り巻く要素は日本なのに。
アイデンティティに悩みつつも、ヤサグレ
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グリース(1978年製作の映画)

-

昭和レトロハイスクールミュージカル。
男の主人公がジョントラボルタなの忘れてた…トラボルタみてウワッてなって序盤で断念。
そもそもハイスクールミュージカルとかそういう映画も好きじゃないんやった、ミスっ
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.2

不思議な、寂しいのに少しほっとするような雰囲気が150分弱ゆらゆらと流れる。
5つの短編をまとめたオムニバス形式の映画。
ジャームッシュとかカウリスマキ的だけど、"希望を見出す"ことはせず、人々の感情
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.3

おかんが無関心でミーハーでずっと癪だった。
映画はマラソンテロの話というより、被害者のメンタル再生のストーリーなので派手さはないけど、ジェイク大好きなのでまあまあマル

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.5

ズルズルとゆっくり嘘か本当かわからない話のまますすんでいくけど、急展開的に真実へと近づいていく感じ。
はじめしんどかったけど、見終わってみると自然とディラン口ずさんじゃったよ。
結構好きな映画だった。

ホタル(2001年製作の映画)

3.5

今更高倉健出演作を片っ端から観ようとしてる。
舞台は鹿児島。
天皇の死とともに昭和が終わり、かつての特攻戦友は自死し、妻は病気で倒れるなど、一つの時代が終息しようとしていく中、かつて自分より先に出撃し
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正しく忘れる(2011年製作の映画)

2.5

よくわからんかった。出だしとか結構気になる感じだったのにな、途中でbgmと化した。

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.0

乙松さんの寡黙で不器用だけど優しい人柄、
仙ちゃんの親友想いなところ、
静江の少女のような愛嬌、
どれもとても人間臭くてたまらなく愛おしい。
"ぽっぽやだから"
ぽっぽやは職業なんかではなく、乙さんの
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ガンモ(1997年製作の映画)

2.9

青少年たちの不健康で刹那的な思春期のサンプリング。
ハッキリ嫌いとは言い切れない映画だけど、いい気分になる映画でもない。
とにかくネコ達が躊躇なく狩られる、可哀想。
ストーリーはない。ずっと最悪の気分
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.3

オネエな北村一輝の違和感のなさ。
TVシリーズからのファンなので母の泉がまだ引き継がれている…とニヤリ。
全体的にやっぱりしょうもないし、展開もめちゃくちゃだけど、ラストの回想と再会のシーンはなぜかウ
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劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010年製作の映画)

3.3

田舎っぺ佐藤健と夏帆に笑った。
松平健が唱える呪文がバンサンケツマでンンッ!?ってなった。
本当にしょうもない(笑)

トリック 劇場版(2002年製作の映画)

3.4

しょうも無いんだけど、セリフ全部真似したくなるんだよなあ。
どのシーズンのセリフかわからないけど、
"とっとこ先を急ごう"
"…ハム太郎か!"
って掛け合いが地味ながら好きすぎる。