相当な強行軍撮影だったようで「ゴー・アメリカ」と比較してしまうと独特な空気感は薄れてしまっているものの、その分マッティ・ペロンパーの力技が光り爆笑。改めて早世が惜しまれる。
「枯れてる」
「それなら造花を買えばよかった」
3人の芸術家のボヘミアン生活。「武士は食わねど」を地で行く生き様がとにかく可笑しい。カウリスマキベスト3に入るぐらい好きな作品。笑いと切なさのバランス>>続きを読む
「神を信じるか?」
「さあ・・・なぜそんな事を?」
「信じなきゃ 地獄は存在しない」
突然解雇され自殺を図るが死にきれず、自分を殺してもらうために殺し屋を雇う男。最高。色使いに惚れ惚れする。
#ひ>>続きを読む
この作品時のカウリスマキ監督のメンタルが心配になるほど救いがない。とにかく、ない。もはやサスペンスホラー。一周して笑える感。マッチ製造過程をひたすら映すオープニングのかっこよさったらない。
#ひとり>>続きを読む
「楽器はできるか?」
「できない」
「車の運転は?」
「できない」
「じゃボーカルを」
トンガリ靴&巨大リーゼントの架空バンド「レニングラード・カウボーイズ」を描くロードムービー。悪徳マネージャーの>>続きを読む
「吐き気だけで生きてる」
シェークスピア『ハムレット』翻案のサスペンス・コメディ。人はたくさん死ぬしなかなかにシリアスな企業抗争劇。なのに随所にくだらない展開を投入してくるのがカウリスマキ。霊(笑)>>続きを読む
「いつも自信家ね?」
「いや、今初めて自信が出た」
どんどん悲惨な方向に進んでいくのに何故だろう不思議な多幸感。極寒の中をひた走るコンバーチブルは人生の象徴か。外の世界より快適そうな刑務所など皮肉も>>続きを読む
「俺に理由なんてない あるのは名前とゴミ車の制服だ」
ゴミ収集車運転手とレジ係の恋。良くないはずがない。
「元気?」
「さっきまではな」
“負け犬三部作”をはじめ、過酷な人生を飄々と生き抜く人々を描くことが多いフィンランドの奇才監督アキ・カウリスマキ。ご時世の影響か、やたら観たくてコンプリート中。こちら>>続きを読む
中学の授業で観て衝撃を受けた記憶。公園で寝そべる男女から今で言うGoogle Earth的に引いていき宇宙まで。今度は戻って再び男女まで戻って終わりかと思いきやそのまま体内に入り素粒子の世界へ。たった>>続きを読む
NYに暮らす家族が余命宣告された祖母に会うため中国に帰郷。本人に悟られないよう手を尽くす。
あらすじから重めの物語を予想したが実際はかなり笑える脱力系死生観ムービー。米中の文化風習の違い、特に現在の>>続きを読む
とても奇麗にまとまった作品。イギリスの田舎町に暮らす内気な少女なはずなのに色々と大胆過ぎる。最初にバイト先のパブで歌うTegan and Sara 「I Was A Fool」があまりにも素晴らしすぎ>>続きを読む
個人的トラウマ恋愛映画最高峰。当時体感180分ぐらいに感じたが112分しかなかったのか。これほど男女間で意見感想の割れる作品もないと思う。自分はどちらにも感情移入出来てしまいとにかく苦しかった。10年>>続きを読む
最高。母、兄と3人暮らしの13歳スティーヴィー。年上のスケーター少年たちへの憧れ。男子なら一度は通る少し悪そうな世界に惹かれるあの時をスケボーカルチャー中心に描く。
テンポが良いどころかDJ MIX>>続きを読む
宇宙ものは大好物なのにこれまでチャゼル監督とはいまひとつ相性がよろしくない印象で後回しにしていた事を大後悔の大傑作。全力でチャゼル監督に謝罪したい。イーストウッド監督が撮りたがりそうな物語だなと思った>>続きを読む
「カポ(労働監視員)も将校も言う ”命令に従っただけ” ”責任はない” では責任は誰に?」
ホロコースト告発ドキュメンタリー。アウシュヴィッツの真実。閲覧注意どころではない映像の応酬に目を背けたくな>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督28歳デビュー作。この頃から時間軸をいじらずにはいられないのには笑ってしまうが、これがフィルム・ノワールに強く影響された傑作だからやはり天才。スタイリッシュな映像だけでなく>>続きを読む
アメリカはモンタナの田舎町に暮らす4人の女性を中心とした群像劇。
冒頭から色調とカメラワークの虜。のどかな町並み同様大きな事件の起こらない淡々とした物語。オムニバス作品だったっけ?と思うほどにリンク>>続きを読む
名匠クリント・イーストウッドが普通のパニックムービーなど撮るはずがないとわかっているのにこの邦題のお陰で後回しに。やはり機長の愛称である原題 “Sully”が相応しい内容だった。事故後の機長の苦悩にひ>>続きを読む