マツシマさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

くたばれヒッピー野郎!!!!!


作り手の「あー俺が神ならこうしてえなー」という願望が塗り込められた作品というものがこの世にはあるけれど、ビッグバジェットの商業作品でそれをやり切れる人ってのはそれは
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

1.8

園子温監督大好き人間向き映画

「実際の事件に着想を得て」
ということだけど、その「実際の事件」
とは全く関係ない完全なフィクション、むしろファンタジーとして観て全く問題無しでした


引き篭もりの女
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天気の子(2019年製作の映画)

4.1

アッパレ!!!(もちろん天気の子とかけてます)

何がアッパレなのかは後述するとして

「気持ち悪いけど何か好き」と好事家の間で愛されていた新海誠監督が前作「君の名は」で一躍うちのおかんでも知ってる国
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

観終わった後、ギュウギュウの満員電車に揺られながら書いています
良い映画というのは観終わった後の自分のシチュエーションに何らかの意味を見出したくなるものだからです

何かしらの精神疾患を抱えて「コメデ
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ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

-

(ドキュメンタリーはスコアレスにしています)

「地球は平面である」
「地球が回っているのではなく、空が回っているのである」
「空というのは巨大なスクリーンに投影された映像である」
などなどの主張を掲
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.5

ものすごくゴツいおじさんが、悪者をとにかくぶん殴る!!!!!


ブチギレたらその豪腕で相手が何人いようともブチのめす、一部で伝説の男
天使のような女と結婚し穏やかに温厚に暮らしていた彼だが、ある日そ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.6

画、凄過ぎ

どのシーンを切り取っても溜息が出るほど素晴らしいビジュアルの連続
それが繋がって繋がって最高のアニメーション体験が出来る

スパイダーバースでアニメの新境地を魅せられて「んもう!!!」て
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麻薬王(2017年製作の映画)

3.3

1970年代〜80年代の韓国の釜山を舞台に、一介の貴金属商から密輸商、そしてヒロポンを捌き巨万の富を得る麻薬王へとのし上がる男の、栄枯盛衰の物語

物語としては実に単純で
一人のオジさんの成功から失敗
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

いけすかねーブロンド女子大生ツリーは
誕生日の夜に不気味な覆面をかぶった何者かに殺されてしまう
ぎゃーーーーころされた!!!
と思った次の瞬間、彼女はベッドの上で目を覚ます
見たことある男、聞いたこと
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

万引や盗みを「家計の一部」にしている5人家族
彼らは誰一人血のつながっていない「家族」だった
ある日家を締め出されている少女を拾い
6人「家族」として暮らし始めるが―


ワイルドスピード的な映画を「
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

2.6

どこぞの工場(廃工場?)と思しき場所に集められた数人の男女
彼らはそれぞれ「死刑に立ち会ったことのある元刑務官」であったり、「死に近付いた、触れたことのある」人達であるらしい

それぞれが体験談を語り
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

業界でも「さすがに実在しないでしょ笑」と都市伝説扱いされてるほどの凄腕の殺し屋
ついたあだ名はファブル(寓話)

ボスからの次のミッションは
「1年間普通の人間として暮らすこと。もちろん殺しは絶対にダ
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プロメア(2019年製作の映画)

3.9

テレビ版のダイジェスト版か!?

と思うくらい、濃密な設定と背景をガーーーッとノリと勢いとカッコ良さをひたすら追求したケレン味たっぷり演出を雨あられで浴びせまくる2時間

トリガー
今石洋之×中島かず
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鬼談百景(2015年製作の映画)

2.7

思わず「あら、いいですねー」と言いたくなるような
”ちょうどいい”温度感の短編ホラーオムニバス

個人的には「V/H/S」みたいなかっトんだホラーオムニバスが好きなんですが、あのフルスイングっぷりはジ
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

人為的に脳みそをデッカくされたサメから逃げる脱出ドキドキサバイバルアドベンチャー

海中研究所という心をくすぐる最高の施設を舞台に
事故により沈みゆく研究所!せり上がる水位!!襲い来るサメ!!!
とい
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.4

ただのオッサン(前作ホームセンターの従業員、今作タクシー運転手)が実は元超凄腕諜報員で、目に入った悪は片っ端から”為す”
ナメてた相手が超戦士でしたシリーズの続編

主人公マッコールおじさんは正義の人
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.2

母親の旅行中に1週間祖父母の家に預けられることになった姉弟
映画製作に興味のある姉はこれ幸いと、母とその実家をテーマにしたドキュメンタリーを撮ることに
ハンディカムを片手に向かうのだった

いざ着いて
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.1

映画を観に行った、というよりも映像体験をしに行った、という感覚です
それも極上の!!!

この世界と並行宇宙(パラレルワールド)を繋ぐ実験を企む悪役っぽい人!
しかし装置が暴走すればNYの街が失くなっ
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.6

開いた者に究極の快楽を与えるパズルボックス
それを手に入れ、解いた男の肉体が突如、四散爆裂!!!
時は経ち、男が消失し空き家となったその家に一組の夫婦が引っ越して来るが………


奇っ怪でクールな怪人
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

オタクの夢がナパーム弾の如く炸裂しッッッッッぱなし!!!

「オアシス」というVRゲームが世界的に普及している近未来
老いも若きも熱中する「オアシス」は実際のお金がやり取りされてたり、少なからず現実(
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

-

(ドキュメンタリーはスコアレスにしています)

バハマの島を貸し切ってのお金持ち向けのスーパーラグジュアリーな音楽フェス!!!「FYRE(ファイア)」

−が、完全に失敗、崩壊するまでの顛末、そしてそ
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ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラブライブ!シリーズファンにとって、スコアには正直あんまり意味はないのですがとりあえずつけておきます

TVシリーズの段階から既に「前シリーズであるラブライブ!とは違うテーマ、方向性でいきます!」とい
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

2.9

多数の乗客が死亡した悲惨な電車の大規模脱線事故
唯一生き残った男はかすり傷1つ負っていなかった
振り返れば彼はその人生で記憶にある限り病気はおろか怪我を負ったことすらない
自身の境遇に強烈な違和感を覚
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.2

引退した最強殺し屋ジョン・ウィックがイチャもんつけてきた組織とバチバチやる映画第二弾

銃と格闘技を組み合わせた”必殺”感の強い殺陣アクションシーンと、殺し屋さんの組織の仕組み、各地に点在する「その道
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.7

コスパコスパコスパァ!!!

「それを見ると即自殺してしまう」
”何か”が地球の至るところに現れ、多くの人類が死に絶えた世界
2人の幼子を抱えた主人公が安住の地を目指し、目隠しをしたまま手漕ぎボート急
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来る(2018年製作の映画)

3.7

妻と2歳になる娘との幸せ満載はっぴーらいふをブログに延々投稿しまくるイクメンパパのお宅で起こる怪現象
なんじゃこれはどうしたもんかいなと友人の民俗学者に相談したところ、怪しげなライター、霊能力キャバ嬢
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.2

本当に悪い奴は誰だ!?

北海道警察最大の不祥事を題材にした(あくまで建前上)フィクション映画
拳銃摘発に躍起になる北海道警察は、自ら拳銃を密輸し自ら摘発するというマッチポンプメソッドに手を染める
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サニー/32(2018年製作の映画)

2.4

なに………これ………???

パッケージからは想像も出来ない、味が何回も変化する、酔っ払って作ったコラージュ作品みたいなヘンテコ映画

同級生を殺害した11歳の少女、通称「32(サニー)」
(実際の事
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全員死刑(2017年製作の映画)

2.2

実際にあった一家全員死刑になった凶悪事件を題材に、一家の長男を主人公に事件のあらましをハイテンション気味に描いたノワールムービー


ダサい

意図してるには違いないけどとにかく、構図、音楽、演出、キ
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テケテケ2(2009年製作の映画)

2.3

超高速殺人タッッックル妖怪テケテケの殺戮ショー第二弾!!!!!!

前作のラストがトラウマになった大島優子チャソが引きこもりと化していたり、時系列的にも正当な続編

今回は続編らしく趣向を変えて、中村
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

スピリチュアルばばあが亡くなったご家庭で、残された家族に次々と起こる不穏で不可解な出来事の数々
原因は何か
何が起ころうとしているのか
祖母の死との関係はあるのか
全てはスピリチュアルで片付けられるの
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.4

アメリカ/メキシコ国境麻薬戦争をテーマにした社会派風無慈悲ハードボイルドの続編

前作では視点人物として女性捜査官が主人公で、終盤実はその脇だった脇役にしては濃すぎるオッサンが主人公でした〜というビッ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

昭和63年
暴力団同士の抗争の火種がくすぶり、戦争寸前の一触即発の気配漂う呉原市
広島大学出身の新人エリート刑事と違法捜査待ったなしのベテラン刑事のコンビは事態収束のため、ある失踪事件の捜査を開始する
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

省略の美学!!!


ホームセンターに勤務する穏やかな中年(初老?)ジョン=マッコールさん
気の優しい読書好きのオジさんですが、その正体は悪に鉄槌を下す元CIAの正義おじさん(武力S知力S)だったのだ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

Queenの、そしてフレディ=マーキュリーの伝記的映画

楽曲は好きでいくつか知ってるしiPodにも入れてるものの、世代ではないし、そもそもこのフレディ=マーキュリーという名前からして、本人が自分で改
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.3

宇宙生物シンビオートに寄生されてしまった職ナシ金ナシ恋人ナシ正義感アリのしょぼくれ男が、寄生生物を狙う大企業に追われ戦い大騒ぎ

ストーリーはものすごいシンプルで、寄生生物と主人公のコンビが敵と戦いま
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