Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

Hondaカット

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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

ダークなトーンのスーパーマンというので否定的意見も多い今作だが、もっと気になったのはリアリティラインの問題。実際にスーパーマンが居たらというリアルを突き詰めたという割には、その存在をあっさり信じる人が>>続きを読む

ガッチャマン(2013年製作の映画)

1.0

『ガッチャマン』【本当は★0.8だが表記できず】

いやぁ……。と、とにかく本と台詞と演出が酷すぎる。。。突っ込む以前に意味分からない展開ばかり、ジャンルや狙ってるレベル?も良く分からない。

CGと
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

公開延長してたので何とか観れた。良かった!ストレートなものをストレートに作るっていうのはとても難しいこと。役者やオリエンタルな音楽の力も大きいけど、そのストレートさを素直に観れた。
あまりに杓子定規な
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ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

3.4

この手のジョニデには食傷気味だったので期待下げまくっての鑑賞。意外や凄く良かったのはトーン。西部の荒野を大パノラマのフィルム(たぶん)で撮ったシネスコの画の素晴らしいこと。空撮移動撮影とか、その1カッ>>続きを読む

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.4

何も後に残らないアクション映画(褒め言葉)。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方が破壊描写は上だけど、ホワイトハウスならでは感はこっちが上。両作とも、あらゆるとこにダイ・ハードの目配せ満開で、こっちの>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.9

「血が出ない」とか「ゾンビを隠した宣伝」とかであまり期待せずに観たのが功を奏したか、なかなかのゾンビ映画っぷりで満足だった。意外とお約束も多いし【心のイイね!】を15回くらいは押した。オープニングの説>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.1

IMAX3D字幕版で鑑賞。落ち着くまで感想が書けなかったくらいは興奮したし色々感慨深く思うところもある。気持ち的には満点以上なんだけども、いくつか。
昨今はやりの早い細かいアクションのカット割りだけは
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.5

登場人物多く分かりにくいがアクションパート、特に中盤のマンション周りはすっごいやり尽くしてた。やり過ぎ感も良かった。ガラスやぶって落ちる痛い描写あそこまでやるか。しかも天丼。満足。
韓国映画はもちろん
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.9

キム・キドク監督作は初めて鑑賞。終始展開や描写に全く飽きず、最後の静謐さにも唸ってしまった。思ったより直接的なグロエグい描写が無いのも良かった。 映像における【暴力】と【笑い】は紙一重なんだという>>続きを読む

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.4

4つの短編アニメ映画集。最初のみっつが10〜15分で、4つめの「武器よさらば」が20分ちょいの尺。こういう短編映画集は区切りをしっかり提示してほしい。続きなのか別の話なのか見失う。
どれも高クオリティ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

『風立ちぬ』

面白かった。けど。

スピルバーグ先生と並ぶ当代随一の変態(褒め言葉)宮崎駿監督。その矛盾性を語るほど人間的内面は知らないが、ここまでリアルの話をやるとこの人が映画の中に自分の本音と建
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.4

TV板ガリレオとは明らかに雰囲気を変えている。映画ならではの暗めな絵作りや、ディフォルメされ過ぎない演者たちの芝居のおかげもあり、ちゃんと映画している。
テーマ曲を使わないのもそれを狙ってだろうけど、
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.8

学園青春モノとしては★4.8くらいの出来で大々満足!脚本的にはピクサークオリティが帰ってきたという印象。努力家も才能家も両方とも人の気持ちが分からない、とか、夢を諦める事をも肯定する、とか、コンビもの>>続きを読む

ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.5

やはり泥酔→謎解きが無くなったのは本当に残念!偉大なるマンネリにして欲しかった。泥酔が無いって事はパーティ感が足りず、すなわち映画としての夢が足りないのだ。おなじみキャラクターもののただのコメディに変>>続きを読む

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.4

前作 MEGA MAXの方が豪華で盛り沢山で楽しいシーン一杯だった気がする。男心をくすぐってくれたというか。更にを求めてしまう、という意味で評価が低くなった。基本的にああいう大味お馬鹿アクションは真っ>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.8

とても好み。極端に説明や心情を省いてる演出だが、それをドヤ顔でゴリ押ししてるわけでも無く塩梅がちょうどいい。終始やるせない話ではあるけど、ちゃんと映像化した後の説得力(映像ならではの説得力も)ある。同>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

2D鑑賞。派手ケバい&決めショットの数々がもはやコメディで笑えたけど(登場シーンw)、バタ臭い金持ち感のディカプリオには合ってたので良かった。しかし話を忠実にやればやるほど昔の小説のお話だな〜と思う。>>続きを読む

攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain(2013年製作の映画)

3.4

前日譚という企画はとても良い。それもあってキャストや画の変更も気にならない。話も攻殻らしいっちゃらしいのだけど、まあこの50分1本じゃあ判断はできない。そもそも映画企画じゃないのかもだけど、『映画的カ>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.6

ストーリーはシンプルながら実話ベースなので主体はそこにない。未曾有の状況に追い込まれた中の人間の尊厳を、静かに、丁寧に、押し付けがましく無く描いていた。311以前の「ヒア アフター」の方が津波を遠慮無>>続きを読む

アフター・アース(2013年製作の映画)

1.2

ダサいデザイン、センスを疑うSF的画、進化してるんだか冗談だか分からないテクノロジー、一寸先が見えて緊張感のないカット割り、30分くらい前からそうなるだろうなという予想どおりの出来事、子スミスのずっと>>続きを読む

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.4

モノクロの中に映える赤い血が、どす黒くなっていく…映像のセンスのみかと思いきや、意外にストーリーもあった。予算的に広い画では表現できず、狭い画が多いのにちゃんとSF世界観の広がりや奥行きが感じられたの>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.4

絶対絶命の閉鎖空間の中で孤軍奮闘。『ダイハード・ラストデイ』に求める要素がここにあった!
そもそもしょっぱなから主人公が更迭されるまでの語り口が最短でキャラクター描写と伏線がなされていて、かなり巧い部
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

2.6

別に色んなものを期待してたワケじゃないけど。でも1が思いの外面白かったのはガジェットやナノマシンなんかの近未来なもののCGや破壊描写盛りだくさんなのが楽しかったのであって、そこの分量減らして普通にアク>>続きを読む

イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.7

ねっとりじっとり美しさに溢れたサイコキラーもの。全体的にパク・チャヌクのセンス爆発で見応え十分。
画の切り取り方はもちろん、出来事の時系列を一旦バラしてカットを繋いでいく編集が、これ見よがしなんだけど
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

写真から書き起こしたような流麗な画。今回はそれに加え背景や木々などのアニメーションもかなり滑らかに動きまくって感心してしまう。レタッチっぽいから賛否はあるが、これはこれでひとつの美学。例によってこっぱ>>続きを読む

バレット(2012年製作の映画)

3.4

ストーリーが潔いほど皆無な80代風アクション映画。スタローンはシュワと違い、歳を取ってもそれなりの説得力があるのはちゃんと裸筋肉を作ったのと、声だろう。
ロッキー、ランボーは新時代に作る理由が感じられ
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リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

3.3

前半は間違いなく特上の黒沢監督ホラー!ホラー全然平気な自分だが、怖かった。久しぶりに怖かった。しかし後半の展開が全くダメだった。そもそもミステリーサスペンスとして機能してない。原作、新書で買って読んで>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

4.1

近未来SF映画における一番のポイントは画である、というのが自論だ。それは、メカであり、美術であり、ありえない現実風景であるが、何より重要なのはその【構図】と【ライティング】だと思う。リドリー・スコット>>続きを読む

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.8

変わった構成の映画だけども結構好き。宿命の話なのに後半に行くに従って話が塵のように薄れてしまってるのが残念。濃くならないと!あと1つ!後半に何か足りなかったのか、もうひと締めてくれれば完璧な映画にもな>>続きを読む

クロユリ団地(2013年製作の映画)

3.2

さすがの中田監督クオリティ。哀しさも感じさせるドラマテリングは流石。前田敦子は、その出自と合わせて考えても超適役だし、ある意味バックボーンを考えるとかなり怖い…。でも、、、映画として全然新しくないし、>>続きを読む

ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

3.4

ファッションフォトグラファーというか、基本的にストリートの激写。それを50年以上続けNew York Timesに連載している、85歳現役のおじいちゃん。「自由でいたい。お金を受け取らないのが好きにや>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.2

もじゃもじゃ頭の今更な探偵物語を、昨今のテレビドラマ映画のぬるい演出では決して見れない、しっとりとした暗めなフィルムトーンで見せてくれた前作(あぶ刑事やはぐれ刑事を思い出すような東映トーン!)。北海道>>続きを読む

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.0

キャストは良いのに全てが中途半端。予告の方が音楽もテンポもキレが良かった。
軽いタッチでギャングノワールやるなら、もっと画的にポップに、演出的にコメディに、振っても良かったんじゃ?そうすれば中身の無さ
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

1は大好きで2はイマイチだったんですが、結果満足な三部作。 飛ぶスーツとか、空中サル救助とか、片手片足とか、フライング脱着とか、まぁー良く考えるなぁー、と、3作目にしてアイアンマンスーツというガジェッ>>続きを読む

ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.5

大量の銃器の並ぶ武器庫に行って敵を迎え撃つ準備をするシーンがあるだけでもう大満足。「何が始まるんです?」「第三次大戦だ」(←違う映画)ガトリングガンをぶっぱなすシュワちゃんに回り込みながらグワ〜っと寄>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

3.4

三池監督がダークナイトやってるのかな、と期待してしまっていた。スケール感とかは邦画にしては頑張ってて(っていう言い方がすでに諦めもあって嫌ではあるが)好感が持てたが、見栄えをもう少しという感じがしなく>>続きを読む