Tatsuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

5.0

タートルズにもセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグにも思い入れあるので、感謝しかない。ボーイズクラブものの現在地点をタートルズで、しかもセスとエヴァンが成し遂げていることの感動が大きい。90年代ヒ>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.1

この社会の中で個人主義であることがいかに困難か、そんな命題をリンクレイターの作品は常に孕んでるように思える。"現実"とはそんなにも個人よりも価値があるものなのか。手堅くもあるがドキュメンタリーの挿入と>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.6

普通に泣いたけど、主人公が好きなケニーGとエンヤ以外も選曲謎すぎたり、走行を落ち着いて見せるショットがなかったり。ハーバー、ブルーム、フンスーらの周りを取り巻く大人たちの渋い佇まいが素晴らしい。ブロム>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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再見。全部最高だが走行を止めるラストに対する考えがここ5年で変化してしまったが故に、今ではそこまで好きなラストではない。ラストシーンが妄想なのかどうか気になって仕方ない。素晴らしすぎるジョン・ハム。彼>>続きを読む

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

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再見。護送車から降りてくるパントマイム集団とか、あんなのゴダールかアントニオーニの映画でしか見ないでしょう。あまりにもなアナーキーっぷりに泣けてくる。ドナルド・トランプakaクランプ社長の改心は今見る>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

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再見。グレムリンたちは、映画と歌が好きで、街を破壊し、好きなものに食らいつき、その場を思いっきり楽しみ散っていく。なんとも儚いことか。奴らに共感しかない。

ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.8

惜しい映画。陸地の描写のリッチさやモンスター映画として一人一人の死に様をしっかり見せるのは美点。ただ傍に至るキャラクターの描き分けがうまくいっておらず、構成も綺麗とは言えない。終盤はほぼプレデター。役>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.7

もっとニューオリンズの土地の作品として強調してほしかった。キャスティング最高だが脚本が悪く、テンポも良くないがラキース・スタインフィールドに高得点。彼の映画。

セクシー・ビースト(2000年製作の映画)

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『アンダー・ザ・スキン』の10倍好き。というか普通に気分によってはオールタイムベスト。少年にプール掃除をやらせるレイ・ウィンストンが、自らが未だ“下“にいることを思い知らされる岩の落下から、退屈な話の>>続きを読む

ハンテッド(2003年製作の映画)

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子供の頃テレビで途中から途中まで見た以来の再見なのでほぼ初見なのだけれど、思っていたよりも全然変な映画で面白かった。序盤のトミー・リー・ジョーンズが動物の罠を仕掛けた地元民にブチギレるところ筆頭に、こ>>続きを読む

ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター(2002年製作の映画)

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あまりにも哀しい映画で傑作。60年代ハリウッドのキッチュなコミカルさから一転、色味が変わる無慈悲な展開と演出の終盤は紛れもないシュレイダー作。

よみがえるブルース/トゥー・レイト・ブルース(1961年製作の映画)

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過酷な終わり方。終盤青ざめるようなシーン多数。顔の映画であることを映すオープニングがいい。

ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

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断絶をどうにか繋ぎ止めようとする映画。一度中断されたオープニングクレジットは、いくつかのシークエンスを挟んで再び再開する。喧嘩→抱擁の連鎖。カサヴェテス映画ならではの金言に溢れてて、全台詞メモしたい。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

衒いなくラブロマンス映画になってて素晴らしい。終盤のスペクタクルよりもデートシーンの方のアイデアが豊富で、ストレートに豊かな映画を見てる感覚が久々にあった。主演2人のボイスパフォーマンスが最高。そこそ>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.5

劇映画演出家としての森達也の演出は平凡で、それよりも、描写のアンバランスさに疑問を抱いた。見た人と話したい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

マルチバース、パンデミック、古アメリカ映画への郷愁と、今日的テーマが詰め込まれた新作。終盤のマーゴット・ロビーとジェイソン・シュワルツマンのやりとり泣けた。

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

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再見。マジで感動する。『The Bikeriders』本当に楽しみ。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.5

監督がベン・ウィートリーになっても冴えない続編であった。甘ったる過ぎて工夫もセンスもなく、勘弁してほしい。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

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元気出る映画。「彼女の個人的欲望を満たすのに、ベルリンはうってつけの場所である。生きるために飲み、飲むために生きる。」

ハード・チェック(1994年製作の映画)

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素晴らしすぎる。フリードキンでも上位。ストイックで硬派なスポーツ映画。ニック・ノルティ最高。

ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版(1973年製作の映画)

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とにかく会話の映画で受動的だったジャン・ピエール・レオが能動的に動く終盤に長尺のカタルシスがある。にしてもこいつらオープンリレーションシップ向いてなさすぎだろとしか。

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.9

これは評判通り、完璧ではないけど近年の清水崇で1番良い可能性ある。明るいシーンがマジで怖く取れてるし、全ての内装、美術が素晴らしい。マキタスポーツにもドラマ的なオチを付与してくれればもっと綺麗に収まっ>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.9

セックスの暴力性と環境問題、現代アート批評を詰め込んでしまうダークコメディ。クローネンバーグ映画の時のハワード・ショアの本気。

ズーランダー(2001年製作の映画)

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『バービー』の影響で再見。バイブルすぎる。自分の中では『Relax』といえば『ボディダブル』ではなく『ズーランダー』なんですよね。人間誇れるものが一つでもあればそれで十分だって話。

バービー(2023年製作の映画)

3.9

思いの外地味で実験的な構成に面食らう。全てがアイロニーでできていて、華やかに見えて冷めた視点が常に作品を支配する。作品としてはまさにウィル・フェレルの2000年代コメディが最も似てるんだと思う。正直足>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.4

ピート・デイヴィッドソンのミラージュ最高だし、バンブルビー逆転のとこのLLクールJ「Mama Said Knock You Out」は流石にアガるけど、やっぱり本筋にマジで興味持てない。デカいもの同士>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

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シーン単位でマジでストレートにサスペンスをやってることの感動。緻密に構成された刹那。

インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃシンプルな現代映画。軍隊もの、新兵訓練映画のアップデート。妄想場面のカラーリングは『ムーンライト』を想起させ、アニマル・コレクティブの音楽やサーペント・ウィズフィートがエンドロールで流れる>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.8

待ちに待った。面白かったけど、自分がオリジナルで好きなのは2作目以降のエクストリームよりも、ぐだぐだした停滞感の中で、ジワジワと死んでいくあの感じなので、スピード感とよく出来すぎてる感があるからこそ物>>続きを読む

メーヌ・オセアン(1985年製作の映画)

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適当にどんちゃんやってて楽しい。灯台のところや終盤の砂浜含め、ハッとするほど美しいカットがある。

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

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適当にどんちゃんやってて楽しい。後半の女性のナレーション入るところ痺れた。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

フランコ・ネロに1番上がった。どこまでもアメリカ映画的なエクストリームで下品でチャラくも、刑事映画として『エクソシスト』を解釈しているのは信頼できる。全体的には中途半端な出来にも思えるし、タイトな尺が>>続きを読む