鰹よろしさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

鰹よろし

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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

 サム・ライミ版だけど「スパイダーマン」と対を為す感じなのはわかった。伸縮自在の身体はもちろんなんだけど、何より好みの分かれそうなヒロインが2人の男を行き来するところとね。

 インタビューという名目
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テリファイド(2017年製作の映画)

4.2

 なんかね、間の作り方がうまいんだよね。「来るぞ来るぞ~」ってな目を背けたくなる様な一辺倒なものだけではなく、一瞬どう反応していいのかわからない間、さらにはある種笑いに通じてしまう様な空気を醸し出す箇>>続きを読む

モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ(2018年製作の映画)

2.0

 「氷菓」で “私気になります!” と詰め寄りながらもすんげえドライに感じてしまった広瀬アリスであるが、この常に付きまとってしまう雰囲気をツンデレ要素に活かそうとしたキャスティングはナイスだと思う。つ>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.5

 このシリーズがどこへ向かおうとしているのかイマイチわからんのだけれど、前作を受けての今作でジャンルや手法に縛られまいとする様を鑑みれば、シリーズの方向性だけでなく単体作品の在り方としてこれからいくら>>続きを読む

バトル・スカイ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 音の正体を宇宙人の会話であるとし、信号のパターンから国ごとの言語の違い、それ故の共通言語の訛りを挙げている。今でさえ存在する言語の壁であるが、翻訳ツールなど無い時代にそもそも他の文明人が存在している>>続きを読む

デジャブ(2017年製作の映画)

2.0

 車で人を轢いてしまった日から碌に眠れずまた悪夢に悩まされると訴える女性。しかし夫はそんな事実は無いと真っ向から否定する。事実無根の事故にも関わらず、夢か現か不可思議な現象に見舞われる彼女は、その美貌>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

 「コードネーム U.N.C.L.E.」かと思ったら「ラッシュアワー」だった…

 上官の命令よりも自身の正義を優先する刑事と、職務を放棄してまで娘の電話に出る刑事。元々は1つであったが今や対立する2
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.3

 試合における堂々たる勇姿の反面、相棒の言うハチャメチャな韓国文化に右往左往し、また真に受けたことでいろいろと振り回され、実母の家を訪ねた際に知り合った家族との交流にもオロオロあたふた。距離感を掴みに>>続きを読む

ANON アノン(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

 以前ハリウッド女優のプライベート写真が大量に流出して騒ぎになったけど、この世界が来ればもう誰のでも見放題ってことだよね…

 で、何が言いたいかってアマンダ・セイフライドってその時被害に合った内の1
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スレンダーマン 奴を見たら、終わり(2018年製作の映画)

1.5

 さすが「ラスト・サマー3」撮っただけある。くっそつまんねぇ・・・

 過疎化の進む町、廃れていく田舎町で生まれ育ったレン、ハリー、クロエ、ケイティという多感な年頃の4人の女子高校生。永遠に同じ年齢で
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グラビティ 繰り返される宇宙(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 主人公の内にあるのはひたすらなる後悔。過去を変えられるのなら… やり直せるものならやり直したい、取り戻せるものなら取り戻したい… 彼の葛藤をベースに描かれるループから脱却すべく奮闘は見応えがある。>>続きを読む

エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 時間に追われループの始点と終点が定められた状態で方法の模索を強いられる男。その枠内において如何なる手段を以ってしても抗えない絶対的に立ち塞がる愛する娘の死。ここでとある男を起点としたループは閉じてい>>続きを読む

ファイナル・フェーズ 破壊(2018年製作の映画)

2.5

 鶏が先か、卵が先か・・・

 神が我々を創るのか、我々が神を創るのか・・・

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

2.5

 この世界(原作)というのは元々言葉(文字)によって紡ぎ出されるモノであり、その想像力(創造力)は個々の子どもたちに委ねられその可能性は無限に広がっている。そしてそれが作中の魔法(魔術?)の力というと>>続きを読む

ハリケーン・コースト(2002年製作の映画)

3.1

 パソコンを間に挟み、人間と人間との攻防がメインに描かれていく。現実世界と仮想世界。ユーザーとアバター。ネット上ではいくらでも正体を偽れる。しかし利用している者が人間である以上その先には必ず実体を伴っ>>続きを読む

インサイド(2016年製作の映画)

1.5

 身重でありながら自らが誘発した交通事故で夫を亡くし、自身もまた耳に障碍を患ってしまう。出産を間近に控え診察台に座るサラの背景に映し出される表情を伺い知れない医師や看護師の存在がそんな彼女の境遇故の不>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.6

 神父つっかえ…


 「死霊館」を起点とした作品ではあるのだけれど、全体の雰囲気としては「アナベル 死霊人形の誕生」のそれ。呪いや災いのルーツを辿ることもあり、同じ年代が舞台となっていることはもちろ
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ハロウィン・レポート キル・オア・トリート(2017年製作の映画)

1.9

 前作にて生き埋めにされた5人が生きていたことがまず驚きなのだが、再びお化け屋敷巡りの旅に出かけようとする男どもにさらに驚愕させられ、トラウマを植え付けられ同行を拒否する女性を連れ出そうとする様にはも>>続きを読む

ハロウィン・レポート(2014年製作の映画)

2.4

 お化け屋敷における恐怖というのは、店側とお客との間に絶対的な壁(約束)が構築されることで成立している。お化け役はお客様を驚かせるに当たり危害を加えることは一切無く、手を触れる事すらできない。いろいろ>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

 音って何なの?って話なのよね。聴こえるものだけが音なのか?...と。声ってのは音に乗せなければ届きませんか?...と

 声を発することができない世界におけるコミュニケーションは確かに不自由を感じる
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世界侵略 ワシントン決戦(2018年製作の映画)

1.5

 これ「インデペンデンス・デイ」でナンバリングするヤツだぞ・・・


 とある若者たちの口論が聞こえてくる。

 「独立記念日は独立を決めた日である7月2日にすべきだ!」

 「いや承認されたのが4日
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デイ・アフター・トゥモロー2018(2018年製作の映画)

1.5

 グリーンアイズ(人類)はコングリングの根絶を掲げていて…

 なんちゃら教団(コングリング)はコングリング?を捉え儀式を行っていて…

 主人公たち(コングリング)はシャングリラを目指しグリーンアイ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.7

 ラストの空撮からのエンドロールが第3幕だよねぇ。こみ上げてくるものがあったよ。素晴らしかった。

ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.0

 他人(ヒト)を救う力を持ちながら何よりも守りたかった愛娘を亡くしている医師(父親)。

 夫婦にとって幸せや絆の象徴の1つだろう子宝に恵まれながらも、その命を死産により失ってしまった警察官と看護師夫
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.6

 平時にどう機能するのか全くわからないにも関わらず、非常時にはこれでもかと主人公たちをピンチに陥れる能力を発揮する建物の設計をやめろ。まるで想定しうる最悪の事態へと向けて準備されていたかの様なシステム>>続きを読む

なつやすみの巨匠(2014年製作の映画)

3.7

 何たる馬鹿げた発想だろうと感じてしまうことに対し、これでもかと注力する子どもたちの姿に呆れてしまうことがあるんだけど、その集中力や行動力、観察眼ったら凄まじいものがあるんだよね。大人たちが捉えている>>続きを読む

シグナル〜月曜日のルカ〜(2012年製作の映画)

3.5

 三根梓の雰囲気が絶妙。眼力というか眼差しが山崎紘菜で、口元が…いや全体的に?…う~ん鼻の感じかなぁ、葵わかなだな~。

 秘密を抱えている役ではあるのだけど、ミステリアスというよりこの2人の面影であ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

 とある状況下において勝手に〇〇が当たり前であるとしてしまう固定観念を、内外(大小)の景色における印象の違いや、単語の意味するところだったり使い分けだったり、時代年代の隔たりにおける価値観の相違におい>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

 おそらく大人であろう犯人に睨みを利かせる刑事と、そのホテルにおけるお客様に分け隔てなく目を行き届かせるホテルマン。最初のホテルのロビーにおけるニアミスで2人の視線や目線の違いを決定づけるのは見事。>>続きを読む

フライト・リミット(2018年製作の映画)

2.0

 目的地に向かい飛び立ちもう後戻りができない空の上において、手の届かない場所にいる妻の身を案じつつご機嫌をとりつつ、保険会社の茶々にも耐えつつ、2人の雇い主の度重なるサプライズ合戦にも応えていかなけれ>>続きを読む

レミングスの夏(2016年製作の映画)

2.5

 計画を実行に移してからより鮮明になっていく子どもたちの迷いや葛藤といったところを丹念に描き出そうとしているところは好感。

 ただ、そこに至る前のところ…彼らの繋がりを明確に映し出す前に、小学校卒業
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あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

2.7

 え…、それできたの?

 設定の応酬が半端なくて、それができるんなら最初からやればよかったのにってことが多々あって、最悪劇中行われたこと全てに意味が無かったってことになるからもう…

 キャラクター
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