見どころ後編の山場だけ。でもそこがよかった・・・
すごい。西村ツチカの造形(の崩し方)をちゃんとアニメでも守れているし、それ用の動きまで開発できている。作画に松本憲生、本田雄、井上俊之がいるけど、この布陣だからできることがちゃんと画面に表れている。>>続きを読む
そんなにおもしろい映画じゃないんだけど、他人に小気味良い気遣いの言葉を寄せるのに内心そんなこと少しも思っておらず中身のない上っ面で自分以外の人間を駒やカードとしか思ってない老獪の姿に、そういう過去社会>>続きを読む
名前に反してテニス版のドカベンみたいなスポ根映画。
ただし実際にテニスができる俳優を使っていないせいか、打ち返しを俯瞰するショットが一切なくすべて片側のアップなので、試合の緊張感がマイナスを振り切って>>続きを読む
3部作のうちこれが仏恥義理でおもしろかった。
むかしリリー・フランキーが「女は10代はおもしろい男が好き。20代はイケメンが好き。30代は金を持っている男が好き。40代は働いている男が好き。50代は健>>続きを読む
”Digging”の章でDJ Shadowがネタ探しに行きつけの何十万枚も未整理のレコードたちが棚も与えられず床から天井まで積まれてそんなタワーが細い通り道を除いて大半の面積を占めているような地下倉庫>>続きを読む
中学生のころ家族が観ていたからという理由で同じテーブルで消極的に観ていたドラマ『ミセスシンデレラ』の最終回予告のとき、いくぶんシリアス寄りなラブストーリーのドラマなのに急にとんねるずのみなさんのおかげ>>続きを読む
映画が始まるとき、「nickelodeon」のロゴが映る。
飛び散る液体をロゴに構えたこの子供向けチャンネルは、特に90年代、キャットドッグやアングリービーバーズ、(そして何より)レン&スティンピーと>>続きを読む
リナ・サワヤマ歌手なのにこんなに機敏に動いたり泣いたりしてくれて嬉しい
暴走族の「俺たちいつまでもこんなことしてて許されるわけがない」という思いの映像化
80’sスラッシャー映画の形式があるだけで、無駄がない。ひいては無駄しかない。
ニコ生の凋落以降、女性の頭を引っ叩くことが禁止されて以降のコワすぎ。
「イ・チャンドン、自作と生涯を語る」という単調になりかねないドキュメンタリーなのだけど、語りはつねに現在から過去へ進んでいき、バーニングからグリーンフィッシュへ、そして小説家のキャリアへ、大学生のころ>>続きを読む
ゾンビというよりも「不潔」を描きたかったんじゃないか、と思わされる。素晴らしい。
観る者の実存をゆさぶるつまらなさ
生来のユーモアセンスはあるけど加齢に伴う不全感が自尊心や性欲と混ざると有毒ガスを発するようにこんなにもつまらない言動を行く先々で撒き散らすんだというのを中年男性側の内在視点で(あまり使いたくない言葉だ>>続きを読む
寄生獣の解説でそういう映画があるというのは小学生のときから知っていたけど、こんなにおもしろい映画だったなんて…
「旧時代の価値観・商品と思われがちだが、原初のコンセプトに立ち返れば、むしろ潜在的には進歩的である」というメッセージは『ザ・マペッツ』の手管で、
ウィル・フェレルが得意の偏差値ゼロ人間ギャグを張り、>>続きを読む
おもしろい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クリスマスの夜サンタクロースに殺人をさせるなんて過去何本フィルムになったことをまたいまさら撮るのか、もしや配信スルー用の小ネタかと危惧しても、ジョー>>続きを読む
ロメロのゾンビとサンゲリアとヤコペッティと、企画会議でホワイトボードに書かれたであろうマカロニホラーの当時の売れ線要素をすべて織り込んで音楽にゴブリンも招いた結果まったく綺麗にまとまることのなくちらか>>続きを読む
前半20分ぐらい張った、射殺される寸前に俺はゾディアックだと叫んだだけで実質ゾディアックと全然関係ないハゲのクズが、その後のゾディアック本人よりも圧倒的におもしろい。
愛する親から物理的あるいは心的に隔絶を強いられた子どもが、水のある環境で臨死体験をする。冥界の入口での戯れを観客たちに内部観測させるようにイメージ化するといえば、まず宮沢賢治『銀河鉄道の夜』があり、そ>>続きを読む
アニメーションは超楽しいのに、なぜか眠くなる作品だった。
1)序盤に見せる光速の走りに、息ができなくなるほど笑った。
2)強制的に想起させられたのはやはりリチャード・ドナー『スーパーマン』(ディレクターズカット版)だった。その有名なラストで、スーパーマンが>>続きを読む
別にハエがいなくても十分おもしろい映画になってるのがおもしろい
SHIBUYA TSUTAYAにも置いていなかったロドリゴ・アラガオンのこれをU-NEXTさん配信してくださりありがとうございます、というのと、終始一貫する不潔さとラストの酷さに大満足。