Narumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

2.8

冷静に考えて
うさぎが友達の豚さんとペットの犬を連れて動物を観に行ったり、
熊の受付に「犬は動物園に入れられないんだよ〜」って言われてるのすごいな…
と思ってしまうなどした。

ちゃちなCGみたいな単
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

2.0

日本のホラーは、とりわけ弱い立場のものが悪いものに憑かれ、祟られ、不幸に死んでいきましたとさ、という感じで、理不尽不幸ゴリ押しのものが多いのであまりときめけない。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.1

1作ずつが完結してなくて続き必須。
過去が原因で普通の恋愛が出来ないクリスチャンは相手を支配する愛し方しか知らない。契約書を相手に書かせ、SM、拘束、愛情を試すような背徳的でコアなプレイばかりする。そ
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ルームメイト(1992年製作の映画)

3.9

ブリジットフォンダのボーイッシュ×フォーマルのファッションが最高…!!

メンヘラサイコパスのお話。
恋人のサムと別れたばかりのアリーは新しいルームメイトを募集するが…
やってきたヘディはアリーに依存
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.0

パリの魚市場に産み捨てられた1人の赤ん坊、ジャン=バティスト・グルヌイユ。
母の愛すら得られなかった少年は、縋るように生きた女性の体臭に魅せられ、その香りを永遠に保存できないかを追求し始める。

彼の
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パタリロ! スターダスト計画(1983年製作の映画)

4.5

いやー好き。
セル画ってなんでこんなに魅力的なんだろう。
とにかくマライヒが好きすぎる。

原作の魔夜峰央さんの絵柄がトランプ装飾のようなテイストで、アニメ版もそれを踏襲して作ってくれてる。
陰影より
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.9

過去や未来の映像を断片的に見ることの出来る超能力者ジョン。
捜査に行き詰まり、彼の助けを求めてFBI特別捜査官のジョーとその相棒が家を訪ねてくるが、その連続殺人事件から見えてきたものは…

とにかく断
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エスター(2009年製作の映画)

4.3

2度目です。全部見終わったあとのエンディングのセンスが最高〜!
養子として一家に招かれた少女が、周りを脅迫したり自分の身の回りを固めながら一家をじっくり崩壊させようとする内容になってます。

映画のオ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

とにかくハラハラドキドキを求めて観るなら、最近作られた映画の方がオススメ。
今と昔では演出ノリの違いもあって、シャイニングの演出だとシュールに見えるところもあり。

そうではなくて、文学的なホラー(?
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

4.6

好きすぎる。別の映画を観るつもりで、間違って観たのが出会いです。
そしたらオープニングで夢中になってしまった。

ヴェールで顔を隠した少女が十字架を持ちながら立っていて、そこに霞がかるような緩やかな音
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ミス・メドウズ(2014年製作の映画)

4.6

何ー!?!?!好きー!!!!!
ワンピースに白手袋。動物に語り掛け読書にタップダンスに可愛い全部乗せ丼。
そんなミスメドウズは母譲りのこだわり基質で気難しい女性。マナーは忘れずに、常に可愛く。ガーデニ
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A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

5.0

作画も神、
話も神、
空気感も好きだし
選曲もセンスがいい…

両親を殺した仇に育てられ、優秀な殺し屋となった主人公の砂羽。
掴みどころのない彼女が同じ境遇に置かれる殺し屋の青年と惹かれ合う。

砂羽
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

社会の偏見に晒されて生きてきたゲイのルディと
ネグレクトされているダウン症の子供マルコ。
愛情を貰えなかったもの同士が惹かれ合う物語。

社会は、2人がゲイであるということをつつくばかりで、2人がマル
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

4.0

映画を見ながら、ゲームをプレイしてる感覚。

元々ゲームも好きなので、結構好きフィルターがかかっていると思うがクリーチャーのデザインがひたすらグロくて良い。
映画化は劣化することが多いけど、内容も普通
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.1

部屋の電気を消す時、暗闇に何かがいる気がしてそれに追いつかれないように毎回全力で布団まで走っていたのを思い出す。

人と区別出来ない何者かから追われる「it Follows」や呼吸さえ聞き分けるおじい
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ハウンター(2013年製作の映画)

2.0

うーーーーーん。
設定盛モリ過ぎて理解が追いつかない作品。

低予算だと同じ場所や同じ俳優を使いやすいループものが作りやすいんだろうけど、
同じ監督ならキューブの方がストレートにSFバイオレンスホラー
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フェノミナ(1985年製作の映画)

4.7

とにかく美しいジェニファーコネリーを見て欲しい。それだけでも観る意味のある映画。

虫に愛される優しくて美しい女の子。
周りの人からはなかなか理解して貰えないが、彼女が絶対絶命のピンチになると虫が助け
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死霊館(2013年製作の映画)

3.8

実話を元に作られたホラー映画。

インシディアスと同様音で驚かせてくる演出で、登場する亡霊の姿はマジマジ見ると普通に人間の顔だ!と感じる。

不穏な感じのカメラワークや、怪奇現象の起こり方が今回は魅力
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

2.5

ホラー映画の亡霊やクリーチャーというのは、人間に襲いかかる漠然とした死の恐怖のメタファーのようなものだと思うが、この作品では亡霊などは登場せず必然性のある運命が襲ってくる。
異形や恐ろしい何かを描くこ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.6

なるほど上手い低予算作品。

巧妙に罠を仕掛けてくるキューブを避け、唯一罠のないキューブを探り当てて進んでいくサバイバルホラー。
ホラー…というかバイオレンス?グロ?

なかなかに刺激的で面白かった
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

4.0

人里離れた寄宿学校で暮らす7人の女性たち。
ある日、敷地内で足を怪我した敵兵を見つけ、匿って手当をするが…
そのうち、物腰柔らかいその敵兵に女子たちは皆惹かれていき欲望をさらけ出すように…

人(女…
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

アスペルガー症候群を抱えた11歳の少年、オスカーは、アメリカ同時多発テロ事件により、最愛の父を失ってしまう。
オスカーは、父の服を触りに入ったクローゼットで、青い花瓶の中からとある鍵を見つけ、それが何
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

2.9

うーん、好みじゃないな〜👶

下品なものにとりわけ魅力を感じない趣味だからかあまり映像美も感じられず…

あとは、アレックスの食事が汚い上に尺長いのなんの…
食事シーンは死活問題だから綺麗じゃないと長
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

5.0

恐ろしく悲しい物語だ。
七匹の子山羊を「もし、腹の中で消化が始まっていたら?」という想定で描く。

腹の中で消化され長男は死に、辛うじて無事の兄弟も消化で見た目が変わり果てていた。
その姿を見ないよう
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.8

この作品では食欲は性欲のメタファーとしても描かれ、鼻血まで垂らしながら好きな人の肉の味を夢想する主人公はまるで獣。
恋とは愛とは時として人を乱暴なものに変え、好き、愛しい、だからこそ美味しそうに見えて
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テルマ(2017年製作の映画)

3.9

大学生のテルマの元には、父親から毎晩電話がかかってくる。
抑圧的に育てられたテルマは、キャンパスで出会った都会育ちのアンニャと出会ったことがきっかけで奔放に遊ぶようになり、性に、欲望に、そして隠された
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.7

インシディアス1の続き。
1はとことんホラー要素が多くワクワクする感じが強いけど、2は少しミステリー要素が入っていてそこがまた面白い。

ただ、昔のレトロなホラー映画のような基本的に音で驚かせてくる描
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

間違いなく最高の時間だった。
レトロな世界観で、街の外観も家の内装も色も美しい。ストーリーはドラマチックで、ハッピーエンドに終わっている。
おとぎ話を映画を見ているかのような感じ。
ただ、痛そうなグロ
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.7

友達に多分途中でオチがわかるよ、と言われて試しに見た。確かに話は結構読みやすい。
想像を裏切られたのは思った以上にノリ軽!そんで皮肉っぽい!意外とこういうの嫌いじゃない。

逆転すればなんでもいい訳じ
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.9

恐ろしいほどの映像美…
抽象画のような一瞬、シュルレアリスムのような一瞬、まるで絵画のような画面が続く。

ターセム・シンが多大なる制作費と期間を注いで世界各国の遺産に実際に足を運びながら撮影したとい
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.0

その当時ならではの画質の荒い映像とハリボテ感が愛しい。

1000何百年後の地球に降り立ったはずが、全く見覚えのない星に着陸してしまった人類。
そこは、猿が支配し人間が下等とされる星だった。
絶望的な
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.4

謎だらけのまま始まり、見る側を混乱させる。
しかしその謎の一つ一つが最後にきちんと繋がって終わる。
とても丁寧に作られた映画。
序盤のなんで?なんで?な展開でもついていける時に見るのがおすすめ。

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アス(2019年製作の映画)

3.6

曲選のセンスがピカイチ。
そして普通ならクライマックスの辺りでもまだ物語は中盤。
この話は展開がコロコロ変わり、そして先を読ませないところもよい。オチが予想の右斜め上に着地した。

アデレードは、家族
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SAYURI(2005年製作の映画)

4.4

「芸者」を描くハリウッド映画。
世界恐慌によって花街に売られた9歳の少女が、一人前の芸者になるため指導を受ける。
主人公の成長と共に時は第二次世界大戦が迫っており、社会の変化が主人公の元にも…

フィ
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