ゴリアテの憂鬱さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

ゴリアテの憂鬱

ゴリアテの憂鬱

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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

4.0

全編手話のみ。字幕も音楽も一切なし! 

トライヴとは「部族」の意。

主人公が転校した聾唖学校は、強盗や売春で荒れ果てていました。
そんな半グレ達のヒエラルキーの中で自身も悪者になることで信頼を勝ち
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弁護人(2013年製作の映画)

4.0

韓国映画をもっと観たくなるほど素晴らしい作品でした。

この映画に出てくる卵と壁の例えは、村上春樹さんのエルサレム賞受賞時のスピーチを思い出しました。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.6

刑事界のジャッキー・ロビンソンことロン・ストールワースの実話を基にした映画。

差別はイカンぜよ。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

お互いに自立している夫婦とまだ小さな子供。

女性も活躍するようになった現代社会において、同じような家族構成の夫婦で離婚を考えたことのある人は少なくないのではないでしょうか?

小さい子供のいるすれ違
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

2.8

声帯手術後で声が出せないティルダ・スウィントンの演技と、美しいシチリアの映像が素晴らしかったです。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

渇いた心にじんわりと広がる心地良さ。

素晴らしいセンスをお持ちの監督だと思います。

複製された男(2013年製作の映画)

2.8

いろいろと意味の隠された映画だというのを観た後に知りましたが、急に得体の知れない生物がストーリーの進行とは関係なく急に出てくるのは、監督的にとても大切な意味があったとしても個人的にはあまり好きではあり>>続きを読む

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.6

一人の男によるリアルな復讐劇。

90分とコンパクトな中にも、じっくり時間をかけたカットも多くあって、そこが主人公のキャラともマッチしています。

さして強くもなく、要領も良い方でもない主人公がとても
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

1980年代の韓国で実際にあった光州事件を題材にした社会派映画。

やんやかんやと言われている韓国ですが、過去の過ちを認めることができている点は日本よりも遥かにマシ。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.2

音楽はアイスランドの作曲家ヨハン・ヨハンソンが担当。

ストーリー重視で、あらゆるサスペンス映画を観てる方でも展開が推測しづらく楽しめる良作だと思います。

FAKE(2016年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーとしても、ギャグ映画としても最高。

あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

4.5

ライナー ・ヴェルナー・ファスビンダーによって73年にドイツで作られた素晴らしいSF傑作。

後の更に有名なSF傑作と呼ばれているような作品も、この映画から大きな影響を受けてるでしょう。

仮想世界理
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.4

高機能自閉症を患った会計士兼殺し屋の話。

レオナルド・ダヴィンチやトーマス・エジソン、アインシュタインなどの天才も発達障害を抱えていたとされています。

日本は海外に比べてそういった障害を持った人達
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.0

主演女優の実体験に基づいた映画。
ニューヨークに棲む闇…

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.0

幼少期の複雑な家庭環境による少女の感情の葛藤がリアルに描かれています。

繰り返される所業は無情。

DOWNTOWN 81(2000年製作の映画)

2.8

バスキアというより、ノーウェーヴがアンダーグラウンドシーンを席巻してた当時のニューヨークの空気が感じられて良かった。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

邦画はほとんど観ないが、この監督の撮る作品なら次も観たいと思いました。

素晴らしい映画監督だと思います。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

PTA流ラブコメは、やっぱりクセが強かった。

どこかモノクロ時代の古き良きロマンス映画のようなロマンティックさが漂っていました。

松本人志さんはこの映画を酷評したらしいですが、彼のお笑いの感性は当
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

2.2

確かに映像は美しいが魅せにきてる感が強く感じてしまいました。
個人的にはカラックスのような映像美の方が断然好きです。

この映画に出てくるような登場は、人生の勝ち組と言って相応しい人達ばかりなのでしょ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

2.5

カラフルな画はキレイですが、非道徳なことを平気でする主人公や子供たちにはなかなか共感できませんでした。
しかし、それがアメリカの今の社会が持っている現実の一部なんでしょう。

観てる側に、時に嫌悪感を
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.1

イーサン・ホークはデビューの頃から好きな役者で、「ガタカ」は特に好きな作品の一つでしたが、さらに素晴らしい役者になっていました。

映画は簡素なカット割がストーリーや歌声を引き立たせていました。

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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

何げない日常を美しく照らす、ある一週間の物語。

円熟味を増したジム・ジャームッシュは、こんな素朴な作品をかくも美しく描けるのか…

BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

4.0

ハビエル・バルデムの演技がとても素晴らしい。

厳しく残り僅かと宣告された人生でも、最後まで子供達や自分がいないと困る人達の為に、できることを不器用ながらも必死でやり続ける姿は、観ていてとても重たくも
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.5

ワンシチュエーション系は好きだし、この映画も面白そうだったので行けそうなら映画館で観に行こうと思ってましたが機会を逃してレンタル解禁と共に観ました。

感想は、映画館で観るほどではなかった。

まず、
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

ノーランにはやはり未来を描いて欲しいが、この映画の映像と音はIMAXで体験してみたかった。

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

宇宙の果てと生命の神秘、それらは美しくも禍々しい。

齢70歳越えのフランスを代表する女性映画監督クレール・ドニによるSFスリラー作品。

序盤から重力を度外視した描写があるなど、サイエンスの最先端で
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.4

第二次世界大戦時、アメリカの沖縄上陸作戦に従事したある衛生兵の実話をもとにした話。

良心的兵役拒否という制度が当時のアメリカにはあったらしい。
主人公は武器を持つことを拒否しつつも、みんなを助けたい
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.9

知的障害を抱える弟と、弟想いの兄の話。と書くと、優しいお兄ちゃんとなりますが、主人公である兄は弟想いであること以外はクズ人間。

弟に手伝わせた銀行強盗は半ば失敗に終わり、弟だけ逮捕される。

それを
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

6つの物語で構成されている映画。

どれもコーエン兄弟らしい味の出し方で面白い。

この映画を観たタイミングのすぐ後にタランティーノの新作〝ワンス・アポン・アタイム・イン・ハリウッド〟を観たもんだから
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.7

本編は僅か30分足らず。

モノクロ写真の静止画と共に語られるSF作品という独創的な発想だけでも観る価値がある。

ストーリーも面白い。こんなアナログな作りのSFの世界観も素晴らしい。

静止画の写真
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

これぞタランティーノ映画と言わしめる作品でした。

この映画を観る前には、シャロン・テート殺害事件のことを調べておいた方が絶対に良いです。

ディカプリオ、ブラピの両雄の役どころもとても良い。
悪趣味
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.6

当時のイギリスの政治家や国民の愛国心の強さがよくわかります。

イギリス国民の声を聞き入れるチャーチルの行動は政治家とはこうあるべきと思わせるものでした。

日本の政治家も私腹を肥やす為に行動するので
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