きさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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カウリスマキがいかにファスビンダーに影響を受けてるのか確かめれた!ポーランド移民とモロッコからの労働者、ナチスによる失敗から学んだはずの排外主義がいかに根深いか(それはもう思想とかの話ではなく人間の性>>続きを読む

タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

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ライティングがすばらしいしセットがたのしい。マスメディアの衰退。だれも真実でなく、わかりやすい物語を欲している 金のために個人の人生をふいにできてしまう権力性をぶっ壊すドリアン・グレイはヒーローだね。>>続きを読む

蟻の王(2022年製作の映画)

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新聞記者エンニオの存在が「いつでもここにいる」ひとびとのことを象徴する存在になっていてすばらしかったのでは

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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リバイバル上映を控えて、再見。やさしい、やさしすぎるよ🥲と涙。疎外されながらもまっすぐにナードであっていいということを肯定する存在でもあるブシェミに救われたし、今回もシーモア😭となった

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

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坂本龍一は、あるく人だったんだね 深淵なる「async」の秘密

さかなのこ(2022年製作の映画)

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受験がんばる狂犬、学年5位になって泣くとこめちゃくちゃだいすきすぎてわらった 好きはまわりに派生するしそんなつもりなくてもまわりに手を差し伸べてる みんなでけんかするとこ大好きだった

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

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パク・ジミンに夢中になる!大胆不敵、不遜でもある。わからないことばかり、説明しないし説明できないことはそのままにしておこうね

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

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フランソワシビル、おわらい担当でたのしい発見だね

私がやりました(2023年製作の映画)

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セクシャリティやジェンダーの問題をオゾンがスクリューボールコメディ風に軽妙洒脱にやってのけるのほんとうにたのしいね イザベル・ユペールが最高に魔女魔女しくてだいすきじゃんとおもうなどし

猫と、とうさん(2022年製作の映画)

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🐈猫がかわいいのはもちろん、男性が内面化するあやまったマスキュリニティから脱出するはなしでもあり、社会のおける動物福祉のはなしでもあり、猫はだいすきだけどそれ以上におもしろかった

ラブレス(1981年製作の映画)

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バイカーたちのバングルにやたらとカメラが寄ったり、仲間内での視線のやりとりなど、めちゃくちゃホモソーシャルなエロティシズムをみせられちゃったとおもうなどし

イノセンツ(2021年製作の映画)

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🌳退屈な夏休みの不穏感、すごいね。おとなが気づかないうちにこどもたちのあいだでサイキックバトルが勃発する。団地のなかにある湖、冒頭、対峙するふたりからラストは2対1になるの上手だった。自閉症でことばを>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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🏘️ たのしいしたくさんわらった。コストコで大量のセージを買う。継続購買でくそあまいバニラのキャンドルのキャンセルを忘れる。😂屋敷の幽霊たちが意外と味方だったこととか、元祖ホーンテッド・マンションの設>>続きを読む

アフター・ミー・トゥー(2021年製作の映画)

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🧸韓国、2018年からたかまる#METOO運動からの流れで起きたヨンファ高校の告発、30年以上克服できなかった性被害のトラウマ、活動を持続的にする方法の模索、そして性的なコミュニケーションにおけるグレ>>続きを読む

Midsummer Madness(英題)(2020年製作の映画)

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🍉気配だけがのこった夏、書き終わらない詩、しめきりまで残り一日。逡巡と、deleteボタンと、思考の停滞。実存の危機。みずから夏を終わらせる!実存を復活させる!

伯爵(2023年製作の映画)

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自国の歴史をファンタジーにする。チリ🇨🇱のプノチェト大統領はじつは吸血鬼だった!っていう。歴史上の人物をまだ死んでいない吸血鬼として物語を展開させるの大好きだった(ゴス!)ハイコンテクストなので、いろ>>続きを読む

おひとりさま族(2021年製作の映画)

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ひとりでいることを好むジナの生活を通してじわじわと孤独という肖像を浮かび上がらせていく 親との確執は解決しないし、入社したての部下の辞職を思いとどまらせるわけでもないし、ジナが次のステップにあがるわけ>>続きを読む

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

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ムンジウ重量グッて感じで疲れちゃった スリラー要素で、移民問題、医療崩壊、マチズモ、搾取されてきた小国の歴史などをどっと入れ込んでてすごいねとおもったけど、ラストの熊🐻がまだ飲み込めずにいる 

私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

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デプレシャンがひさしぶりの劇場公開?うれしいね☺️きょうだい喧嘩が壮大すぎて☺️となるしかなかったし、和解することってタイミングだったりする、というのも人生なのかも?

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

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持病持ちで2児の母でもあるアマチュア歴史家の主人公がリチャード3世の遺骨発見と名誉挽回に奮闘するサクセス・ストーリー。テンポが軽くてたのしい。その映画のスタイルともども格式ばった学者たち権威主義を一蹴>>続きを読む

気のいい女たち(1960年製作の映画)

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『気のいい女たち』(クロード・シャブロル)、ベルナデット・ラフォン様🙏とおもってみたら、ひたすらイヤな映画だった 「愛してる」のあと「つけ回すような男を好きになってはいけない」からの締め殺し!?シャブ>>続きを読む

サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

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レオーさま🙏がんばっておどせてみせるレオー、かなしい声、かなりさびしいひおりぼっち充満クリスマス映画でかなしかった ともだちと大晦日にはしゃごうとおもって置いといたお金、なのにともだちはめでたくないと>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

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🐺🏠
立体と平面をどんどんと超えてくる、交差する。立体が構築されては溶けて再構築するという目が休まることのない永遠の運動がこんなにも不気味かと思い知らされてしまいめまい。グロテスクなのに目が離せない。
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

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🩷💖家父長制を批判しつつ、現在のフェミニズムも批判的にみるという危ういバランスでヒヤヒヤしたかも。バービーランドでパワーを持ってるのは結局規範の中にいるストレートな子たちでweiredな子たちは周縁に>>続きを読む