ひでりんstarさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.8

主人公の境遇やラストの落とし所が自己犠牲へのアンチテーゼになっていて前作を逆から補完する脚本、流石に上手い。ゾンビを華麗に轢き飛ばすカーアクションも視覚的に派手で最高。

理大囲城(2020年製作の映画)

4.7

催涙弾がカメラを掠めカメラの前では人が叩かれる。大学を出れば逮捕というワンシチュエーション。ここで映される命懸けの攻防戦と心理戦には想像を優に超え身に迫る恐ろしさがある。

最初の54年間 ― 軍事占領の簡易マニュアル(2021年製作の映画)

4.2

軍事占領の理屈が明確に説明されているので歴史の流れが追いやすいし何故ここまで悪化するのかも非常に分かりやすい。異常な環境で徐々に暴力による支配が身近になっていくのは本当に恐怖。

orange 未来(2016年製作の映画)

3.6

翔の未来を後日談でしっかり描いたのは偉いが、須和が罪意識から過去を変えたことばかり強調され、翔個人をどう思っているのかほとんど描かれてない点は須和視点の物語としてやや心残り。

orange(2015年製作の映画)

3.4

原作の比じゃないレベルでイライラがヤバい。感動シーンの演出が甘いせいか、ストーリーのイラつく部分ばかりが目についてマジで発狂しそうになる。山崎賢人はめちゃめちゃ可愛いのだが…。

コマンドーシャーク 地獄の殺人サメ部隊(2018年製作の映画)

3.9

台詞回しが普通に面白くてちょっとムカつく。サメ男は顔が間抜けなせいで微妙な印象かもだが、悪役としてのキャラ造形はしっかりしてるし遠目から見たシルエットは意外と格好いい。

シャーク・プリズン 鮫地獄女囚大脱獄(2015年製作の映画)

4.5

かなり面白い。コレは脚本の勝利。サメに関係なくストーリーは序盤からテンポよく進むし、途中に挟まれる刑事達のすっとぼけた掛け合いも気持ちいいので最後まで楽しく観れる。

PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星(2016年製作の映画)

3.1

サメが出てくるシーンは結構勢いよく人が死んでて爽快なんだが、それ以外の喋ってるシーンはキャラの表情アップみたいな退屈な構図が多くて割としんどさを感じなくもない。

ディープブルー・ライジング(2016年製作の映画)

1.8

遊びのないサメ映画は本当につまらない。それっぽく見せてるだけで中身は何の意味もないクソみたいな台詞の連続、北極の基地が上下するだけのクソどうでもいい展開が続いてマジで退屈。

ディープ・ブルー3(2020年製作の映画)

4.0

話はつまらんけど終盤に目の前でサメがガチガチやってるシーンの迫力は並のサメ映画じゃなかなか得られないものがある。音楽や人工島のセットも完成度は高いしまあそこまで悪かないやろ。

ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

2.7

やってることは前作の焼き直しでしかないし、映像の予算感が見るからに安いのでただの量産型クソサメ映画と化してる。ホラー畑の監督らしく死に様が無駄にグロいのはまあ見所かもだが。

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

4.4

シュールに人が死んでくから面白い。一人腕食われたところから一気に事態が悪化していく件、あの辺のとにかく全部を無茶苦茶にしてやろうって心意気が最高だわ。何か爆発までしてるし。

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

4.0

与田ちゃんに裸足で踏まれるってフェチ的なシーンなのにそこまでエロく見えないのが何とも英勉らしい。矢本悠馬がチラッと出てたけどこいつたまに意味分かんないくらい面白い時あるよな。

ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

4.4

アンナ・ファリスの腋毛に萌える。不謹慎ギャグや政治風刺は相変わらず鋭いが、コントっぽい劇映画に徹してる分かなり観やすい。撮影監督がローレンス・シャーなのでルックも豪華だし。

トチカコッケ(2017年製作の映画)

4.6

画作りやべー。すげーノスタルジー。奥アマゾンから連れてこられた女の子って設定で東京の人をトチカコッケ呼ばわりしちゃうような脚本、相当性格悪くないと書けないだろうな。

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

4.4

前のよりも説教くさくて草。もう続編作るとか無理じゃねえの?ってハードルどころかコロナ禍のゲリラ撮影にスキャンダルの激撮とかいう更にデカいハードルすら超えちゃってんだから凄いわ。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

4.6

奥さん死んで喜んでるとこゲスすぎて好き。意図的にやってるボラットの言動はホント下品でバカバカしくて笑えるが、周りの反応がリアルに笑えなかったりしてその辺のバランス感覚は上手い。

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.9

画郭が超絶。見えないものへの恐怖が炙り出す人間心理の臨界点。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.7

冒頭や高校の場面での360度パンは不穏さが際立ってて良い。結局ハッキリとは見えてない時が一番怖いのよな。逆に“それ”がハッキリ見えるようになってからは絵面がマヌケすぎてダメ。

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.7

人影かと思ったら服だったりケース閉めて奥を確認しても何もいなかったりみたいな外しの演出が上手い。逆に外さず見せようとすると音がバカデカいだけで怖くないからイマイチ。

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

3.9

主人公は骨折してるとこ容赦なく襲われるし割とリー・ワネル鬼畜な脚本書くよな。何気に光の演出が良い。ただ暗かったり明るかったりじゃなく闇に潜んでるって感じの撮り方。

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.3

終盤が意外で面白いが、コレもうホラーじゃないよね。ジェームズ・ワンにしてはカメラワークが安っぽくてそこが微妙。POVはスベってるし会話シーンの単調な切り返しは正直うんざりする。

インシディアス(2010年製作の映画)

3.9

カメラの動かし方が本当にいやらしい。次パンしたら絶対に何か映るだろ…っていう。幽霊や悪魔の造形はかなりクラシックな感じでそこまで嫌悪感もないから割とサッパリしてる印象。

黒猫は空中を見る(2017年製作の映画)

4.6

黒猫が空中を見ている。それだけでめちゃくちゃ怖い。

One Step(2018年製作の映画)

4.0

11分の短編なのに虚無感しかないが、まあこの題材ならコレが正解でしょ。宮藤さえが美しいし合成の演出も言うほど悪くない。台詞に妙な違和感あるのは脚本を翻訳したから?

BEYOND BLOOD(2018年製作の映画)

4.3

ファン向けで資料性も高いインタビュー集。低俗なジャンル映画界に高尚だからと持ち上げられ、高尚なフランス映画界に低俗だからと蔑まれるフレンチホラーの特異性がよく分かる…。

マーターズ(2015年製作の映画)

2.0

マジでポコチンみたいなリメイク。ゴア描写が全然足りてないとか以前に映画としてもうダメだろコレ。カット割からしてモタつきすぎ。前半の襲撃シーンとか見せ方が淡白すぎて呆れる。

マーターズ(2007年製作の映画)

5.0

パスカル・ロジェがフランスのホラー映画監督で圧倒的にズバ抜けているのは脚本の完成度がガチのマジで素晴らしいということに尽きる。常に人を裏切り続ける鮮烈なストーリーとゴア描写。

フロンティア(2007年製作の映画)

4.3

フレンチホラーらしいゴアゴアバイオレンス‼️前置きでしかなかった暴動の件がラストで効いてくるのも良い。極右が台頭する世の中、狂っているのはネオナチ一家だけではないのだ…。

えーん(2018年製作の映画)

4.8

映像のスピード感、線の豊かさ、色の的確さ、全てにおいて素晴らしい。たった1分間のアニメーションでめちゃめちゃ人生を感じるし泣きたくなる。

マニアック(2012年製作の映画)

4.6

街の映し方が無駄に綺麗。序盤は主観の映像がやや単調にも見えたが、ちゃんと終盤に見せ場を用意してあるから偉い。ラストシーンのインパクトはオリジナル版に匹敵する出来。

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.7

卵で観客をイラつかせるのが上手すぎだろ。途中まで胸糞だけど意味が分かると面白い話。

東京パラリンピック 愛と栄光の祭典(1965年製作の映画)

2.8

意義深い作品だし伝えたいことはよく分かるのだが、残念ながら面白くはない。当時の規模感からして仕方ないとは言え競技シーンが短すぎ、作品全体に抑揚がないのはかなり致命的だ。

東京オリンピック(1965年製作の映画)

4.3

ワンショットワンショットにとんでもない力強さがある。ワイドスクリーンがパツパツになるまでのドアップ構図で圧迫感が半端じゃない。あと閉会式が多幸感に溢れてて泣きそうになる。

かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

4.7

EDのキレキレダンスと福原遥すぎる福原遥が100億点かましてるからマジ卍。中身もパロ小ネタの洪水すぎて頭ぶっ飛ぶわ。Adoの挿入歌がみゆはんとみきとPなの意味分かんなくてビビる。