前作を超える暗い闇、より研ぎ澄まされた静寂の中、更なる殺しが加速する……名作スラッシャーホラー衝撃の第2章に相応しき傑作。
シチュエーション系っぽい感じなので緊迫感があって良い。テカった造形もキショくて最高。バスの中で睨みつけられるシーンはマジでおしっこチビりそうになるくらい怖い。
暴力が減って下品方面にシフトしてるのがやや残念。ただやっぱりデリヘルの前で罵り合ってるシーンは好きだし、前2作より評価は落ちるもののそれなりにクレイジーな内容ではある。
ラストの有吉の演技がマジモンのキ●ガイすぎて最高。執拗にマッコイを殺そうとする展開が既に荒唐無稽だし、かなり茶番に開き直ってる分、コントとしての面白さには磨きがかかってる。
クッソ笑えるし嘘くさいけど有吉の演技が妙にリアルなとこを突いてる。哀川翔の下りなんかはまだ手探りっぽさが見えるが、終盤の罵り合いが始まるともう普通に暴力映画として完成度高い。
序盤のノリはかなりつまらないのに後半で一気に面白くなる。佐倉萌は他キャストに比べて流石の存在感、そして意外にも広瀬うみが最高。めちゃめちゃ良い表情するんだよな広瀬うみ。
怪獣プロレスと陰謀論ファンタジーを掛け合わせた感動巨編。トンチキな脚本を強引に成立させるゴジラとコングの演技力が凄まじすぎた。ラストはちゃんと泣ける映画になってて感心する。
アクションも良いし、話の展開も韓国ノワールを思わせるスタイルで前作より芯が通っててエモい。平手友梨奈の撮り方とか堤真一のゲス悪役っぷりとか求めてたのがそのまま出てきた感じ。
スーツ着て就職しましたって、あの瞬間全てが終わった気がして辛い。フィクションパートとか身も蓋もないことを言えば監督の自己満足だしそれを正当に評価するのは難しくある。
数あるオナニー映画の中でもコレはもう本当に最初から最後までただのオナニーでしかなくて最高だった。エリザベス宮地マジで才能の塊すぎ。
あまりにも無情で…。ムロパナコが哀れで…。それもあってエンディングの「どうやらゾンビのおでまし」は無駄に美しく見えた。2期BiSの死と3期BiSの新生の対比がいかにもWACK的。
壮絶すぎた…。アイドルが自らデスソースを懇願してバタバタ倒れる様に絶句。スクワットで立てなくなるところはめちゃめちゃ心が抉られる。
Mステの「プロミスザスター」で泣いてる清掃員→横アリ決定!の流れが最高で、だからこそ満を辞して最後に横アリで「プロミスザスター」が披露される時の感動と言ったらもうヤバい。
前作以上にアイドル映画とキャノンボールとしての面白さを両立させたバランスの良さ。何より相変わらずのバカバカしさスレスレにある監督のプロ意識とその到達点に胸が熱くなる。
アイドル映画としても映画制作ドキュメンタリーとしてめちゃめちゃ面白かった。アイドルに密着する上での監督の気付きや葛藤がダイレクトに投影されてるから余計にダサくてエモい。
曲の取り合いという作られた茶番の中で右往左往してる姿は正直滑稽なのに、そこに向き合ってるアイドルはみんな真剣そのもの、だから映画としてギリギリ成り立っちゃってるっていう。
壮絶映画。ディレクターズカット版ラストの追加シーンは正直まあそこまで重要な話でもないけど本編の違和感をフォローする内容ではあったので個人的にはアリ。
壮絶映画。ドキュメンタリーはたまにこういうヤバい瞬間が観られるから止められない。
面白すぎる。『テレキャノ』の流れを汲む正当続編であり、WACKオーディション合宿ドキュメンタリー1作目であり、『SiS消滅の詩』への壮大な前フリでもある超重要作。真剣に観るべき。
前半長すぎて纏まりに欠けるがライブ始まってからの盛り上がりでどうでもよくなる。モッシュピットを真上から撮るシーンがハイライト。その場の熱量がビシビシ伝わってきて激エモい。
「Blood on the mosh pit」をバックに流しながらいろんな感情がライブに集約されていくラストシーンがめちゃくちゃ美しすぎて好きすぎる。本編より好き。
ライブの熱量凄すぎてSEX全然気にならないんだけどそれが企画として成功なのかはちょっとよく分からない。「わたるちゃん」の歌詞に喘ぎ声ハモるとこと隣で楽器吹くとこは最高だった。
BiSは凄いし『テレキャノ』は最低という当たり前のことを認識して終わる。レースとしての着地点を見失っていき到達するあのラストはアイドル映画としてあり得ないほど猛烈にエモい。
爆笑と衝撃と嗚咽のせいか観ているだけで疲労困憊。10時間を2時間に纏めただけあって相当の密度。全てのSEXシーンと○○シーンにAV監督や素人女性それぞれの人生が詰まってる。
私的ドキュメンタリーの傑作。後半ずっとキツい。だんだん不穏な空気が形になっていて遂に対面してしまうあの瞬間がもう辛すぎて観ていられない。ラストはこっちまで泣けてくる。
とにかく画が美しい。藤谷文子の作品であり岩井俊二の作品でありそれと同時に紛れもなく庵野秀明の作品である。それらが全て重なり合った文脈の暴力。
あー!!最高!!庵野秀明(新人)の才能ここに極まれり…。90年代のリアルでカオスな痛々しさと実験的カメラアングルが爆発した超傑作。
プロローグに30分もかける辺り力の入れどころを分かってるなって感じだが、この一章だけじゃエモーショナルな展開もまだまだだし何となく物足りないみたいな印象も拭えなくはある。
アクションシーンで作画ゴリゴリ動かして見せ場作っとけば余韻も情緒もいらないって潔さもここまでくれば最高。ストーリー追うだけならこのくらいのサクサク感でも別に問題はないし。
前作よりも普通に面白い。散々政府の悪どさと間抜け面を描いて煽った期待をようやく回収する最高のクリフハンガー。あとジョアンナ役のジェナ・マローンが個人的に好きすぎる。
バトロワ系映画の佳作。前置きに1時間もかけてる割に描写不足も目立つが、映画としてつまらないワケではないのでまあ問題はない。アクションはもうちょい頑張れた気がする。
そこまで緊張感あるとも思わんがフィリップ・ナオンはとにかくサイコー‼️終盤の見た目がほぼ化け物なんでそこだけ見るとホラースリラーというよりもモンスター映画の風格がある。
話は単純だが特撮は神。メデューサ戦は特に背景とメデューサとペルセウスが同時に映っていても一切画面に違和感のない巧みな画作り、緊張感を煽るカメラワークの的確さが素晴らしい。
男の尻が映り続けるエンドクレジットで爆笑した。エッチな妄想に塗れたしょうもない映画と思いきや中身は意外に誠実。切なくてやりきれないんだけど妙に爽やかな後味なのは良いね。