ひでりんstarさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

くノ一阿紀(2017年製作の映画)

4.7

監督が坂口拓ってこと以上に脚本が園子温ってことがヤバい。短編で埋もれさせるには勿体ない傑作。序盤から園子温らしい早口長台詞で女とかマリア様とか言ってるし普通に超絶最高なんだわ。

後ろむきの青(2014年製作の映画)

3.3

冨手麻妙がキュン❤️てした時の表情可愛いな😍。相手がウザったいホームレスのおっさんだったりウザったいエセ関西人だったりなのは残念だけど…😓。

人狼ゲーム デスゲームの運営人(2020年製作の映画)

4.5

運営視点で役職全部分かっててもまだこういう話を展開させる余地があるとは流石に脚本が上手いわ。人狼が本性出してからの盛り上げ方が神。あの二人は悪役としてなかなかキャラが立ってる。

マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.6

悪くはないがセットや予算感のせいか全体的に地味な印象あるし洗脳や暴力や監視は典型的なカルトのやり口って感じで嫌らしいけど予想を裏切る展開もそこまでない。ラストは割と好き。

SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

2.6

3本目の鬼がクソ気色悪くて最高なとこ以外はあまり褒められる部分がない。短編であるが故にキャラの掘り下げが甘くどれも決め手に欠ける。

MEMORIES(1995年製作の映画)

4.5

①SFホラーとしては十分面白いがちょっと印象薄め。他2本に比べると長く感じる。②ブラックコメディ。普通にめっさ面白い。③尋常じゃない。観てて気が遠くなる。

スチームボーイ STEAMBOY(2003年製作の映画)

4.4

まさに究極の美そのものですよ。スチームパンクはロマンの塊。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

サイバーパンク系の走りとしてかなり先進的なテーマを拾いつつ、本質は金田と鉄雄のアツい青春モノでシンプルに超楽しいのがまあやっぱりクソ面白い。

エロ怖い怪談 第四之怪 呪幻(2010年製作の映画)

4.2

衝撃的なシーン→夢オチの流ればっかりなんだけど実際それだけ衝撃的な見せ場を用意できてるから普通に観れる。場面の繋ぎ考えずにエロとホラーをバンバン打てるのが強いわ。

エロ怖い怪談 第参之怪 廃墟遊戯(2010年製作の映画)

3.5

ゾンビのビジュアルが割とグロめ。たまにあるPOVカットが白眉。おっぱい丸出しで逃げる終盤より冒頭の着替え盗撮の方がエロい。ストーリーは特に意外性ないしハッキリ言ってつまらん。

あしがらさん(2002年製作の映画)

4.5

人が一人で生きていく限界、人との関わり合いの大切さを学べる。序盤はもう路上の臭いまで漂ってきそうな絵面が強烈。ドキュメンタリーとしての強度が凄い…。

ひいくんのあるく町(2017年製作の映画)

4.1

町の人達がとにかくあったけぇ…。しかし人は老いて町は変わっていくんだなぁということを思うと作品そのものの優しさとは別に言いようのない寂しさみたいなものもまた感じざるを得ない。

ルース・チェンジ(2005年製作の映画)

4.4

9.11陰謀論界隈では有名な映画。著作権フリーで拡散しやすく編集もめちゃめちゃ上手い。真偽はともかくコレだけの情報量をここまで綺麗に纏め上げる技術力には感心しかないわ。

9066 to 9/11(2004年製作の映画)

4.0

真珠湾攻撃と9.11の類似性に目を向けた作品。WW2での日系アメリカ人収容、9.11以降のイスラム系移民を取り巻く差別と偏見、確実に歴史は繰り返されているというやるせなさを感じる。

9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る(2012年製作の映画)

3.4

専門的な立場(?)からの検証。それっぽい爆破の証拠は出てくるけど、じゃあ何で飛行機突っ込んだ後に爆破したの?という疑問には答えてくれない。陰謀論の入口みたいなドキュメンタリー。

9/11 その時、司令本部で何がおきていたのか(2021年製作の映画)

4.4

9.11当時の混乱と恐怖、緊張感はコレを観ているだけでよく分かる。飛行機が突っ込みビルが崩壊する映像、それを専用機で唖然としながら見つめるブッシュ大統領という絵面は二重の衝撃。

グリーン・ランタン エメラルド・ナイト(2011年製作の映画)

4.8

原作はムーアにジェフジョンにトマシに…とかいうファン垂涎の超絶豪華ライター陣。制作に日本から4℃も関わっているだけあってクオリティも高いしハチャメチャに楽しい必見の一本。

バットマン ゴッサムナイト(2008年製作の映画)

4.4

1話目はそもそもの話が最高だし4℃の描くゴッサムが良い感じに世界観に奥行きを持たせてて超絶。後は個人的に6話目のデッドショットとのアクションの見せ方が大好き。

Genius Party Beyond(2008年製作の映画)

2.8

前回の方が良かったって言うか、何か今回はどれも印象薄い。強いて言うなら第5話なんだけど、コレも映像と雰囲気が良いだけで相変わらず話はちんぷんかんぷんだし眠くなるからなぁ…。

Genius Party ジーニアス・パーティ(2007年製作の映画)

3.9

第7話目が一番良かった。渡辺信一郎最高。第5話はやってる方向性自体は良いんだけど、20分は長いしセリフが無駄に眠気を誘うから困る。湯浅正明の第6話は思ったよりも平凡な感じ。

音響生命体ノイズマン(1997年製作の映画)

3.9

ストーリーとか内容をちゃんと理解する前に気付いたら終わってるくらいの勢い。背景の立体感と言うか奥行きが凄い。

RedAsh GEARWORLD(2017年製作の映画)

4.3

手書きっぽい質感を維持したCGで世界観もキャラクターも面白そうな感じ。同時に作られたゲームが頓挫したという経緯があり、このアニメもプロローグ部分だけで終わってるのが勿体ない。

UTOPA(2016年製作の映画)

3.0

空中都市のユートピアの方が観たかったのにさらっと冒頭で流されるのが残念。中身もかなりあさっりで特筆すべき点なし。

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

4.1

原作みたいないきなりの逮捕展開を避けたいのは分かるけど、それなりに前置きやった後にヌルッと捕まるから流石に笑う。林遣都はモノローグがクッソ早口なの好き。切羽詰まってる感出てる。

ハロウィン III(1982年製作の映画)

3.7

マイケル出てこないし世界観も違うんだけど何でコレが続編?中身はありきたりのサスペンスホラーでそこそこ面白いが…。虫が出てくるシーンはキモすぎるのでそこだけでも観る価値はある。

斬撃 -ZANGEKI-(2009年製作の映画)

3.6

ゾンビならガキでも容赦なく殺すセガール。音楽も相まって助けに登場した時の安心感が半端ない。映画としてはシチュエーションが病院だけってのがちょっとネック。日笠の吹替は良い。

弾突 DANTOTSU(2008年製作の映画)

3.5

ごちゃごちゃしてたりカメラワークの下手さはあるが、セガールのポテンシャルで上手く誤魔化せてはいる。一応ストーリーもちゃんとしてるし。ただ画面がちょっと地味かもしれない。

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.4

変に持ち上げたりせずその人柄を映そうとしてる感じ、しかも思ったよりフラットな映画。現在の活動と昔の回想を交互に流すやり方は大事な部分が繋がってない気がして少し消化不良。

ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

2.4

カメラを意識させようとしない撮り方に妙な作為性を感じてダメだった。劇映画みたいなドキュメンタリーを作ればいいってワケじゃないし、時間の経過が全く分からないのもタチが悪い。

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.8

動物の表情を的確に捉えたショットが多くて泣ける。自然と調和した先にある壮大な生命のサイクルに圧倒されるが、そんな中でも人間が全くちっぽけに描かれていないのは素晴らしい。

21世紀の資本(2017年製作の映画)

4.3

資本による格差、戦争、経済、未来。膨大なイメージ映像や映画からの引用は画としては美しいようでいて気付けばまんまと資本に対する嫌悪感を煽られているのがまさしく制作側の思う壺感。

スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

4.3

CG×実写×アニメでもノリはまんまカートゥーンのそれだから最高だった。しかしキャラがずっと暴れ回ってるからか異様に疲れる。ドン・チードルはルーニー・テューンズ以上にうるさいし…。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.3

中村佳穂と幾田りらとかいう逸材。この二人がいなかったらマジでこの映画は成り立ってなかった。まあ微妙な部分も多いが、カットの繋ぎ一つ一つのセンスに細田守の底力を見た気がする。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

4.3

マイキー吉沢亮とドラケン山田裕貴の時点で勝利が約束されてる映画。乱闘アクションは漫画やアニメじゃ見られないヤンキー映画の華なんでそこがしっかりしてる分かなり盛り上がるし楽しい。

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

5.0

究極の傑作。妄想現実入り乱れた映画の中の入れ子構造に時として憂鬱な芸術的感性で自由を渇望しポルノへ反逆しSEXの矛盾を暴き出すその暴力的なまでの下劣さが完璧なほどに美しすぎる。