えんびふらいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

えんびふらい

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.7

久しぶりに見たが、社会人になってからだと共感出来ないことがより顕著に。
特に鬼上司に対する向き合い方は時代だなぁと思う。
期待に応えるために血反吐を吐きながら這い蹲ることが最善策とは思わないため、映画
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.3

前3作を遥かに凌駕するアクションシーンの盛り上がりとクオリティ、圧巻だった。
ここまで振り切ってくれたら何の文句も出てこない。

本作のMVPは間違いなくドニー・イェンだと思う。シリーズを通じてタフさ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

公開前のSPドラマを見て、「あ、ドラマが好きというより久能整というキャラクターが好きなんだ」と気づいた自分にとっては魅力的な映画だった。
間違いなく身近にいたら面倒だけど、自分にない視点を持っていてド
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.6

かなり気味の悪い話だが、ウェス・アンダーソン節と中和されて程良い具合に収まっていたな

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.6

終わり方が突き抜けすぎていて、途中までの面白ポイントが何だったか忘れられる貴重な映画。
ただ結局、"何かしらの要因でイカれてしまった娘とその家族"で終わってしまうのが虚しい。

幸せ満開時期の浮かれた
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白鳥(2023年製作の映画)

3.8

ウェス・アンダーソンの画作り×この真っ直ぐなメッセージは勝ち。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

父が長年やっていたゲームタイトルが超大作映画になった事がなんだか感慨深い。

展開はThe・王道路線サクセスストーリーで正直特にこれといった驚きもなかった(万人受けしそうではある)。
ただ冒頭から開発
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

凄まじい映画だった。
日本が加害側の視点に立って描くというだけで意義があるが、それ以上の力があるように思えた。

中盤までの群像劇がボディーブローのように最後に効いてくる。集団心理と排他的思考の前には
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.6

自分が書きたい脚本、自分が描きたい画をとことん貫く映画もたまには良い。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

前作よりも潔くアクションに振り切っているのは素晴らしい判断だと思う。
特にオープニングの本から馬、バイクにかけてのアクションは見応えがある。

回を経るごとにジョン・ウィックの確殺精神が上がってきてる
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.8

ずっと感じている嫌なフラグを綺麗に回収し、「リバー」の意味がわかった時には鳥肌モノ。胸糞映画が好きなんだと再実感した。

特にあのオープニング。名前は最後まで書いていないからデイヴでは無い可能性は大い
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

前作は清々しいまでに単純明快な復讐劇だったが、本作はストーリーがあまりにも荒唐無稽すぎて正直ノレなかった(アクションメインというのは分かるんだけど、やはり限度というものがある)。

美術館での鏡部屋戦
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.2

フランス映画らしい「文化的な映画」でありながら、「隠れた情熱を持った映画」だった。思考を重ねるほどこれを実感する。

怒涛のバレエシーンから「ドラゴン・タトゥーの女」ばりにキマったオープニングシークエ
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

見事に全員、何かしらの要素で気持ち悪さがあってうんざりする。ただ自分が見られているものなんてほんの一部に過ぎないんだろうなとも思う。本作でのカメラはそのメタファーのような気もした。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

エイミーの素性が分かってからはうなぎ登りの面白さ。どんでん返しではない、状況が二転三転とする脚本が素晴らしい。

一枚上手だったエイミーの聡明さと恐ろしさに加え、それを飲み込むしかない世にも奇妙なハッ
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.4

面白くなりそうでならない展開がずっと続くからかなりもどかしい。シリアスに見せる演出をしておきながら、実際にやっているのはただの"すれ違いコント"であるため、どっちつかずの状態。

役者陣はあまりにも豪
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

同姓同名が同じクラスにずっといるという、現代で公開すれば批判しか出ないような設定を昇華させている。なんとも儚く美しい話だ。
こう思わせてくれるのは撮影の効果が大きい。あの雪原と図書室を見てしまったらも
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

サスペンス・ホラーといった枠組みに囚われない(ジャンルを超えた)面白さが確かにある!

エロイーズのキュートさに魅了されていたと思ったら、途中から登場人物全員に疑いの目を向けざるを得なくなる設定はゾク
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.2

岬が万引きをしたあとにするとある行為、脚本の妙にすっかり心を掴まれた。
城定さんの生々しさと、古本屋でのやり取りを初めとする今泉さんの安心感が絶妙。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.7

危うさとカリスマ性の絶妙なバランスが際立っていた。
あの如何にも胡散臭く暑苦しいスピーチが、ディカプリオの熱演によって妙な納得感を帯びることに唖然。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

とにかく前作から更にブラッシュアップされた各々のビジュアルが強すぎる。
もう正直これ以上の進化はないだろうと高を括っていたが、水彩画調から唐突のレゴ、実写まで全く違和感なく混ぜられるのは驚いた。
マル
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

大の大人たちが鍵を奪い奪い返されるだけなのに、展開もある程度お決まりのパターンなのに、三つ巴どころじゃないよく分からん構図なのに、どうしてこんなにもワクワクするのだろうか。これこそがトム・クルーズ、そ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

自分が世にも珍しい宮崎駿作品をあまり通ってきていない人種ということもあり、分かるようで分からない映画だった。
そもそも細かいロジックは分からせる気がないとも思う。

故にかなり観る人を選ぶ作品。ただ(
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.8

ひたすら苦しい映画だった。
何よりも信じてきたものを疑ってしまった時、目の前でこぼれ落ちていく命と天秤にかけた時、挙げ出したらキリがないが、単調なプロットの中でここまで心揺れ動かされるとは。

RRR(2022年製作の映画)

5.0

再鑑賞。

ハチャメチャなアクションと片時も目を離せない展開、心震わされる音楽と圧倒的熱量、どれもこれもやっぱりたまらない…!!
多幸感溢れるナートゥからの絶望的対立が個人的には好き。
ありとあらゆる
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愚行録(2017年製作の映画)

3.6

性悪説の塊かのような映画だった。
人間のカスの部分だけを切り取るのではなく、多面的に人物造形が出来上がっているのは凄い。ただカスの人数の多さに「上手い」というよりかは「口説いな」と感じてしまった。
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

オープニングシークエンスから心を掴まれ、そのまま駆け抜けた2時間だった。
良い意味でめちゃくちゃな映像表現とは対照的に、"自分が輝いて主人公になれる場所が必ず存在する"という真っ直ぐなメッセージが効い
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