マンソンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

マンソン

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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

4.0

始まってすぐに主役の姉妹が夢を掴むために走り出した鉄道に向かって大きな荷物を抱えながら走っていく。その姉妹に向かって手を差し伸べる車掌。その手をしっかりと掴み飛び乗るシーンでまず心を掴まれた。
いろい
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

トムハンクス演じるチャックは時は無情だ。時に背を向けるな。と部下たちに時間がいかに大切であるかということを熱弁しているシーンが冒頭の方である。
そして不慮の事故から無人島での生活を余儀なくされ、必死に
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不滅の恋/ベートーヴェン(1994年製作の映画)

3.8

音楽はその力によって、作曲家の心の奥に聴く者を引きずり込む。抵抗することはできない。催眠術と同じだ。この曲を書いた時の私の心が分かるか。男が愛する女のもとへ急いでいる。嵐の中、馬車が壊れ、車輪が泥には>>続きを読む

ジム・キャリーのエースにおまかせ/エース・ベンチュラ2(1995年製作の映画)

5.0

1よりも顔芸とアクションがアップグレードされ、野生のサイやライオンと共存しワニを素手で倒したあたりから物語は着地点を失っていく。エースがいればもうなんでも許される世界に部族も権力者も皆んな振り回されて>>続きを読む

エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

5.0

アドリブなのか演出なのかひたすら暴れ回るジムキャリーに周りのキャストが全員薄く映ってしまう
唯一彼と共闘できるのは彼の部屋にいる動物たち、ジムキャリーは人間というより新種の動物なのかと錯覚してしまう
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

前半と後半でまるで別の映画を観ているかのようにロンドンの街並みも演出も変わっていく
エロイーズと一緒に気が狂いそうになる瞬間が何度かあった

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.6

園子温監督にとっての戻りたいあの頃を、選ばれたキャストたち全員があのスクリーンの中で味わっていて、全員の溢れ出る熱量に釘付けにさせられた。
監督の生き写しとも言える小林監督を演じきっていた山岡竜弘さん
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

同じことを言っていても誰が言うかで受け取る印象はまるで違う
その発言者が例え富や権力を持っていたとしても信じるに値するかどうかは個人で判断しなきゃいけない
長いものに巻かれる今の世の中への警鐘で、コロ
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アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

4.5

犬が自由に走るなら
どうして僕たちにそれが出来ない

君の立場になれば君が正しい
僕の立場になれば僕が正しい

やらなきゃならないことをやるだけさ 
だから上手くいくんだよ

きっと世の中思ったよ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.4

心を優しくずっと掴まれているような不思議な感覚がずっと続いていた

全編通してセリフのはずなのにその場で生まれた言葉のような臨場感があった

きっかけを与えてくれるのは深い関係の人とは限らない

今ま
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.9

凡人と天才

この2つの違いをリアルにはっきりと描かれている

綺麗事ばかり言うやつは自分のことしか考えてないってことがよく分かる

誰のように生きたいか?
そう問われた気がした

栄光のル・マン(1971年製作の映画)

3.9

マックイーンがポルシェ911に乗り時速200マイルで駆け抜ける
劇中のル・マン24時間耐久レースに出演しているのは国際的に有名な本物のスターレーサー達
リアルなレースが体現されていた

クラッシュの直
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.8

怪我した足で歩く演技を映画でたくさん見てきたけどダスティンホフマンの歩き方が1番生々しくてリアルだった

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

地位や家庭もある良い大人たちが全力で馬鹿をやってる姿は最高
男はいくつになっても子供だ
ただ長く生きてる分、失うものは大きいわ笑

ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.2

決してハッピーエンドではないのに観終わった後に何故か救われた気持ちになった
物語の雰囲気に相反して光の入り方がとても綺麗だったのが印象的
ケントカズそれぞれの横顔での静かだけど激しい演技がずっと頭から
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.5

人間と人間が本気でぶつかっている
医者と患者が死ぬまで向き合い続けてる
やっぱり昔から女性はここぞって時に本当に強いなって思う

めちゃ泣いたし笑った

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.2

他人にも自分にも正直に生きるってめちゃくちゃ難しい
死ぬまで自分の中の天秤と戦い続けるのが人生なんだね
梅田正弘さんの演技がすごく良かった。狂気的な1面が垣間見える瞬間が優しい顔をされてるのに本当に恐
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空白(2021年製作の映画)

3.8

被害者なのに加害者になったり、加害者なのに被害者になったりする
誰かの為をと思ってかける言葉が時に人を追い込んだりもする
日常が何かのきっかけで全て壊れていく

いつ登場人物の誰かになってもおかしくな
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

3時間があっという間だった
淡々と進んでいく物語から目が離せなかった

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.2

映画がなきゃ出会えてない人がたくさんいて
映画館がなかったらきっと今ほど映画を好きじゃなかったかもしれない
いつの間にか映画が自分の人生に欠かせないものになっていたことに気付かされた

エスター(2009年製作の映画)

4.2

エスターの素性が分かっていくにつれて物語はゆっくりと歪んでいき誰も予測できない結末へと向かっていく
怖い映画は苦手だけど初めてもう1回観たくなった
パラサイトとシャイニングを同時に観たような感覚になっ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ロックは覚悟を持て 冷笑されると

兄貴が熱心に弟にロックについて教えてるシーンが愛に溢れていた

デモテープとブックだけ片手に一銭も持たずに海を渡る結末はトゥルーマンショーの最後と少し重なって本当に
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

シドニーの試験会場に向かう2人が1つのイヤホンを片耳ずつつけて聞いていたシーンがその後の試験での半分ずつ暗記の比喩的な意味が込められてる気がして強く印象に残った