マンソンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

マンソン

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流浪の月(2022年製作の映画)

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雨の中、濁流に飲み込まれそうになる
差し出された傘の下には心地の良い風と優しい光の音があった
固く結んだ手を引き裂かれて、希望を失っても記憶の中に微かに残る温もりを頼りにお互い生きてこれた

でも正直
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5

「それもまたよしや」とくるりの音がずっと耳に残ってる

パリ13区(2021年製作の映画)

4.2

自由だった、自由で良いんだ
欲望のままに心からの喜怒哀楽がパリ13区から溢れ出していた
心に浮かんだ誰かに迷いなく会いたいと送れる人生を東京23区でも味わいたい

青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

4.8

若くして決意した恋心
暗闇に打ち上がる花火
揺るがない友情
風に揺らぐ2本の木々
清々しいラスト
青春だ!

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.3

1946年公開
争いの時代を生き抜いた強さと哀愁が画面に映し出されていた
大事な人を失くした人が多かった当時、この映画から生きる希望をもらった人たちは少なくなかったと思う
想い出を胸に友と踏み出すラス
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

身近を否定しない
未来を悲観しない
理解できなくても対話をし続ける
ずっと誰かに寄り添える人でありたいと思った

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

信じられる腕があればどん底でも人生ひっくり返せる
小さな協力者とどこへでも駆けつける後輩の心強さ
多くの意味で青い鳥の力を再確認
キューバサンドイッチが食べたい

コンタクト(1997年製作の映画)

4.1

証拠はあるのか?それをやる意味は?コストは?いまの世の中は好奇心だけで何かをすることが許されない
それでも好きを貫き続けた者だけが真実に辿り着くことができる
広大な宇宙に同じ文明を持っ仲間がいたら、そ
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.0

たかが1週間、されど1週間
電車を乗り換える事に変わっていく関係性
8年という長い期間を思いやり、やり残すことがないようにやれることは全部やる
ラストのささやかな抵抗が友情の証だ
ジャックニコルソンの
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東京の女(1933年製作の映画)

3.8

サイレントでも伝わってくる気迫
この時代の女性の強さを感じた

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.1

おかしいと思ったことには立ち向かっていく純粋な強さを感じた
それは誰かを守る為だったり、プライドの為だったり、子供ながらに男らしい生き様があった

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.3

みんな何かしら背負って生きてる。人生やり直したい人で溢れてる。そんな中でも誰かの為に一生懸命なってたら幸運が舞い込んでくる
些細なことが不思議と奇跡的な出会いに導いてくれる
お金はないけどその日暮らし
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マジェスティック(2001年製作の映画)

5.0

自由の国の筈なのに自由が許されない何かがある
ハリウッド•ブラックリスト
こんな事実があったことを知れたきっかけになった
その場をやり過ごす生き方じゃ何も変わらない
どんなに不利な状況で周りの全員を敵
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天国と地獄(1963年製作の映画)

5.0

初めて観た
映画館で観れて本当に良かった
昔の人の力に圧倒された
まだ少し体から震えてる
言葉が出ない
全てが完璧だった

パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

現実は生きづらい
なら夢に逃げちまお
夢から醒めなければ良いのにってきっと誰しも経験したことある
だからこの世には物語がある、映画があるんじゃないか
疲れた時は大人1枚
それで明日も現実を乗り切ろう

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.1

1年後にふらっと思い出す
旅のきっかけなんてそんなもの
友がいるだけでギャンブルのハードルが低くなる、そしてあぶく銭って絶対すぐなくなる
それを蔑む女子の冷たい対応を何度見てきたことか笑
共感の多い9
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

どんなにシャワーをかけようが一晩中雨が降ろうが流れることはない
ずっと心に居座ってる、あの沼地のように目には見えなくとも溜まって淀み続けてる

失われた週末(1945年製作の映画)

5.0

何でそこまで優しい手を差し伸べられるんだろう
相手は答えを出してるのに、己の弱さに打ち勝てる言葉をかけてあげられるんだろう
想いの強さと這い上がる勇気に家の中でスタンディングオベーションしてしまった
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東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)

3.8

箪笥と財布がすっからかんでも
笑われたって良いじゃないか
熊も気にせずひたむきに
吉報くるまで歯くいしばれ〜!!

駅馬車(1939年製作の映画)

4.0

その日乗り合わせたそれぞれの想いを背負い駅馬車が荒野を駆ける
次第に狭い空間の中でそれぞれの本質が見えてきて他人だった関係が徐々に変わり始める
人の関係は長さじゃないって改めて思う
ダイナミックなアク
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淑女と髭(1931年製作の映画)

4.6

些細なけじめで生き方なんて簡単に変えられる
背中で語るラストはいつも清々しい
確信を持って生きる!!そんな決意を胸に歩き出してもきっとまた心に迷いが生じることだってある
そんな余韻を残すリンカーンの一
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.8

激動の時代に1人の女性が立ち向かう
自分の立場や行いは正しいのか、迷いを持ちながらも目の前の惨状から逃げずに強く生きていく
ラストシーンの屋上での願いが今をロシアで生きる人たちが1番感じていることなの
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

凄惨な事件の引き金になるのは当事者だけじゃなくてその周りにいた人たちも大きく関わっていることが多い
純粋過ぎるニトラムにとって社会の当たり前が残酷過ぎる
少しずつゆっくりと変わっていく彼の目つきが正し
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

前半はアクセル全開
自分自身と戦い続ける姿に観てるこっちも体に力が入りっぱなし、、
最後は胸の中が少し暖かく感じた
こんな余韻で映画館を出たのは初めて

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.3

若者が青春を謳歌する1夜の物語
当時車は欠かせない男のステータス
真っ直ぐに恋をした懐かしい記憶を思い出す
あんな粋なラジオDJはきっと現代にはいない

落第はしたけれど(1930年製作の映画)

3.7

悲劇に見舞われた人に俯いて「悪く思わないでくれよ」なんて口先だけで接するのは1番当人をしんどくさせることなんだって思った
笑顔で上を向かせてあげること。
それが優しく人に接すること
落第はしたけれど、
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

突如変わる今までの当たり前だった日常
9歳の少年の純粋な視点で進んでいく世界
ケネスブラナーの幼少期の実体験を元に描かれていることもあってか、起きてることに対して分からないなりにもがいた当時の想いを素
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その夜の妻(1930年製作の映画)

4.1

それぞれの正義が交錯する一夜の物語

終わりはいつだって清々しくて潔い

自分を待ってくれる存在の心強さ
そりゃ笑顔で手を振るよ

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.9

あなた将来は何になるの?とジェシー
「僕は僕だよ」
みんなが何者かになろうとする中でも純粋に目の前のことへひたむきに突き進んでいくフォレスト
誰に対しても偏見を持たず、自分にとって大切な人たちへの愛は
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朗かに歩め(1930年製作の映画)

4.1

悪い奴だけど真心はある!
その言葉を吐いた自分に嘘はつかない
自分自身へのけじめをつける
少し長めの風呂に入るだけ
そう言って笑った顔の潔さ
けじめをつけた男たちも立派
待ち続けた女たちも立派

潔さ
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