hummingbirdさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

hummingbird

hummingbird

映画(1790)
ドラマ(4)
アニメ(0)

契約結婚(1961年製作の映画)

-

大空真弓主演のラブコメながら裏テーマは野球で、沼田曜一が落ち目の野球選手役というのが面白く、契約結婚している小畑絹子(「女の防波堤」の人と後で気付いた)に素直になれない辺りに胸キュン。しかしあの球団は>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

-

主人公が子供のころからの戦争好きという設定に受け入れられないものを感じ、早く電車乗らないの?などと思ったけど、運命的な英雄的行為の伏線が電車乗るまでにちりばめられていて(伏線でないエピソードもあるけど>>続きを読む

北海の叛乱(1956年製作の映画)

3.5

労使が対立していたある漁業会社に、社員思いの社長の息子が帰ってきて、新しい捕鯨船が作られる…
新しい船が出航する場面やクジラ漁の場面など、迫力があってよかった。
上原謙と藤田進のブロマンス要素があるの
>>続きを読む

浅草四人姉妹(1952年製作の映画)

-

昔の浅草の様子といい、四姉妹の個性といい、雰囲気がよくって気持ちよく見られた。ただし、あの男、なにしとんねん!というのはあるけど。
昔の作品でもこんなほろ苦くて繊細な感覚を描いているのが面白いと思う。
>>続きを読む

(1968年製作の映画)

-

拘留中に死亡した男性は本当に病気で亡くなったのかを弁護士の小林桂樹が探る話。重要な場面で雨や雪を降らせたり、神山繁みたいなくせのある顔の俳優をいっぱい使って、アップも多用しているので、怪しげな雰囲気が>>続きを読む

帰國 ダモイ(1949年製作の映画)

-

シベリアで抑留されていた兵士の帰国がテーマのオムニバス映画で、俳優さんが豪華だけど、ピン甘の映像が苦手なので少しだけ寝てしまった。お話は、心温まるものから、悲しいものまで幅広くて1つのエピソードが短い>>続きを読む

東京五輪音頭(1964年製作の映画)

-

ストーリーはほのぼのと楽しいんだけど、映像は日活っぽい格好良さで、ちょっとミスマッチな気がするけど、わざとなんだろうか。

築地市場のロケ?は格好良くて、ヌーベルバーグみたい。

主人公たちの関係の結
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

手持ちのカメラに弱いので酔ってしまって、時々目を閉じながら見ていた。途中からあれだから酔いがおさまったと思ったら、隣の席の人が飲んでいる甘いドリンクのにおいで吐きそうになり、「やめろーー!」と心の中で>>続きを読む

家庭(1970年製作の映画)

-

トリュフォーってこんなちょっと変で笑えるような作品もあるんだな。アントワーヌはやってることはアレなのに、なんかさわやかで不思議。模型を動かす仕事とか、義父とばったりとか、いろいろ不思議なことがあっても>>続きを読む

散歩する霊柩車(1964年製作の映画)

-

オバケのテーマのひゅーどろどろのひゅーの部分を使ったテーマ曲が楽しいけど、悪人しか出てこないブラックコメディ。どんでん返ししまくりなので、そういうの好きな人が見れば楽しいと思う。金子信雄がちょいワルオ>>続きを読む

新しい遺言(1936年製作の映画)

-

ものすごく早口でいっぱいしゃべるもんだから、字幕読むのが大変! でも面白かった。
「愛の力学」@シネマヴェーラ渋谷

猟人日記(1964年製作の映画)

-

夜な夜な女性をナンパしてはその記録を残している男が殺人事件に巻き込まれる話で、前半を下世話な興味で見たので、後半はごめんなさいという気分になった。
ちょっと長いけど、女を狩る男役の仲谷昇は似合ってるし
>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.5

すごい色彩、それしてオシャレ、なんて素敵なんだろう!って思ったけど、最後はとんでもなく胸くそ悪くて、なんだかすごい作品。男性に対して甘くないのは女性監督ならではかしら。

「愛の力学」@シネマヴェーラ
>>続きを読む

五瓣の椿(1964年製作の映画)

-

岩下志麻さんって、美人すぎて清純な役やっても裏があるようにも見える気がしていたけど、この作品は清純な部分と復讐の鬼と化している部分がある役のため、裏の優しい部分が輝き、演じ分けもすごくできていた思う。>>続きを読む

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

-

フランスの恋愛映画って、どんな変わった恋愛を見せられるんだろうって構えるところがあるけれど、これは割と常識的な結末で拍子抜けした。
「愛の力学」@シネマヴェーラ渋谷

うず潮(1964年製作の映画)

-

林芙美子といえば「放浪記」の高峰秀子のふてくされた顔の印象が強烈なので、吉永小百合は合わないんじゃないかなと思ったけど、意外に良かった。吉永小百合がとにかくかわいかったし、清純派でひたむきで嫌味がなか>>続きを読む

みんなわが子(1963年製作の映画)

-

子どもたちがトイレに行こうとしてから、中原ひとみさん「キャー!」までの流れが最高。子ども嫌いなお坊さんが、子どもたちが飢えるかわいそうと思うようになるのも面白かった。
でも、こういう楽しい場面は少なく
>>続きを読む

柔らかい肌(1963年製作の映画)

-

面白い。ちょっと気持ち悪い話と思うのに、面白くてつるつる見られる。無駄なようなエピソードも、あれとこれは布石だったのか!と後から気付く。

物語の時間が飛んだと思えば、長回しでじっくり見せられ、ハラハ
>>続きを読む

恋のエチュード(1971年製作の映画)

-

2時間を超えているけれど、全然ダレることがなく、エピローグって出たときは「もう終わり?」って思った。

アルメンドロスの撮影とイギリスの景色、20世紀初頭のファッション、すべてが美しく、物語もサクサク
>>続きを読む

無頼の谷(1952年製作の映画)

-

カラーのディートリッヒが見られるのがすごい。金髪が美しいし、肌もきれい。そんな美しい彼女でも、主人公が裏の目的があって「あのドレスと宝石を付けてくれ」と言うのを、男の愛情と信じる役というのが切なかった>>続きを読む

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

-

主人公が殺人をした後も平然としていて、「いつもと違うと疑われる」とまで言ってしまうゲスで、一方犯罪を隠すのを手伝った弟は良心のかしゃくに苦しむという前半を下敷きに、これが後半の意外な展開につながるとい>>続きを読む

激怒(1936年製作の映画)

4.0

ラングのアメリカ時代の作品の中でも、これはかなりの傑作だと思う。
ラングの映画でよく出てくる集団心理の怖さが描かれているけれど、個人的にはそれにより善良な人物が復讐に取り憑かれて別人のようになるところ
>>続きを読む

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.5

ラングがものすごい力を入れて作ったような気がする力作にして大傑作。脚本も演出も撮影もすごくて、ため息。

「フリッツ・ラング監督特集」@シネマヴェーラ渋谷

恐怖省(1944年製作の映画)

4.0

巻き込まれサスペンスで面白い。ケーキの重さ当て、占い師、降霊術、盲目の男、電車の外の荒涼とした風景と、前半だけで怪しげな場面がたっぷりでワクワクする。それからクライマックスの真っ暗な部屋の中で拳銃が発>>続きを読む

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

-

冒頭の登場人物の紹介の巧みさ、最初は電気が消されてアン・バクスターが危機に陥り、後半では電気がついて救い主が現れるところ、三人娘のキャラの立ち具合、カフェの主人の怪しさなどなど、面白いところがたくさん>>続きを読む

戦後派お化け大会(1951年製作の映画)

4.0

新東宝作品のためか人気で、かなり劇場が混雑していた。前半はほのぼのとした雰囲気で楽しく、後半のお化け屋敷はゲラゲラ笑いながら見た。声の大きい笑い屋がいて最初嫌だと思ったけど、気づいたら私も同じぐらい笑>>続きを読む

市川馬五郎一座顛末記 浮草日記(1955年製作の映画)

-

ラピュタの独立プロ特集の中でもとっつきやすそうなこの作品を選んだけど、確かに人情喜劇でいいんだけど、後半、急に左翼プロパガンダになってビックリした。津島恵子さんは明るい役柄で素敵で、管原謙二はいつも通>>続きを読む

熱き夜の疼き/クラッシュ・バイ・ナイト(1952年製作の映画)

-

ラングの作品はクラシックなものが多いのに、この作品は珍しく現代的な雰囲気で、漁船を持ってはいるけれどハンサムでもなく、いい人なのが取り柄の男が美人に恋をするというところも面白そうだったんだけど、もうひ>>続きを読む

真人間(1938年製作の映画)

-

ラングのラブコメ。「暗黒街の弾痕」のシルビア・シドニーがまた男運の悪い役かと思いきや、彼女が意外な秘密を持っているという話。ジョーのムショ仲間が面白いのでもっと早く出していれば良かったのに。

「フリ
>>続きを読む

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

-

前にリバイバルで見たときに苦手だと思ったけど、やっぱり苦手だった。理不尽なことにすぐ逆ギレする神経質なフォンダと、そんな男に心底惚れているシルビア・シドニーがロマンチックにどうしても見えなくて。
死刑
>>続きを読む

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.5

脚本も演出も美術もすご過ぎて、なんか狂ってるようなレベル。人間にこんな想像力があるのかと驚き、ただ圧倒される。クライマックスの群衆のシーン、あんなに続くとは…。ジョルジオ・モロダーが音楽やったバージョ>>続きを読む

マン・ハント(1941年製作の映画)

4.5

面白い。戦前のドイツでヒトラーを狙ったことで追われる英国人の物語で、逃げてもう安心かと思ってもあらゆる所にゲシュタポが追ってくる。
「外套と短剣」でも思ったけど、ラングの映画の怖さは結構ガチで、ハラハ
>>続きを読む

外套と短剣(1946年製作の映画)

-

クラシックだからそんなに怖くないだろうと思っていたら、本気でハラハラしてしまった。怖がらせるのがうまいと思う。途中ロマンス中心になってしまってダレるけど、これってフリッツ・ラングあるあるかも。
そして
>>続きを読む

愛すればこそ(1955年製作の映画)

-

3話オムニバス。この映画とこの前見た「慾望」とで、乙羽信子さんのいい女ぶりにやられてしまった。2話目、香川さんのお見合い写真がイマイチで、私だったらあれ見て本人来たらすぐに嫁にするなと思う。手紙を読ん>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

-

Twitterで評価が高かったので見たけど、面白かった。最初コミカルから熱い展開へ。部分的にはノンフィクションというのもすごい。イケメンが全然出てこないのも映画の内容に合ってる気がした。兵士の中に見逃>>続きを読む