hummingbirdさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

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黒い誘惑(1965年製作の映画)

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二郎さんの出てるシーンは「ホントに梅次先生の映画?」って思うくらい普通にカッコ良いのに、特に後半は梅次先生がサービス精神発揮し過ぎて面白い感じになっている。手作り爆弾にきれいな活字でON・OFFって書>>続きを読む

座頭市地獄旅(1965年製作の映画)

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三隅研次はやっぱりすごい。大胆なアップ、やや引いた場面、長めの場面、カット割を取り混ぜたメリハリと、画面の変化の面白さ。アップを連続させてスリリングに見せたり。

特に素晴らしいのが立ち回り。1人との
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夜は嘘つき(1960年製作の映画)

4.0

歌謡曲のような劇伴が流れる中、お富士さんと働く店、常連の3人に板前と、手際よく紹介していく冒頭部分からして面白い。
お富士さん、下心ありの常連を笑顔であしらう役がぴったり。鴈治郎とお富士さんが大阪弁で
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復讐の牙(1965年製作の映画)

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知らないうちに戸籍がなくなっていたという話で、見たことあると思ったら、裕次郎が主演した「夜の牙」のセルフリメイクらしい。お話は大体同じと思うけど、黒幕が違う人になっていたし、クライマックスも違う。
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三人の顔役(1960年製作の映画)

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タバコから京マチ子の浮気と裏切り者の存在をにおわせて、次々と登場する部下が裏切り者なのかと思わせる前半がすごく面白かったけど、裏切り者があっさり判明してしまうのでちょっとがっかり。後半は長く感じてしま>>続きを読む

密告者(1965年製作の映画)

4.0

二郎さんが事件に巻き込まれる話も、ちょっと食傷気味と思ってたけど、これはちょっとレベルが違う面白さだった。
二郎さんが警察に追われる役どころで意外性があるし、また産業スパイの話なのかと思わせてからの意
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温泉芸者(1963年製作の映画)

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芸者の叶順子が売れっ子になるために口がきけないふりをする話で、今ならけしからんとなる話だけど、叶順子の芸者ぶりがめちゃくちゃ魅力的で見ていて楽しい。ストーリーもクレジットなどから川崎敬三が絡んでくるん>>続きを読む

東京丸の内(1962年製作の映画)

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他の人も書いているけど、高倉健が佐久間良子に買ってくるお土産が今見ると微妙なんだけど、それをうれしそうに見る佐久間良子が健気でかわいくてキュンとする。その他にも歌声喫茶やら登山やらテニスやら、当時の若>>続きを読む

悪魔からの勲章(1967年製作の映画)

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交通事故に遭った男性を助けた探偵の二郎さんが事件に巻き込まれる話。
二郎さんをお兄ちゃんと慕う少女をホテルに送っていって、かわいいなあって感じで笑う二郎さんが素敵と思ったら…の展開。
二郎さんのキャラ
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脂のしたたり(1966年製作の映画)

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証券会社で働く二郎さんが株の買い占めをめぐり事件に巻き込まれる話で、株について調査するうちに鈴木瑞穂と仲良くなってニコニコになる二郎さんが尊い…などとうっとりしていたけど、最後は冨士眞奈美の強さに心を>>続きを読む

駅前旅館(1958年製作の映画)

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森繁さんの色気や伴淳の面白さは私にはあんまり分からないんだけど、フランキーのロカビリーは最高! 淡島千景の「ばあ」もかわいかった。カラーの色合いも良いと思う。

「バンジュン生誕110年記念 伴淳三郎
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ジャズ娘乾杯!(1955年製作の映画)

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「バンジュン生誕110年記念 伴淳三郎と三木のり平」@神保町シアター

殺人者(1966年製作の映画)

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「映画は大映、ヴェーラも大映」@シネマヴェーラ渋谷

夜の勲章(1965年製作の映画)

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田宮二郎、天知茂、成田三樹夫、坂本スミ子に脚本は藤本義一ときて、犬シリーズを思わせる作品。復員してきたヤクザの二郎さんと僧侶の天知茂が土地の立ち退き問題に巻き込まれる。
血気盛んな二郎さんと冷静な天知
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暖流(1957年製作の映画)

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野村芳太郎版を見たことがあるけど、あちらの方が背景を丁寧に描いていた気がする。
でもどっちにしろ、この話が何度も映画化されるぐらい面白いのか私には分からない。結末が切ないのがよいのかしら? 私が根上淳
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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雰囲気ムービーになってしまいそうな内容なのに面白く見られるのが良かったけど、いくつか胸くそ悪いところがあってちょっとなあと思って、でもここの感想をいくつか読んですごく納得した。参考になった感想には10>>続きを読む

悪徳(1955年製作の映画)

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「ロバート・アルドリッチの世界」@シネマヴェーラ渋谷

ふるえて眠れ(1964年製作の映画)

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途中ウトウトしたせいで、2時間サスペンスみたいな話やなと思ってしまった。すみません…
「ロバート・アルドリッチの世界」@シネマヴェーラ渋谷

攻撃(1956年製作の映画)

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今まで「バグダッド・カフェ」の人という認識だったジャック・パランス、ほんと頼りがいがあってめちゃくちゃかっこいい。なのにあんな目に遭わせるなんて、アルドリッチはいけず。
いつもは弱虫のクーニーがイキっ
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松本清張のスリラー 考える葉(1962年製作の映画)

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主演は鶴田浩二ではなくて、江原真二郎。前半で大体話は分かったような気がするものの、江原真二郎が名探偵過ぎて(松本清張の映画化ではありがち?)ややついていくのが大変だった。江原真二郎が被害者の家族に話を>>続きを読む

純愛物語 草の実(1962年製作の映画)

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自分の田舎にも本家・分家はあってやっぱり仲があんまりよくなかったので、見ていてつらいものがあった。それでも隣同士の家の様子や、小豆島の風景、主人公たちがデートする石切場など、美しくて気持ちがよく、若い>>続きを読む

枯葉(1956年製作の映画)

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冒頭のジョーン・クロフォードとタイプを見せる構図がすごくかっこよくて、心を鷲掴みにされた。未婚のジョーン・クロフォードが年下の男性と出会う物語で、ストーリーは予想通りに進むものの、途中からその予想を利>>続きを読む

乾杯!女学生(1954年製作の映画)

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高校生の雪村いづみが転校して寄宿舎に入りそこで巻き起こる騒動を描いた作品で、ずっと子供の話なのかと思ったら、大人の世界の複雑な事情も出てきたりするのでよかった。雪村いづみの堂々たる歌手ぶりと高田稔がす>>続きを読む

女といふ城 夕子の巻(1953年製作の映画)

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「女といふ城」の後編。
「マリの巻」に比べると小沢栄と安部徹の出番が少ないのが残念だけど、悪事がバレたときの慌てたリアクションなど、いかにも昔の映画らしくていい。スカッとする。

「玉石混淆⁉︎ 秘宝
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女といふ城 マリの巻(1953年製作の映画)

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「女といふ城」の前編。
上原謙の財産を狙う小沢栄と安部徹の悪役軍団と、上原謙をめぐる女たちを描くエンタメ作で面白い。上原謙は九州出身の設定でなまりがあるので、いつもよりかわいく、小沢・安倍コンビがステ
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大空の誓い(1952年製作の映画)

3.7

アメリカ人パイロットが戦争中に出会った友人の上原謙を探すが、彼はフェイクニュースを流す新聞を発行していると聞かされる。上原謙は変わってしまったのか?というところから、意外な展開になるのが面白かった。>>続きを読む

大虐殺(1960年製作の映画)

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関東大震災の後の社会主義者の虐殺を経験し、甘粕事件で師を殺されたことにより、天知茂が復讐のテロを計画する話。

罪もない人を殺す憲兵は極悪だけど、天知だってやってることは似たようなもので、見てるのはつ
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娘の中の娘(1958年製作の映画)

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亡くなった母親の代わりに主婦として家を切り盛りしていた美空ひばりが会社に就職する話。
高倉健がひばりの相手役をしていたとは知らなかったけど、オーラがあるというかラブコメの相手役にはもったいないようなか
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不敵な男(1958年製作の映画)

3.8

面白かった。野添ひとみも川口浩も永井智雄もいつもの役柄じゃないけど、こっちの方が似合ってるじゃないか! 特に、野添ひとみは憎しみを秘めたクールな姿がかっこよかった。
野添ひとみと川口浩が再会したときに
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氷壁(1958年製作の映画)

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増村にしては普通の出来かもしれないけど、カッコいい構図が見られるし、いつになく菅原謙次がモテモテなのがちょっとうれしく、山茶花究のツンデレ上司の熱さもよかった。

「夢みる女優 野添ひとみ」@神保町シ
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望みなきに非ず(1949年製作の映画)

3.8

仕事がない小杉勇、小杉勇の元部下で怪しげな男と関わりを持ってる堀雄二、近所に暮らす未亡人の木暮実千代などが登場する群像劇で、小杉勇が家を売って商売をしようとするが思わぬ困難に遭ってしまう。ビターでつら>>続きを読む

風雲七化け峠(1952年製作の映画)

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七化け峠の謎をめぐるアドベンチャー時代劇。アラカンさんが初登場のシーンでおにぎりを手に持ってるのがかわいくて、つかみはOK。セリフ回しは独特だけど、しゃべり方が上品で素敵。
肝心のお宝が映像に出てこ
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虹の谷/激怒する牡牛(1955年製作の映画)

4.0

何にでも1点台をつける人がいるせいで、スコアが低くて悲しい。本当はかなり良い作品だと思う。

南九州、材木を運ばせる牛を使う、牛山師の話。

動物と子どもの映画にしては、ストーリーがなかなかつらいので
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仇討(1964年製作の映画)

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64年、今井正監督、橋本忍脚本。重厚ながら、先が気になる展開で引き込まれる

橋本忍の「切腹」、今井正の「夜の鼓」と似た、封建制を批判する作品で、個人が藩や家の犠牲になる姿を描いている。

構成が巧み
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