shinobuさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.1

美しい光の裏には闇がある。光と闇は表裏一体。

太陽が燦々と輝くフロリダ。ディズニーランド・ワールド・リゾート近くにはパステルカラーのモーテル。音楽はクール&ザ・ギャングのセレブレイション!

モーテ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

いつだって想像や空想の産物に助けられ、突き動かされてきた。
それは君もボクも変わりはしない。

ただ少し、優しい人ばかりが多過ぎた。それが悪いって訳じゃない。そんな世界だってあるだろう。

マーク・ハ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

やっぱり公開時期から、スウィート17モンスターと比べちゃう。
レディバードにもウディ・ハレルソン出てたらもっと良かったな。

愛すべきキャラクターを描くの上手いよな。全然イケてないキャラ出たら男女問わ
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

映画のトレイラーやポスターなどから受ける印象で、「バックドラフト」(91)のような男臭く暑苦しい映画を期待して鑑賞。
そして、その読みは当たっていた。
(ここから先はほんのちょっとだけネタバレしますの
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カジノ(1995年製作の映画)

4.7

賭博の才を買われてヴェガスのカジノの経営をまかされる事になるサム・ロススティーン。カジノは売り上げを伸ばし、バックについている組織への上納金も増えていく。美しい女ハスラー、ジンジャーを見初めたサムは彼>>続きを読む

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.0

インディアナ州ブルーミントンの町を舞台に自転車レースに青春を賭ける若者と、その家族、仲間との交流を描く青春映画。製作・監督は「ザ・ディープ」のピーター・イエーツ。

ライムスター宇多丸師匠のフェイバリ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

火山が噴火して恐竜さん達が沢山死んじゃうのが悲しかったです。
その後はスケールダウンして、あんま面白くなかったです。

ぼくは恐竜さん達がばんばん悪い人を食っちゃうとこを観たかったな…と、思っていたら
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.7

NHKで放送されていたのを録画して鑑賞。

映画の内容は全く知らず、好きな音楽家の1人である坂本龍一の映画というだけで観た。

冒頭から311の映像や国会前の反原発デモの映像など緊張感溢れるシーンが多
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キャリー(1976年製作の映画)

4.7

数十年ぶりの鑑賞。

デ・パルマ節に唸る。

キャリーの、あの伝説的なラストシーンと男はつらいよの冒頭シーンは罪深い。
だが、夢オチが面白くないのではない。
イマジネーションを膨らませる事は出来る。
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.7

当然面白かったけど…

…竹内の犯罪に憤る戸倉は、確実に死刑にするためにあえて竹内を泳がせる…

ここがなぁ…

あと、やっぱり昔の作品で、少年といえど書き割り的な存在や演技だとちょっと萎える。

7月22日(2018年製作の映画)

4.1

映画批評家の町山智浩さんがラジオで紹介してなかったら絶対に観てなかったろうし、Netflixにたまたま加入してなかったら観れてない作品。

だけど、メチャクチャ良かった。

2011年にノルウェーで起
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.9

今回は超個人的な内容を書きますので、結論から言います。
大傑作です!以上!

中2の夏休み。原くんから借りた『遊星からの物体X』と『悪魔のいけにえ』のビデオ。
『遊星からの〜』は恐怖というよりメチャク
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ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン(2013年製作の映画)

4.8

公開以来久しぶりに鑑賞。
Stone Rosesは最高中の最高バンドだから激甘点数に 笑

まぁこれはファンが作ったファンの為による映画だからな。
バンドに興味ない人は多分観ないだろね。

Stone
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

結末の予想が容易に出来る映画がある。
例えば、「最後は結局勝つんでしょ?」みたいなね。

でも結末が予想出来る映画がつまらないか?とそういう訳ではない。結末も重要だがプロセスが大事だからだ。創意工夫。
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

4.0

Sometimes、 dead is better。
(TRUTH)

ははぁーん、都会から田舎に越して来たら田舎の人に酷い目にある奴やな?
あ、コイツが悪いやつなんだな?
と思うと裏切られる。

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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.8

邦画でもモダンでお洒落な映像作品ってあるんだなという衝撃。

なんといっても最大の魅力は加賀まりこのキュートさだろう。
髪型、メイク、服装や仕草など全てが可愛すぎる。

昔に観たアンナ・カリーナやオー
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

ラストは興奮しながら泣いていた。エンディングのスタッフロールが流れても誰一人として観客は劇場を後にしなかったから泣けてくる。

エンディングにクイーンの曲が流れてるのもあるんだけど、その選曲が今も活動
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.0

久しぶりに観たけど、やっぱり設定が素晴らし過ぎるな。

ウヌヌ、と気を送ってからの頭ボーン!最高!

多分、日本の漫画やアニメに与えた影響は計り知れないと思う。

影響力が凄すぎて、スキャナーズに影響
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アリス(1988年製作の映画)

4.0

小学生の頃。友達の部屋に入ると昆虫の標本がたくさんあった。
研究の為に大切な技術ではあるのだろう。
でも、幼心に「怖い。」と思っていた。

その「怖い」気持ちをヤン・シュバンクマイエルの作品を観ると思
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.4

観てると貴方はサイボーグになって殺人マシーンになれます!
画面には永遠に暴力や破壊や殺戮シーンが続きますよ。
おススメ!

バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.8

確かにチープな作りである。それも思いっきり。
だがCGに描けない薄気味悪さが哀しくて異常に良かったりするが。

役者の演技、演出など今の視点で観ると物足りない部分はある。

そして、シャム双生児の扱い
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

5.0

光と闇。白人と黒人。男と女。知性と肉体性。パンクロックとアフロリズム。トーキング・ヘッズはそれらを全てミキサーにかけ1つにする。

冒頭のサイコキラーにやられた後は最後まで完璧。

ジョナサン・デミが
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実演!バグ/ダイナソーJR(2012年製作の映画)

4.0

大好きなダイナソーjr.のサードアルバムBugの再現ライブをファンにカメラ渡して構成した作品。

歌詞にも日本語訳が付いてるのありがたいなぁ。曲もサウンドも歌声も歌詞も本当にいいなぁと酔いしれてたら、
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.7

若おかみは小学生!噂通りの傑作で大号泣しました。

えー、とにかく見て欲しいので何も言いません必見です。以上。

あとはダラダラと。

名シーンだらけやけど、あのラスト前の信じられない展開には辛くて涙
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

5.0

これは最高に燃えるパンクロックムービー。何も言う事はございません。

大切なメッセージを楔のように打ち込んでくれた。

観終えたら大統領の陰謀を観たくなる事請け合い。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

断固支持!全てを差し置いて最高なのは映像の快楽指数の高いこと高いこと。

またしてもウェス・アンダーソンはアニメ?作家としても超一流である事を証明した。

イカれた寿司作りと黒のフクロウと太鼓のリズム
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チャンス(1979年製作の映画)

4.2

我が町の映画館シアター・シエマに尊敬する町山智浩さんが解説をしにやって来るという事で当然観に行きました。

本作「チャンス」の監督であるハル・アシュビー作品はなんといっても青年と老婆のラブストーリー「
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.8

きっと今後も若い世代に受け継がれるような永遠の名作になっていくだろう。

少しだけネタバレもあるので未見の方はこの自信を持ってオススメする大傑作をすぐにでも観て下さいね。

もし、自分にだけ永遠に1日
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.1

ラピュタみたい!あれ、魔女の宅急便みたい!いや、不思議の国のアリスや赤毛のアンみたい…とにかくなんかどこかで観たことあるような既視感ある場面や設定や台詞回し。

ただ宮崎駿作品でもトップクラスで分かり
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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.4

バーホーベンのオリジナルが大傑作なのでリブート版の本作を思いっきりナメてたら意外にも良かった!

まず役者がいい!マーフィー役にに見知らぬ俳優(当時はP.ウェラーは無名)を充てるのはオリジナルと一緒。
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

2.9

少しネタバレありますので未見の方はスルーでお願いします。

いきなりマイジェネレーション流れてびっくり!あれ、吃音の話ちゃうよな?と困惑。

冒頭、教師が転校してきた西宮さんに自己紹介しろと言うシーン
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

ジャケットの恐ろしさに引いてしまうが勇気を出してむかーし観た記憶。
久しぶりに観直しても糞悪い話で胸糞なシーンの連続だ。

しかし映画は闇の祭典でもある。
闇の底を観てみたい。

例えばソドムの市、ピ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.9

もう今更感がありますがやっと今日観れました。結論から言うと大傑作ですね。

まず過去に観た邦画…いや外国映画含めて爆笑出来た映画ってありました?

特に映画館だとそんなにないじゃないですか。

中盤く
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.5

トム・ハンクス漂流ばっかしとるな!ハドソン川の奇跡の方が面白いやろ?っていう訳でスルーしてたら…

めちゃくちゃ恐ろしくて、ハラハラドキドキの連続で最高でした。

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

サミュエル叔父貴は本当に最高だなぁ。ミスターガラスの存在感が何よりだ。
ミスター・ガラスはコミックブック専門の画商をしている。

原画か何かを買いに来たお客様を接客するミスターガラス。

「いやー、さ
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.3

思い付きなアイディア一発勝負な面白い設定。その設定の面白さ故に後々の辻褄合わせに翻弄してしまうっていう。

そしてその思い付きを隠蔽しようとする悪い奴らを心配してしまう事に。
ここからちょっとネタバレ
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