韓国の政治ドラマとしては、不思議なアプローチです。
野党の政治家が韓国に帰国して逮捕、自宅軟禁されることから始まるこの映画、彼を盗聴する諜報員を主人公に描かれます。
『善き人のためのソナタ』を思い出さ>>続きを読む
韓国映画史上最高のヒット作『エクストリーム・ジョブ』監督がパク・ソジュンさんとIUさんを主演にした実話ものです。
2010年のホームレスワールドカップでの出来事を、笑いあり、涙ありで描き出すスポーツコ>>続きを読む
ピクサー最新作です。
瞑想するディズニーアニメーションとコロナ禍にあって、ピクサーも微妙な作品が続きましたが(映画館で観られれば違ったかもしれません)、珍しい直球のラブ・ストーリーでした。
水と土と風>>続きを読む
『マイエレメント』の同時上映のカールじいさんとダグの短編アニメです。
マイベストオブピクサーは『カールじいさんの空飛ぶ家』なので、嬉しいサプライズでした。
デートをすることになったカールじいさん思春期>>続きを読む
監督自身の海兵隊訓練の真実を映画化したA24作品です。
容赦ない壮絶ないじめなど、なかなかしんどい映画です。
作者の経験を映画にした兵隊の映画はないわけではないですが、本作は志願する理由、ゲイであるこ>>続きを読む
心に眠る少年心を叩き起こす、『トランスフォーマー』最新作です。
正規シリーズとしては6作目、『バンブルビー』を入れれば7作目とかなりの数が製作されてきましたが、マイケル・ベイ監督ではないことは注目です>>続きを読む
女優の原田美枝子さんが、自身の母親が認知症になり、「自分は女優」と言ったことから始まるドキュメンタリー映画です。
原田美枝子さんの出演作は、認知症を扱ったものも多く、この映画の後の『百花』はまさに集大>>続きを読む
韓国とフランスの合作による猟奇サスペンスです。
脚本と監督がフランスなので、フランス映画のジャンルとしてのノワールを韓国でやっている印象です。
合作でもオルガ・キュリレンコさんが主演と世界的なスターが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
約30年、完結させない男、ラース・フォン・トリアー監督が『キングダム』を完結させる、映画史上の事件です。
5時間を超える作品の上映や3部作15時間ぶっ通しで上映するなど、トリアー監督の人気にも圧倒され>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『キングダム』シリーズ第3作ですが、これまで以上に構成が壊滅的な作品です…。
これまで私の『キングダム』シリーズのレビューは非常に低いのですが、劇場で観るのは、とにかく吉沢亮さんがかっこいいから。
『>>続きを読む
精神病について掘り下げて、観客を打ちのめすような鋭い作品です。
日曜日の夜に観る映画ではなかったかと…。
アメリカの田舎町を舞台に、土着性の面では今村昌平監督の作品のような、匂い立つような映画です。>>続きを読む
夏の恒例DVDとBDの企画、キングレコードさんの「死ぬまでにこれは観ろ」の一本です。
韓国のSFコメディで、自分の夫が人喰い宇宙人であることを知ったことから起こる騒々しいドタバタのコメディです。
ビリ>>続きを読む
『ミッション:インポッシブル』も第7作目、初の前後編2部作で、第1章が164分のシリーズ最長、なんともとてつもない破格の映画が完成です。
ディズニーに取られた『インディ・ジョーンズ』のような砂漠アクシ>>続きを読む
デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作公開前に、代表作のリマスター版も公開です。
久々に鑑賞しましたが、世界観や先見性の高さは群を抜いています。
グロテスクな刺激を求める、過剰な欲望の恐ろしさと快楽が>>続きを読む
『パピチャ』で力強い映画を撮った監督の新作です。
バレエダンサーとして夢を追う主人公が、犯罪による大怪我という悲劇に合いながらも、耳の聞こえない女性たちと交流する事で希望が見えてくる作品です。
手話と>>続きを読む
『良くも悪くもだって母親』のラ・ミランさん、『キム・サブ3』のイ・ソンギョンさんと、最近観た傑作ドラマの二人が共演しているアクションコメディです。
韓国の刑事ものというと汚職警官のドロドロのバイオレン>>続きを読む
今週は気になる映画が多すぎて、タイムラインをお騒がせしておりますが、本作は今年を代表する繊細な傑作です。
余白、省略が多いので、人によってはなんだか確信のない訳の分からない映画に観えてしまうかもしれま>>続きを読む
第二次世界大戦下の占領地をポーランドとウクライナの合作で描くということは、これが真実なのでしょう。
一つ屋根の下で、ユダヤ人、ウクライナ人、ポーランド人が生活する中で体験する戦争の悲劇。
映画としては>>続きを読む
伝統とセクシュアリティとが奇妙な三角関係で描かれます。
前作も見事な映画でしたが、モロッコから今後も注目すべき映画監督が出てきました。
繊細な感情表現、心理描写、社会問題をテーマにしながら、ネガティブ>>続きを読む
ホラー映画の1ジャンルでもあるエクソシストもの。
時々とんでもない俳優が出ますが、なんとラッセル・クロウさんが、実在のエクソシストを演じます。
ある意味で、『ザ・ライト』のアンソニー・ホプキンスさん以>>続きを読む
スイス映画初のエクスプロイテーション映画として、アルプスの少女ハイジが取り上げられる事件です。
しかも、『プー』や『アイアン・スカイ』に比べると意外とちゃんとしてい映画です。
ちゃんとエクスプロイテー>>続きを読む
『RRR』のビームが主演していた5年前のインド映画です。
もともとの評判の良さは聞いていたのですが、見る機会もなかったところを『RRR』のおかげで劇場公開はありがたいです。
まさにインド映画、歌あり、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宮﨑駿監督作品全部のせ。
究極的な作家性の完成作品だと思います。
この国民的な映画作家は説教臭そうなタイトルの映画に込めたのは、こういうことではないか。
『僕はこう生きている、君たちはどう生きるか』>>続きを読む
アジア映画で香港映画が復活の兆しを見せているらしい…と聞き、確かに本作を観ると、誠実な映画作りは、見事に実を結んでいます。
コロナ禍の香港を舞台にしたドラマが描かれます。
是枝裕和監督に近いスタイルで>>続きを読む
今日は真面目な映画を見過ぎたな、と『プー』のパンフレットで見つけたサメ映画を鑑賞です。
これも真面目系サメ映画でしたが、フィルマークスレビューの低さに驚愕…。
米中の軍事衝突の危機に、メガロドンが集合>>続きを読む
ハン・ソッキュさんとソル・ギョングさんの共演という韓国映画界最大級の演技派の共演作です。
ひき逃げ事件をきっかけに起こる破格の展開が恐ろしい犯罪ドラマです。
議員の息子が起こしたひき逃げ事件、ふと思い>>続きを読む
シャンタル・アルケマン監督がピナ・バウシュさんを撮った1時間に満たないドキュメンタリー映画です。
上映時間は短くても、インタビューやリハーサルを捉えて、世界観を掴んでく手法はさすがの構成ですね。
荻上直子監督の新作ですが、ユーモアも可愛らしさも排除して、日本の社会問題に切り込んでいきます。
ずっと張り詰めた恐ろしい映画です。
これまで荻上直子監督作品では異色作で、新境地という印象ですね。
アンドレア・ライズボローさんがアカデミー主演女優賞にノミネートした、カントリーソングを映画にしたような作品です。
宝くじに当選したレスリーの6年後を描きます。
確かに宝くじに当選することは夢があって良>>続きを読む
東京リベンジャーズ、血のハロウィン編の完結です。
ゴールデンウィークから短い期間での公開はありがたい一方、ちょっと疑問も。
前後編合わせて3時間と少し、しかもオープニングの回想が長いです。
そこまでや>>続きを読む
『X』の前日譚、あのパールの若い時を描く、シリーズ第二作です。
ホラー映画だけではなく、往年のハリウッド映画の古典にもオマージュした作品に仕上がっています。
本作はミア・ゴスさんのとてつもない大熱演が>>続きを読む
ついにAmazonプライム見放題で全作鑑賞可能になったサメストーカー、三部作完結編です。
これはあの名作の引用か?という始まりはもはやサメ映画要素はゼロに近いですが、ストーカーのスリラー映画としては、>>続きを読む
Amazonプライム見放題の順番で二作目から観てしまいましたが、こちらが『サメストーカー』シリーズ第一作のようです。
何が驚くか…第二作目以上にサメが物語でほとんど関係がない事です。
サメに襲わせて、>>続きを読む
アカデミー賞長編アニメーションにノミネートした実写とストップモーションを融合させた画期的な作品です。
こういうアイディアがあったか、とまず驚きました。
靴をはいた貝の少年マルセルを追ったドキュメンタリ>>続きを読む
ホン・サンス監督の新作で成熟度を増した感のある作品です。
毎年新作が撮られており、似たような題材でもあるのですが、今回は主人公達の年齢も上がってきたこともあるのか、少しずつ変化を感じます。
もう同じ出>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ハリソン・フォードさんが演じる最後のインディアナ・ジョーンズ、15年振りの最新作です。
ディズニーだったり、監督が変わったりで、様々な不安要素はありつつも、この夏最大の期待作ではあるわけです。
それは>>続きを読む