韓国幽霊屋敷ものホラー映画です。
妻を亡くして、娘と二人暮らしする家が幽霊屋敷だった、というよくあるパターンですが、世界観はなかなか興味深いです。
ある周波数をあわせるとあの世に繋がるという設定が超常>>続きを読む
Amazonプライム見放題終了間近の韓国映画の名作です。
光州事件を世界に報道する事を記者と記者を光州に連れていくタクシー運転手の視点で描いた作品です。
韓国映画らしい構成で、最初は喜劇タッチで、それ>>続きを読む
クリードシリーズ第三作で、過去からの逆襲が描かれます。
2以降で、ロッキーなしで、一体何が出来るのか、と思ってましたが、なるほど、まだクリードには描ききれていないドラマがありました。
これまでのクリー>>続きを読む
魔女ユニバース第二作で、まさに世界観が拡張されていきます。
オープニングからクライマックスまで前作を遥かに超える超能力バトルが展開します。
前作はそこがネタバレになっていたのと、別のレベルでサスペンス>>続きを読む
暗殺者の世直しもので、よくある物語を激しいアクションで描きます。
もりもりに盛り込んでしまうことが多い韓国映画ですが、本作は95分、良い意味でスピード感とある種の軽さのある映画です。
ドライさと時にみ>>続きを読む
アカデミー主演男優賞にノミネートするなど、映画賞で台風の目となった、父と娘のドラマです。
初監督らしい瑞々しい映像は、監督自身の体験が反映され、父と娘の短い旅行を今ビデオカメラの映像で振り返っていきま>>続きを読む
続編も公開間近なピエロスラッシャーホラーです。
ホラーにはお馴染みのシチュエーションやキャラクターがたくさんあり、ホラー映画やスラッシャー映画を観ていると、そのオマージュにニヤッとします。
その一方で>>続きを読む
韓国発の殺し屋コメディです。
本作もアイディアが秀逸で、殺し屋がミッション中の事故で死んだことになり、転職して、漫画家を目指しますが、全然売れず、自分の過去のミッションを描いたら、人気が出てしまい…と>>続きを読む
いよいよ最終章がスタートする、シリーズ第十作目です。
やり過ぎ感もさらに加速して、とんでもない事になっていきます。
シリーズの大きな転換点となったMEGA MAXからの復讐者が、とてつもない破壊力で襲>>続きを読む
ピーターパンの再映画化で、ディズニー100周年記念作品です。
作家性の強いデヴィッド・ロウリー監督、フック船長をジュード・ロウさんが演じていますが、びっくりするほど、普通のファミリー映画です。
ウェン>>続きを読む
市川雷蔵さん主演のスパイ映画シリーズ第五作の最終作です。
舞台はタイトル通り、真珠湾攻撃間近。
その諜報戦が描かれます。
戦争に直結するので、いつものシリーズ以上にスリリングで、悲劇的なロマンスもあり>>続きを読む
続編も楽しみな韓国SFヴァイオレンスアクションです。
本作の見どころは、信用できない語り手のギャップです。
ポスターやあらすじに出ているようなヴァイオレンスとはほど遠いような前半。
そこから積み重ねら>>続きを読む
超大作を手掛けて、興行的批評的に失敗した作家性の強い監督が、次に原点に戻るのは良くあります。
『アド・アストラ』のジェームズ・グレイ監督も本作でその流れを行っています。
家族や移民の大きなテーマを、等>>続きを読む
芸術家の神経衰弱を描き出した映画です。
たくさんあるタイプの映画ですが、本作の新しさは、その先も視野に入れているところ。
159分の大作だからこそ出来るのですが、本作の広さ、大きな意味での人間関係や芸>>続きを読む
市川雷蔵さん主演のスパイ映画シリーズ第四作です。
日独伊三国同盟の結ばれている時代になっており、戦争の危機はより強くなります。
いきなり主人公が憲兵に捕まるなど、展開としても怒涛です。
カーチェイスな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
市川雷蔵さん主演のスパイ映画シリーズ第三作です。
中国での諜報戦になり、さらにスケールアップ。
戦争へのカウントダウンも恐ろしい中で、和平交渉のための任務が描かれます。
和平のための諜報戦なので、誤解>>続きを読む
プロットが非常に興味深い韓国ノワールです。
被害者の恋人、加害者の娘、そして刑事の三人を主人公にして、10年に及ぶ殺人事件の影響が描かれます。
終始、暗い画面とトラウマに苦しめられる作品で、殺人事件に>>続きを読む
メルヴィル監督とアラン・ドロンさんをはじめとするスター共演の犯罪サスペンス大作です。
複数の犯罪者と刑事が同時進行で友情と裏切りが描かれます。
バラバラで無関係に見えた登場人物が結びついていく展開は群>>続きを読む
第二次世界大戦前の日本軍の諜報活動を描くシリーズ第二作です。
前作が陸軍中野学校時代で、増村保造監督らしいドラマでしたが、ここからはミッションに挑むサスペンスのプログラムピクチャーとなり、娯楽映画色が>>続きを読む
ロベール・ブレッソン監督の名作『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされた、イェジースコリモフスキ監督の新作です。
大事故にしかならないような、名作への挑戦ですが、テーマは普遍的です。
人間によって>>続きを読む
イタリア映画の鬼才11年ぶりの監督作品です。
目が離せないぐらい、のめり込んで観てしまいました。
個人的に興味のあるテーマであることや、ペネロペ・クルスさんをはじめとするキャストの名演もありますが、所>>続きを読む
現代フランス映画を代表するミアハンセンラヴ監督とレア・セドゥさん主演という魅力的なコラボが実現した作品です。
シングルマザーで、父の介護、自分自身の不倫の恋という葛藤を描いていきます。
様々な葛藤を抱>>続きを読む
ゴールデンウィークの開催に戻ってきたイタリア映画祭の一本で、昨年のイタリア映画を代表する一本です。
ナポリを舞台に、現在と過去を巡る物語が展開します。
イタリア映画といえば、犯罪組織との関わりを描き出>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
MCUの見方、歴史を変えた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の三部作完結編です。
製作開始まではいろいろな騒動がありましたが、一つの作品となり、三部作として完結となりました。
マルチバースが良くも>>続きを読む
ショーン・ベイカー監督の新作で、どうしようもない男と精油工場と自転車の映画です。
本作の倫理観のないドラマは、善悪や良し悪しで判断しがちな、白黒思考にグレーラインで迫ってきます。
この監督の良いところ>>続きを読む
チェコスロバキアの最後の女性死刑囚を描いた作品で、2016年の映画です。
7年前の映画が公開されるのも驚きですが、描いたテーマの現代性にまた驚きます。
なぜ彼女は大量殺人を行うに至ったのか、を心理や事>>続きを読む
いつかは誰かがやるだろう、と思っていた『聖闘士星矢』のハリウッド実写版です。
おそらく本作が抱えている問題は、完全にマリオの真逆に行ってしまった事でしょう…。
『ドラゴンボールEVOLUTION』の時>>続きを読む
チェ・ミンシクさん久々の主演映画です。
配信の『カジノ』もあり、世界最高クラスの俳優さんが再び活動期に入り、ますます韓国映画が面白くなりそうな予感です。
数学で挫折している高校生、彼に数学を教える脱>>続きを読む
フランスの精神疾患の患者向けのデイケアセンターを舞台にしたドキュメンタリーです。
内容も取材先もテーマも考えると、非常に大変だったのではないかと思いますが、見事にベルリン国際映画祭で最高賞を受賞しまし>>続きを読む
時代劇でも現代劇でも、食べてトイレ行ってという当たり前のことを映画ではテーマとして来なかったわけですが、本作は、ユーモアと恋物語という爽やかな青春映画に仕上げました。
省略を多用して、無駄を削ぎ落とし>>続きを読む
スーパーマリオのアニメーションの映画化で、イルミネーションが製作というのは理想的な座組で、楽しい成功作です。
久々にスーファミを引っ張り出してゲームをやりたくなるほどで、ある意味任天堂の術中にはまる感>>続きを読む
バルザックの小説を映画化し、セザール賞作品賞を受賞した時代劇です。
時代劇ですが、テーマはまさに今起こっていること。
メディアやジャーナリズムについて、重要なテーマが追求されます。
フェイクニュースは>>続きを読む
ジェームズ・キャメロン監督伝説のデビュー作です。
『ピラニア』の続編で、多くのトラブルがあり、どこからどこまでキャメロン監督なのか?と思ってみてましたが、完全にジェームズ・キャメロンの映画です。
その>>続きを読む
今の日本映画からは消滅してしまったとも言える股旅映画の最高峰です。
渡世人を主人公にして、社会の理不尽と葛藤を描き、主演の市川雷蔵さんの股旅三部作の完結編が本作です。
なぜ渡世人になったのか?という謎>>続きを読む
酔って目覚めたら横に死体!な『ハングオーバー』的なサスペンスコメディです。
そういう意味では、ヒッチコック監督の『ハリーの災難』もモチーフにしているかもしれません。
ただ、本作もなかなかのムチャな展開>>続きを読む
韓国版の『少年』や『万引き家族』とも呼べる犯罪で生計をたてる家族ドラマです。
社会派の家族ドラマで、家族団らんのユーモアと社会対比して描かれます。
韓国映画は良くも悪くもドラマ性よりもテーマ主義になる>>続きを読む