かぼちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

震える舌(1980年製作の映画)

3.8

祖父が生前、戦時中に破傷風になって生死の境をさまよったと言っていた。
後遺症でずっと手が震えていて、コーヒーにお砂糖を入れる時にばら蒔いていたんだよね。

その時はまだ私が幼かったので「破傷風って手が
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

真っ白な雪に覆われた世界にはどす黒い闇が潜んでいた。
実話に基づいた陰鬱で重たい作品。

私自身のネイティブインディアンへの差別や迫害について知識が及ばず、この映画のメッセージをきちんと受け取れていな
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

古屋兎丸さんの作品は好き。
でもこちらは内容的に惹かれなくて未読だったんだけど、原作すごく面白いらしいね。
今度読んでみよう😊

そんなわけで原作未読で鑑賞。

タイトル通りだよね笑
女子高生に殺され
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

むかーし、女子フィギュア選手が審査員席に足をのっけて必死にスケート靴を見せつけている映像を目にしたことがあった。

何やらその時の映像って割とショッキングな事件だったらしい!

そこまでフィギュアに詳
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

絵は上手いのにキャラ立ちしていない、漫画家アシスタントの主人公。

妻にこれ以上の迷惑をかけるわけにもいかず、これで最後と決めて編集部に原稿を持ち込んだものの玉砕しちゃって最後のアシさん仕事に取り掛か
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

寂寥感を覚える静かな映画。
子供の頃にイメージした布をかぶったオバケ👻←この滑稽に思えるビジュなのに、ちゃんと感情が伝わってくる不思議。

派手なシーンはないし、オバケと人間の会話はないし、というかあ
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ざくろの色(1971年製作の映画)

3.0

何年か前に知人から「こういうの好きそう」とDVDをプレゼントされた。
1960年代にソビエト連邦で制作された世界一美しい映画、らしい。

諸事情によりカットされたシーンも多々あるらしく、知人は残念そう
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拷問男(2012年製作の映画)

4.3

Daddy's little girl が何故に『拷問男』になったのか笑
しかももう1個のジャケット「イダィヨォー」ってセリフ書いてたし笑

色々と安っぽさ漂う感じに一抹の不安を覚えなくもないけれど心
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.0

こちらの監督さんロード・オブ・ザ・リングを手がけたって…ええぇぇ!?
って仰け反りたくなるような、色々と振り切ったゾンビコメディ笑

ここまで振り切ってくれると細かい設定とか、チープさとか、もはや1m
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.2

ネタバレ厳禁な作品🤫
事前情報なしのほうが良いかなと思われます。

カナダで暮らす双子。
母が亡くなり遺言に従い、顔も人となりも知らない双子の父親と兄に手紙を届けることに。

何もかも初耳のため、
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21グラム(2003年製作の映画)

3.5

人が死ぬと21g減る、らしい。

この映画の公開当時、21g減る云々とちょっとした話題になった記憶があるんだけど、経年でうろ覚え。
なんなら映画内容もうろ覚え。

やっぱり映画記録をつけるって大切ね笑
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カティンの森(2007年製作の映画)

4.0

とんでもなく鬱映画だから鑑賞に注意が必要。

ウクライナ関連の報道を目にする度、カティンの森虐殺事件を思い出した。

何事においてもロシアって昔から嘘と隠蔽と『誰かのせい』ばっかりだよね。
最終的には
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

サクッと鑑賞出来て面白かった!

緊急通報指令室のオペレーターである主人公・アスガーがかかってきた通報電話を受ける。

それはリアルタイムで誘拐されている女性からのヘルプコールだった。

「誘拐されて
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.2

すごく不快で生理的嫌悪感が半端ない作品。
いやーな気持ちになりたい人にはオススメだし、私も胸糞映画は好きではあるんだけど……うーん

設定に関して疑問が拭えなくて、
自分なりに『ここは日本であって日本
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

愚直なまでに真っ直ぐな主人公の三上さん。

短慮な性格ゆえに揉め事ばかり起こしてしまうのにとても愛しくて、つい世話をやきたくなる天性の人たらし。

優しくて、優しくない、だけど大好きな作品。
なんだか
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さがす(2022年製作の映画)

5.0

ああ、好きだ。
この映画めちゃくちゃ好き。

ちょっと抜けた父ちゃんとしっかり者の娘。
西成でお金はなくとも、微笑ましく暮らしているかのようなほのぼのした雰囲気に始まり、ジワジワとドロっとした澱んだ空
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.5

ここ最近観た中で1番胸糞。

もっと胸糞&最悪な映画は山ほどあるんだけど、なんていうか私のトラウマにダイレクトに直撃しちゃって動悸がした。

あらすじをサラッと読んだだけじゃ、父親のクズぶりわかんない
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.3

暗殺者 VS 殺し屋
プロ同士のバトル in Bangkok🇹🇭

バンコク特有の混沌とした感じ。
湿気と熱気でムンムンした空気がたまらなく︎良いの⸜👍🏻⸝‍

でも物語の内容的にはありがちだったかな
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

4.0

韓国映画といえば復讐劇。
復讐劇といえば韓国映画。

本作もとってもいい感じの復讐劇を楽しめます👍🏻

優しくて子煩悩な父ちゃんと二人暮しの主人公。
父ちゃんの職業は警察官ということもあって日々仕事は
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サイトレス(2020年製作の映画)

3.3

Netflixで見つけ事前情報なし鑑賞。

何者かに襲われ両目の視力を奪われた主人公。
悲劇はそれだけに留まらず、次々に不可解な出来事に恐怖するというストーリー。

見えない主人公が想像する世界と、実
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.8

はっきり言って面白くないし、途中何度か挫折しかけたけどどうにか観終えた。

エンターテインメント的には退屈。
素人の拙い演技を見せられてシラケるシーンもたくさんあるんだけど観終える頃には感慨深く思う、
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デッド・オア・リベンジ(2015年製作の映画)

2.8

地雷踏んで動けない彼ピ。
彼女はオロオロ。
そこにふらりとやって来た地元民のおっさん。

こ、これで助かる…と思いきや。
おっさんが彼女のパンティ欲しがってるンだわ。
なんなのこの状況。

ってカオス
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地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)

3.5

鑑賞済記録

丸尾末広さん好きにはたまらんよね。
でもやっぱりガロ系作品は漫画が好き。

火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.3

YouTubeで岡田斗司夫さんの考察『本当は怖い火垂るの墓』を見て、衝撃を受けたのでめちゃめちゃ久しぶりに鑑賞してみた!

いやー、世の中にはほんの一瞬すら見逃さずに観て、事細やかに考えている方がいる
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

アルフレッドクビンの悪夢みたいな絵を思い出した。

怖い絵展や石田徹也辺りのシュールで不気味な絵が好きな人には刺さるかも。

全身が青く目が赤い得体の知れない巨人が人間を虐げているんだけど、
子どもの
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ファウンド(2012年製作の映画)

3.9

お兄ちゃん、めちゃめちゃ歪んでるけど弟への愛が半端ない笑

ヤバい兄弟愛とノスタルジックな雰囲気を堪能できる分かりやすいスプラッター。

弟の語りが夏休みの日記を読んでいるかのようで可愛いし、怪しいホ
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野火(2014年製作の映画)

3.3

地獄。
まさにその一言。

兵士たちも平時はごく普通の『人間』なのに、戦争という状況においては尊厳や理性が破壊される様がリアルかつグロテスクに描かれている。
実際はこの何倍も壮絶だったのだろうけれど、
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.0

世界初のホラー映画との事で、かなり昔に興味本位で鑑賞したのを思い出した。

凡人の私にはちょっと面白さがわからず笑
だけどモノクロかつサイレント、この時代のザラっとした映像は雰囲気があって好き。

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