kmiwさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

アニメ版13話を本日の午後一気見し、(Netflixに入ったのでようやく)劇場版はまだ手をつけていないが、こちらでレビューしてしまおう。
なんとも比類なき美しさ。
しかし、ストーリーの核となる設定など
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.5

複数回観ているお気に入り映画ですが、年のせいか、はたまた説明不足の上展開が早い不親切な作りのせいか、初めて観たかのように誰が誰やら。おやおや。
基本の大筋はレンジャー部隊の特別訓練で起こった事件を元レ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

カメラワークが良いのです。観やすいし魅せる。
リスベットも前回のルーニー・マーラから変更あったものの、これはこれで格好いい。不機嫌な顔で追いかける追いかけるそして追い詰める。所々死にそうになるところも
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.4

「シン・」比較ではゴジラの方が面白かった。が、昔のウルトラマンを知っているだけにアップデートされた映像はそれだけで楽しめた。
何より、長澤まさみの外見的魅力を堪能出来たと思う。
ゼットンは今回の姿が正
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11時の予約(2016年製作の映画)

3.6

あらすじは知った上で、さて誰が患者なのかを探るために一挙手一投足見守る13分間。
集中するのでこの短時間がちょうどいい。
ちょっと想像してみた。仕事に行ったら私の席に誰かが座っていて、どちら様ですかと
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アントラップ ~リル・ベイビーの軌跡~(2022年製作の映画)

3.8

最近はあまりこの界隈の情報を取りに行ってないんで、リル・ベイビーは名前位しか存じませんで。
ヒップホップカルチャーとドキュメンタリーという好き×好きの組み合わせなので観てみましたが、リル・ベイビーとい
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海街diary(2015年製作の映画)

3.0

この直前に観たのがMotherで、すさんだ長澤まさみと夏帆の対峙を緊張しながら見守ったもんで、ほっこりしたい欲求からこちらを観賞。

全編ばえ映画。まるでJRのCMのような叙情あふるる作品です。悪い意
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.8

やな話だな。
共感はできないけど理解できる。
どこからいけなかったのか。母親の秋子の生育歴まで遡れば正せるのか、それとも社会的な仕組みがもう少し異なっていればどうにかなったのか。
起こってしまった事は
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世紀末救世主伝説 北斗の拳(1986年製作の映画)

1.8

フォロワーさんのレビュー読んで、久々に観てみました。というか、映画は初めて。
テレビでリアルタイム観賞していたのははるか昔。最近はパチ屋さんの看板で見かけるばかりであったケンシロウ。
ウワチャー!アタ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

劇場に3度足を運んだMAVERICKを改めてアマプラで借り2回観終えた。
で、元祖について思うところを書いてみる。もちろん一流の出来だとは知っているが、正直ちょっとトムのかっこよさが鼻につくと当時も今
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柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.3

はたしてどんな人がこの作品に興味を持ち、且つ視聴するのだろうかと考えてみたがよくわからないな。作品との出会いは幸福な偶然てとこか。
私はと言えば、柄本親子が俳優として好き、そしてドキュメンタリーが大好
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

2.0

デストイレ2で色々嫌になって、お口直しにって、ならないよ。
ウォッチリストの中で、時間が短いという理由で選んだのがこれ。
チャッキー、なんでそんなオッサン顔?米国のお子さんこういう人形がお好み?キャベ
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デストイレⅡ 復讐の悪魔便器(2019年製作の映画)

1.0

1を観たし、アマプラでただになってしまったので。しぶしぶ。とは言え、少しは進歩しているかと期待したのが間違いで、前作から更に後退。
効果音、脚本、演技どれをとっても評価対象外。だいたい、小汚ない。
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.5

過去作と比較して観やすいと感じたのは、主要登場人物の関係性やら特徴がしっかり頭に入っているお陰か?シリーズ物の良いところね。
今回も気持ち悪い思想の持ち主が犯人として登場。しかし、フックとなる殺人につ
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ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

4.0

そもそもスモークを撮った時に余ったフィルムを使った作品だそうです(Wikipediaより)
だもんで、しっかりした脚本なく、有名どころの皆さんが即興で演じた部分がたくさん有るそうだ。(Wikipedi
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

予備知識なく観てみましたら、前半のジラジラすること!
リズベットすんごい強い人物なのかと思っていたから、後見人とのやり取りはイラつきました。まあ、結果的にはしてやったりでスッキリしましたけど。
人物像
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.0

私が普段着ている服の延長線上に、マルジェラあるんだろうか。
服は服。同じように見える。
だが実は内包しているものが違うんじゃないだろうか。
マルジェラのコレクションはその他のハイブランドにない何かを感
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

ガガ様の不安定っぷりを、リアルかな演技かな、といぶかりながら楽しませていただきました。
この事件に至るまでの各々の関係性やエピソードなど、細かい部分はどこまでが事実に基づいているのかわからないのですが
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

スケボー人達の振る舞い等は、よくわからないのですが、この作品におけるスケボーは成長過程の装置として扱われてるのでそれぞれの経験に置き換えてよし。私で言うとそれはバスケットボールだったかな。そこまで夢中>>続きを読む

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.5

何というか気分の悪くなる描写が山ほどあり暴力や権力に対する人の無力にどんよりとした気持ちになりつつも…面白い。北欧のネクラな部分全開。
こんな暗い話をよくまあ映像化するもんだね。誰にも自己投影できない
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女優霊(1995年製作の映画)

2.5

みんな大好きジャパニーズホラーの出発点ですよー(多分ね)
それまでは日本映画の霊物は怪談的な映画だったと思うのだけど、女優霊はうらめしいとか一枚二枚、みたいな明確な目的なく、かなりフワッとした感じで人
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魍魎の匣(2007年製作の映画)

1.4

枕として使えると評判の原作とはちと趣の異なる本作。
オマージュと思えばまあ楽しめなくはないか。役者が豪華なんで。
柄本さんがラスト近辺でほぼ崩れることが明白な建物内で、何やら一生懸命装置的な物をカチカ
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

5.0

長いですよ。とてもね。途中休憩入りますから。あれです。大河ドラマを4時間にまとめたダイジェスト版。どこを切りとっても捨てネタがない感じ。昔の作品ですから演技は少しばかり大仰で、画面全体の色合いが暗めで>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.9

ジェーン・スーさんが堀井美香さんとやっているover the sun というTBSのPodcastが最高に面白いんですよ。オバサン(オジサンも)の悲しみを笑い飛ばしとても元気になる。そこでお二人が言う>>続きを読む

デストイレ(2018年製作の映画)

1.0

デス・トイレ笑
以下ネタバレ
ベトナム帰りのおっさんが弟の死の原因はトイレに取り付いた悪魔の仕業と気付き、神父を呼ぶんだが結局負けるという話しである。
無駄な繰り返しが多く単調。間延びとはまさにこのこ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

観るとハッピーな気持ちになれる、優しさが詰まったファンタジー。
正直、観る前はこの設定で面白いのか?と訝っていたのですが、馴染みの歌が全編に散りばめられそれだけでも楽しい。
整合性とか言い出したらもう
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.3

辛。
初っ端より監禁される女性にシンクロしてしまいしんどい気持ち。
訳わからないにも程がある。
こんなひどい状態で私は狂わずにいられるのだろうか?
と思いながらも、まあただの観客なんで、楽しみましたけ
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

ちょっとした昔の作品ですが、今観ても、何年か先に観てもおそらく同じ感動を味わえそう。
ファミリーという永遠の課題をうまいことエンターテイメントに仕立ててくれてます。
俳優二人がいいねー。ダスティン・ホ
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.0

最近はあまり雑誌を買わないのだけど時々手に入れたくなることがあり、今週は「GINZA」がアニメクリエイターだったものでつい買ってしまった。そこで激押しされていたのが犬王の湯浅政明さん。
という縁で初め
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シャークトパスVS狼鯨(2015年製作の映画)

1.2

いいぞーいいぞー やれやれやっちまえ(無表情で)
と言いたくなりましたし、実際言いました。
景色はとても美しく、役者の見た目レベルもそこそこ高め。演技だって素人ではないぞ。
何だか、もしや製作サイドは
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.8

ザ レジェンド オブ 鮫。
他のサメ作品とは同じに考えてはいけない。
なにせスピルバーグだよ。
音楽がE.Tと似た感じで、わりと絶望的な状況下なのに冒険を楽しんでるような気分になってくる。
細部にも気
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パス・オーバー(2018年製作の映画)

3.9

スパイク・リーさんによる舞台を加工した映像作品。
基本は2人のブラックの男性の会話劇。コミカルなやり取りの中にもぬぐえない緊張感。
次は何が起こるのか、誰が現れるのか、どんな台詞が発せられるのか目が離
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.9

ウィル・スミス好きである。例の散々な評判のwild wild westもとても良いと思っています。いやむしろ、彼の心技体良い感じに発揮されてるんではないだろうか。
もとい。アイ・ロボット2004年作。
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スモーク(1995年製作の映画)

4.2

この激しく湿気て暑い夏の日、クリスマス映画と言われるスモークをつらつらと観るのもまた乙なもんで。
良い作品は季節に関係なく良い。
語られないものを、語らずとも漂う煙のように感じさせる役者の間合いと表情
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こぼれる(2011年製作の映画)

2.7

ショートフィルム30分の尺をうまいこと使いきってます。
フォローしてくださっているこけピーさんご推薦の作品。
台詞と表情と間(ま)でそれぞれの性格や互いの関係性と過去に起こった事を観ている側にチラチラ
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

2.5

ワイスピはシリーズ通じて割りと好き。1,2,4,5と回を重ねるごとに出世魚のように立派になっていく様子は頼もしくもあり、どこまでビックになるのかを見守りたいと思ったものです。
ですが、3TokyoDr
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