マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

マサミチ

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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

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金取ってスクリーンで見せるようなレベルじゃない。所詮はテレビドラマの枠からはみ出してないスケールのしょぼさ。出てくるゲスト俳優陣もいちいち二線級ばかり。

ドラマの視聴者の何割かは観に
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霧の旗(1965年製作の映画)

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何度も映画化ドラマ化された松本清張原作の最初の映画化だが、前々から思うのは主人公の桐子を悪女と決めつける事は些か違う気がする。

弁護士に恨みを持つしっかりとした理由が存在し、それを終
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死なない頭脳/美しき生首の禍(1962年製作の映画)

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交通事故で首だけになった婚約者を何やらいかがわしい機械に繋げて、その間に彼女のボディになる女性を物色するとゆう低予算のSFホラー。

撮る側も無難に仕上げればいいだろ?みたいに面白く作
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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場面のテンポがすこぶる良くて長尺を感じさせない面白さ。グッチ関係者には評判悪いらしいが、そんな事はお客には関係ない。

レディー・ガガ演じるパトリツィアが最初から金と名誉が欲しくてアダ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

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もう既に散々酷評されているので今さらそれに乗っかって貶しても何も始まらないかなと。

監督の三木聡氏って【亀は意外と早く泳ぐ】も相当脱力系で疲れる映画だったな…と思い出した。あとはテレ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

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今回は子供のキャラ中心で対象年齢が下がった分もあってとにかく退屈だった。子供だましやないかと。

思えば最初の【ゴーストバスターズ】のやさぐれたダメな大人たちの馴れ合いの感じが面白かっ
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ノイズ(2022年製作の映画)

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過疎化の進んだ離島を舞台に、そこに突然現れた1人の殺人鬼をキッカケに歯車が狂ってゆく人々の様を描いてゆく邦画サスペンスの快作だと思う。

状況がどんどん不利な方に転がってゆく脚本が面白
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

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ニュースでは空爆のニュースが流れ、遠く日本からでは想像を凌駕する現実にさらされているのだろう。イスラエルとパレスチナの相互理解とゆうのは未来永劫不可能とも勝手に思っていたのだが、それくらい根深>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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ここ数年、心の底から良い映画だった…と映画館からの帰り道に噛み締める作品に出逢えてなかった気がする。これはそんな映画でしたね。

制作陣が素材に惚れて作っている感覚が完成品から伝わって
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

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んなアホな!?とツッコミながら観ていたが、これは本当に実話で、しかも同様の事件が全米で30州にまたがり70件、犯人が逮捕されるまで10年間も続いたらしい。

これ根底にあるのは警官に従
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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どうも自分はダメでしたね。ちょっと生理的に受けつけない描写が多くて…。

中盤でヒロインの容姿の真相が明らかになるのだが、正直に北欧の文化に疎くて、理解している人なら「なるほど」と思う
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たちあがる女(2018年製作の映画)

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風光明媚なアイスランドの田舎でも環境破壊の足音は響いてきていて、それに対してたった1人で立ち向かう女テロリスト、通称"山女"。

既にジョディ・フォスターによるリメイク企画も進行中とゆ
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

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なんじゃこれ???

人の傷みもよく知らないようなモラトリアム人間がノリだけで書いた様なストーリーをまんま撮りました、みたいな…。まァあくまで印象としてね。

十年一昔と云うが
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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まァストーリー展開は平坦ですけどね。

イーストウッド演じるマイクと旅を共にするラフォとゆうメヒコの少年は荒んだストリートチルドレンの割りには単にイキがってるガキんちょにしか映らないし
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

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今回は博の父親役の志村喬が相変わらずの味のある深いお芝居を見せる。

志村喬演じる博の父親が寅さんに説く言葉。

「人にはそれぞれ運命がある。それに逆らっては不幸になる。」

そんなニ
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晩秋(1989年製作の映画)

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自分は両親を早くに亡くしたので、親が老いてゆく姿を見ていない。

しかしこれは考えたら相当残酷で覚悟も必要なんだろうと思う。日々弱ってゆく様を見つめなければならないわけですからね…。
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

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…まァ自分にはあまり関係ない映画でしたね。
ハマる人はハマるだろうなァとゆうムードだけは掴みましたが。

自虐的にSEXに身を滅ぼしてゆくヒロインと彼女をただ純粋に愛した男。

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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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ロマンティックさを求めて鑑賞すると裏切られる風変わりな作風だが自分は嫌いでは無い。

恋人だけを見守り続けると思いきや、予想外の展開に驚いたが、要は日本で云うところの地縛霊?恋人よりも
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実録三億円事件 時効成立(1975年製作の映画)

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いくらなんでもこんな隙だらけのダメ男が真犯人な訳無いだろう…と思いながら観ていたが、Wikiによると警視庁の真犯人像を複数モデルにしているリアルさらしい。初っ端に昭和の名刑事こと警視庁の平塚八>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

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息子に会社から横領させ、娘には売れっ子作家の妾をさせてむしり取った金で狭いマンションでそれなりに贅沢して暮らしている4人一家の話。

観ていてあの【パラサイト 半地下の家族】に似てるな
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

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シリーズ第7作目。寅さんの産みの母のお菊さん(ミヤコ蝶々)の再登場や知的障害のある若い娘の花子(榊原ルミ)との寅さんの淡い逢瀬と現実との折り合いの問題など、なかなか考えさせられる深い内容。故・>>続きを読む

ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(1964年製作の映画)

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映画として観たらそれこそ珍作の部類に入るが、選手として全盛期の長嶋茂雄のプレー、そしてきちんとお芝居している姿を拝めたのは貴重。

それだけではなくて、王さんや藤田元司までガンガンと普
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狂った野獣(1976年製作の映画)

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知る人ぞ知る隠れた傑作と云うから観てみたが…これも微妙だったな。

銀行強盗コンビ(川谷拓三と片桐竜次)がバスジャックするプロットは在り来りだが、実は乗客の中に曰くありの渡瀬恒彦がいて
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脅迫(おどし)(1966年製作の映画)

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監督は深作欣二、主演は三國連太郎、悪役コンビは西村晃に室田日出男の誘拐サスペンス、と来れば間違いないと観てみたが…う~ん、微妙。

犯罪者たちが自宅に乱入して立てこもるプロットはウィリ
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点と線(1958年製作の映画)

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原作は繰り返し繰り返し何度も読んだので映画版は細部の違いがかなり気になってあまり気に入らない出来。

やはり序盤は最大の目玉である"東京駅の4分間の偶然"から始めるべきでしょう。

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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

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シリーズ第6作目。序盤の九州の五島行きの場面から若かりし日の宮本信子、その父親役に森繁久彌(!)と超豪華な配役の登場に驚かされるが、宮本信子はこの作品から丁度50年後の昨年に山田組の【キネマの>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

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シリーズ第5作目。冒頭の夢のシーンからおいちゃんの危篤が映り、おばちゃんの冗談から本当においちゃんが危篤状態と信じ込んで慌ててとら屋に帰ってきた寅さんのドタバタが描かれるが、この死への意識とさ>>続きを読む

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

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演出が山田洋次監督では無い(小林俊一)ので正直ナメてました。これほど面白いとは思いませんでした。大いに笑わせてもらいました。

この寅さんが競馬で大当たり→おいちゃんおばちゃんたちとハ
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

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シリーズ3作目。監督が変わると(山田洋次→森崎東)こうも雰囲気が違って見えるものなのか、なんとゆうか【男はつらいよシリーズ】の二次創作を観ているような感覚。

寅さんと博が庭先で殴り合
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家族(1970年製作の映画)

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山田洋次監督がこだわり続ける"家族"とゆうテーマは松竹大船撮影所の伝統を受け継ぐ監督としての宿命だ。

【男はつらいよシリーズ】が陽なら、この作品は陰。九州から北海道へ、今なら簡単に荷
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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いや、ちょっと待って。これは反則技でしょ。ネタバレ無しに感想書くのは非常に難しいのだが。

こうゆうアイデアを使った某シリーズ作品もあるし別にいいじゃん!な意見もあるでしょうが、ちょっ
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マークスマン(2021年製作の映画)

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近年のリーアム・ニーソン主演作品の中では1番出来栄えが良いと感じた。

アリゾナ州の国境沿いから始まるカルテルからの逃避行の道中のロケーションは素晴らしいし、メキシコからの不法移民の少
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

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よく取材し勉強して脚本を書いた痕跡は伺えるのだが、各キャラの造形に新鮮味は見えないし良くも悪くも無難な筋立て。

笑わせようと頑張っている細かい描写で全く笑いが起きなかったのは痛いし、
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

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このシリーズ第2作目はなかなかドラマチックな展開で、これだけ内容が詰まって尺が93分と山田洋次監督の職人芸を堪能できる。

瞼の母を思わせるシリーズお馴染みの夢の場面から始まり、寅さん
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

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この第1作目は演出のタッチが後年のシリーズとだいぶ異なる印象だったが、躍動感溢れる渥美清さんのお芝居には驚いた。

倍賞千恵子、前田吟、佐藤蛾次郎、津坂匡章らがまだあまりに若くて初々し
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

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あのリリーさん初登場の作品。

網走の場面での寅さんとの会話は出会ったばかりにも関わらず正にお互いが阿吽の呼吸で、どこか置かれた境遇が似た者同士の2人が自分たちを「泡(あぶく)のような
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