YKさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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パラノーマル・アクティビティ3(2011年製作の映画)

3.0

絶対おもしろくないだろうと思って何も知らないまま3を観た。が、思ってたのといい意味で違い、全編がビデオカメラ目線の映像でモキュメンタリー的な映画だった。

主人公がおふざけ半分で作った扇風機カメラが怖
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

冒頭、part 1と出てきてまじか、となりました。ほぼプロローグ、登場人物も「これからはじまる」的なこと言っちゃってるので、おもしろいかという判断がしづらい。2時間半、ティモシーの顔を大画面で拝む時間>>続きを読む

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

4.0

笑える。おもひでぽろぽろを思い出した。

オチもあっさりしてておもしろい。

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

4.0

個人的に、放浪する中年おっさんの心理がいちばん実感湧かない気がしてる。でも結果的にはおもしろかった。パリの雑踏風景がきれい。

ペンダントシーンは劇場で観れて感動。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

ある事件について被害者も加害者も辛い運命を辿るというのは定番の流れで、マスコミ(マスゴミ)や関係者の責任の取らない感じも胸糞悪いが想定できるもの。ただ、この映画ではさらに踏み込んで、いちドキュメンタリ>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

5.0

人と人の間で生まれる何気ないおもしろさと、そこから掬い上げられる客観的な笑い。

森の中がきれいでラストはシブい。

ヒルコ/妖怪ハンター レストア&リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

塚本監督の長編デビュー作ということだが、冒頭から安心して観られた。謎解きのようなのも割とテンポよく進んでいくけど、見せ方が面白いから飽きない。

遊び心もあって、一度はみてほしい映像。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

ちょっとアルコール入ってた方が調子出るって言って教師が学校で飲酒して授業するなんてうまくいくはずないのに。しかも4人で論文書くのを装ってどんどんヒートアップしていくのが笑える。

割と目立つ男子生徒役
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空白(2021年製作の映画)

3.5

社会派で意欲作なのが伝わるが、なんか違う…。と言いつつ『BLUE』と同じでおもしろくないわけではないけど。

「みんなどうやって折り合いつけてんだろうな」ってセリフが良い。パートのおばちゃんの正しさが
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

痛々しいけどそれがいいんだろうなー

良くも悪くもA24の自由さ。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

退廃的な雰囲気で彷徨う若者。放浪しなければならない、旅、永遠の休暇。

ここからここへ、からニューヨークからの脱出。パリからやってきた青年とのシーンが好き。

街や人の切り取り方が卒制とは思えない。

エレファント(2003年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

銃乱射事件の映画と分かっていたけど、まさかのラスト15分くらいでやっと事件が起こるという構成。

大半は学校の日常で、何人かの生徒が入れ替わり立ち替わりで切り取られる。『桐島部活〜』が影響された感じの
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ふつうなら主役にならないような人々の物語。リアルな風景、リアルな会話が流れてくるが、入ってくるセリフと入ってこないセリフが自然とあって、それが心地いい。雅子さま好きのおばさんが個人的にいちばんおもしろ>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

4.5

優等生とチンピラという正反対な2人が、孤独な心を通わせ連帯していく。あるある物語ではあるが、終始画面から目が離せない傑作だった。「13億人の妹」と呼ばれ現在29歳のチョウ・ドンユイと、ジャニーズ的アイ>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.0

「恋×友情×時代劇×SFが華麗にシンクロ」という煽り文句をいささか疑いつつも、前評判はかなり良い爽やか作品。映画撮りたいならジンバルとiPhoneで撮る!そんな熱量忘れかけていました。ただ、ハダシが新>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

当時レイトショーではじめてティモシー・シャラメを観た。その日からファンになった。

ティモシーの少年らしさをまるごと収めてる。歩き方、眼差し、すべての仕草が忘れられない。楽園のような自宅と眩しい夏の風
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

ベタな部分もあるけどそのすべてがテンポいいしおもしろいし完成度高いゾンビ映画。安心してオススメできる韓国映画。

マ・ドンソクとチェ・ウシクが活躍!

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

視線の映画。横顔と正面。
主役2人とともに行動するお手伝いさんの存在が良い。

BGMがほとんどないが、その中でも音楽が鳴る2つのシーンは印象的。

北陸代理戦争(1977年製作の映画)

3.5

北陸・福井を舞台にしたヤクザ映画。

そこまで福井感はないが、日本海や吹雪がシブさを倍増させる。冒頭の雪中リンチもいいけど、除雪車で車潰すシーンが笑える。

三国事件の舞台、喫茶ハワイに行きましたが、
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

タイトルになってるだけあって「ミナリ」(セリ)が印象的だった。

ユン・ヨジョンのなにかと危なっかしいおばあちゃんが良い。

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

100人もいたら結局エピソードごとにぶつ切りなるだろうという予想で見始め、一応全編を貫く「銀河鉄道」というモチーフはあったものの、それがやっぱりちょっと弱め。ドラマ版と差別化するためのシネスコサイズも>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

「普通てなに?」のテーマを使った重くなく、笑えて楽しい映画。

2人の掛け合いがさすが!清原伽耶はいままででいちばんよかった。

成田凌はもっと気持ち悪い感じにしてもいいかな。ああいうテンションの切り
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ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

劇中に「ノマドって開拓者みたい」というセリフがあるが、まさに現代のザ・アメリカな映画だ。美しい荒野の風景に見惚れる一方、Amazonの大倉庫には目を見張る。自分はいつからか「家」や「車」を持つ未来が想>>続きを読む

おもいで写眞(2021年製作の映画)

2.0

富山を舞台にお年寄りの遺影写真を明るく撮っていく話。

富山ロケである意味は特に見出せず、地元鑑賞だったのでそれなりにお客はいたが、知り合いが出てるから観に来た程度のご当地映画に留まっている。

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.5

作画・CG関係なくやっぱり美術や色彩設計は一流のもので、キャラクターのルック自体もそうした美術に馴染むもので悪くない。また、表情や細かい仕草までしっかり演技されている。が、逆に言えばそれらがあまりにも>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

男vs女という構図にとどまらない、"前途有望"だった彼女による復讐劇。

サスペンス的展開とラブロマンス的な展開が並行して進み、終盤の結婚パーティーへと繋がる。まとめて仕置きされるラストには一瞬の快感
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

ペンシルベニアからニューヨークへ。17歳の高校生とその従姉妹の道のりを撮ったドキュメンタリーのような映画。ニューヨークの風景の切り取り方がまさに17歳目線。

男らがクズだらけというのは確かにそうとも
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.5

歴史ものと思いきやホラーでクリーチャーも出てくるというのでちょっと不安だったが、うまくエンタメに昇華されていた。ゲーム原作ということで、実写化としては悪い印象はないと思う。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

村全体が沈んでるから仕方ないにしても、血が通ってない見せ方ばかりで魅力的な登場人物がいない。唯一挙げるとすれば、途中で現れる少年院時代の仲間?主人公も人間臭い感じなのに意外とメリハリがない映像。

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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

長年寄り添ってきた2人の信頼感が伝わってきた。あんなきれいな湖見に行ってみたい。

スタンリー・トゥッチの涙がきれいでした。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

村上春樹の原作もワーニャ伯父さんも知らなかった。テーマ的なものを見出そうとするとつまらなくなる。濱口監督の秀逸なカット、演出が堪能できる3時間。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

優等生刑事だった頃とは違う表情を見せる日岡。亡き大上の血を継いだ振る舞いに冒頭から興奮させられる。

鈴木亮平が怖すぎ。ただ、彼の演じる上林はある意味いちばん純粋。裏表のない(残虐な)キャラクターであ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃおもしろい。

キャスティングも最高です。

当時、いまは無き映画館で観たことを思い出します。

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

とにかくこだわりがすごい。
撮影による果てしない緊張感。

ほとんど2人のおっさんのやりとりが、幻想や神話的なものと相まってどんどん不穏に。そして明かされるラスト。

1:1.19のいう画面も窮屈さ・
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

5.0

これぞ観たい映画。

震災のとり入れ方がさすが。

tofubeatsの曲も良い。