黒人と白人の差別問題を乗り越えた、実在するアメリカの高校のアメフトチームの話。スポ根物だが、アメフトのことをよく知らなくても、理解でき、人種問題に疎い日本人にも、訴えかけてくる物がある。
1970年>>続きを読む
この映画を絶賛する人達は、美しい映画だと口を揃えて言うが、美しいとは感じなかった。主人公が、もっと可憐な感じだったら、感情移入できたかもしれないが、意思の強さが顔に出ていて、どうも好きになれなかった。>>続きを読む
アカデミー作品賞を受賞しているけど、そこまでじゃなかった。人種差別を身を持って体験することがない日本で暮らしているため、人種差別をする人、される人の気持ちを心底から理解することがどうしても無理なので、>>続きを読む
大恐慌の1930年代のアメリカで、実在した競走馬シービスケットと、屈折した過去を持つ3人の男、騎手と馬主と調教師の物語。何があっても諦めない不屈の精神と、かけがえのない絆の物語。とても感動した。泣ける>>続きを読む
原題の「The benefactor」は、恩人という意味以外に、寄付する人、慈善事業者という意味があり、ここでは、こちらの意味だろう。リチャード・ギアが演じる主人公が、これに当たる。邦題も、そのまま「>>続きを読む
とても面白かった。しかし、怖くもなる。
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、本当に巧い。スノーデン本人に似てた。去年は、「ザ・ウォーク」で、フランス人のフィリップ・プティを演じ、フランス訛りの英語を話>>続きを読む
想像していたより面白かった。メルヴィルの「白鯨」は、昔、読んだが、その頃は、良さが分からず好きではなかった印象ばかりで、ほとんど覚えていないので、改めて読み直してみようと思った。グレゴリー・ペック主演>>続きを読む
「プライベート・ライアン」の狙撃手役を見てから注目しているバリー・ペッパーが主演。
私が好きな「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演)と「リプリー」(ジュード・ロウ出演)と同じ原作者パトリシア・ハイス>>続きを読む
デニーロ目当てで見たのだけれども、何よりまず驚いたのは、ファンタジー物にデニーロが出ていたんだってこと。デニーロは、すぐに出てこないので、どんな役で出てくるのか、登場するまでドキドキした。そして、とう>>続きを読む
クローネンバーグ監督でヴィゴ・モーテンセン主演の「イースタン・プロミス」は、とても印象に残る映画で好きだったが、それより2年前に、同じく、クローネンバーグ監督、ヴィゴ主演で作られていた作品。
題名に>>続きを読む
なんだか、ヘンテコリンというか悪趣味というか、奇妙な家族の話で、何だこれ?と思いながら見ていると、終盤、えっと驚く展開。その辺りは、面白かった。
アメリカにおける犯罪とマスコミの関係を描くサスペンスアクション映画。
前情報なしで観た方がいい。驚く展開があるから。
やっぱりデニーロ、最高‼︎ 強面な中にも、優しさとお茶目な部分を持ち合わす役が>>続きを読む
原作の良さには、到底及ばなかった。「永遠のゼロ」は、原作も映画も、それぞれが良かったけれども、今作は、今一歩。 原作を読まずに観ていたら、感想も違ったかもしれないが、どうも物足りたさを感じてしまった。>>続きを読む
ドラマも見たことなかったが、映画の方も初めて見た。
20年前の映画なので、今見ると、とにかく、よく知った俳優達が若くてびっくり。織田裕二も柳葉敏郎も筧利夫も…。先日亡くなった神山繁や、十数年前に亡>>続きを読む
SF映画へのオマージュが散りばめられたコメディ。スピルバーグの声は、本人だそうだ。
ドタバタ劇だけど、なかなか面白かった。
とにかく、渋い。
題名も、映画の最後の決め台詞にも「仁義」という日本語を持って来ているため、その解釈が難しい。
スタイリッシュな雰囲気で、単純に楽しめるけど、ちょっと中途半端な感じがしなくもなかった。
1960年代にアメリカで放映されたドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイクだそう。恐らく、この時代に見たら>>続きを読む
デンゼル・ワシントン、半端なく強い。強すぎる。
CIAを辞めた経緯とか、亡くなった奥さんのこととか、そこまで描いて欲しかった。それは、次回作で描かれるのか?
巨匠ルキノ・ヴィスコンティを語ることは、簡単ではない。それに、私には、まだまだヴィスコンティの良さを理解することが難しい。
この映画は、滅びゆく美学を表現しているのだろうと思う。
主役のバート・ラ>>続きを読む
「ベル&セバスチャン」の2作目。こちらの方が2作目なのに、間違えて、こちらを先に観てしまったが、支障はなかった。
世界的ベストセラーであるシル・オーブリー原作の児童文学「アルプスの村の犬と少年」を、>>続きを読む
地味な映画だが、なかなか味わい深かった。
『ミスティック・リバー」「シャッター・アイランド」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」と同じデニス・ルヘインが原作。
「クライム・ヒート」という邦題が、よろしくな>>続きを読む
多重人格者の話。ブライアン・デ・パルマらしさの漂うサスペンス。少しホラー的な雰囲気もあり、どの死体も、目を見開き、カメラ目線でこちらを見るシーンがあるので、その瞬間、ギョッとなるが、怖がりの私でも見る>>続きを読む
昨年亡くなったイランの監督アッバス・キアロスタミ の作品。
男女の会話劇なので、「ビフォアサンライズ」を思い出した。初対面の男女なのに、夫婦のふりをしているうちに、本当に夫婦なのかと思うような会話に進>>続きを読む
「ベンジャミン・バトン」「セブン」が好きなので、かねがね見たいと思っていたが、ようやく見た。今作も、同じく、デヴィッド・フィンチャー監督で、ブラピ出演。
最後の30分になるまで、今作は、あまり好みじ>>続きを読む
昔、観たけれども、すっかり忘れ去っていた。今観ると、古臭さを感じてしまうが、古い映画の良さを持っているなと痛感。
最後の方で、2人が踊る所が有名だが、やはり、そのシーンがとてもいい。裸足で踊る王様の足>>続きを読む
なかなか秀逸な作品だった。
ナチスドイツの占領下にあるフランスの田舎町で、出征中の夫の帰りを待つリュシルが厳格な義母と暮らしている屋敷に、ドイツ軍中尉ブルーノが駐留する。リュシルは、ピアノをきっかけ>>続きを読む
聾唖者の方々の気持ちを真に理解することは、なかなかできないが、どうもこの家族には、共感できない。特に母親。例え、聾唖者であっても、健常者の母親と変わることなく、自分のことより、まず娘の心配をするのが、>>続きを読む
昔見た時には、良さが分からなかったが、今は、この映画の良さが分かるようになった気がする。
常々、それほどロードムービーを好きではないのだけれども、これは、好きなロードムービーの上位に入ること間違いな>>続きを読む
2014年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を受賞している作品なので、以前から見たいと思って期待していたが、うーん、どうもダメだった。3時間16分の長さが果たして必要なのだろうかと思ってしまった。>>続きを読む
ようやく観に行けた。
1920年代のNYが舞台。その時代の街並みが好きなので、それだけで、とても好きな雰囲気だった。音楽も良かった。そして、やっぱりハリーポッターファンとしては、世界感が、たまらな>>続きを読む
主人公の少年は、カトリックの学校で、トラブルばかり起こす問題児だが、実は、戦争で父親を亡くし、母親は、病気で入院中。しかも、その母は、昏睡状態に陥り、命も危ない。母が亡くなれば、施設に送られ、学校も辞>>続きを読む
知名度低いけど、面白かった。B級感満載の単なるクライムアクションかと思いきや、意外などんでん返しがあり、ハートウォーミングな流れで終わる。現実にはあり得ないご都合主義な展開ではあるが、なるほど、そうい>>続きを読む
ほぼ登場人物3人の会話劇。最初は、喋りまくりの主人公のことが鬱陶しく思えたが、見進めるうちに、こういう展開だったのか‼︎と思い、なかなか面白かった。
これは、また、余計な説明を入れた邦題が、よろしく>>続きを読む
90分という短い映画だが、物語内の時間進行と、映画の進行時間が同じで、なかなか面白かった。
ミステリーなのだけれども、あり得ない設定が多く、ドタバタコメディーかと思ってしまう部分もあるが、フィクション>>続きを読む
以前見た時には、何より、ラストに衝撃を受け、それと共に、主人公トレヴァーが考え出したペイフォワードという試みが広まって行く様子や、トラウマを抱えた登場人物達が前に進んで行こうとする姿に、胸が打たれたも>>続きを読む