福田沙紀さんのローテンションガールぶりがともかくすばらしい。意外とシンプルで潔い落としどころではあったけれど、いやそれでいいのかなあと思わなくもない。
入江監督のえがく埼玉はおそろしい町ですね・・・(>>続きを読む
とてもしずかで、とても息ぐるしい。村上春樹らしい文学的な台詞も西島秀俊さんが語るとすとんと腑に落ちる感じがする。気のせいかもしれないけど。
岡田将生さんの屈託のない空虚さもとても村上春樹的だが、まっす>>続きを読む
横顔や背中、ゆたかな生活音でいろいろなことを物語る。希望だけに無闇にすがらない、地に足のついたひそやかな力強さ。
アブラの美しい横顔がとても印象的。
こんな差別が実際にあったなんて信じられないなあ、と>>続きを読む
アメコミぜんぜん詳しくないけどマーゴット・ロビーみたさにみた。
いろいろ悪趣味だし、ベルセルク並みにがんがん人が死んでいくけど、独特の説得力でめちゃくちゃおもしろかった。
ラットキャッチャー2かわいい>>続きを読む
高校生が映画つくる、くらいの情報しかいれないでみたのでいろいろ新鮮におどろきながらみた。
いまの若者の寛容さがうまく描かれていてとてもよかった。
伊藤万理華さんのすばらしさよ。いつまでもふんわりした>>続きを読む
ドラケンくんが人格者すぎる。
総じてたのしくみましたが、2005年ってこんなリーゼントのヤンキーとか特攻服きた暴走族とか東京にこんなにいたっけなあ、とはすこし思いました。
ビジュアルと技術と歌はほんとうによかったとおもう。
すべてをふりきってでも走りだしたいきらきらした純粋な衝動を描きたいのはわかるんだけど、でも子どものあなたがひとりでできることは少ない、むしろリスクの>>続きを読む
Talking Headsにもデイヴィッド・バーンにもぜんぜんくわしくないのだが完成度の高いエンターテイメントとしてものすごくおもしろかった。
ちょっととぼけた感じの妙にゆるく力の抜けたパフォーマンス>>続きを読む
みているあいだずっと苦しかった。覚悟を貫きとおしてほしい気持ちと貫きとおしてほしくない気持ちとごちゃごちゃになりながらみていた。
こどもがこんなにも孤独でこんなにも無理をする社会は異常だとおもうが、そ>>続きを読む
わたせせいぞうのような色づかいだな・・・とつい思ってしまったり、探しものをわりと早い段階でみつけてしまったりもしたけれど、いまの若者たちのよくわからない距離感とか自意識とかに真摯にむきあっている感じは>>続きを読む
じつはアベンジャーズをあまりまともにみたことがないのだが(2作目を飛行機でみたかも)、スカーレット・ヨハンソンとフローレンス・ピューとレイチェル・ワイズみたさにみた。
三人三様の、地に足のついたかっこ>>続きを読む
これをシンプルに復讐の物語といってしまっていいのかわからない。これほどまでに他者を尊重できないことに無自覚な人々の存在に、とても重たい気持ちになりながらみた。
いろいろなものを閉じこめたキャリー・マリ>>続きを読む
自由と弾圧と希望と絶望と過去と未来と恋と嫉妬と信頼と裏切りと幼さと成長をさらりと詰め込んでホラーで味つけした、ものすごいものに仕上がっていた。
ホラー要素はなくても成立したと思うけど、ホラー要素がある>>続きを読む
なんかすごく偏ってそうだなあと思ってみにいくか迷ったけど、迷ったらみることにしているのでみた。
思ったよりは誘導的ではなかったが、アニメーションや壺振りは必要ないんじゃないかなあとちょっと思った。
も>>続きを読む
美しくポジティブなところだけをみせられている感はあるが、それでもやっぱりエネルギッシュで迫力ある唄とダンスに圧倒される。アパートの壁のダンスシーンと、アブエラの唄パートすき。
自分のなかの尊厳を守る「>>続きを読む
疑問や憤りを感じるところもあり共感できるところはあまりなかったけど、それでも彼女はとても必死に生きていることはわかったし、この理不尽な世の中で、ひとり親でのほほんと子を育ててきた自分ののんきさのほうが>>続きを読む
モルカーのからだのしくみどうなってるんだとか進化の過程けっこう雑だなとか、そういうところもぜんぶひっくるめてもとかくかわいかったし、まわりのチビッコたちが音楽にあわせてプイプイしてるのもとてもかわいか>>続きを読む
娘がバイト代をつぎこむくらいにこのアニメにはまっていて、おかあさんもみてもほしいというので、テレビシリーズまったくみたことないけど劇場版だけみた。(娘は7回みたらしい)
以下は娘に提出を要求された感>>続きを読む
いろいろデタラメなんだけど心地よいテンションの高さとテンポのよさでめちゃくちゃおもしろかった。愛すべきデタラメさも含めてエンターテイメントとしての完成度の高さよ。
映像の中の東京はバブリーさと活気をだ>>続きを読む
リアルとイマジネーション、嘘と真実、罪と罰、閉塞と解放、理性と狂気、相反するいろいろなものがぐるぐると煮詰められていく。
ふたりの息詰まるやりとりからどうやって本当のことをすくいあげればいいのか。そし>>続きを読む
お互いをおもいやる気持ちがどれだけあってもどうにもできないこともあるやるせなさ。失いたくないものに出会ってしまったからこその苦悩みたいなものはとても苦しい。愛おしそうに腕毛をなでるシーンがとてもよかっ>>続きを読む
私には真似できない、たぶんいまを生きる若い子たちだけの絶妙な距離感。
言葉や説明は少ないが、どんな状況かはなんとなく想像できる余白。
当事者を追いつめないプログラム。
ただただ性的に搾取される理不尽さ>>続きを読む
渋谷の女子高生の無敵感と、それに並行する、お金払えば女子高生に何してもいい、お金もらえば女子高生はたいていのものはさしだせる、というあの時代の狂った空気感。
たいていのものはさしだせるけど、きちんと何>>続きを読む
親としてどうなの・・・とおもうところも正直あったし、翻訳アプリとかさ・・・とおもうところもあったけど、てきとうポジティブとまじめでへたれな兄弟はやっぱり安定感あってみてて楽しかったし、口数少ないながら>>続きを読む
ドキュメンタリーというにはちょっと誘導的すぎない?と感じるところもあるんだけど、セルヒオさん自身はとても真摯に他者と任務にむきあっていることはよくわかる。恋するベルタさんがめちゃくちゃかわいい。
こんなにも幽霊よりも人間のほうがぜんぜんこわい話だったとは・・・
なんとなく内容は知っているもののちゃんとみたことがなくて午前十時の映画祭で初めてみたのですが、午前十時どころか朝8時30分くらいから>>続きを読む
こういう地獄って20年前には想像もできなかったよな・・・とおもいながらみた。
自分の承認欲求をうまくコントロールして飼いならしていくことが人類がかかえる重要案件のひとつになりつつあるのでは、と最近よく>>続きを読む
映画誘致と有名俳優の来訪にものすごくテンションをあげていく地元のひとびとの記録がとてもおもしろいし、地元の熱さに若干ひきながらも制作陣もとても真摯に映画にむきあっている感じがよく伝わってくる、とてもよ>>続きを読む
複雑に二転三転するのかなと勝手におもっていたけど、意外とシンプルに王道なサスペンスで、私がおもっていたのとぜんぜんちがうラスト。
みているあいだはちょっともやもやするところもあったけど、みおわってから>>続きを読む
とてもかわいくて愛おしいおはなし。
たしかにちょっとどうなの・・・とおもうところもあるけれど、でもあんなごほうびみたいな時間がすべてのひとにもあるといいなあとおもった。
最後の写真がどれもすごくよくて>>続きを読む
津軽弁はほとんどなにをいっているかわからなかったけど、わからなくてもなにが起きているかわかるようになっているのがすごい。
彼女はもしかしたらこの先の人生で三味線をひくことはないかもしれないし、メイド喫>>続きを読む
もののけ姫にちかしいところと、もののけ姫とはぜんぜんちがうところと。アニメーションの躍動感がともかくすばらしい。
100年間技術や文化が停滞している感がすごい。不老不死を手に入れると生き急ぐ必要がないから、技術革新などにあまり興味がもたれなくなるということなのか。
また自分が不老不死で、でも自分のこどもがある一定>>続きを読む
やっぱり岡田さんのアクションがキレッキレで、みていてとてもたのしい。団地の足場のアクション考えたひと天才すぎる。
まだまだたどたどしさもあるけれど、平手さんの力強い存在感が秀逸。
全体的にチープで性急ではあるけど変にもったいぶらずに的確にエモさだけを追求していくわかりやすさ。清原果耶さんと猫の正義さ。Mr.Children『CROSS ROAD』の強さ。ミスチルはその後たくさん>>続きを読む
好きだからやりたいようにつくる、ではなく、好きだから仕事として成功するものをつくる、なのはとてもいいなあとおもった。
編集をはじめ、いきおいある映画制作シーンはものすごくおもしろかったけど、ただひとつ>>続きを読む