キネマ寸評さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

キネマ寸評

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マッドストーン(1974年製作の映画)

3.8

オージーバイクヒッピー。自由な世捨て人。町から好かれる暴走族。警官です仲間に入れて、という変化球潜入捜査。利権絡みの陰謀劇を混ぜるがかなり消化不良。もうちょっと脚本練り込んだら名作化したかもしれないス>>続きを読む

地獄のバスターズ(1976年製作の映画)

4.0

ブロンクス・アポカリプスのカステラーリ。戦争物撮らせても上手い。マットペインティングとの合成で広大な戦場を見せる。Nゲージが爆竹で破壊される。バーバリアンのフレッド・ウィリアムソンが差別にめげず体当た>>続きを読む

処刑ライダー(1986年製作の映画)

5.0

アメリカ版ポスターは青春ミステリー映画みたいになってて、あれは観てない人の仕事。日本版の方が作品の本質を分かっていた。インターセプター、スーツ、未来なスパスライアット。チャーリー・シーン、ピチピチでオ>>続きを読む

サイボーグ(1989年製作の映画)

3.3

アルバート・ピュン。ヴァンダム。
ポストアポカリプト。みんなムキムキ未来。

羅王みたいな悪の帝王が割とこじんまりした組織。胸糞復讐設定。独特の盗賊やバーバリアン世界観がイタロアポカリプト系から脱皮し
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.0

アイゼンバーグを主役イメージするとゆとり神経質夢想少年な映画になる傾向。クリステン・スチュアートは意外に優しい彼女役。洗脳とキーワード起動、見守り担当設定に意外性はない。ホーム用品アクションが見所。レ>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.7

ブロンカンプ、南ア、ポンテタワー、ヨハネスブルグ、スラム、ものすごいギャング、怖くて住めない。悪役ヒュー・ジャックマンの怖すぎるパワハラ。今回の権力側大女優はシガニー・ウィバー。中盤の幼児虐待的悲壮感>>続きを読む

クリープショー(1982年製作の映画)

4.0

レスリー・ニールセン、ハル・ホルブルック、意外に演技うまいキング、ゾンビのテッド・ダンソン、ヤサ男のエド・ハリス。ロメロ組はカミさんとルービンスタイン(紫サングラスハゲ)のエキストラ、サビーニのゴミ屋>>続きを読む

血斗のジャンゴ(1967年製作の映画)

3.2

エンリオ・モリコーネのスコアが沁みる変化球マカロニウェスタン。いきなり大学の講義から始まる。余命幾許の教授と眉然オカッパのギャング。埋められない悪の美学の後天的ギャップ。善人の間違った悪は破滅の始まり>>続きを読む

猛獣大脱走(1983年製作の映画)

3.5

ちょいちょいブチ込んでくる場違いなアーバンな曲。しょっぱなの馬の頭解体から来るヤコペッティ一派の残酷手腕。燃えるネズミ、暴れる牛。変な動物学者。トランスポーターみたいにずっとスナック食ってる警部。試験>>続きを読む

ファイアー・マックス(1984年製作の映画)

3.0

ポストアポカリプス。アフターMADMAX2。
シリオ・H・サンチャゴ監督はブラック・エクスプロイテッドものからアクション、ホラーを量産しまくった人。

オーケストラな颯爽とした音楽。
主人公トレースは
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マッド・ファイター(1983年製作の映画)

3.5

デッ、デケデッ、デケデッ、みたいな音楽で始まるイタロ・マカロニ・ポスト・アポカリプス。音楽はシモネッティ。

ブロンクス・アポカリプスのカステラーリ。2019年の核戦争後設定。マッドマックス2以降の支
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

なんでプロフェッサーが禿げたかが分かる頭ゴチャゴチャシリーズ。相変わらずクイックシルバーのシークエンスが秀逸。新ジーングレイが薄っすい。いまいち新Xmenズが若杉てパンチが無い。オスカー・アイザックは>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.5

ここまではオリジナルメンバーが出る、頭ゴチャゴチャシリーズの始まり。ジェニファー・ローレンスのミスティークが許せるかで新シリーズは全て決まる。これでリセット、ウルバァリン・ゼロとか今までのXmenとか>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.3

ウルヴァリンZEROのデッドプールは最近のX-MENタイムパラドックスのせいで無かった事になっており、あの時死なずに生きてたという理由付けのよう。アベンジャーズとの繋がりもチラホラ。DCがシリアスでク>>続きを読む

エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃(1988年製作の映画)

3.2

登竜門の本シリーズ、今回はレニー・ハーリンがプリズンの後、フェアレーンの前に撮った。毎度フレディの倒し方がハッキリしない。前回のクリステン役のパトリシア・アークゥェットがチューズデー・ナイトに変わって>>続きを読む

新トレマーズ モンゴリアン・デス・ワームの巣窟(2010年製作の映画)

2.9

新トレマーズみたいになってるけど別映画。モンゴリアンデスワームに言及した映画は珍しい。確かに見た目似てるけどもっとイモムシ感強く、銃で楽に倒せる。意外に面白い脚本。マフィア、宝探し、NPO医者、採掘業>>続きを読む

エルム街の悪夢3/惨劇の館(1987年製作の映画)

3.5

ブロブのチャック・ラッセルが前年に撮ったエルム街の3。若手監督登竜門映画。脚本もチャック・ラッセルで、1,2と違いルーツの伏線やオリジナルメンバーの出演、催眠で子供達がパワーアップするとか凝った設定。>>続きを読む

トレマーズ4(2004年製作の映画)

2.2

街の創世記。ガンナーの祖先が来たとこから。なんでこのシリーズが続くのか、ガンナーのタカ派なキャラ、開拓された街のアメリカノスタルジー、アメリカ人好きな懐かし感とオリジナルアメリカな西部劇的ロケーション>>続きを読む

トレマーズ3(2001年製作の映画)

2.4

パート3で今度はグラボイズを飛べるようにした。ジェットみたいにお尻から火を吹いて飛ぶ。地元に戻ってオリジナルのメンバーがチラホラ出てくる。ジュラシックパークの女の子も大きくなって出てくる。調子に乗って>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.2

未解決要素多目だけど続編が必要なほどではない。内気なビンボー暴力親父家と金持ち安泰家の息子が超能力持ったらまともなのは金持ちのほうだった。この世から不況やビンボーや暴力親は廃絶しなくてはならない。飛び>>続きを読む

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

3.4

カーペンターの中ではダメ映画の部類に入ると思う。ストーリーも細部の設定もかなりぶっ飛んでる。後の火星ブームから見たら先駆か。ベースは要塞警察と一緒で、火星に変えただけ。移送予定の犯罪者とかの設定も似て>>続きを読む

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

2.6

借金強盗一発大逆転ものというジャンル。ガイ・リッチーはそんなにキレイな編集をしない。唯一濃いビニー・ジョーンズがいいキャラ。沢山キャラを出すのだが、どいつもキャラ立ちが中途半端でそれに乗っかった脚本と>>続きを読む

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.8

テンポや伏線、ストーリー全ていい。ジョー・セネカの悪役政府科学者も味わい深くいい。ケビン・ディロンが若々しくていい。晩年Sawを継いだショーニー・スミスも戦う女でいい。何度観てもビル・モーズリーがどこ>>続きを読む

トレマーズ2(1996年製作の映画)

2.0

続編でどうするかと思えばグラボイズを小型化して二足歩行にさせた。これが恐ろしく怖くない。ケビン・ベーコンが出ない。バートをまた出してアクション色を強くさせるが、結局この回からバートの映画になっていく。>>続きを読む

アイ・フランケンシュタイン(2014年製作の映画)

2.8

なんだこれ笑。アーロン・エッカートよくこの役受けたと思う。もうゴシック系悪の首領役が板についたビル・ナイ。イボンヌ・ストラホフスキーがいなかったら観る意味が無い。新カイル・リースも相変わらずな硬派右腕>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.9

ホアキンが気持ち悪いと思ってたけど、近未来設定だからファッションがいまと違うから。ウェスト位置高めで70年代的な流行が入ってる。意図せずスカーレット・ヨハンソンの役がLUCYと被る。彼方に行ってしまう>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

3.7

ブロンカンプ。バラックの近未来スラム撮らせたら最高の監督。割とハッピーエンド。カフカ的不可逆な感染と変体みたいなのが共通したテーマ?ハードのこだわりに安彦良和のメカデザイン感とアクチュエーターフェチ。>>続きを読む

エルム街の悪夢2/フレディの復讐(1985年製作の映画)

3.0

Part2はジャック・ショルダー。若手SFアクション監督の登竜門シリーズ的。クライマックスの顔犬が印象的。腹突き破りフレディが新しい。巻き込まれ、濡れ衣もの。ホームパーティでフレディ大暴れ。ショルダー>>続きを読む

13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.へ(1989年製作の映画)

3.2

この頃はMTV全盛、金融バブルでサクセスストーリーはNY。そこに乗った迷走。本作で一旦完結。タイトルシークエンスのクリスタル・レイクでまたまた高電圧で復活。時代もバブルでクルーザーでクソガキが湖に来て>>続きを読む

13日の金曜日PART7/新しい恐怖(1988年製作の映画)

3.3

キャリー対ジェイソン。超能力女子にジェイソンがボコボコにされる。迷走度が増している。しかもラストに死んだお父さんが蘇って湖に引き込む。かなりの迷走ラスト。毎度だが主人公がジェイソンを起こす→目覚めて殺>>続きを読む

13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!(1986年製作の映画)

3.3

ジェイソンは生きていた!。前作までは生身だったが、本作からジェイソンはゾンビとして活躍する事になる。これ以降13金は迷走する事に。カッサカサの干からびだったのがチャッキーみたいに雷で生き返りみずみずし>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.2

実は巡り会い 輪廻転生もの。トータルで何人トムはいたのか、谷のねぐらに大挙してトムがやってきたらオリガ・キュレンコも毎晩身体持たないだろう。残された彼らがどうなったかも気になる。生き残り人間はマッドマ>>続きを読む

バトルトラック(1982年製作の映画)

3.5

多分に盛りすぎなジャケ写。実際はMM2以降のポストアポカリプス手作り農業村社会。

ガソリン巡って戦争。
バトルトラックはハリボテながら剛性感あり。

マイケルベックがメガフォースに続き改造バイクに乗
>>続きを読む

ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.6

ついてないカージーさん、第2弾。今回もかなりついてないが、察知して離れたジル・アイランドはシリーズ唯一のラッキーさんだったかもしれない。ローレンス・フィッシバーンが葉っぱ吸いながら"超サイコー"とか言>>続きを読む

ダイバージェント(2013年製作の映画)

2.6

ディストピアは2010年代のトレンド。70年代のエレクトリックと近代格差が一周してやって来たようだ。それにしても主役の彼女がキャラ立ち悪くて応援出来ない。彼氏もどっかで見たけど思い出せない。遠くを見つ>>続きを読む

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

3.0

フリードキンとマコノヒー。正直なんだか理解できない話。詐欺ドンデン返しものとしては小品すぎる。キラージョーもそれほどサイコじゃない中途半端さ。総じてみんな頭悪い設定脚本。なのでそれが後味悪い。ある意味>>続きを読む