Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

映画館で鑑賞して良かった。1を復習しておいて正解。映像も音も大迫力。「Danger Zone」。序盤はペニーがチャーリーなのかと混乱。スマホとおごりシステム。実は上司というお馴染みの流れ。集められたエ>>続きを読む

ゼイラム(1991年製作の映画)

3.6

ホラー映画のようなオープニング。血生ぐさい。お経。賞金稼ぎ。強気な口調と煙草を吸うヒロインが珍しい。悲鳴は一切上げない。凝った武器のデザイン。敵ゼイラムのビジュアルは迫力があって良い。おでこの人面が不>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.3

序盤の色彩が美しい。夫と食事をするときの彼女は、首がゆらゆらしていて気になった。異食症。想像するだけで喉が苦しいコレクション。遅かれ早かれブツかったであろう壁。無意識のうちに欲していた特別感。自分の気>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.1

クリープハイプの「ナイトオンザプラネット」からインスパイアを受けて制作。松居大悟監督とジムジャームッシュ監督。どちらの監督作品もこれまであまり合うものが無かった。言ってしまえば相性が悪い。作中何度も登>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.7

民主化闘争。1987年、韓国でこんなことが起こっていたとは知らなかった。大昔の話ではないのがまた衝撃。実話をもとにフィクションを交えた作り。隠蔽。国家権力の怖さ。靴。エンドロールで提示される写真。脚色>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.4

距離感を間違えた親。鬱屈。森の中の秘密基地。ワイルドライフ。うさぎ。ヘビ。ひげ。変貌と成長。友情。こっそり中指。青春映画。

空白(2021年製作の映画)

3.8

事故の見せ方がきつい。空白に表示される『空白』のタイトル。そこで何があったのか。観客にも委ねられる空白の判断。各人に当てはまる「あのときこうしていれば」。他人事とは思えない現実味。運転手、親、店、学校>>続きを読む

わたしが発芽する日(2016年製作の映画)

3.2

普通とは何か。繊細さ。自ら生み出す罪悪感。視点の切り替え。余韻系。

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

マッチの付け方が格好いい。ひとつひとつの行動が雑に見えるカイルの母レイチェル。おばあさんの影。些細なきっかけで始まるあの手この手の迫害。関係者。そこまでやるか描写。多大な巻き添え。役に立たない警察官。>>続きを読む

ただ、今をずっと。(2021年製作の映画)

3.1

経験とイメージを混ぜて作り上げた感じの内容。三人があまり高校生っぽく見えなかった。タイトル通り。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

情報量の多いタイムループ。なにがなんだかな序盤。だんだん分かってくる仕組み。タイムループものにまだこんな伸びしろがあったのかと気付かされる展開。“一文だけ”の許可を得てから話す洞窟前でのやりとりが印象>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.3

豚を揚げるか、フロアを上げるか。ハイニナール。身分証。2001年宇宙の旅。友人たちの存在が強力だったので、いつからどのくらい仲良しなのか分かる描写があればより入り込みやすかったと思う。邦画洋画問わずこ>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.7

監督がタイトルに込めた2つの意味。「絶対的な羅針盤」「ニュースでは報道されない北朝鮮の現実」。10年かけて制作された3DCGアニメーション。政治犯強制収容所。理由も分からず収容され、過酷な環境で労働に>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.3

特徴3つ…FPS、GoPro、主人公の台詞なし。正直なところ映像が忙しくてあまり話が入ってこなかった。説明なしの唐突な要素多め。超能力描写は特に戸惑う。こちらの理解など関係なしにぐんぐん進む。どうやっ>>続きを読む

ノンストップ(2019年製作の映画)

3.6

コメディ×アクション。一見普通の人が凄腕という設定はあるあるながらやっぱり楽しい。背景をサクサク分かりやすく説明してくれるのでスムーズ。サンバイザー。妻のことが大好きな夫ソクファンの反応が面白い。何と>>続きを読む

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

3.3

4人それぞれにピッタリ合う一本のジーンズ。物語の橋渡しとなる存在。場面転換が上手い。16歳には見えない大人っぽさ。課題と成長。友情の素晴らしさ。ギリシャの風景が美しかった。

殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.5

殺し屋。ナンバー1を目指すナンバー3。伊藤博文の千円札。パロマ圧電式。炊き立ての米の匂い。分かりやすい特殊メイク。義眼。配管。一風変わった殺し屋テクニックさまざま。妖しくてブラックで不気味。悪夢のよう>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.0

30分1年。『ミズーリ・ブレイク』。そっとフレームインする新鮮さ。骨ポキポキ。錆。老い≠知識。老いる怖さと、生まれるゆとり。家族愛。残された時間をどう生きるか。真面目な問いにも見える作品。1分、1時間>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

3.3

ドラマ版は未見。無給。保護司の仕事がどういうものか分かりやすい説明。牛丼。自宅、手料理、お祝い。距離感が近い。佳代と真司の現在の関係性が謎。サービスショットのようなシーンは要らなかったと思う。隙だらけ>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.3

カサブランカは地名。リック、イルザ、ラズロ。有名な「君の瞳に乾杯」。時の過ぎゆくままに。「大砲の音…それとも私の胸の鼓動」という台詞に驚かされる。イルザの行動はちょいちょい共感しづらい。ルーレット22>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

自分の知識量は、ゴジラ>>>越えられない壁>>>仮面ライダー>ウルトラマンの順番。ウルトラマンに関してはビジュアルとイメージでしかほぼ把握していない状態。ある意味これは貴重だと思い、予備知識なしで挑ん>>続きを読む

このまちで暮らせば(2018年製作の映画)

3.1

記号的で“見える要素”しかなく、言葉や感情が浮かんでこなかった。雰囲気は良いと思う。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.5

豪華キャスト。『ラ・ラ・ランド』コンビ。ケヴィンベーコン登場に一番驚いた。俳優としてのジョシュグローバンを本作で初めて見る。否定される『トワイライト』。ニューバランスの靴とマジックテープ財布。「フォト>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.1

オートアサシノフィリア。内容はタイトルの通り。いかに殺されるか。綿密な計画。シリアスなトーンを保ちつつ、どこか軽い雰囲気。これは真面目に見た方がいいのか、笑って見るのが正解なのか、温度感が掴みづらい。>>続きを読む

整形水(2020年製作の映画)

3.3

吹替視聴。独特な動きをする3Dアニメーション。ところどころぎこちない。慣れるまでは人物がゲームキャラクターのように見えた。2億ウォン。手際の良い整形水の説明。テンポの良さ。肉を削いだり付けたり。音で驚>>続きを読む

劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

3.1

ドラマ版は視聴済み。もともと劇場版で完結する想定のドラマだったようで、最終話は非常に気になる終わり方だった。ドラマ版で良い味を出していた広末涼子さん本田翼さんの登場はなし…やや寂しい。ドラマの内容を覚>>続きを読む

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.0

三部作の三作目。途端に宗教色が濃くなった。「命をつなぐ」の描写に戸惑う。前作はシドニアの騎士、本作は創聖のアクエリオンを想起。ラストスパートな語り。SF要素。もうここまで来るとゴジラである必要性を感じ>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.3

三部作の二作目。フツア。モスラ要素。ナノメタル。メカゴジラシティ。ヴァルチャー。このシリーズはゴジラ映画というよりも、SFロボットアニメなのだと本作を見て理解した。感覚としては同監督(静野孔文さん)の>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

両手にボルトで拳銃を固定され…という設定に興味が湧いて視聴開始。そもそもこの設定に興味を持った時点で、作り手に一本取られたなと感じる内容だった。デッドプールに近い雰囲気。スマホ、トイレ、着替え、食事。>>続きを読む

彼女とTGV(2016年製作の映画)

3.5

実話に基づく短編映画。映像も音楽も綺麗。6時18分と19時13分。チーズ。お店で踊るシーンが可愛らしくて良い。自転車の疾走感。ぐるんと回るカメラ。クロワッサン。30分の中にしっかりとドラマがあった。こ>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

2.0

片山監督は、よほど警察官または行政というものに良い思い出がないのだろうか。『岬の兄妹』同様、無能な警察官が登場。分かりやすい“爪を噛む”の描写。今はもう珍しくなった「通りゃんせ」の流れる音響信号機。ガ>>続きを読む

世田谷ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.5

これぞちょっと長めのMVのような映画。緊張、高揚、妄想、距離感。共感させられる何気なさ。back numberの「世田谷ラブストーリー」は初めて聞いた。音楽の入り方がとても良い。ダサ格好よくて甘酸っぱ>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.8

現在と過去を行き来しながら進むストーリー。主人公視点なはずだけれど、誰視点なのか分からない映像も組み込まれる。結局のところ、佐々木の父の背景には何があったのか。佐々木はなぜ悠二に役者の道を進めたのか。>>続きを読む

転校生(2012年製作の映画)

3.6

オープニングの描写。気怠さを抱えた中学生が転校生に触発される系の話かと思いきや、そういうことかと一気に理解させられる作り。誰一人振り返らないクラスメイト。後ろ姿しか見えない冷たい不気味さ。宿題。お菓子>>続きを読む

レイディオ(2020年製作の映画)

3.4

役名=本名。ラジオネーム。メール職人。素人っぽさが相まってリアルな学生の姿。飲み会の陽と陰。DJ役の二人は台本の存在を感じさせない。自然体なやりとり。静かな作品ゆえに音楽のかかるシーンが効果的。正直な>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.7

舞台はブルックリン。季節は真夏。映像と会話から伝わってくる暑苦しさ。何かにつけて黒人だの白人だの人種に関する会話が始まる。意識も視点も大抵そこ。差別意識。店の写真。働かない人々。ラジオ・ラヒームが流し>>続きを読む