motchaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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ホドロフスキーの惑星(1994年製作の映画)

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変なおっさんのインタビュー映像。
何をやってる人か知らないけど、言動から察するに、ヨガとか太極拳をやってる人っぽい。
いや、その割には動きにキレがないかなあ。
一体何者なんだろう?
(171009レン
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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20年経った。
どいつもこいつも体重は増えたが脳みそは最小限のまま。
悩みは増えたが借金は減らず。
エジンバラはますますさびれ、ハイランドはいよいよ美しい。

ボイル監督の手腕でよさげな映画には仕上が
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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初めて観た。
とことんクズな連中の、ドラッグとゲロと糞尿にまみれた青春。
青春と呼ぶのもおぞましい身勝手で薄汚い乱痴気騒ぎだけれど、肥溜めに落ちて初めて気づく空の美しさもあるわけで。
この映画が二十年
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

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繰り返し挿入される記憶のフラッシュバックがちょっと鬱陶しいけど、アクション、ドラマ、ともに一作目と同等もしくはそれを上回るキレを見せる。
特に拳の一発一発に意味のある肉弾戦、思わずにやりとさせられる小
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

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手持ちカメラによる迫力あるアクションは変わらず。
ただし、「敵が殴りかかってきたのを、こう関節を取って、こう反撃して」という殺陣の流れが前作よりも分かりにくい。
ロシアでのカーチェイスもちょっとだけ冗
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

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15年前の作品。
ゴリラ顔のマットは、知能指数がそれほど高そうには見えなかったけれど、この作品で「腕も頭も切れる一流スパイ」っぽくなった。
役が役者を育てたいい例だと思う。

肉弾戦は拳、蹴りの一発一
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

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味方側が、黒人、アジア人、ネイティブアメリカン、肥満体、年寄、と外見上特徴のあるキャラクターばかりなのがよい。
こうした男だらけの映画は誰が誰か区別がつかなくて困ることが多いんだよね(特にヨーロッパ映
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SCOOP!(2016年製作の映画)

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一回の表、福山雅治の作り過ぎ感に不安を感じ、その裏の攻撃では吉田・遠藤の「私たち演技上手いでしょ」アピールに頭を抱えたけれど、二回、三回とイニングが進むにつれて演技や演出が落ち着いてくる印象。
そのあ
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金メダル男(2016年製作の映画)

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日常生活プラス1ミリの、ふんわりした浮遊感が楽しい。
この手の映画って、簡単そうで、実はかなりしっかりした構成力が必要だと思う。
この監督さんはよく頑張っている。
ご褒美に土屋太鳳とのキスシーンを、そ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

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リドリー・スコットはエイリアン誕生のいきさつが気になって気になって仕方がないみたいだ。
神の意志や、人工頭脳の暴走など、あの手この手を持ち出して説明してくれる。
前作から続くのは、観客を、それから自分
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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ぐねぐねと変形する大都会は絵的にサイコー。
劇場でちゃんと飛び出す3Dで観たかった。……と言いたいところだけどマーヴェルの3Dは1mmくらいしか飛び出さないから、家で観ても大差ない。
途中哲学的な部分
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お嬢さん(2016年製作の映画)

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観た人100人が100人とも思ったはずだけど、あえて101回目を言わせてもらおう。
「いっその事日本語部分は吹き替えにして欲しかった」

それからやっぱり、あと20分長いね。
どこを削るか考えてみたけ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

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前作をほとんど忘れ去った状態での鑑賞。
始まって30分までは「今からでも前作を見直した方がいいんじゃないか?」と迷いながら観てた。
でも途中から全然気にならなくなるんだよね。
映像は派手だけど、シナリ
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

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地下水路をシナプス回路のメタファーと解釈する事もできるし、水脈に生物の進化を司る運命論を感じ取る事も可能。地底にありながら真理に至らんとするメレアーグラはペダンチストの暗愚さに対する哄笑か、あるいは現>>続きを読む

GANTZ:O(2016年製作の映画)

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大阪の街並みや、禍々(まがまが)しいクリーチャーの数々は面白い。
話も大筋は分かりやすい。

ただ、細かな設定が分からなかったり、人間ドラマ部分のテンポが悪くて退屈だったりはする。おそらく原作でも些細
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ダンケルク(2017年製作の映画)

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後半になってちょっぴり希望の光めいたものが見えてくるんだけど、冒頭から三分の二くらいまで、とにかく怖い。とことん怖い。音も音楽も、映像も演出も、すっごく怖い。

でもさあ、もっともっとよく考えてみると
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攻殻機動隊ARISE PYROPHORIC CULT(2015年製作の映画)

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一般的に、「意識の無限のつながり」とか「人類の変革」とか、お題目が大きくなればなるほど、物語のスケールは小さくなるものだけど、これも、そんな感じ。
隣のクラスの子がうちのクラスのリレー代表の子の靴を隠
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

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何となく観たつもりになっていたけど、ちゃんと観たのは実は初めてだった。
楽曲は素晴らしい。
作りこんだセットも素晴らしい。
振り付けも今なお色あせていない。
ただ、合唱の下手さと音質の悪さが惜しい。
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

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ラブミステリーなんだけど、もったいを付けたり、謎めいた描写でミスリードを図ったりしないところが、さすがのゼメキス。
不安感の表現はブラッド・ピットの演技力に一任して、重厚な演出でドラマを紡ぐ。
「上手
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ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

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「ぶぶ漬けニイハオ」みたいなタイトルに惹かれて見てしまいました。
すみません、B級ギャグ映画が好きなもんで。

センスは悪くない。
こぎれいな映像に、メルヘン調で大げさなナレーションを重ねるアイデアは
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

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「スパイダーマン」と同じ劇場、同じ座席で観た。つくづく「スパイダーマン」はへっぽこ3Dで、へなちょこMX4Dだったんだなあ、と。
これは普通に飛び出して、ちゃんと揺れます。

映画としては、美しく、可
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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大昔にソビエトで撮られたオフビートSFが面白いはずがない! と斜に構えて観れば、ちょっとだけ面白い。
21世紀エンタの基準からすると1ミリも面白くないから厳重注意。
だって135分のうち130分が砂漠
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

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園子温監督によるロマンポルノ・リブート作品と聞いて、

1)おっぱいは出るだろう、
2)女の子が甲高い声で叫び続けるだろう(←これ、苦手)、
3)シュールで訳分かんないだろう、
4)退屈だろう、

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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

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エゴン・シーレは裸体画に革新的な光を当てた人だ。だから「エゴン・シーレ」というタイトルを見て、客は当然、エロティックなシーンを覚悟し、あるいは期待する。
映画の中では、裸体画をポルノと切り捨てられて、
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

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ハイテクサスペンス部分がとっても巧み。作戦室でのやり取りだけでぐいぐい盛り上げてくれるもんね。
それから防犯カメラや監視衛星を絡めたカーチェイスも巧み。
肉体バトルは超細切れのカット割りで、これも巧み
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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スパイダーマンの魅力は、ひゅーんと無重力落下して、地面すれすれで反動のGがかかって、次にぎゅーんと急上昇するところだと思う。
ひゅーんGぎゅーんがあればストーリーなんてどうだっていいし、ひゅーんGぎゅ
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真田十勇士(2016年製作の映画)

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最後の最後までハラハラドキドキ。

だって監督が堤幸彦だよ。
数々の人気シリーズを「面白く始めて、グダグダに終わらせる」名人の、あの堤さん。
どの時点でグダグダになるか、心臓バクバクさせながら見ました
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レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮(2015年製作の映画)

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後半になって登場する謎の美少年サライ。
中途半端な寸劇じゃなく、いっそのこと彼を主役にした映画にすればミステリアスでエロティックな傑作になっただろうに。と、想像を膨らませながら暇をつぶしました。
もち
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ファイナルガール(2015年製作の映画)

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何が最大の敗因なんだろう? とずっと考えながら観てた。

ヒロインの垢抜けないルックスとだらしない体型はもちろん大きな敗因。
身体能力の低さも敗因の一つ。
信じられないほど趣味の悪い服も、かなりの敗因
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ニュースの真相(2016年製作の映画)

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ねじれにねじれた映画。
一見「真実を権力に握りつぶされた勇気のお話」のように見える。
でも結局決定的証拠はなかったわけで。すると「惜しくも真実にたどり着けなかったジャーナリストの失敗談」のようにも受け
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

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ここんところ当たり映画ばかりでうれしい。そのうち、どれを見てもクソ映画、なんて反動が来るのが怖いけど。

それはそれとして、この映画のシナリオの天才的なこと! 
冒頭の着水シーンで単純にドキドキさせて
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海街diary(2015年製作の映画)

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大らかで細やかで、美しくて切なくて。
あんまりこういう上品な映画はほめたくないんだけどね。
完封負けを喫した以上、相手ピッチャーのすごさは素直に認めるしかない。
せめて「こんだけ役者をそろえたらいい映
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

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実話にもとづく映画に面白い映画なし、と信じてるんだけど、これは面白かった。
単純に、意外なトリビア満載なのが面白かった。
重ーいテーマなのにテンポが速くてウィットやユーモアにあふれているのが面白かった
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マクベス(2015年製作の映画)

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何度も映像化、翻案化されてきた戯曲。
この、手垢にまみれた戯曲を映像化するに当たって、ポイントは、何を一番訴えたいのかってことだと思う。

映像はとっても美しい。役者もみんな悪くない。
でも、だからと
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キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)

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VFXでゴリゴリ押しまくってくる。映像効果をとことん生かすために、ストーリーも人間関係もギリギリミニマム。見せたいのは一に特撮、二にCG。こういう潔さは嫌いじゃない。いや、むしろ、好き。いやいや、もっ>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

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昔の「バーバレラ」みたいに、監督が惚れた女優のために撮った映画かと思ったら、どうやら違うみたい。

よく考えてみれば、確かにそうかも。
女優に真剣に惚れてたら、人工皮膚の面積がもっと広かったはずだもん
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