こじこじこじかさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

こじこじこじか

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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

エンタテインメントとして完成された作品でした。鑑賞後に何かが残るという類の作品ではありませんが、鑑賞中はスクリーンに釘付け。

まず登場人物の多さにびっくりさせられます。ちょい役であんな人が出ていたり
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オー!ファーザー(2013年製作の映画)

3.0

由紀夫の父親は4人。母親が4股をしていて、ひょんなことから4人の父親に育てられている由紀夫。

そんな不思議な家庭環境にある由紀夫の周りに奇妙なことが起こり始めます。

同級生が学校に来なくなったり、
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殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

4.0

うん、この作品、好き。

あなたは殺したい人がいますか?

殺したい人がいる人たちに殺し方を教えるワークショップの話。殺したい理由は様々。恋人に暴力を振るわれたり、友人を自殺に追いやった奴らが憎かった
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.5

父親が失踪したために急遽集められた家族たちの話。

母親は口腔がんを患い、抗がん薬治療のため髪は抜け落ち、大量に服用している鎮痛薬で認知機能に影響を受けている状態であった。そんな母親と一緒に暮らしてい
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.8

前作同様、実に丁寧に作られているなという印象。前作も良かったけど今作も良かったです。怖さという点から見ると前作の方が勝っていましたが、ホラー映画における表現法は相変わらず素晴らしいので観ていて飽きない>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.0

ファミコン世代の僕としては、ドット絵のパックマンがスクリーンで躍動する姿を見ることができて感無量でした。

嘗てゲーマーとして名を馳せた者たちが異星人の地球侵略を阻む。何故か異星人たちはゲームのキャラ
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内海の輪(1971年製作の映画)

4.5

松本清張のミステリーを映画化。ミステリーと言えば誰が犯人か?がストーリーの肝になることが多いが、この作品は誰が犯人か?を考えさせるものではない。そもそもこの作品はミステリーではないのかも知れない。>>続きを読む

さよなら、アドルフ(2012年製作の映画)

3.5

ナチス関連の作品は数多くあるが第二次世界大戦のドイツ側の人間や家族を描いた作品は初めて観た。そういう意味で新鮮だった。

敗戦の色が濃くなってきたドイツ。ナチス将校の父親は姿をを消し、母親は連合軍に連
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

3.2

ミモザの島で消えた母。母が消えた謎を追い続ける息子。そんな息子を冷たい目で見る妹。母のことについて触れようとしない父と祖母。

母が亡くなった理由を追い続けるうちにある事実が明らかになる。

母はどう
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

2.8

田舎に遊びに来た朔子の夏を描く。ゆっくりと流れていく時間に田舎の景色が相俟って、のんびりと観られました。

ただ、描かれているのはそれだけじゃないのです。買春をするお偉い議員さん、被災者を憐れみの眼で
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.0

本当に美味しそう!!美味しそうな食べ物が出てくる映画はそれだけで良いよね。

タイトルそのままの作品。

三つ星レストランのシェフがフードトラックを始めましたという内容。

フードトラックを始めてから
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.5

音楽メインの映画は、音楽が良ければそこそこ観られるのが嬉しいです。

有楽町のヒューマントラストシネマで観たんだけど、恐らく初デートと思われる男女が受付の前で困っていたのが印象的でした。当日券が売り切
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アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ(2016年製作の映画)

2.5

「死霊のしたたり」ばりの蛍光の液体でドーナツが凶暴になってしまうお話。ドーナツが人を襲います。

お金がかかっていないB級感が作品全体からぷんぷん漂ってきますが、そういうのが嫌いじゃなかったら観ても良
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チョコレート・シティ(2015年製作の映画)

2.0

マジック・マイクは観たことないです。

マジック・マイクのタイトル名が語られるので意識をして作られているようです。

黒人ストリッパーの話。夜の世界に飛び込んだ若者が成り上がっていく様子が描かれていま
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

3.5

この邦題はいかがなものか?

原題は、アメリカ版こっくりさんであるウィジャボードのウィジャ。どこの国にもこういうものがあるのね。

ウィジャボードには3つの注意しなければいけないことがあります。
・ひ
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續姿三四郎(1945年製作の映画)

2.8

姿三四郎の続編。タイトルを見れば分かりますね。

今回は三四郎は異種格闘技戦をやっています。柔道VSボクシング、柔道VS空手。ガチンコの柔道勝負の方が見応えがあるんじゃないかと・・・。そういう点では少
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

3.8

「ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」「シング・ストリート」の先駆け。

アイスランドのダブリン。寂れた街にあるのはロック。ロックで世界を目指す!!

上に挙げた3作は綺麗な画だけど、この作
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

普段は観客が10人にも満たない地元の映画館が満席になっていて驚きました。このfeverっぷりは何だろう?

君が僕に、僕が君に、的な男の子の中に女の子が入り込んで、女の子の中に男の子が入り込むところか
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

1.5

予告編を観てかなり面白そうだったから公開日を心待ちにしていたんだけどなぁ。期待し過ぎてハードル上げちゃったかなぁ。

5時から僅か11分の間に様々な人に起こる出来事を様々な人の目線で描く。

最終的に
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.9

戦争で両親を亡くし独りぼっちになってしまった少女ポーレット。当てもなく歩いていると、同い年ぐらいの少年ミシェルと出会う。これが縁でポーレットはミシェルの家で一緒に暮らし始める。

少年と少女の禁じられ
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天使の恍惚(1972年製作の映画)

4.5

東京総攻撃を計画する過激派革命軍の話。

「四季協会」やら「秋」やら「十月」やら「木曜日」やら、最初は何を指しているのか分かりにくかった。

革命部隊「四季協会」の中部隊「秋」の小隊「十月」のメンバー
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東京家族(2012年製作の映画)

3.8

安定の山田洋次。

登場人物が沢山いるんだけど、それぞれの個性を埋没させることなく描いている。役者さんの力量によるところもあると思うけど。

田舎から両親を東京に呼んだ家族の話。両親を持て余して色々な
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

是枝裕和監督の最近のいかにもな作風に異和感を覚えてしまって気にはなっていたけど映画館に足が向かなかった作品。

是枝監督、ごめんなさいっ!!えーっと、良かったです。

特に綾瀬はるかのお姉さんっぷりが
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟は良いねぇ。おっさんを描かせたら右に出る者はいない。今作でもおっさんが輝いています。ジョージ・クルーニー最高っ!!

3人の脱獄囚が地中に埋められたお宝を探しに行くという緩いロードムービー
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理由(1995年製作の映画)

2.3

初鑑賞。

だと思って観ていたら、あれ?何だか観たことがあるような?デジャブ?いや、観たことあるわ。

以前観たのに記憶に残らなかったようです。記憶に残らなかった「理由」は何でしょう?

死刑制度に異
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処刑の部屋(1956年製作の映画)

3.5

評価が難しい。面白い面白くないで語ることが難しい作品。

親の働いている銀行でパーティの資金を借り、女性に睡眠薬を飲ませてレイプする。知的にも経済的にも恵まれた大学生の若気の至り。

アウトローが格好
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クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴(2015年製作の映画)

4.5

この話は事実に基づいています。

2016年の監禁ものと言えば「ルーム」が挙がると思いますが、「ルーム」よりも壮絶。10年以上も監禁されているなんて・・・。しかも3人も。

郊外の周りに何もない一軒家
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毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

3.0

マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」の舞台の脚本家トマとオーディションに来たワンダの2人舞台。

オーディションを兼ねた、2人での脚本の読み合わせ。出るわ出るわ、トマのM性。

この舞台はある意味トムの
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.5

自分の家族が人を殺めてしまったら・・・。

父親と母親、長男、次男の4人家族。マイホームを手に入れ順風満帆、これからの未来は希望に満ちていた筈だった。

いつから家族は壊れていたんだろう?最初から?
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200本のたばこ(1998年製作の映画)

2.5

大晦日。新年を前に様々な男女が色恋を繰り広げる。

幼馴染の男女。喪女とセックスが超絶下手なアーティスト。バンギャとバンドマン。男を求める2人組とバーテンダー。様々な男女が大晦日に何かを求めて街に出る
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

2.5

行定勲監督は手堅いね。手堅すぎるが故に突き抜けたものがないのが残念。

こっこのひと夏の体験。イマジンすることの重要性をこっこが教えてくれます。

人と違うことが格好良いと感じているこっこ。ものもらい
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.5

評価が難しいです。ストーリーだけを取ってみると普通と言えば普通なんだけど、アニメーションが冒険的と言うか挑戦的と言うか・・・。

途中、中弛みするところはあるけど最後のダッシュシーンが鳥肌物。無意味に
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マネキン(1987年製作の映画)

3.0

1980年代の青春映画。マネキンに恋をした青年のお話。

青年の前ではマネキンが動いちゃう!!マネキンのお陰で青年は世間から一目置かれる存在に。そんな有り得ない設定だけど楽しんで見られました。

最後
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団地(2015年製作の映画)

2.8

岸部一徳という個性。岸部一徳ってどんな役を演じさせても同じように演じているんだけど別物に見えてしまう不思議。稀有な役者さんです。

面白い面白くないかの2択だと、面白くないの方に入るかなぁ。まず内容に
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女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 後編 出る!(2015年製作の映画)

1.5

構成は前編と同じ。学祭に向けてみんなで1つのものを作っていくのは楽しいよなぁ。

ストーリー自体がだれているからだらだらしながら観ると良いと思います。笑

みさこが可愛いです。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.5

ミステリーは複雑にすればするほど爽快感がなくなってしまう。しかし、単純にすればするほど結末が読めてしまう。その塩梅が難しいのだが、そこは流石のヒッチコック。

ネタバレになってしまうので詳しいことは書
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