こじこじこじかさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

こじこじこじか

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オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

4.0

タランティーノが今年ナンバーワンだって。(今年って去年?まぁそんなことはどうでも良いか。)そんなこと言われたら観ないわけにはいかないでしょ。

シリアスなサスペンスだと思って観ると肩透かしを喰らうと思
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アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

4.0

科学で説明できないことはあるのだろうか?仮に今現在科学では説明できないことがあったとして、それは科学がまだその域まで発展していないから?

人間の眼の虹彩は十人十色。虹彩で個人を特定できる。虹彩認証。
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私は殺される(1948年製作の映画)

3.5

偶然、混線した電話で誰だか分からない女性を殺害しようとしている男たちの会話を聞いてしまったレオナ。

殺されるのは誰?警察に相談しても相手にしてもらえない。知人に相談している内、帰宅しない夫への疑惑が
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キャロル(2015年製作の映画)

3.0

特別に何かがあるわけではない。ルーニー・マーラとケイト・ブランシェットの2人の性別を超えた愛(?)があるだけ。ただそれだけだが、最後まで魅せてくれる。

2人は何故惹かれあったのか?2人はお互いのどこ
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

一言で言えば、ワールドトレードセンターのツインタワー間で綱渡りをするお話。

ただそれだけ(?)の話なんだけど、鑑賞中、『そんなことしたら駄目ぇぇぇぇぇ。落ちちゃうぅぅぅぅぅ。』って気付いたら前のめり
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

「ワン、トゥー、スリー」
「アイン、ツヴァイ、ドライ」

ときて

「いち、にー、さん」

ときたもんだ。これ聞いてやばいと思ったね。ニコラス・ケイジの作品をちゃんと観たのは初めてかも。よく刑事の役を
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.0

ギレルモ・デル・トロお得意のダークファンタジー。ホラー的な要素はあるけど、ミステリー・サンペンス色が強い作品。

ミア・ワシコウスカは相変わらず美しい。貴族の衣装とお城が非常にマッチしていました。
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

1.5

待ちに待ったタランティーノの最新作。タランティーノの作品を3時間弱も楽しめるなんて・・・と思いながら公開初日に喜び勇んで観に行きました。

・・・。
あれ?
期待値が高すぎたかな?
あれ?

辺り構わ
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汚れた血(1986年製作の映画)

3.0

ドニ・ラヴァンがデヴィッドボウイのモダンラブをバックに夜の街を疾走。からの急停止。

少年は金庫を、少女は掟を破った。

近未来パリ。彗星が接近しているらしく異常気象のため夜でもおそろしく暑い。基本男
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

5.0

真っ赤な部屋に真っ白な部屋着。過剰な色の統一がわざとらしく感じないのはベルイマンの為せるわざか?

ベルイマンの永遠のテーマである神の沈黙を描きながら、人間の幸不幸とは一体何なのかをストレートにぶつけ
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フリーキー・ディーキー(原題)(2012年製作の映画)

2.0

このミステリーがすごい!!なんて言われちゃうと観ずにはいられないでしょ!!

大豪邸の肘掛け椅子に座る1人の男。見知らぬ人間から電話がかかってくる。動いたら爆弾がどかーんだぞ!!

「・・・。」

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イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

4.2

映像美はそんなに重要視しないのですが、この作品の画は美しいと思います。その美しさが儚さや猟奇性に繋がることでより美しさが際立って見えました。特にベッドの上に靴が並べられている構図にはほくほくでした。>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

2.8

映画を観る楽しみの1つに自分の知らなかった世界を見ることができるというのがあります。

この作品では辞書を作る世界を見ることができます。1つ1つ言葉を用例採集して何千何万もの言葉を積み重ねて一冊の辞書
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THE ROOM 閉ざされた森(2006年製作の映画)

4.1

DVDを観るときって本編前の予告編で、「この映画、ちょっと嫌な匂いがする。やばいの借りちゃったかも。」ってなることがありませんか?正にこの作品がそういう部類の作品でした。超絶糞映画を借りてきちゃったか>>続きを読む

エグザム(2009年製作の映画)

1.5

とある企業(?)の職員の最終選考(のようです。)。最終選考まで残った8人(だったかな?それぐらいの人数)の前には受験番号が書かれた1枚の紙が置かれている。その紙には、受験番号以外は書かれていない。この>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.5

俺らは暴力は使わない。詞(リリック)で俺らを押さえつける権力と戦うぜ!!

普通に殴り合いの喧嘩してたけどね。それは置いておいて、N.W.E.分裂後のディスり合いにはくすっときました。

ダラスバイヤ
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ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

3.8

噛めば噛むほど味が出てくる作品。特に終盤の展開に何故何故?となるが、男の愛を独り占めしたかった女の歪みつつも純粋な愛情の為せる業だったのだろう。

とある結婚詐欺師と、その結婚詐欺師に恋をした女の話。
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.5

「それ」はどれ?「それ」はあれ?それとも、これ?

セックスで感染する「それ」。「それ」はゆっくりと近付いてくる。逃げなければ殺される。

追う者と追われる者。ホラー映画王道の設定だが、少し設定を変え
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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

3.5

この作品、民放で放送されたとき「セックス・パニック」ってタイトルだったって本当の話!?

小学生の頃、新聞のテレビ欄を見て卑猥なタイトルの作品に胸を躍らせて録画したことを思い出すわぁ。

親がいないと
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ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

2.6

ミュージカル映画は、どんな歌が歌われるかが結構重要なんだなぁと感じた。歌が上手い俳優さんがただ歌うだけじゃ駄目みたい。

ミュージカル映画にストーリーを求めるのは酷というもの。純粋に格好良いなとか聴い
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.0

そうだったよな、オスカーを獲った作品だったんだよな。

実際にイランで起こったアメリカ人救出劇を映画化。見付かったら殺される。パスポートも持ってないし、イランからの脱出なんてほぼ不可能なんじゃない!?
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ワイルドシングス(1998年製作の映画)

2.8

生徒からの人気が高い男性教師。女子生徒からも誘惑されてしまう訳で・・・。

『僕にはお付き合いしている女性がいるから、君とは無理だよ。それ以前に教師と生徒という関係じゃないか。』洗車シーンで濡れ濡れに
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

2.5

『62分後の衝撃!!』という煽りに躍らされて公開初日に観に行きました。あれ?63分後だったかな?まぁ、どっちでも良いか。

行定監督だから下手なことはしないだろうとそれ程心配しないで観ました。無難にま
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ラストベガス(2013年製作の映画)

3.0

4人の爺さんたちがラスベガスで羽目を外しちゃう話。この4人が普通に街中を歩いていたらガン見しちゃうわ。豪華な4人ですがデ・ニーロ好きな僕はデ・ニーロばかりに目が行ってしまいました。

結婚前夜のパーテ
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キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

2.9

『ちょっと外に出てきまーす。』→『やだ、良い男。』→『彼氏がいるけど抱かれちゃえ。』

そんな訳ねぇだろ!!的な展開で始まります。偶然街中で出逢った男性に惹かれて自宅まで行っちゃって抱かれちゃうってど
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卍 まんじ(1964年製作の映画)

4.0

谷崎潤一郎の『卍』。

友人の光子(若尾文子)の美しさに惹かれていく園子(岸田今日子)。2人の関係は自然と深いものになっていく。其処に園子の夫(船越英二)も絡んで奇妙な三角関係が生まれる。行き着く先は
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.8

この作品を手に取るまで、『ビッチ・パーフェクト』だと思っていたからね。超絶ビッチが登場するお色気映画かと・・・。パッケージもそれ風だったからさ・・・。本当にごめんなさい。

ストーリーは起承転結が綺麗
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ザ・ショック(1976年製作の映画)

2.3

アルジェントの名前が入っていると気になってしまう悪い癖。ダリア・ニコロディの名前があってもそれは同じ。ニコロディの名前で鑑賞を決めた作品。

誰かが人間に乗り移るというホラー映画の王道ストーリー。展開
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ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

2.5

映画で描かれるチャットやSNSってどうしてこんなに安っぽいんだろう?いや、待てよ。そもそも、現実のチャットやSNS自体が安っぽいのか。という訳で、リアリティが余りなく感じられたのが残念。

『事実は小
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.5

公開時、ホラー映画好きな知人が勧めてくれていたんだけど、観に行けなかった作品。漸く観られました。

いやー、面白かった。ネタバレになっちゃうから内容は言えないんだけど久しぶりにホラー映画(?)の良作に
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記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

2.4

他人の記憶に入り込み、難事件を解決する記憶探偵。記憶探偵である主人公は拒食症の少女の記憶に入り込み、彼女の拒食症の原因を探ることになる。簡単な案件のように見えたが、彼女には過去には深い闇があった・・・>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.9

評価が非常に難しい。何回か見返しても結局のところ、何が起こったのか説明することができない。でも、自分なりの解釈をすることはできる。分かりやすい映画も良いけど、たまにはこんな映画も良いよね。

舞台の上
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セブン(1995年製作の映画)

3.0

久しぶりに鑑賞。ラストシーンは何年経っても忘れることがないぐらい好み。

序盤の猟奇的は連続殺人はグロさや気持ち悪さが画面から伝わってきて、犯人は誰!?的などきどき感が刺激される。ただ、この作品をミス
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.0

冴えない広告マンが上司の代わりに国際広告祭で審査員を務めることになっちゃった!!しかも、出来の良くない竹輪のCMにグランプリを獲らせないと会社もクビになっちゃうときたもんだ。無理難題を押し付けられた広>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

2.1

フレンチホラーは矢張りハードコアでした。

被害者が加害者に復讐をするホラー映画は数多くありますが、それが開始10分ぐらいで来ちゃうんだもの。

『ピンポーン。』

『はーい。どなたですか?』

『ガ
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.2

ある夫婦の数十年の日常を描く。木村多江とリリー・フランキーのどこにでもいそうな普通の夫婦。普通とは言っても、生きていれば色々なことが起こる。辛いことや苦しいこと、悲しいこと、そんな日常の数々を夫婦が手>>続きを読む