こしょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.0

鑑賞中、日本のエンタメはすでにイディオクラシーの世界に入っていたことに気づかされ愕然とした。
映画としてもお話としてもなにも成立しておらず、作り手が本当のバカじゃないかというところが恐ろしい。そうでな
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

あるゲームが信用できるゲームかどうかを判定する基準の一つに汚くあるべき場所のトイレが汚く作られているかどうか、というのがあって、それはつまり汚いトイレをそれっぽく見せるにはかなりの工夫が必要なのだが、>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.0

鏡のシーンやバイクチェイスへの入りからのワンカットは良かったけれど、格闘アクションにおける動きのスピードの不自然さはできの悪いゲームみたいだし、ドラマパートの怠さは酷いもので意識が飛びかける。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

シャッガンのリロードまでちょっぱやとは驚いた。あのワンカットを撮るためにどれだけ練習したのかと思うと…
けれど、アクションはもう銃が無い方が断然よく、冒頭のアクションシークエンスにおける、無手キアヌが
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.0

冒頭のセラピー施設、初めてのアメリカ公演のライブハウスのトイレ、母親にカムアウトする前の車、離婚を告げる朝の寝室などのドアを自分で開ける意味。
ミュージカルのため、ボヘミアンラプソディーより現実と非現
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

2.5

鳳仙の紹介で幹部以外は全員坊主と聞かされて、これがブラック校則って奴か…と感慨深くなったものの、あまり強くなさそうな志尊淳のビジュアルと、ほとんどギャグの疑似家族パートにげんなりしつつ、期待のアクショ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

辛い時こそ笑おうぜ、悲劇か喜劇か、ヒーローかヒールかも主観である的テロル。

ホアキンの笑い声と演技は素晴らしいし、時代性を取り入れつつ話は丁寧に作られていてジョーカー誕生譚として無理なくまとめられて
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インシディアス 序章(2015年製作の映画)

2.0

1、2と比べて何もかもが安易になってしまった。
自動車事故のシーンがピーク。

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

2.5

1とセットで観るものではあるが、そういった面白さはホラーにおいてはあまり効果的ではないと思う。なぜなら、結局のところ1であった誰が扉を開けたのかの解説をしているだけで、訳もわからず怖いものを見たという>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.0

前半のうち、赤ちゃん部屋に突如いる男、窓の外をうろつきながら部屋に入ってくる男、引っ越し先の家で出てきた走り回る子供はよかったが、やはり後半になると、いるはずのないものがいる、という不気味さはなりを潜>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

最初にブラピがディカプリオを自宅に送った後、自分の車で家に帰るまでのシークエンスの最高さ。ブラピが車に乗って、エンジンをかけて、坂を下りるまでのワンカットを俯瞰で観ることの感動。その後の夜景、運転席の>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.0

人生初の山崎貴映画でしたが、めでたく最後になりそうです。

冒頭の字幕に声をあてているところで、あっこの人あかん人や、どんな人が観に来るか全く考えてないあかん人や、と教えてくれるので、それ以降の観客を
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

1.5

無理矢理三部作にしたせいでこうなったのでしょうか。これまでにもまして話はしっちゃかめっちゃかで、過去作の良いところだったパフォーマンスにおけるやりすぎ感ではなく、とってつけた親子関係の方でやりすぎると>>続きを読む

くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

4.0

素直に楽しい。CGアニメのいいところが前面に出ていて、かつ、バカバカしく狂っていて最高。

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.3

今さらブードゥで人形に乗り移るなんて話をやり直すのか?と思っていたら全然違った…そりゃそうだ。でも電池がないけど動いていますっていうのは今でもびっくりできると思うけどなあ。

さて、時代は変わっても子
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アラジン(2019年製作の映画)

2.5

とくに見所もなく終わったというのが印象で、ジーニーの登場する洞窟パートとアリ王子パレードはまだいいが、それ以降は本当に何もなかった。
ガイリッチーのいいところであり悪いところである薄っぺらさが悪く出て
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徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

3.3

冒頭のセリフによるカット繋ぎがテンポよすぎて引き込まれる。
破瓜の血、切腹の血、介錯の血などの赤。
セックスが禁止された世界を描くのに、SF管理社会にすると重くなるが、江戸時代にすることでバカバカしさ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.5

ポストエンドゲーム第一作として、ノリの適切さ、キャラのかわいさ、アベンジャーズロスを感じているファンへの目配り、これからへの期待感など、満点に近いと思う。そして、トムホスパイディとしても前作より面白い>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.3

ラドンのかっこよさが日本版に比べて異常に高まっている。その他の怪獣、キングギドラもモスラもゴジラも見得を切る場面はあるものの、動いて暴れる姿がカッコ良いのはラドンだけではなかっただろうか。
伊福部テー
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バーニング(1981年製作の映画)

2.5

スラッシャー場面は特殊効果がきちんとしていて、特に最初の娼婦の腹にささるハサミから顔へのワンカットに、おっ、とならざるを得ない。
舞台がキャンプ場に移ってからは少し間延びするが、中盤、筏の殺戮は景気良
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.5

昔のトラウマが蘇るかと思ったが、そこまで恐ろしくもなかった。
けれど、アングラゴーゴーバーでの幻覚描写やサイケな色づかいはショッキングだし、飛び散るヘドラの体で死んでしまう麻雀仲間や、空飛ぶヘドラで死
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怪獣大戦争(1965年製作の映画)

4.0

伊福部マーチに始まるオープニングで期待が高まる。それにたがわず、本編でも特撮が素晴らしい。
特に終盤、x星人に操られたラドンとゴジラによる破壊映像は、吹き飛ぶ家屋、橋、ゴジラの足や尾のアップでの迫力、
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怪獣総進撃(1968年製作の映画)

3.0

伊福部マーチさえ鳴っていればなんでもいいのか、と観終わってから思うほどに伊福部マーチが鳴っている間はテンションが上がるのでその偉大さがよく分かる。つまりはお話は案外へっぽこ感がある。
全身弱点みたいに
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

MCU版ハルクを思い出すオープニング。まどろっこしいことは置いておいてとにかく高いテンションで行く、という宣言のよう。
その宣言どおりに、最初から観て楽しいアクション、変形シーン、見得の連続であり、い
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.5

・アバンタイトルでの文字フォントがカタカナっぽく見えて面白かった
・ライムシティ初登場シーンはポケモンが好きな人には嬉しいだろうな、というくらいポケモンがたくさんいて素晴らしい
・一方で、ポスターのネ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

前作に比べてサノスが小物臭かったり、これまでのマーベル作品に比べご都合主義的な感が目立ったりするものの、このテンションや三時間があっという間に感じられる密度は、11年の集大成として本当によくできていた>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.0

ザ・DC!感溢るる朝焼けや海の背景の不自然さに安心しつつ、話の展開におや?と思い、気が付けばわたしは何を観ていたのかと思うほどのバカ映画であったので、もう途中からは色々突っ込みながら観ていました。分か>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

サスペンスとしての山場らしい山場がなく終わってしまった感じ。

スウェーデンの寒々しい風景に黒と赤の衣装が映え、NSAでの長回し、空港でのキーススタンフィールドが車のドアに至るまで通るドアが全て開けら
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.5

アンブレイカブルの息子がちゃんと息子なのにグッと来ざるを得ないし、シャマランの意気込みが感じられてもうたまらない。解放と信心というテーマをヒーロー物「映画」というフォーマットで描き、かつ、シリーズ物と>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

フレームに収めないことによって、生々しさというのがこれほどまでに演出されるものだとは思わなかった。
フィクションらしくないフィクションの極致。それは映画の到達点ということなのかしら?とか思いながら観て
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

ヤバい映画とはこんな映画のことを言うのだろう。

北野ブルーに対する血や花の赤。
不穏な空気が始終漂う設定の中、それでも映る暴力は突発的である。突然の銃撃や爆発。
車内やエレベーター(!)での交わらな
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.3

冒頭、子供達は柵を越えないが、カメラは越える。
それ以降、子供達はあらゆる柵を乗り越える。だが最後は柵をくぐる。そこに意味があるかどうかは分からない。

警官から逃げる時の船の長回し、先生の車での車内
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

1.5

できの悪いゲームを観ているようで、何も残らなかった。
映像的には何も期待していなかったので、じゃあせめて大して興味はないけれど、お話に何か面白みがあるのかと思えばそれもなく、xメンをやりたいのであれば
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ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

1.5

辛かった。これほんとに内藤監督なんだろうか、というくらい決まる場面がない。

高速ばぁば(2012年製作の映画)

3.3

内藤監督の作品はこれを含めて3つしか観ていないが、どれも観せるべきものをきちんと観せているという印象。
今作でも高速ばあばはその名のとおり早く走るのだ。それを、早回しで誤魔化さず、奥から手前、右から左
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