こしょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

2.5

ベイヘムのないトランスフォーマーは私の求めているトランスフォーマーではないことがよくわかった。
つまり、いつも通りに話は中身がないままに地球が危うくなって、オプティマスプライムも相変わらず分裂症気味で
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

北欧の夜だか朝だか分からない不思議な空間とほとんどBGMのない作りが非常にマッチしていて、そこにミドルエイジクライシスを迎えた男達が酒というドラッグの力を借りてドタバタする話が面白くないわけがない。そ>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

なくしてからその大切さに気づくことが多い人という存在の不完全さ。ただ、分かっていても人は人であり、繰り返す。たまには情緒的な感想

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.0

思ったより長さは感じなかったが、話がよく分からない。今までのシリーズでもそうだったかもしれないが、顔を写す時にあおりで写すカットが異常に多く、それがサスペンスやスリルに効果的かというとそうではなく、ま>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

ポスター詐欺!こんな鋭い目つきがあったか?
ということは置いておいて、冒頭の階段の昇り降りから火災現場の映像による宮崎アニメの凄さ。真人と使用人の老婆たちの動きによる区別。アオサギがしゃべることによる
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

長いけれど手堅いアクションの連続でいい。インディの若い顔をCGで出しておきながら、その後に80歳の裸体(80歳としてはすごい体だと思う)が映ることで分かる時の流れの否応なさ。その後に考古学への社会的興>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

オープニングのクリープにここまでストレートに音楽を入れてくることに驚き、あぁこれはロケットの話なんだと分かる。
全体的にギャグが過剰なくらいあって、テンションの持続が難しいけれど、今のマーベルでも単体
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ドラムの音と映像の組み合わせからしてヤバイ。実写では出来ないものが明らかにあって、これは凄い、と思っているとその後のヴァルチャーとのバトルがさらにヤバイ。こんな映像は見たことがなく、初めての映像>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

これがDCマルチバースだ!
これまでのDC特有の話と画面の無駄な暗さがなくなっていて素晴らしい。
エズラミラーの早口不安定フラッシュとコメディ要素がこれまでのDCにあった話を無駄に深刻ぶって暗くなりが
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

長い。
ジェームズワン監督かと思って観たが、なんか普通であれれ?と、クレジットで間違いに気づいた。

ミーガンが会社のお偉方を前に、母親の思い出を記録するシーンが一番ホラーであって、それ以外はホラーと
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.0

凝ったアングルとルーブルに行くことは面白さには繋がらない。三池ジョジョの方がグンバツにエンタメしてた。

ソドムの市(1975年製作の映画)

2.5

思っていたよりもショッキング度は低く、監督の政治意識や時代背景を知っていればより楽しめるのかもしれない。字幕でこれほどウンコという文字を見ることもなかなかないだろう。
エログロをしている時にBGMとし
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0


シャマランそこに出んのかーい!はさておいて。
すげー面白かった。今更シャマランにオチとかどんでん返しを求めている人は多くはないと思うが、そんな人でもこの画面作り、他者の物語を信じることとその難しさと
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

【個人的な映画論】
スクリーンに映し出されるのは間違いなくカメラの前で起こったことである。
それをどう捉えるか、どう捉えさせたいかに観客や監督の意図が入り込む。しかし観客が求めているのはわざとらしい出
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

私の受け取り方が悪いのかもしれないが、マルチバースを題材に今の自分の人生を受け入れることを説く、というのは果たして面白いことなのか。他者との比較ではなく、別の自分との比較で考える、というのはワンアイデ>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

シンゴジラやシンウルトラマンよりオタクの匂いがプンプンする映画。洗練されていないタランティーノ

ダメなところ
 キャラ立てのためか分からないが、口癖を言わせすぎ。週刊アニメなら許せるが2時間の映画で
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

肉体とアクションの持つ説得力。まさにエンタメ!

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.0

赤い部屋、青い車、緑の草木…とか言ってる場合じゃないくらい説教くせぇ!自覚するための話をここまで思わせぶりにしなくてもいいですよね。
ラストもセリフで説明してしまって、なんだかいい話にしようとしてるの
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

夏っぽくない、甲子園っぽくない、会話ばかりで動きがない。そんなことは確かにあるけれど、これだけベタな話をきちんとエモくできて、多少のわざとらしさはあるものの、きちんと湧いてくる一体感の演出はすごいと思>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

途中までは無難な感じだったが、まさかのジャンル大転換で、以降口を開けたまま観てしまった。
天井からのカットもパワーアップしているし、えぇ?そこぉ?と思う落下や、裂け目が綺麗に閉じていくところまで観せて
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

ブラピがずるいくらいにずっとセクシー。
ブラピの靴が2回濡れる。1回目は水溜りで2回目は血しぶき。

新幹線を舞台にしている意味というか、それを活かした効果、例えば次の駅に後何分で着いてしまうけどそれ
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.0

アクションはすごいんだけど長い
プラハの公園前で、キャップチームの誰かが、機関銃でパトカーを2台打つシーンのワンカットがピーク。
飛行機の中の発煙筒を持ったアクションは動きが軌跡を描いていて、なるほど
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

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あの部屋の入り口のアンバランス感でリンチっぽさがあるってすごいと思う。相変わらずの夢のような捉えどころのない世界。
リンチの髪型にしたい。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

白石晃士が作ったらどうなるだろう、と思いながら観た。
ストーリーはタランティーノ映画の無駄会話にありそうな話であり、シャマラン映画でもありそう。つまり文字にしてしまうと馬鹿らしい話。だって、UFOが実
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

あれ、設定は相変わらずなのに1より面白い…
1日目のバスとのシーンや、離れ島での殺戮など見せるところは見せているのと、ジャンプスケア色が1より薄くなっていることから見やすくなっている。ラストの子供達も
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.5

ジュラシックらしさってなんだっけ?と思いながら観た。
要素を盛りすぎて、ありきたりな説教臭いテーマでまとめるしかなかったかのようで、世界中に恐竜が広まったのなら、冒頭やエンディングであったような、高層
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

デイヴィッドバーンのカリスマたるや!なんだけど、ワイヤーから解放されて、舞台を入り乱れるバンドはまさにありそうでなかったユートピア

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

2.5

ブラピがスナックを食べながら電話に出るっていうところのファイトクラブオマージュでうおーってなって、その後の颯爽とした登場と退場までがピーク。
残念ながら期待していたチャニングテイタムのかっこいいアクシ
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.5

全体的にすごく効率性のいい映画だと思う。見せるところは見せて、なくていいところはない、と思ったが110分かぁ。もうちょっと短くてもいい。

オープニングの工場シーンで、一つだけ赤い車が誰も運転席にはい
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

1.0

エリカ様のおっぱいが見どころだと聞いていたら、あっという間に出てきてしまって、残りの2時間果たして何を観ればいいのかと思っていたら、あまりのダサさに観るのがしんどくなって途中でやめてしまった。監督に知>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

2.0

体に咬み傷がついたり、腕が取れたり、下半身がもがれたりするものの、それが画面に映されるのは全てにおいて結果のみであって、事が起こった瞬間は初めからなかったかのような扱いである今作では、何を楽しみに観れ>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.5

オープニングの真四角ショットでおっ、となったのは正しかったようで、前半の溜めの演出がうまい。ただ、少し長かった。
後半の殺戮描写も、誤魔化しがなく、画面に私たちが観たいと思うものが存分に映っていて、そ
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呪詛(2022年製作の映画)

2.0

よくあるpov物で、特段の目新しさもなく、導入部のお母さん語りでオチ、というか、何のためにこのビデオがあり、公開された設定なのかも分かってしまう。
こうした映画の面白さは、回していたカメラにとんでもな
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.0

果たして事故物件だからこうなったのか?という疑問符が離れないのは、よく分からない黒い男のせいであって、あれはタニシさんにつきまとっているのか、それとも事故物件にはああいった呪いのようなものがあってそれ>>続きを読む

チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

3.5

久々にみたが、約10分に1人死ぬ計算で素晴らしいテンポ。
チャッキーの顔や動きは今見ても凄い表現力である。ヒャッハーと笑いながら楽しげに人を殺す生きた人形。リメイクはリメイクで楽しめたけれど、この良さ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

1.5

全てを陳腐化するタイカワイティティの手腕に震えろ。世界に広がる福田雄一イズムを許してはいけない。