KouheiNakamuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

KouheiNakamura

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荒鷲の要塞(1968年製作の映画)

4.2

プロフェッショナル 漢の流儀。


リチャード・バートンとクリント・イーストウッドがナチスドイツの難攻不落の要塞に挑む、戦争娯楽アクション映画。全編オーストリアロケを敢行した、迫力の映像は見もの。
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

4.2

嘘の中にもまこと。


フローレンス・フォスター・ジェンキンス。カーネギーホール歴代ナンバー1リクエストの歌姫は、絶世の音痴だった?!驚きの実話を「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブン・フリアース
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聖の青春(2016年製作の映画)

4.2

烈の瞬。


大崎善生による同名小説の映画化。わずか29歳でこの世を去った伝説の棋士・村山聖の激しく熱い人生を描く。村山を演じるのはこの役のために20キロ増量した松山ケンイチ。村山の終生のライバルであ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

1.0

海賊とよばれたい男。


「永遠の0」の百田尚樹の原作小説を同じく「永遠の0」の山崎貴監督が映画化。出光佐三をモデルにした主人公国岡鐵三役を岡田准一が演じる。


はじめに言っておきます。僕はこの映画
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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

4.3

悪意のめざめ。


俳優として活躍しているブラディ・コーベットが初めて監督に挑んだ問題作。1919年、第一次大戦の戦後処理に追われるフランスで一人の怪物が目覚めようとしていた…。
原題は「The Ch
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.5

女たちの挽歌。


劇団ゴジゲンの作・演出として知られる松居大吾監督の異色ドラマ。長編映画の監督は今回で7作目。蒼井優、高畑充希、太賀などが出演。

うぅむ…困った。観てから時間が経った今でも、この映
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PK(2014年製作の映画)

4.2

帰ってきたヨッパライ。


「きっと、うまくいく」で一躍日本でも有名になったラージクマール・ヒラニ監督とインドの名優アーミル・カーンが再びタッグを組んだインド流SFエンターテイメント。娯楽映画としての
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

語り継ぐこと。


こうの史代原作の同名漫画を「マイマイ新子と千年の魔法」などで知られる片淵須直監督が映画化。クラウドファンディングで製作資金を募り、能年玲奈ことのんが主役のすずさんの声優を担当したこ
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上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

4.0

あえて言おう、儂は愚図だッ!


「切腹」、「怪談」などで知られる小林正樹監督による武士道残酷物語。三船敏郎、加藤剛、大塚道子、司葉子、仲代達矢ら豪華キャストが華を添える…。

いつからだろう、時代劇
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

FAREWELL,MY WAY.


1990年に誕生したマフィア映画の革命的大傑作。その影響力は凄まじく、映画界だけではなくファッション・音楽界にまで及ぶ。


ずっと見たいと思っていたが中々機会に
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

どこでもトランク〜。(ダミ声)


…はい、残念な始まりですみません。世界的ベストセラー、ハリー・ポッターシリーズの新章。ハリーたちの時代よりも数十年前、1926年のニューヨーク。魔法動物をトランクに
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.5

嘘と女とイノセント。


アメリカでベストセラーとなったミステリー小説を「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー監督が映画化。電車の窓から人々の生活を眺めるのが趣味のレイチェル。自らが成し得
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セブン(1995年製作の映画)

5.0

How do I live on such a field?


「ミュージアム」を観てこの映画を連想したため、久しぶりに鑑賞。
20年も前の映画とはとても思えないほど、センセーショナルでスタイリッシ
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

2.5

びしょびしょバイオレンス、完結。


まさかまさかのGONINの正統続編。というか、GONINを観ていないと何のことだか分からないストーリーです。95年に公開され、役者陣の怪演や激しいバイオレンスなど
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ビッグマッチ(2014年製作の映画)

3.0

ゲーム、スタートォ!


期待していなかった分、ほどほどには楽しめた韓国産アクション・コメディ。アクションの見せ方を工夫しようと頑張っていたし、ストーリーも飽きさせないように見せ場を上手く配置していた
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

4.0

We are the worldあるいは人類皆○兄弟。


お下劣かつハイセンスなコメディを得意とするセス・ローゲンが中心になって作られたR指定アニメ。主役はソーセージ。ヒロインはパン。命を持った食品
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

5.0

復讐の音を聴け!


個人的オールタイムベストの一本。「荒野の用心棒」で一躍名を馳せたセルジオ・レオーネ監督とクリント・イーストウッドが再びタッグを組んだ傑作マカロニ・ウエスタン!二人の対照的な賞金稼
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ミュージアム(2016年製作の映画)

2.5

リメンバー・フロッグマン。

蛙男。と聞くと、頭に思い浮かぶあいつ。DVDのパッケージではやたらとスタイリッシュなのに、本編では見境なく女を襲う着ぐるみのあいつ…!そう、フロッグマンがついに日本映画に
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.5

ホップ、ステップ、小ジャンプ。


長い歴史を持つスペースオペラ、スタートレック。そのリブートシリーズ三作目。
前作、前々作まで監督を務めていたJJエイブラムスは今回製作のみ。ワイルドスピードシリーズ
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

2.5

違う違う、そうじゃ、そうじゃない。


トム・クルーズが無骨なアウトローに扮したジャック・リーチャーシリーズの二作目。前作のクリストファー・マッカリー監督からエドワード・ズウィック監督へ交代しての続編
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

さよならもいわずに。


オリジナル脚本での映画作りに定評のある西川美和監督が、自身の小説を元に映画化。妻が事故死した時に不貞を働いていた男が、妻の死に向き合うまでを描く人間ドラマ。主演は本木雅弘。脇
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

4.0

極限の道を、一人往く。


アクション映画界に革命をもたらしたボーン・シリーズの新作。マット・デイモン=ジェイソン・ボーンは実に9年ぶりの復活。(途中にレガシーはあったけどあれはまあ…)世界中の男子を
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

わたしなど、裂けてもいいの。


週間少年マガジンで連載され話題になった作品の映画化。原作は全7巻。映画を観た後に原作を読破したが、一本の映画にするために削った部分は非常に的確だった。足りない部分を補
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.3

海のうたがきこえる。


アイルランドで生まれた、ファンタジーアニメ。幼い兄妹が、海の妖精を巡る大冒険に巻き込まれて行く様を描く。

まずこの映画の最大の魅力を一つ、声高に主張させてもらいます。可愛い
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何者(2016年製作の映画)

5.0

踊り場の窓から、人波を眺めていた。


「桐島、部活やめるってよ」で一躍名を馳せた朝井リョウの小説を、演劇界の鬼才三浦大輔監督が映画化。佐藤健、菅田将暉、有村架純、岡田将生、二階堂ふみ、山田孝之ら若手
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

5.0

ロックンロールは鳴り止まないっ!

様々なジャンルにおいて未だに世界に影響を及ぼし続けている伝説のバンド、ザ・ビートルズ。この映画では彼らが最も忙しく世界中を飛び回っていたツアー時代を中心に彼らの足跡
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.2

じゃんじゃんじゃかじゃかじゃんじゃん!


記念すべき300本目のレビューはこの映画!
CGを用いた緻密な作画とショッキングな描写の数々でSFアクションとして人気を博した漫画、GANTZ。実写化もされ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

いつでも、見ている。


昨年電撃結婚し、公私ともに充実している福山雅治がパパラッチ役に挑んだ異色エンターテイメント。監督は「モテキ」、「バクマン。」の大根仁。
夜の闇にネオンが映える。その中で、1人
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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.5

いつでも夢を。


スティーブン・スピルバーグ監督がディズニーとタッグを組んだ、ファンタジー映画。
基本的には児童文学が原作なだけあって、全体的にぼんやりした話。映画らしい見せ場や山場もほとんどないの
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

4.0

皆!サメ避けクリームを買おう!


何も考えず、ただボケーッとアクションを楽しみたい。そんな時僕たちの味方になってくれる、偉大なるハゲマッチョ。近年ではエクスペンダブルズシリーズでの活躍も記憶に新しい
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

5.0

SMILE。


世界で最も尊敬に値する映画監督クリント・イーストウッド。僕も「好きな監督は?」と聞かれたら真っ先に答える、本当に偉大な現役監督だ。
しかし、クリント・イーストウッドの作家性とは何だろ
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

本心は、目に見えない。


吉田修一の同名小説を「悪人」でもタッグを組んだ李相日監督が超豪華キャストが映画化。1年前に起きた残忍な夫婦殺害事件。それから1年後、東京・千葉・沖縄で素性の知れない3人の男
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

5.0

僕たちはどこからも来ていないし、どこへも行かない。


スタジオジブリが10年も前から目をかけていたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の長編アニメーション映画。配給にスタジオジブリが入ってはいるが
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キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)

3.5

超人ホルスマン・ビギニング。


キスマイの玉森くんが吹き替えを担当したことで一部映画ファンからは非難轟々だったファンタジーアクション。古代エジプトが舞台…とはいっても史実はほぼ無視されてますので、エ
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

老婆と戦車。


岡本喜八監督のエネルギッシュさ・アナーキーさが全開の戦争映画。映画前半は会話劇としての側面が強く、ナレーションも多め。沖縄が如何にして地上戦の場となったのかが淡々と、しかし着実に描か
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超高速!参勤交代 リターンズ(2016年製作の映画)

3.0

なじょしたぁ!?


大衆向け娯楽時代劇の可能性を示した前作から2年。あの田舎侍たちが帰ってきた!
前作は参勤交代という地味目な題材をうまく料理し、山あり谷ありドラマあり殺陣ありの良作エンターテイメン
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