今年のアカデミー賞の視覚効果賞をスターウォーズからぶん取ったSFサスペンス。
このCG凄いでしょ!ではなく、物語を効果的に盛り上げるためにCGが使われているので受賞は納得。
さて。ポルノグラフィティ>>続きを読む
厭だ、厭だ、ああ厭だ。
黒沢清監督は厭な映画を撮らせたら右に出る者はいない人だと思う。ピンク映画でそのキャリアをスタートさせ、蛇の道に代表される任侠者なども手がけ幅広く活躍している。しかし、やはり黒沢>>続きを読む
前編があまりにも期待外れだったため、ハードルが下がり今回は割と落ち着いて観ることが出来ました。
前編ではほとんど焦点の当てられなかった64事件の真相と、64を模倣した事件の行方が今回の話のメイン。前編>>続きを読む
お前も呪い殺してやろうかぁ〜!(デーモン閣下の声で)
いやあ…とても怖く、ドキドキ出来て最後には笑顔になれる素敵な映画でした。
日本のホラー映画界を代表する二大巨頭、まさかの激突。最初にこの報道を聞>>続きを読む
じんわりと、心に染みる一作。
40を超えても作家の夢が捨てきれないダメ男、良太。別れた妻と子供には月に一回会えるだけ。家には年老いた母親がいる。そんな彼は探偵業をしながらどうにかこうにか生きている。夢>>続きを読む
楽しい、楽しい。嗚呼、楽しい。この映画が観られる日を待った甲斐がありました。
今や全世界の興行収入の上位をアメコミ映画が占めつつあるほどに、アメコミ映画全盛なご時世。マーベルはアベンジャーズシリーズを>>続きを読む
今年の邦画ベストはこの作品で決定。
「行け!稲中卓球部」で有名な古谷実の同名漫画を実写化。監督は「さんかく」、「銀の匙」、「麦子さんと」などを手掛けた吉田恵輔。日常の中に潜むちょっと痛くて切ない人間>>続きを読む
前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」はそこそこに楽しみましたが、同時期に公開されたエメリッヒ監督の「ホワイトハウス・ダウン」の方が楽しかった記憶が。
そんなわけで、まさかの2作目です。今度の舞台はロ>>続きを読む
豪華キャスト競演、ベストセラー小説の映画化、「映画史に残る傑作、誕生」というキャッチコピー…。これだけ並べられれば期待するなという方が無理というもの。昨今流行りの二部作公開にしたのも、一本の映画では収>>続きを読む
予告編やポスターから受ける印象はコメディですが、本編は堅実な作りの時代劇でした。コメディというよりかはドラマ重視ですね。
特に阿部サダヲさんはいつものハイテンション演技を封印。生真面目な酒屋の旦那を好>>続きを読む
超豪華キャスト競演、50年代のハリウッドが舞台、スターの誘拐事件が発生!こうやって要素だけ取り出してみると、一体どんなエンタメ大作だろうと思うでしょうが…。そこは安心してください、監督がコーエン兄弟で>>続きを読む
冷凍都市の暮らし、行方知らずのあいつ姿くらまし…。
今作で音楽を手がけた向井秀徳が頻繁に使用するこのフレーズ。まさにこの映画を象徴しているようなフレーズだ。
街中でぶらり喧嘩旅を繰り返す男、泰良。そ>>続きを読む
「荒ぶる」から、「千早振る」へ。今回の下の句ではその変遷が一つのテーマになっているように思う。シンプルにスポ根映画の王道を行く作りだった上の句から一転、下の句では青春の影の部分=中々上手くいかない現実>>続きを読む
現時点で、ディズニーCGアニメで一番の作品。各所で絶賛されているのも頷ける、驚異の完成度。ぐりぐり動いて毛並みや自然の表現が素晴らしいアニメーションとしての良さ、キャラクターの魅力、実は社会派なストー>>続きを読む
本年度アカデミー賞作品賞受賞作品。
カトリック教会の神父による性的虐待事件…今まで明るみに出なかった事件に光を当てるため奔走する記者たち。スポットライト、それが彼らのチーム名だった。
こういった実話>>続きを読む
本年度アカデミー賞主演男優賞及び撮影賞・監督賞受賞作品。
実在したハンター、ヒュー・グラスの壮絶な復讐劇を圧倒的な映像で魅せる力作。
全編自然光による撮影にこだわり、気温マイナス24度の中で役者・ス>>続きを読む
遂に来た!日本製ゾンビ映画の最高傑作!
花沢健吾さんの同名漫画は全巻持っていますが、最近は話のスケールが大きくなりすぎていて少しゲンナリしていまして…。今回の映画版はシンプルなストーリーでとても良かっ>>続きを読む
マーベル・シネマティック・ユニバース第13作目。第1作目のアイアンマンから幾星霜。もはやすっかり巨大な映画産業と化したこのシリーズも、ここに来ていよいよ核心に近づいている感じ。
キャプテン・アメリカ>>続きを読む
もっぱら悪い意味で話題のSFアクション。
しかし結論から言うと僕はこの作品、好きです。それはなぜかと言われると色々あるんですが…一番大きな理由は監督が三池崇史さんだからですね。
三池崇史監督の最大の持>>続きを読む
こりゃ凄い。ドゥ二・ヴィルヌーヴ監督、何だか覚えづらい名前だなとしか思っていませんでしたがバッチリ記憶しました。監督作である「灼熱の魂」、「プリズナーズ」、「複製された男」。一気に観たくなりました。>>続きを読む
優れた映画であればあるほど、感想は書きづらいものですね。自分の語彙力のなさを痛感させられると共に、映画を観て感じたことを上手く伝えられないことに歯がゆさを感じます。
本年度アカデミー賞主演女優賞を受>>続きを読む
コナンが万人向けの娯楽大作なら、クレヨンしんちゃんは?そう、ナンセンスコメディの傑作映画シリーズだ!
初期のギャグと勢いで押すキレッキレの作品群(ヘンダーランドぐらいまで?)、ご存知原恵一監督の手がけ>>続きを読む
ザ・安定のコナン映画。今回は黒の組織編。全体的にアクション重視で進むストーリーはかなり強引なものの、勢いで押し切られる感じ。加えてアムロ・シャアの対決という声優サービスに、ゲストの天海祐希の姉御の漢っ>>続きを読む
あなたにとって、ヒーローとは何ですか?
広告代理店がキャッチコピーにしそうな質問ですが、この「仮面ライダー1号」を観た後ではついついそんな疑問を抱いてしまいます。
仮面ライダー生誕45周年記念作品と>>続きを読む
伝説の男ロッキー・バルボアの軌跡、5作目。または「最後のドラマって付いてるのは日本だけだからセーフ!」編。
ええ、ご存知の通りロッキー・シリーズはこの作品では終わりませんでした。思いっきり最後って言>>続きを読む
一生の中で誰でも一度は抱く疑問。「わたしは何者か?」
1926年、デンマーク。この疑問をずっと胸に秘めて生きてきた一人の男がいた。アイナー・ヴェイナー、職業は風景画家。同じく画家である妻のゲルダと愛犬>>続きを読む
松井優征はロジックの作家だと思う。
彼のデビュー作「魔人探偵脳噛ネウロ」は推理漫画ではないが、徹底して計算され尽くされた漫画だった。最終巻まで読んで初めて気づく伏線や展開・構成の妙、キャラクターをきっ>>続きを読む
熱い、厚い、アツイ映画だ。
青春を競技かるたにかける熱い高校生たちの青春映画。観る前はてっきり三角関係の恋愛部分が主軸かと思っていたが、さにあらず。まっすぐすぎるほどまっすぐな王道スポ根ものだった。>>続きを読む
スピルバーグ監督が初めてオスカーを手にした、記念すべき一作。
同じホロコーストをテーマにした『SHOAH』を手がけたクロード・ランズマン監督はこの映画を強く批判している。曰く、「ナチスによるホロコース>>続きを読む
今、最も世界中で賛否両論を巻き起こしている二大ヒーロー激突映画。どちらかというと否定的な感想の方が目立つ。
が、個人的には歴代のDCコミックスの映画化作品の中でもかなり好きな作品だった。
思うに今回>>続きを読む
第二次大戦下、この世の地獄のようなアウシュビッツ収容所で働くユダヤ人のサウル。彼の仕事は同胞たちをガス室に送り、死体を片付けることだった…。ゾンダーコマンド。それがこの役職の名前だ。彼らはこのおぞまし>>続きを読む
「マリーゴールドホテルへようこそ」の続編。
前作観ているはずなのに、印象薄いな〜面白かったことだけはぼんやり覚えてるな〜ぐらいのふわっとした気持ちで鑑賞。
観てわかりました。なるほど、これは観終わっ>>続きを読む
稀代のコメディアン、サシャ・バロン・コーエン主演作。徹頭徹尾お下劣で悪趣味な笑いの連打。でも、彼の映画にはいつも根底にインテリジェンスがある。だから下ネタや社会風刺ギャグでもしっかり笑える。
この映>>続きを読む
冒頭30分の凄まじ過ぎる戦闘シーンだけを何度も繰り返し見ていたものの、最初から最後まで観たのはつい最近のこと。お恥ずかしい。
明らかにこの作品以降、戦争映画は変わった。やや淡白な戦闘シーン、かつウェ>>続きを読む
伝説の男、ロッキー・バルボアの軌跡四作目。またの名を「ロッキー、炎の敵討ち編」。
前作で友情を育んだアポロの死、ロッキーは亡き友のために拳を振るう…。
厳密に言うと、ヒーローとしてのロッキーはこの4>>続きを読む
アーロと少年の併映作品。
インドの少年が夢見るテレビの向こうのスーパーヒーローと、現実のお祈りのつまらなさ…。でも、少年の想像力はインドの神々さえもスーパーヒーローに変えてしまう!
想像力の素晴らしさ>>続きを読む