HosoYankovicさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

HosoYankovic

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運び屋(2018年製作の映画)

3.6

貧困老人が増える日本でもこの様なモバイルやスマホを使った老人の犯罪が増えるであろう。全編に哀愁が漂いながらもじんわりと緊張感が増していくこのテンポ感は88歳のイーストウッドにしか無し得ないだろう。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

「そんな時代もあったねと」中島みゆきの唄が聞こえて来そうな昭和世代にはどんな会社にも何らかの闇が存在していた経験を懐かしく思いつつも、平成、令和世代にはどの様に感じらるのか興味が湧く。インターネットで>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

SAO世代には設定が割と身近なストーリーだしSAOにはない親子関係をベースにした世代ギャップコメディ要素は微笑ましくゲーム世代で無くても充分楽しめる作品。海外でもウケそうな予感。

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.3

前作ありきで観ないと魅力半減。もはやホラーではない。ボーナストラック感覚で観れば充分楽しめる。1stは映画館で今作は自宅鑑賞がオススメかも。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

『All You Need Is Kill』のホラー版と言えばある意味そうだが、学園ホラーコメディと言った方がしっくりきた。テンポ感とか下品さの匙加減は絶妙だけど全体的に何か物足りない。カップルで見に>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

日活的な湿度は無く、映像と音楽が案外開放的でエンディングとあわせて意外とポップだった。セリフのディテールや間合いがリアリティあって思考を放棄して身体の言い分に任せてしまう未だに大人に成りきれず共依存へ>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.9

貧すれば鈍する。しかしながら子供の視点や感情を全く無視した大人の身勝手さに最後まで逃げ出さずに向き合った息子が一番大人という皮肉。子供は親を選べないという現実をしっかり受け止めつつ忠誠葛藤に揺れる少年>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.3

IMAX3Dで鑑賞。予習復習の大切さを痛感したのは小学生以来かな?ファンの度合いに寄って感動の度合いも変わるのだけど全てのファンが楽しめる作りになっている。勝ち負けよりもプロセスが大切だとヒーロー自ら>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

アメリカのテレビ番組「アメリカン・ヒーロー」を彷彿とさせるのんびりとした展開かと思っていたが敵と味方のそれぞれの心の闇をしっかりと描きながらコメディタッチな部分も忘れないバランス感覚が絶妙だった。親の>>続きを読む

轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

2.7

前半は免許センターで強制的に見させられる映像の様な内容と展開。かといって後半にピークがあるかと言えばそれ程までのシナリオでもなくテレビドラマを見ている様な印象。キャリアのある俳優が何故この題材を選んだ>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.8

熊本から島原へフェリーで移動中に浮上していた日本の潜水艦を間近で見てからというものすっかり潜水艦に魅了されていたので潜水艦の中での心理戦メインの攻防戦かと思いきやアメリカン大好きなベタなストーリーでは>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.1

洒落にならないリアルコメディー。アメリカも日本も政治家のレベルは変わらない。ハードな消去法とはいえ先ずは国民が賢くならなければ桜田元大臣みたいな輩が国政に送り込まれる。こういった作品が公開出来るアメリ>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

性や差別においては野蛮な日本においては羨ましい程の先進的な環境で生活している主人公ではあるが、それでも心の中は思春期と相まって極めて孤独で複雑だ。バレエの華やかさよりもストイックでフィジカルなシーンが>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.0

続編とはいえ単体でも十分楽しめる作品だが前作を観てからの方が感動もより一層の深みを与える。最近のディズニー映画は余り好きでは無いが、この作品に関しては良き時代のディズニー映画の遺伝子をしっかりと受け継>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

IMAX3Dで鑑賞。デストロンしかりサイバトロンもサイバトロン星にいる時から車に変形したり原始的な人間が作った乗り物に変形するというオープニングの謎は忘れてスピンオフ娯楽作品としては充分楽しめた。特に>>続きを読む

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.2

音楽が生活の必需品としてある家庭って羨ましい。バンドが世の中に出て行くプロセスや体験がリアリティある。

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

4.0

毒親とは自身の無自覚な心の闇に子供を巻き込む事である。共依存の毒親夫婦により忠誠葛藤に苦しむ子供は精神的虐待の沼でもがき苦しみ続ける。
しかしながら本作の主人公の唯一の救いは兄妹がいたこと。毒親の親も
>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.9

IMAX3Dで鑑賞。オープニングタイトルから感無量な感じになりお約束のカメオにほっこりした気分になるもののアベンジャーズ誕生秘話や『エンド・ゲーム』に関係してくるのでマーベル好きは必見ですね。若かりし>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

西遊記の三蔵法師と孫悟空みたいなやり取りにほっこりした。人種差別というそれぞれの闇を抱えながらも黒人に対する差別はより過酷なもので、自分の方がマシと考えるか同情するかは愛情を受けて育ったか否かに依ると>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.5

アリータの後に観たのでディストピア作品連チャン。壮大なB級映画は結構好き。昆虫の世界を垣間見るような弱肉強食の世界。『デューン/砂の惑星』を思い出した。ストーリーは超絶ベタだけどなんとか楽しめた。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.5

ドルビーアトモス3Dで観る。ディストピア、サイバーパンク好きにはたまらない。ハンガーゲームの様に失速しない事を祈る。目のデカさはそのうち違和感から好感に変わる。これは画角的にもIMAXで観るべき作品だ>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

3.4

ゴダールの頭の中覗いたら走馬灯の様な渦に巻き込まれて目眩しそうになった。しっかり地に足つけてそれなりに気合入れて観ないと湯あたりみたいな感じになります。老いてなお盛ん、安心しました。

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.0

リターンズ前に予習というか復習。大人になって見ると子持ちの大人に向けた映画であったのかと幼少期に観た印象とは全く違った。当時の社会的背景も色濃く反映されてはいるがネグレクトが未だに多い日本にも通用する>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

IMAXにて観賞。フィルムの質感で大画面という最近余りない体験であった。gravityやアポロ13みたいなテイストかと思いきや主人公の知られざる闇を通して見た月面は新たな感動と視点を与えてくれた。ロケ>>続きを読む

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

3.1

アネット・ベニングは設定よりも実年齢が上なので実際はもっと若々しさがあったのだろうか。秋吉久美子を思い出しつつもキャスティングに見た目の年齢ギャップを感じて回想シーンはいまいち入り込めず。身体の劣化と>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.0

前半は割りと退屈。怖さよりもポップさが勝ってる気がした。特に後半は笑いもあるしエイリアンシリーズみたいな因縁対決みたいで見届けるしかなかった。かなりトラディショナルな作りでオールディーズホラー映画なの>>続きを読む

僕の彼女は魔法使い(2019年製作の映画)

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あの人は今的な気分で観たがもはやノーコメント。判定不能。※捕捉 試写での感想です。

スプリット(2017年製作の映画)

3.3

復習で観たが3部作の中でも一番完成度が高く単体作品としても楽しめる。音の使い方が秀逸。

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.1

ミスターガラスを観るための復習で改めて観たが19年経っても連作で観れるクオリティだった。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.3

前2作品を観ずして今作を観るのは無謀だろう。3部作としての完成度は高いが単体で考えると『スプリット』の方が上回る気がする。映像と音楽の素晴らしい世界観は一貫している。

こどもしょくどう(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

親子断絶の背景が一切描かれていないので育児放棄された子供達の実態を主人公の少年目線でストーリーが進んで行く印象。身体的な空腹と両親から愛されない精神的空腹という子供達の生育に一番重要な時期に国家が対応>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

アニメーションという枠を超えた映像体験。お約束のカメオもあり万人が楽しめる作品。日本のアニメとは明らかに違う芸風とセンスとテクノロジーに素直に拍手。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

音楽の使い方が非常に印象的。アメリカでは当たり前のステップファミリーであるが子供の気持ちは万国共通で感受性に寄っては拗らせてしまう。これほどまでの愛を父親から受けていても、自己肯定感や承認欲求が満たさ>>続きを読む