syuheiさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.5

2020年のフィンランド映画。クラウス・ハロ監督作品。

ヘルシンキで冴えない画廊を営む老画商オラヴィはオークションで1枚の絵に心を奪われる。サインのないその肖像画はロシア帝国の偉大な画家イリヤ・レー
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.0

2017年のマーク・ウェブ監督作品。原題は"The Only Living Boy in New York"。

恵まれた家庭に育ちながらマンハッタンのはずれに住むトーマスは生き甲斐を見いだせず悶々と
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.5

2018年のクレイグ・ザラー監督作品。

強引な捜査で停職処分を受けた万年ヒラ刑事のブレット(メル・ギブソン)と婚約が近い相棒のトニー(ヴィンス・ヴォーン)。治安の悪い街で家族のために大金を必要として
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

Netflixにアクセスするたびにしつこくバナー表示されるので、興味なかったが仕方なく観た。2021年の劇団ひとり監督作品(そやったんか!)。

ビートたけしが浅草フランス座で下働きを始め、深見千三郎
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.5

2021年のラナ・ウォシャウスキー監督作品。

マシンとの戦争に終止符を打ったはネオはなぜかまたトーマスに戻る。前3作の内容を反映したマトリックスという大ヒットゲームのクリエイターという彼は、日常に言
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コレクター(1965年製作の映画)

3.5

人間を人形のように扱う系映画の元祖といえばこれ。1965年のウィリアム・ワイラー監督作品。

蝶標本が趣味の根暗な銀行員のフレディ(テレンス・スタンプ)はサッカーくじで大金を手にし、仕事を辞め郊外に屋
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

2.0

こないだ司会を務めたビブリオバトル大会で原作が紹介されていて興味を持ったので映画版を観る。2018年の堤幸彦監督作品。

水没事故に遭った娘が脳死を待つか心臓死を待つかの状態に。回復は見込めないが母は
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

共感シアターで取り上げられていた&新作公開が近いので、1999年のウォシャウスキー姉妹(当時は兄弟)のこれを。

凄腕ハッカーだがダメ社員のトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は"現実世界"に言
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

2014年のデビット・フィンチャー監督作品。

ミズーリ州の片田舎、誰もが羨む夫婦のニックとエイミーだったがある日エイミーが失踪する。自宅には血痕や争った跡、DVを示す日記など状況や世論はニックによる
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.5

2021年のリドリー・スコット監督作品。原題は"The Last Duel"。こないだ劇場公開されたばかりなのにもう観れるとは。

14世紀フランス。名誉を重んじ堅物だが没落気味の騎士のカルージュ、そ
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アローン・イン・ザ・ダーク(2005年製作の映画)

1.0

2005年のウーヴェ・ボル監督作品。バイオハザードの元ネタとなったPCゲーム"Alone in the Dark"の映画化。こんなのあったんや。

クリスチャン・スレイター主演、そこそこお金もかかって
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.5

1991年のカーティス・ハンソン監督作品。原題はそのまんま"The Hand That Rocks the Cradle"。

ある産婦人科医が診療中の猥褻行為を疑われて自殺する。その妻(レベッカ・デ
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

2.0

毎度のリーアム・ニーソン出演B級アクション映画、2021年のマーク・ウィリアムズ 監督作品。原題は"Honest Thief"。

元海兵隊の地雷処理担当で凄腕金庫破りのトム(リーアム・ニーソン)は愛
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

3.5

1995年のトニー・スコット監督作品。デンゼル・ワシントンとの共作シリーズの確かこれが最初。

ソ連崩壊後のロシアで核兵器も辞さない指導者による反乱が勃発、現場叩き上げのラムジー(ハックマン)は新人エ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

2021年のショーン・レヴィ監督作品。

世界中が熱狂するゲーム『フリーシティ』のNPCの1人ガイに変化が起きる。ただのプログラムに過ぎないガイは、ある女性プレイヤーとの出会いにより行動が変化。その裏
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無頼(2020年製作の映画)

3.5

2020年の井筒和幸監督作品。挿入歌は泉谷しげる。

1950年代前半の極貧少年が極道を歩み、静岡県内に根城を築き上げていく姿をたどる、ヤクザ目線の戦後昭和史。和製ゴッドファーザーとはやや過剰な表現だ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.0

2021年の吉田大八監督作品。

大手出版社である薫風社は役員が創業家を中心とした守旧派と経営改革派に分裂。お荷物雑誌の編集長を務める速水(大泉洋)は飄々としながらもこれまでに手掛けた雑誌編集の知識と
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

1995年のポール・バーホーベン監督作品。公開当時は死ぬほど酷評された映画。

ヒッチハイクでラスベガスにやって来たノエミ(エリザベス・バークレー)は、持ち前の激しいダンスを武器に、ストリップショーか
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

2020年のクロエ・ジャオ監督作品。ベネチア国際映画祭で金獅子賞、さらに非白人監督の作品で初のアカデミー監督賞に輝いた。

2000年代後半の金融危機によりアメリカに急増したRVで寝泊まりするホームレ
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インベージョン(2007年製作の映画)

2.5

2007年のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品。『SF/ボディスナッチャー』と同じくジャック・フィニィの「盗まれた街」を原作とする映画。原題は"The Invasion"。

スペースシャトル墜落事
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地球最後の日(1951年製作の映画)

2.5

1951年のルドルフ・マテ監督作品。原題は"When Worlds Collide"。

天文台の観測で惑星ベラスとザイラが1年後に地球に衝突することが判明。科学者たちは40名の人間と家畜などを乗せた
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ノイズ(1999年製作の映画)

3.5

前に観たような気もするが覚えてない、ので観る。1999年のランド・ラヴィッチ監督作品。原題は"The Astronaut's Wife"。

ベテラン宇宙飛行士のスペンサー(ジョニー・デップ)とアレッ
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

5.0

1998年のポール・ヴァーホーヴェン監督作品。SFに見せかけた戦意高揚映画、に見せかけた反戦映画という複雑な構造。

未来の地球、国家間の対立は消え、世界は軍部をトップにした男女・人種平等の理想社会が
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

5.0

2008年のエドガー・ライト監督作品。初見でここまで面白い映画は久しぶりに観た。

ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)はロンドンの超エリート警察官。そんな彼が突然ド田舎のサンフォード村の署に転属
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

4.5

1988年のチャック・ラッセル監督作品。

カリフォルニアの田舎町に隕石らしきもの降ってくる。中から出てきたのはブヨブヨ(blob)した謎の生命体で、手当たり次第に人間を捕食して成長する。パニック状態
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キング・アーサー(2004年製作の映画)

3.5

キングスマン観たのでついでにアーサー王伝説モノを。2004年のアントワーン・フークア監督作品。

アーサー(アルトリウス)が古代ローマ帝国末期にサルマート人傭兵団を率いていたとする説を大胆に採用、中世
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.5

2018年のマシュー・ヴォーン監督作品。140分…。

謎の組織ゴールデンサークルの攻撃で壊滅状態に陥るキングスマン。アメリカを拠点とする中立なスパイ組織ステイツマンの助力を得て敵の正体を探る。エグジ
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

4.0

1997年のウォルフガング・ペーターゼン監督作品。

アメリカ大統領専用機エアフォースワンがカザフスタンの独裁者を支持するテロリストにハイジャックされる。ハリソン・フォード演じるマーシャル大統領はベト
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ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984年製作の映画)

3.0

大幅アプデされたDisney+、昔の20世紀FOX作品が多くて嬉しい。毎晩何を観るか選ぶのが楽しみ。今夜は1984年のロバート・ゼメキス監督作品を。

人気作家のジョーンの元に姉から不思議な地図が届く
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

4.0

1951年のロバート・ワイズ監督によるSF映画の古典。原題は"The Day the Earth Stood Still"。

ワシントンDCに突如飛来したUFO。現れた男はクラトゥと名乗り、地球の存
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アフターマス(2016年製作の映画)

3.5

94分と短いので観た。2016年のエリオット・レスター監督作品。アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、2002年に実際にドイツで起きた飛行機衝突事故と事故当時の管制官殺害事件をベースにした物語を描く>>続きを読む

フィンチ(2021年製作の映画)

3.5

2021年のミゲル・サポチニク監督、トム・ハンクス主演のディストピアSF。

Apple TV+のオリジナル映画。美しい映像で綴られるSF小品。『少年と犬』ならぬ、老人とロボット犬、からのロボットと犬
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

何気なく見始めたら非常に面白い。当時の社会背景や思想状況が適宜解説されてわかりやすい。社会学者の橋爪大三郎先生も当時参加されていたそうでインタビューに答えておられる。

当時900番教室を満たしていた
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荒野の七人(1960年製作の映画)

4.0

小林次元の引退に敬意を表して吹替版で久しぶりに観ようと思ったら配信されてないという…。1960年の傑作ウエスタン。もうええわ、字幕版で観よ。原題は"The Magnificent Seven"。

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