zentさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.5

クリーチャーのスゴさ。CGではないからこそ、不気味な質感と実際にそこにあるという生々しさ、妙にテロテロした粘着性の体液がおぞましすぎた。血で判別するシーンは緊張感抜群で思わず息を飲む。
シベリアンハス
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.7

最&高。圧巻のエピックファンタジー神話。
唯一、前作にあったアヴァンティカとの恋路が描かれなかったのが残念。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.5

すっごい眠かったけどセレーナ・ゴメスの半ケツでちょっと目が覚めた

Curve(原題)(2016年製作の映画)

4.2

すっげえこれ。映像表現の極致って感じ。セリフというセリフもなく最後まで映るのは一場面のみ。それが10分にも満たない尺なのにあるのはずっと緊張感だけという怖さ。息をするのすら躊躇する。

閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.7

思ったよりもミステリーしててよかった。どんでん返しの多さではピカイチ

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.2

軽く観るつもりがガッツリ余韻に浸ってしまった。
歪んだ愛と存在証明。このコロナ禍で他人との直接的な接触が憚られる中、もしかしてあの人は自分のことを忘れてしまったのでは?こんなにも部屋にこもっていると世
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.4

同じ人種の黒人男性からは性差別を受け、同じ性別の白人女性からは黒人差別を受けるなど、今よりも(今もたいがいだが)当然のように差別が横行していた1960年代のアメリカを舞台に、NASAで働く黒人女性を巡>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

すごい。ゆっくりと、本当にゆっくりと進行していくのに片時も目が離せなかった。

存在と虚構、ガジェットのメタファーがこの2つに終始している気がする。
ないものを"ある"と認識させるパントマイム、ヘミの
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二つの窓(2016年製作の映画)

3.2

終始コメディチックな雰囲気が流れていながらも2人のおじさんの慎ましい心の交流がなんともほほえましい。

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.5

伏線の張り方がBTTFを彷彿とさせる。
惜しむらくは字幕か。宇宙船が自分のトラックに落ちて「あれま!」は無い。

PS4のアドベンチャーゲーム「十三機兵防衛圏」にもこの黒服の男たちのオマージュが出てく
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.3

17世紀のアメリカを無題に起こる敬虔なキリスト教信者一家を襲う欺瞞と疑心、そして悲劇。当時の魔女狩りやキリスト教を信じる人々を冷徹な目線で描いた傑作。
信仰にとって心の脆弱さはときに命取りになりかねな
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

素晴らしく上質なサスペンス。
ラストもさることながら全編に渡って飽きることがなく物語に惹きつけられます。ほとんど遺体保管所での話なのにここまで面白いのは素直にすごい。

死霊館(2013年製作の映画)

4.0

一定の評価を得ているとおり怖い。実話ベースってのもいい。
テンポがよくてズンズン進むし、わりと怪奇現象がまとまって襲ってくるので1個驚いて次のシーンというように単純な展開がなくて楽しめる。

裏窓(1954年製作の映画)

3.6

今見るとツッコミどころ満載だけど、この映画でしかお目にかかれない舞台設定だったり雰囲気だったりがあるので満足度は高い。

一つの部屋の中の会話劇で成り立っているこの映画は、隣に住んでいる人はなにをして
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

異形の植物、生物が跋扈するディストピア的世界で繰り広げられるドヌーク人と隷属される人間を巡るシュールアニメーション。
ここに描かれるのは全く未知の生物のみ(人間は例外)で、石原藤夫「ハイウェイ惑星」を
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

クリスティのノンジャンルものの映画化。
大豪邸に住まう家族たちのドロドロの関係とゴシックテイストなデザインは古き良き英国ミステリのそれで、最近の『ナイブズ・アウト』を思い出す。
意匠と雰囲気は最高。ガ
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

当時劇場で観た人たちの衝撃は相当なものだったろうなぁ。
最後まで姿形の全容がわからないビッグチャップの造形然り、幼体や異星人の宇宙船然り、SFのダークサイドのロマンが詰まったような映画。
口から口が出
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エスターの恋に焦がれる恋愛体質と猟奇性のちぐはぐさがあんまりだった。特異な病気のせいで普通の恋すらできなくなった哀れな存在としてエスターをもっと描けば違った感慨になったのではないか。まぁでもそうなると>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.3

邦画の粋を集めたような、静謐な時間が流れる映画。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

前半のピークであるワンカット風アクションは必見。めちゃくちゃ臨場感あるなと思って見てたらワンカットだったからビビった。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.2

出色の怪作。
衝撃的な映像とともに鑑賞者を飽きさせることがない演出とエンタメ的な面白さは目を瞠るものがあるが、非常に宗教色が強くリドルストーリー的であるので好みは多分に分かれるところ。しかし、それも織
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

設定、ストーリー、会話、キャスティング、決して映像を邪魔せずスッと頭に入ってくる音響、そのどれもが心地よくて最高。

ハンカチは貸すものだったのか~不覚でした。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.2

交換殺人がテーマのサスペンス。
テニスコートのシーン、ラストのメリーゴーラウンドのシーンはさすがヒッチコックがサスペンスの神様と言われるだけある背筋が凍るような怖さが体感できる。メリーゴーラウンドのシ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.3

学生仲間でもない、昔からの馴染みの仲間でもない、利害関係も特にない、なんとなく溜まり場に一緒にいる若者グループの青春群像劇。

登場人物の誰かに見る者すべてが共感するであろう過度に煌びやかで痛々しい青
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

ボリウッドの本格サスペンス。ミステリ好きの間で話題になっていたのでずっと見たかった一本。
消息が途絶えた夫を探しにロンドンからインド・コルカタへ来た女性が、夫の職場や滞在先に訊いても行方がわからないど
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

今まで見た中でもトップクラスに趣味が悪かった。グロとか差別とかそういうのじゃない、得体の知れない気持ち悪さが残る映画。

差別の撤廃を声高に叫ぶのはもはやグローバルスタンダードとなっているが、この映画
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.7

夢と現実、家族、戦争の悲哀、様々な要素が絡み合うサスペンスでした。
スコセッシの映画は音遣いが巧みですね。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.8

日本の犯罪史上稀に見る残虐さを見る某事件を彷彿とさせるサスペンス・スリラー映画。
西野の異常さに目が行きがちだけど高倉にも冒頭から違和感を持つように作られてるのが深みを持たせている。
傍から見たらいや
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

見事な三部作の完結編。時間を忘れるほどの映画体験だった。
科学者の矜持に賭けて未来改変をしてはならないとしていたドクが未来は自分で作っていくものだと選択したラストは気持ち良すぎる。マーティも自らの選択
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.8

言わずもがなの大名作。
今でこそろんなタイムトラベルものがあるけど面白さの根本はここに全て詰まってると言っても全然過言じゃない。