Yoshishunさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

4.1

片想い中のベビーシッターと二人きりで過ごしてたら、家の中に誰かが侵入してきた!
予告編事前鑑賞禁止、ネタバレ禁止なクリスマスホラー。ホラー版ホーム・アローンと話題の1作ですね。

どんでん返しが何かと
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

TwitterでもFilmarksでもTLが絶賛に染まっている今年のクレしん映画。シリーズ初本格風ミステリーである本作ですが、監督が2010年代以降クレしん映画の最高傑作『ロボとーちゃん』を手掛けた高>>続きを読む

SLAM DUNK 吠えろバスケットマン魂!!花道と流川の熱き夏(1995年製作の映画)

3.0

スラムダンク劇場版第4弾。
流川の富ヶ丘中の後輩であり、関節結核という難病により選手生命を断たれた水沢との練習試合を描く。

東映まんが祭りによるスラムダンク劇場版シリーズで1番まとも。バスケ人生を断
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SLAM DUNK 湘北最大の危機!燃えろ桜木花道(1995年製作の映画)

1.8

スラムダンク劇場版第3弾。
インターハイ県予選にて海南に敗北した後のオリジナルストーリー。

緑風高校という新設校との練習試合を描いた作品だが、新キャラクターの魅力のなさ、そして試合が単純につまらない
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プロメア(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

"大和田ぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!!!!!"

自分の能力が暴発し、自身の過失で権力者へと登り詰めた偽オールマイトの中身が、まさかの東京中央銀行から左遷された半沢直樹。大和田に再び土下座させんと
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SLAM DUNK 全国制覇だ!桜木花道(1994年製作の映画)

2.3

スラムダンク劇場版第2弾。

原作では勝敗だけ描かれたインターハイ県予選4回戦の津久武戦。試合の裏で晴子さんを巡っての醜い争いが繰り広げられていた、という内容。

ミッチー、りょーちんも参加して、本格
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SLAM DUNK(1994年製作の映画)

2.0

スラムダンク劇場版第1弾。
東映まんが祭りの一編。

中学時代、花道をフッた葉子の恋人・小田のいる武園高校。インターハイ県予選では県No.1・海南高校に完敗しつつも、花道の後押しで決死の覚悟で挑んだ姿
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

"人の印象は、95%見た目で決まる"

若者とおじさん二人のすれ違う想い。これだけ書くとブロマンス映画なのかと勘違いされてしまいそうだが、本作はそんなすれ違いをスプラッターホラー風に描いた娯楽作。
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

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"夜に駆ける"

沈むように、堕ちてゆくように……

こそ泥から一流ナイトクローラー(犯罪専門カメラマン)へと変貌していく悪のサクセスストーリー。
なんて悪趣味なんだ!

主演ジェイク・ギレンホールの
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銃2020(2020年製作の映画)

1.1

短評

何だこれ……
マジで何だこれ。

前作『銃』を10倍希釈したような失敗作。
ここまでフィルムノワールっぽさを極めて、かつペラッペラなストーリーを見せつけられると逆に清々しい。

最後の舌打ちは
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.8

短評

21世紀最大の駄作『ザ・ルーム』。その製作秘話を描いた映画内映画。『127時間』ジェームズ・フランコが自らメガホンを撮り、主演も務め、諸事情によりオスカーから見放されたことも話題となった。
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

短評

軽い。異様に軽すぎる。
というのも、原作も元々三谷幸喜らしさを追求したためであるといえよう。

人を見る才能に優れた刑事・新田と生真面目すぎるホテルマン・山岸がコンビを組み、連続殺人事件に挑む
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

A24×『ウィッチ』ロバート・エガース監督によるサイコロジカルスリラー。絶海の孤島にやってきた二人の灯台守が精神異常をきたしていく姿を独特の映像表現で魅せる。日本では本作のアスペクト比に対応する上映態>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

短評

大人の事情で敢えなく打ち切りとなってしまった『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ完結編。しかしこれがどうしたものか、前作よりもエンターテイメントとして進化している。

確かにストーリーは詰
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武器人間(2013年製作の映画)

3.6

ドイツの科学は世界一ィィィィッッッッ!

……はい、これが言いたかっただけ。
ちなみにジョジョは読んだことありません(実写だけ履修済)。

初代ドラえもん声優・大山のぶ代がナレーションを務めた予告編が
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ハレンチ学園(1970年製作の映画)

3.4

短評

永井豪連載デビュー作にして、連載当時教育委員会やPTAから大批判を浴びるなど大きな社会現象となった漫画『ハレンチ学園』。本作はその実写映画化である。

冒頭から原始人の格好をしたおネエ系の教師
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃に母を失った女子高生すず。そのショックで人前で歌うことのできなくなった彼女が、唯一歌える場所はUという仮想世界。歌姫ベルとして世界中の注目の的になるものの、世界規模のライブの最中、竜と呼ばれるア>>続きを読む

カンフー・パンダ3(2016年製作の映画)

3.7

短評

シリーズ完結編(多分)。
日本ではネトフリ限定配信のみ、主人公ポーの声優諸事情により交代等、日本では不遇な扱いを受けてしまったが、これはやはり映画館でも上映すべきだった!

龍の戦士として町の
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

3.5

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"家族との思い出に、色を付けてくれ"


『さよなら絶望先生』久米田康治が2016~2020年まで連載していた同名コミックが原作のアニメ『かくしごと』。昨年原作に先行してTVシリーズにて完結した作品だ
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.9

短評

コロナ禍で公開された映画クレヨンしんちゃん第28作。映画としては久々に原作をモチーフにした作品だそう。

近年のクレヨンしんちゃん映画の中では『ロボとーちゃん』の次に完成度が高かかったと思う。
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マイル22(2018年製作の映画)

3.0

短評

マーク・ウォールバーグ×ピーター・バーグの黄金コンビによる、初の実話系ではない完全オリジナル作品。『ザ・レイド』のイコ・ウワイスを護衛するという意味の無さすぎるアクション大作です。

ハッキリ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

"始まりは、終わりの始まり。"

今年1月に公開され30億円超の大ヒットを記録した、菅田将暉×有村架純共演のラブストーリー。学生時代、偶然終電を逃した縁で付き合い始めた麦と絹。価値観も趣味も似ている二
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.2

短評

同名ホラーコメディを3DCGアニメ化。吹替・字幕ともに近年の海外アニメ映画では稀にみる豪華キャスト。アメリカでは大ヒット、日本では爆死とかなりの温度差を感じさせる興行も興味深かった。

米大手
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

2.8

短評

泡のようにしばらくしたら忘れてしまいそうな残念な方の藤原竜也映画。『今を生きろ!』と絶叫する程の熱量はない。

まず、WOWOWドラマありきで製作されている時点で、映画単体としてはキャラクター
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氷菓(2017年製作の映画)

1.5

2017年邦画実写作品で最も興行的に失敗したとされる学園ミステリー。京都アニメーションによるアニメ版が有名ですが、あくまで小説の映画版として鑑賞。
評価で一目瞭然ですが、今回はほぼ酷評です。

何とい
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

短評

警察学校卒業式、自らの不注意により実弟と視力を失った女性なつめ。陰鬱な日々を送る彼女が、培われた聴覚と嗅覚を駆使して連続女子高生殺人事件に挑むクライムスリラー。

近年の東映作品は特撮・ヒーロ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

モンスターバース第4作にして、日本の怪獣ゴジラとアメリカの怪獣キングコングがついに激突!
世界で最も公開の遅い日本でもやっと公開されましたね……

日本ゴジラ愛に溢れた愛すべきオタク大作KOMを経て
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

4.0

短評

昭和ゴジラシリーズ第3作にして、初のvsもの。
現在公開中『ゴジラVSコング』のオリジナル作品。

アメリカ代表キングコングと日本代表ゴジラの特撮盛り沢山な激闘は必見。確かにジオラマっぽさや古
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

短評

勉強一筋な冴えないJK、引っ込み思案なJKの二人が卒業間近に陽キャパーティーに殴り込み!全米熱狂の青春コメディ。

先日鑑賞した『エイス・グレード』然り、アメリカのティーンエイジャーものが個人
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

この映画、狂うちょる……
ブタの糞から始まったかと思えば、桃李の渋すぎる一服で終わるんじゃ。


役所広司×松坂桃李×白石和彌監督で描く、東映復刻任侠映画シリーズ第一作。ヤクザ壊滅のためなら手段を選ば
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

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"cruel(冷酷)、そしてdevil(悪魔)"


『101匹わんちゃん』のヴィラン、クルエラの誕生秘話を描いたディズニー作品。当初観る予定はなかったが、意外や意外、予想以上に楽しめた。

生まれつ
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.3

短評

B級映画の巨匠ロジャー・コーマン製作・監督による、あのミュージカルホラーのオリジナル版。ミュージカル要素の抜けたモンスターホラーとしての風貌が強い。

やはりモンスターの作り物感、アテレコの無
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

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"俺は、何者でもない…………なわけねぇだろ!!"

『ハードコア』イリヤ・ナイシュラー監督×『ジョン・ウィック』デレック・コルスタッドという現代アクションの俊英二人が手を組んだ、なめてた相手が殺人マシ
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.7

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短評

タイトルが既にネタバレだが、まさかのミステリー×ゾンビもの。序盤の中村倫也の退場も含め、予告編からは想像もつかない程のサプライズに満ちた作品。

しかし、見所の1つであるゾンビを扱うにはあまり
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』で多くのSWファンを敵に回したライアン・ジョンソン監督が、本格派ミステリーに挑んだ話題作。

『最後のジェダイ』については、SWにおける血縁主義や伝統の完全否定をす
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アス(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

短評

ジョーダン・ピール監督第2作。自分とそっくりなドッペルゲンガーに襲撃される新感覚スリラー。

監督の前作『ゲット・アウト』のような知的さを求めると痛い目に遭う。白人の潜在的な黒人差別意識をエン
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