Yoshishunさんの映画レビュー・感想・評価 - 48ページ目

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

原作3巻まで既読、アニメ全話視聴済。にわか視点での評価なので悪しからず。

実写化発表時から原作ファンやアニメファンにとってアンチ案件でしかなかった本作。それもそのはず、どう考えても実写化、特に映画化
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ドラえもん のび太の恐竜(1980年製作の映画)

3.5

短評

『のび太の新恐竜』を観た後に何か観たくなったので、アマプラで配信されていたのを鑑賞。

『のび太の恐竜2006』は鑑賞済ですが、オリジナルとなる1980年版は大山のぶ代メンバーの声が懐かしい。
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老人Z(1991年製作の映画)

4.0

短評

『AKIRA』の大友克洋、『ストップ!ひばりくん』の江口寿史、『パプリカ』の今敏という、ある意味豪華製作陣によるロボットアニメ。

福祉社会、特に高齢者介護問題について30年以上前に切り込み、
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EXIT(2019年製作の映画)

3.5

短評

ピンクとワニのアイツらとは別の『EXIT』。「新感染の次はこれだ!」と散々煽っていたが、韓国の社会問題の描き方は新感染が上手だったかと。

ただ長編初監督作とは思えない程、スリリングな見せ場を
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

(良い意味で)まさに酷い映画笑

累計発行部数500万部突破の人気漫画を英勉が映画化。夢の大学生活を求めて入学した北原伊織は、ある日目覚めると何故かキャンパス内で寝ていた!しかも裸で!! 同じ境遇にい
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

50周年記念作品にして、映画第40作目というWアニバーサリー作品でもある映画ドラえもん。2008年の「~ 緑の巨人伝」以来、12年振りにドラえもんを劇場鑑賞。

ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんと訪れ
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

本国公開時あまりに過激な内容で1週間で上映打ち切り、米国でXXX指定、配給会社逃亡、日本ではVHSスルー。日本でもまさに知る人ぞ知る作品として、長年陽の目を見ることなく封印されてきた。そんな37年の時>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.7

短評

地元では28日公開予定の『海辺の映画館 キネマの玉手箱』の予習として鑑賞。大林作品は今まで『HOUSE/ハウス』しか見たことがなかったので、鑑賞前にいくつ観れるだろうか。

3ヶ月の余命宣告を
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.4

短評

『カメラを止めるな!』で社会現象を巻き起こした鬼才・上田慎一郎監督の長編2作目は、脚本の冥利に尽きる前作とは異なり、役者に焦点を充てた作品。

前作で製作費の何千倍も稼いだというのに、何故かま
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.4

2011年7月22日に発生したウトヤ島銃乱射事件をベースにしたフィクション作品。生存者の証言を基にした、"被害者"視点での事件の顛末が描かれる。

カヤをはじめとした600人超の学生グループによるサマ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

過去鑑賞。
Markし忘れ。

フォロワー軒並み絶賛ですが、同監督作では『セッション』が最高だったため、かなり肩透かしを喰らった印象。

冒頭の渋滞シーンはゴールデングローブ賞OPでパロディ化されるほ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

ずっと食わず嫌いしていた作品。何故かというと、本家ハリー・ポッターシリーズを完結させておきながら復活させるという稼ぎ目的が見え見えだったこと、公開されていた魔法動物のビジュアルが好きになれなかったこと>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.3

予期せぬ良作。
主演のショーン・ペンの憑依したかのような脅威の演技力、ダコタ・ ファニングの大人にも全く引けを取らない名演技。

7歳の知能を持つ父親とホームレスの女との間に生まれた一人の女の子。知能
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.3

原作・北条司による同名コミックの2度目の実写映画化(とはいうものの、ジャッキー版は含めていいものか……)。今回は原作の大ファンと公言する『真夜中のパリでヒャッハー!』のフィリップ・ラショーが手掛けたフ>>続きを読む

狼よさらば(1974年製作の映画)

3.8

短評

一昨年にブルース・ウィリス×イーライ・ロスでリメイクされた、チャールズ・ブロンソン主演作。

まず言えることは、リメイク版は主人公の職業と頭以外はおおよそオリジナルに寄せられていたことに気付か
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透明人間(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

リー・ワネル監督の前作『アップグレード』も、いつか起こり得る近未来を描いていた。人工知能には救われるだけでなく、時に脅威となる。それは『ターミネーター』といった往年の名作でも描かれ続けたものだ。

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ピンポン(2002年製作の映画)

3.9

短評

TVアニメ版と比較すると、どうしても劣る部分があるように思える。クドカン脚本のため、キャラクターの改変、ギャグがことこどくすべっている印象。

しかし、実写化困難といわれる松本大洋作品を、CG
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

短評

先日の地上波15年ぶりの放送が話題となった『バックトゥザフューチャー』のロバート・ゼメキス監督によるラブストーリー。

ブラピが主演かつナチスかつスパイものと聞くと、Mrスミスなバスターズ映画
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

"スタローン主演で1番有名な作品といえば?"

多くの映画ファンは、ボクシング映画の名作『ロッキー』、そしてベトナム帰還兵の孤独な闘いを描いた『ランボー』のどちらかを答えると思います。『ロッキー』でさ
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パターソン(2016年製作の映画)

2.5

人生初ジャームッシュはこの作品!
パターソンに住むパターソンという名前のバス運転手の何気ない日常を綴ったドラマ。主演はアダム・ドライバー。

現在公開中の『デッド・ドント・ダイ』が従来のゾンビ映画を好
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

4.3

直前にブサキモエイリアンものを見ていたのもあり、

ド直球純愛劇にキュンキュンされられたおじさんです。

一時期バズッた『1分間タイムマシン』の監督なのもあり、短尺で描きたいものがよくわかる構成だと思
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良いビジネス(2017年製作の映画)

3.7

ブサキモいエイリアンとのビジネスを描いた異色すぎるSF短編。

銃社会への皮肉もさることながら、ラストシーンも印象的。

人形舞踊の夢(2017年製作の映画)

2.5

芸能山城組風音楽が良い。

不気味かつシュール、でも意味不明。

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.6

波の音、

風の音、

女性の呼吸音、

しがみつく音、

滑る音、

雨の音、

女性の絶叫。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

☆5をつけろよデコ助野郎!

原作者・大友克洋自らメガホンを撮った80年代サイバーパンクアニメーションの名作。今回、コロナによる営業自粛からの復活記念として、4K版AKIRAを観てきた!

第三次世界
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.6

5/5 追記

野原ひろし役・藤原啓治さんを偲ぶ

生前、クレしん映画の最高傑作は本作『オトナ帝国』と仰られていました。本日、再鑑賞しましたが、やはりどの劇場版よりも、父ひろしの強さを感じさせ、ひろし
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死と父と息子(2017年製作の映画)

4.0

『ペルセポリス』ヴァンサン・パラノー監督による、死神親子の物語。

死神の仕事は、現世で亡くなった人間の数をカウントすること。父親の骸骨は、淡々と仕事をこなしていた。対して、息子の骸骨は、死神の仕事を
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.5

まさに今見るべき作品。

映画としては微妙だが、この逆境を利用して映画の新たなる形を明示的にしている。

懐かしのカメ止めメンバー集結、更には一般公募によるエキストラでの参加者、ラストには上田慎一郎監
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.6

コロナ自粛のなかで行われる新入社員研修。日々の疲れを癒すためにも、ふと思い立ってレンタルした作品。昨年公開のクレヨンしんちゃん劇場版第27作。

先日、癌のため55歳という若さで亡くなった声優・藤原啓
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Shadowed(原題)(2020年製作の映画)

3.2

デイビッド・F・サンドバーグ監督が、外出自粛中に製作したという短編ホラー。

『ライト/オフ』の姉妹編ということですが、成る程、光と影をうまく利用した作品でした。

Cam Closer(原題)(2013年製作の映画)

2.8

『ライト/オフ』監督が2013年に手掛けた短編ホラー

スマホで写真を撮る女性。
何故か被写体であるリンゴが映らない。
不信に思った女性が、カメラの角度を変えた先に映っていたものとは……?

電気のオ
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.8

短評

「パステルカラーのジョーカー」「アンパンマン観に行ったら攻殻機動隊だった」など、謎の大喜利大会が話題になった映画。あのリラックマを生んだサンエックスによるキャラクター「すみっコぐらし」初の劇場
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.5

短評


P・T・アンダーソン監督作『ファントム・スレッド』にて俳優引退を表明した名優ダニエル・デイ=ルイス。彼の代表作の1本であり、初めてオスカーを獲得した記念すべき作品です。

生まれつきの障害に
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どう考えても未回収の伏線が多く、完全に不完全燃焼だったTVシリーズ第3期。Amazonプライムでの全世界同時配信に加え、2週間限定で劇場公開されるに至った本作にて物語は完結する。製作スケジュールの都合>>続きを読む

TDF Really Works(原題)(2011年製作の映画)

3.6

ストーリー性のある短編映画とは異なり、アメリカの通販番組をパロディ化した過激作。

そう、通販番組をパロディ化しただけなのに過激なんです。

なぜかって?

そりゃ監督がアリ・アスターだから。