Yoshishunさんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

2.9

気持ち悪い料理映画といえば、多くの人が『食堂かたつむり』を挙げるかもしれませんが、逆に美味しそうな料理映画といえば、本作を挙げる人も少なくないと思います。

まさに料理を通じた人々との交流、クライマッ
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.1

今なおカルト的な人気を誇る、壮大なスペースオペラ(風のSFコメディ)!

『スタートレック』のような造形のクリーチャー、本作のキーパーソンとなる宇宙人たちの頭がみんなスポックみたいなのも含め、愛あるパ
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ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

2.8

良い意味でも、悪い意味でもアメリカン・ニューシネマの代表作。

60~70年代に流行した、大衆映画とは異なるテイストでハッピーエンドとは程遠いほろ苦い感覚を味わえるアメリカン・ニューシネマというジャン
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グレンとグレンダ(1953年製作の映画)

2.0

エド・ウッド監督デビュー作。
異性の服装に興味を示す服装倒錯症をベースに、監督自身の苦悩と世間の偏見を描いた自伝的作品です。
本作 、『怪物の花嫁』、『プラン9・フロム・アウタースペース』からなるエド
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.0

『死霊館』シリーズでお馴染みのアナベルとは異なる、もうひとつの悪霊"ヴァラク"の起源について描いたスピンオフ。

『死霊館』といえば、名作『ソウ』の監督であり今やホラー界のレジェンドとなったジェームズ
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映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

4.0

2012年にテレビアニメ化、13年に総集編となる劇場版の公開、14年に続編となる『戀』を経て、約4年ぶりの新作となった本作。

補習を終え、留年の危機を免れた邪王心眼の六花。元ダークフレイムマスターで
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

公開前から叩かれに叩かれまくったので、何もかもドン底からのスタートになり興行的には大コケしてしまった、2017年最大の事件。タイトルにもある通り、シリーズ化を狙ったにもかかわらず、続編の話が白紙になっ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノが好きでありながら、恥ずかしながら実はまだ1度も見たことがなかった作品。何故だろう、多分カンヌ最高賞を獲った作品ということで、自分がカンヌと相性が悪いのであまり観る気が起きなかったんじゃ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

"マーベル史上最も残虐な悪"

…………

いやそうでもなかったな。凄いいい子でしたし。

予告詐欺、嘘宣伝など、シリアスを期待していたファンほど叩くアンチ案件の本作。ただ似たような戦略をして爆死した
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.3

THE サイケデリック・ホラー・コメディ!!
CM出身の大林宣彦監督のデビュー作にして、今なお世界中に熱狂的なファンをもつカルト的人気作。

邦画でここまでカルトという表現が似合う作品も珍しいのではな
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何でパンフ作ってねぇんだよ💢💢!!!
そういうとこだぞ!配給!!


……目を赤くしたくなりました。。。



さて、本作は1988年に登場し、これまで計7作(うち2作はDVD作品)も製作された人気ホ
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ウィッチ(2015年製作の映画)

2.5

短評


小規模な『ヘレディタリー 継承』。

サンダンス映画祭で大絶賛されたホラー作品。しかし批評家大絶賛、観客からは不評というこれまた賛否両論を巻き起こした曰く付きでもある。

物語は主人公を取り
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーん、ステイサム成分が足りない……!!


往年の名作『ジョーズ』を超え、サメ映画史上最大のヒットを記録したパニックアクション。監督は『ナショナル・トレジャー』『魔法使いの弟子』など、モンスターパニ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

カンヌを出禁になった鬼才ラース・フォン・トリアーによる、ある連続殺人鬼の告白。
60人も殺害した男が特に印象に残ってるという"5つの出来事"を基に、人生とその末路を見ていく。謎の老人・ヴァージとの語り
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

3.7

短評

日本のみならず世界が熱狂した大ヒット作『カメラを止めるな!』。本作では前作のその後が描かれる。

主人公の娘は思春期真っ盛り、いつのまにか海外に恋人を持ち、映画製作を学ぶため、アメリカへの留学
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観たのは今月15日なんですが、しばらく余韻に浸りたかったのでレビューできずにいました。ようやく落ち着いてきたので本作のレビューを始めたいと思います笑

まずは……

㊗️洋画アニメーション初週興収歴代
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がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

2.8

見終わった直後ですが、特に何も言及することがないです。

りーさんの顎しか思い出せない位中身の薄い内容に感じました。
第一に漫画の実写化で問題となる"実写でやる必要性"が本作は微塵も感じられませんでし
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南の島のデラちゃん(2014年製作の映画)

2.5

色々と予想外な傑作「たまこラブストーリー」と同時上映された短編。タイトル通り、TVシリーズでは第二の主人公だったデラ・モチマッズイが故郷に戻った後の話。

とまあモチマッズイの話だから、とことんTV版
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「君に生きるのを手伝ってほしい。」


原作は未読m(__)m
さらには、約3年ぶりの日本アニメw

「君の名は。」なんて作品もありますが、残念ながら惹かれたのはのは圧倒的に「聲の形」。若者の心を鷲掴
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映画 けいおん!(2011年製作の映画)

4.3

「たまこラブストーリー」に続いての京アニ☆

TV第二期の最終回で歌われた名曲「天使にふれたよ!」の製作秘話。あの名曲誕生に至るまでの軽音部4人の奮闘を描いてます。

TVシリーズのあのほのぼのとした
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アラジン(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

もう誰がなんと言おうと、ウィル・スミス。
何がなんでもウィル・スミス。
青いウィル・スミスから黒いウィル・スミスまで、様々なウィル・スミスを堪能できるウィル・スミス劇場。

ストーリーはアニメ版と大き
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ペルセポリス(2007年製作の映画)

4.0

ずっと前から観たかったアニメ映画。
アニメーションながら、カンヌで審査員特別賞を受賞した傑作です。

富裕層の家の下で暮らす少女マルジ。パンクとブルース・リーが大好きな彼女は、激動のイランの中を生き抜
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

良くいえば、更に進化したアクション。
悪くいえば、トムのやってみた動画。

しかしそれでも6作も作られ、かつ8作目まで製作が決まるのは、やっぱりトムのスターとしての魅力、そして努力の賜物。

ストーリ
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

3.9

密かに街を守っている風車小屋。

密かに街を守っている1人の子ブタ。

毎日街の汚れを防ぎ、自分が汚れていく。

汚れ仕事を担う子ブタ。

でも誰も知らない。

自分が街を守っていることを。

他人の
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午前の幽霊(1928年製作の映画)

2.5

色々な面で先駆的でありながら、何者かに音声を削除されてしまった不遇な作品。

ストップモーションをはじめとした様々な映像表現が映され、画質の粗がより不安を煽る仕上がり。

Daydreaming(2016年製作の映画)

3.0

ポール・トーマス・アンダーソン監督が手掛けたRadioheadのMV。

扉を開け続け、新しい世界へと踏み込む男の末路。
夢見心地。

You're a Sap, Mr. Jap(1942年製作の映画)

3.3

ほうれん草をプロテイン並に摂取する人気キャラ・ポパイが日本艦隊とタイマン勝負!

最強クラスのプロパガンダアニメ

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.9

ピクサー製作の2D短編アニメ。

捨て猫と闘犬の奇妙な絆を描いた作品。
ストーリーに驚きはないものの、キャラデザが従来のピクサーとは思えない程シンプル。
ただそれがこのストーリーの分かりやすさと感情
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CLOVER(1999年製作の映画)

2.0

CLAMP原作のアニメーション。
未完の漫画4巻をたったの6分にまとめた、最早ダイジェストとも程遠い作品。

"連れていって"というフレーズのみが印象的で、あとは何も残らない。

難解じゃなくて、説明
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

良い意味でも、悪い意味でも、過去の湯浅作品と比べて普通の作品。

最近観た『ねこぢる草』、人気原作を完全アニメ化した『夜は短し歩けよ乙女』など、従来のポップでありながら躍動感と毒気のある映像表現が皆無
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

短評

SWの人気キャラ、ハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品。こちらも先日投稿した『ゲティ家の身代金』と同様、内容よりも興行的惨敗や監督交代劇が話題になってしまった印象。

ストーリーとかは省略し
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正装戦士スーツレンジャー(2018年製作の映画)

4.0

カメ止めの上田慎一郎が監督・脚本を務めた短編。

戦隊もの×社会人という異色の組み合わせながらメッセージをぶれずに放っていく作風がたまらない。

人生を懸けて働く理由とは?
人それぞれでしょうが、共通
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.4

リドリー・スコット監督による、1973年の誘拐事件を基にした作品。

映画の内容よりも重要な役所であったゲティ役の交代劇、主演のマーク・ウォールバーグのギャラ騒動が話題になり、興行は惨敗に終わった。し
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