Risaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Risa

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美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんな大作があったとは。傑作ですね。

4時間という長さでありながら、緊張感を失わず、良いテンポだった様に思います。

なんと、3日間の話を4時間に収めてあるのですが、内容の奥深さがあります。
ほとん
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.0

ロマン・デュリスの髭が濃くって、化粧で隠しても薄っすら透けてるんだけれども、更に すぐ目立ってくるっていうのは演出でしょうかね 漢感が出ちゃって(笑)

素の姿より 漢らしいというか、スイカに塩。
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アイドルたち(1968年製作の映画)

2.5

3人のアイドルの本当の顔を描いたものですが、その3人がというと、、ラヴァレに続いて、またもやビュル・オジェとジャン・ピエール・カルフォンの2人とピエール・クレマンティ。

60年代のポップアイドルなの
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ラ・ヴァレ(1972年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

後戻りの が出来ない人跡未踏の地(=処女の地)を目指す話。
モアより 断然 観やすいです。

先住民達との交流を経て、馬を捨て道無き密林をひたすら進んで 誰も帰って来る者は居ない楽園へ向かいます。
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.8

ミスターロンリーの曲から始まるんです。24時に始まるラジオ、ジェットストリームのオープニング曲。
毎日残業しながら聞いていた頃の必死さを思い出します。青春曲〜。

この映画、2つの話が同時進行します。
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夜顔(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

昼顔から38年後の夜顔
昼顔の記憶の新しいうちに夜顔。

色んな意味で予想外。
70分で構成される 短い映画の中、ゆったりとしたペースで進み、結果的に ある意味進まない という 素晴らしい構成 笑
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嫉妬(2012年製作の映画)

1.0

こりゃだめだ。

せっかくのエマニュエル・アベールとベアトリス・ダルで レズビアンの話なんですが、魅力的な女優2人なのに これでは。。
2人があと20歳若ければな。
この年齢のレズストーリーは余程の内
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ジョルジュ・バタイユ ママン(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

神を信じ願う息子( まさに神の子 ルイ・ガレル)、奔放な母親(イザベル・ユペール)。

こちらの監督、NOVOの脚本に携わってる人なんですね。
なんだか納得。濃い設定で、激しい内容の割に 案外さっぱり
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイア映画は初めて観ました。

飛行機を予約する時の偽名(何世紀も生きている為)が、フィボナッチ(フィボナッチ数列)であったり、病院の医師から血液を受け取る時の偽名がファウスト(戯曲)であったり
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昼顔(1967年製作の映画)

5.0

FIN ⁉︎♡
これは良い終わり方。

意味深な効果音や妄想から 窓の外へと、、
始まり方と終わり方が共通で、木々の間の小道を馬車で駆けていきます。
美しく撮ってあります。

始まりのその後の展開には
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青い夢の女(2000年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

嫌いじゃない。
不完全だけれども この独特なベネックス感が嫌いじゃないです。ベネックス作品も癖になってきますね。

divaの時にも 何か不完全さの違和感は感じていたんです。
真面目に 変なシーン撮る
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デッドマン(1995年製作の映画)

5.0

ジム・ジャームッシュ×ジョニーデップ

インディアン×アメリカ西部×死生観

主演ジョニーデップか、、と思って 後回しになっていたんです。謝りたいですね。
ジム・ジャームッシュの個性の強さを侮っていた
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ダメージ(1992年製作の映画)

3.8

かなり後半まで スコア1.0になりかねませんでした。

地位があり、美人な妻に良い息子と可愛い娘がいながら、、息子の結婚予定のある彼女(アンナ:ビノシュ)に恋をして関係をもってしまった男(ステファン:
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.0

孤独死した人々の葬儀を行う孤独な公務員(エディ・マーサン)の話です。

これから 孤独死というのは凄く増えていくでしょう。考えちゃいますね。
結婚しない人が多いだけでなく、結婚していても 相手が亡くな
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

1.5

出張の飛行機の中で しかも 日本語字幕が無かったので 日本語吹き替え(歌は吹き替え無し字幕も無し)状態で しかも 時間少し足りなく 途中飛ばしました。
ごめんなさい。。観なくても良いかも?と思っている
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

安定のジム・ジャームッシュのシュール。
出てくる人間は皆 怠く、尖ってみんな雑だけれども、素っ気なくて、不機嫌そうな顔して 口も悪いけど、許してしまう愛嬌があります。

最小限の登場人物なのも◎

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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

安定のジム・ジャームッシュ感で満足です。
全体的にシュールが散りばめてある内容で、映像はクール。
BGMはNYのラッパー。

殺し屋のゴーストドッグ
(名前がまず ダサい)

武士道の本『葉隠』がバ
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バルスーズ(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

痛快!そして、皆が若い!
それなのに、古さをあまり感じないので、色褪せない魅力を感じます。

屑過ぎるバルスーズ(スラングな意味で睾丸)な2人を彩る 名だたる女優達が皆 最高。

ミュウ=ミュウは 終
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アニエスの浜辺(2008年製作の映画)

3.0

アニエス・ヴァルダの自伝。写真家から、映画監督になった 可愛らしいおばあちゃんでした。

冒頭で、おばあちゃんになったアニエスは、浜辺に 様々な古い鏡を 配置していき、波がかぶってくる鏡、合わせ鏡にな
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ぼくの大切なともだち(2006年製作の映画)

3.5

女々しい、友達の居ない おじさん二人が親友になる話です。

主人公は美術商。
彼は骨董品や美術品に値段を付けて売る仕事。つまりは、とことん市場主義。
そんな彼が オークションでついつい惹かれて高額で落
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.5

ブルースリーのアクション本当に見応えあって、大満足。本物の武道家と、アクションスターとでは 大違い。

そして、今回 ブルースリー 変装シーンが◎

ストーリーは またまた 超ベタ。
だけど、それが良
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列車に乗った男(2002年製作の映画)

4.0

恋愛ものでないルコント初めて観ましたよ。
男2人の友情ものですが、
ミステリアスな男×真面目な男
男同士でも やっぱり こういう組み合わせになるところが ルコントですね 笑

とても良かったです♡
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.5

ブルースリーかっこいい♡♡♡惚れた♡

派手な編集の無い、元々びっくり人間のような人が演じるアクション映画は好きみたい♡

ストーリーは ベタにも程があるってほどベタだけど、それが逆に良い。
(ショッ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

こちらは、とあるホテルに 同じ晩に泊まった3組の客の一日を1組ずつ撮り、色んな方面から話が読めてくるもの。
オムニバスは、ナイトオンザプラネットが断然面白かった。期待しすぎたかな。

ジムジャームッシ
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.0

気がつけば 目が離せない騒がしさ

パッケージの死体が吊るされている絵や音楽隊が木にくっついてる絵など、面白い良い絵が盛り込まれてます。

ジプシーな世界観の中、自称詐欺師と小悪党の騙し合いなんだけれ
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親密すぎるうちあけ話(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これまた 素敵なルコント作品です。

ミステリアスさを纏った女と、優しく真面目で奥手な男。
ルコントでこの組み合わせ。私好みの組み合わせです。

女(アンナ)が同じ階にある、精神科医に行くところ、間違
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

1.0


フローズンタイムって、、時が凍るって、、そのままなのね。。
なんとかチャレンジみたいな状況になるんです。少年の夢でしょう。


ヌードデッサン、あれは 楽しいものです。たるんだ皮膚を捉えていくのが◎
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

こりゃ良いな。

5つの都市の同じ時
夜のタクシー。
風変わりなタクシードライバー、はたまた 風変わりな利用者。
お客さんを乗せるところから 降ろすところまでの タクシー内での話が5つ。
ロサンゼルス
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フェリックスとローラ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シャルロット・ゲンズブールは 本当に 真当な生き方は似合わない、イメージぴったり。

不のオーラとミステリアスさ、不健康さで、決して 綺麗な方ではないけれども、あのかすれ気味でゆっくりな喋り方が魅力的
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橋の上の娘(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自殺をしに橋の上へ来た2人の話

バネッサ・パラディの可愛いこと。

川に身を投げ自殺を測ったアデル(パラディ)
命を捨てるくらいなら ナイフ投げの的になってほしいと、川に飛び込み助けたガボール。
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ロリータ(1962年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観てなかったロリータ。

ペディキュアを塗ってあげるオープニングシーン、
可愛い恋人であり、娘であるロリータの足の指に1本塗っては指にの間にティッシュを挟みます。それはそれは丁寧に。
半端では無い愛を
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

4.3


話は、夫と寝たはずなのに、神と寝ていた。という告白。夫に神が乗り移っていた かと思えば、あれは僕だったという夫。
カオス過ぎて 間違いなく 深く入り込んでしまえば駄目なストーリー。
でも、ゴダールな
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.0

アメリカから来た 既婚者同士の恋愛。
ビルマーレイとスカヨハ。

舞台は東京という街
人、物、情報、エンターテイメント、お金、塵、その他もろもろ全て凝縮されて混沌としている街。

色んなものに溢れ、情
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暮れ逢い(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


先の先まで読める定番な展開でも、ここまで繊細に そして、じらしながら魅せるなら素晴らしいじゃない⁇

お洋服のディティールや素材感からも、ルコントのフェミニンな部分が 見えます。

お得意の覗き目線
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アワーミュージック(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは観やすい政治哲学系ゴダール。
基本的にゴダールは、自問自答を誘う台詞が多すぎね。

『生にも死にも無関心でこそ完全な自由になれる』
死と自由は切り離せない。死ぬ順番を間違えるなというのも分かるけ
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灼熱の肌(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

別の灼熱の肌探してたら、違う灼熱の肌借りてた。

映画の冒頭
車を運転するルイ・ガレル演じる画家。
そして画家の頭に浮かぶのは裸体のモニカ・ベルッチ演じる過去の妻。
(あら?これは危ない。私の頭に浮か
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