タコ社長さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

タコ社長

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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.3

何故か完徹カラオケ明け。家でシャワー浴びて洗濯して。コーラ片手に朝イチ観賞。
あやふやな記憶を辿れば、サノスを倒すまでの収束のさせ方にそこまで魅力は感じなくて。勿論ラスト50分怒濤の見せ場にはすごく興
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.6

3ヶ月近くサボっていた…。

この日はマチネ終わりでなんとなく時間持て余し、あ!ここだ!!と思い立ち近くの映画館へ。これ見逃すと4月が迎えられないから。
ストーリーよりマーベルという起源をようやくここ
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

4.0

淡々と日々は過ぎていく。
結婚、出産、子育て、浮気。そのどれもがドラマ。喜びと哀しみが抱き合わせ。幸せの形もそれぞれ。長男トミーのこれからも。各々の想いは錯綜する。交わらない。人生とはそういうもの。交
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羊の木(2018年製作の映画)

3.5

羊を飼い慣らすことは願望でしかなく。皆が神様に試されながら羊と世界を共にしていく。わたしも羊。
ダークサイド龍平ワールドを堪能しました。あと、水澤さんと優香さんの在り方よ!俳優部皆素晴らしいい。益々原
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.1

「土地」の引力。執着としてみられることもあるけど、ヒトの遺伝子に組み込まれた( ?)生家とのある種の血縁関係は拭いさることはできないんですよね、きっと。家長である父がその立体化した存在というか。各々の>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

そこに当然の如くある温かさに気づくには少しだけ遅かった。別の場所で代償の待った甘い蜜がしたたかに甘やかしてくれるから。
このお話とは全然関係ないけど以前読んだ飛田新地についてのルポで「気づくとそこにい
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斬、(2018年製作の映画)

3.8

現代と繋げることで観念的に観る自分がいて、でも時折命の在りかについて単純におののく己もいた。
どうしたら人が斬れるのか。
時代性とか倫理とか宗教とか。衝動とか欲求とか。どれも答えだしそうじゃない。同時
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来る(2018年製作の映画)

2.9

その大半は目に見えないものだけど、いろんなものが確かに来た、気がする。
異界と穢れに一番近づく子どもの持つ磁場は凄いのですね。痛みにすら鈍感になりまくる大人とはえらい違い。演技の指針について考えた。観
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

才能ある者の必然的な苦悩。と、孤独。
各々の個を誇りに思うこともあれば、疎ましくなることもある。でも、心の奥底から己と他者を認めてからはもう最強。誰にも負けない。こんなにも皆があなたのことを愛している
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ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.6

約2か月前に観た映画……。ここまでズルズルきてしまった。
「理想」に近づこうとすればするほどそれは逃げてゆく。そして、己のなかにホールデン的なるものを見出だすことにあんまし価値はない。彼や作品を通して
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.7

隠れんぼのシーンが特に美しかった。匂いと息づかい。世界のすべて。「感じ方を復習するわ」というマドレーヌの言葉も優しく響き渡る。家族写真もいいなぁ。目が見えることと「世界」は繋がってるけど本質は別のとこ>>続きを読む

八月八日(2016年製作の映画)

3.3

八月八日、断片の断片。
ごみを捨てる仕草がとても良いです。

長浜(2016年製作の映画)

3.5

躍り始めるのか躍りかけたのかその狭間がとても良いですね。石橋さんはずっと観ていられる。

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.6

時代を経たその風景は相変わらず寂しくて美しい。
叶わない想い。選択。自由。何よりも己の苦悩との向き合い方。近未来でも変わらない。変わらないのね。
90年代の歌謡曲で母とつながる一瞬がとても愛しかったで
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.7

粛々と貪欲に映画を見つめる人たち。
見つめる、、、というか求める人たち。
誰も止めようなんて思わないけど、そのうねりからはみ出した者たちもいて。その速度が合わなくなることも。
全部、ぜーーんぶ含めて彼
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

デンゼル・ワシントン。手がとても魅力的。一枚のペーパーを折る、ページをめくる仕草その一つ一つがとても魅惑的なのです。几帳面なイコライザー。怒りの鉄槌は荒っぽかったけど落とし前はちゃんと美しい。愛もある>>続きを読む

金環蝕(1975年製作の映画)

3.7

狡猾さのレパートリー!出るわ出るわ。宇野先生の前歯芸と仲代大先輩の超絶二枚舌の激突は唸らされましたし。
あー。いつの時代も。なんの目新しさもないなぁという構図の発見が逆に怖いです。金環触の輝き。

I’M FLASH!(2012年製作の映画)

3.4

淡々と描かれる食事のシーンが印象に残った。生きるために食う。惰性で生きていきても。突然の死を迎えることになっても。
命のきらめきはどこにあるのか。死ぬるその間際。一瞬でもきらめくその瞬間はあるのか。き
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

人間は感情で生きている。
いつだって情動?に突き動かされる。
倫理観はとても便利で他者のソレはとてもあさましく映るけど己のことに至っては瞬時に正当化される。
そうやって生きている。そんなうんざりするこ
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.7

永遠、愛する、不可思議な誓い、結婚という儀式、刹那の過ち、人間の倫理観
罪悪感をわざわざ背負わないと生きていけないのが人間さ。なんて思ったり。
男の脆さこそ永遠だ。女の覚悟には誰も勝てない。

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.9

ロードムービー。誰かの助けを借りながら。
僕のつまらない固定観念でした。
スポックはウエンディ自身だし彼女だってスポックそのものだ。限りない宇宙を旅してその果てに答えを見つけようとしている。感情との折
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.1

岩男という男
の生命日記。魂列伝。
女という生き物の記録であり
母が織り成す最上の愛の物語。

何を書いても陳腐になりそう。
卑しさと愛が同居し続ける。それが人間。平成最後の年にこの世界を降臨させてく
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.8

天国はまだ遠い
過去も現在もこれからも
よりによってこんな奴と
何故
それでも今この場所で漂っていて
雲の上のその場所を想像しながら
静かに雨音を聞いている
こんな奴と

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.3

繋がることは目に見えない。
言葉にはできるけど、見えない。
刹那の肉体的なそれすら曖昧なもの。
でも、身体と心の深いところで理解したりはする。理解というか感じるというか。ソウルメイト。
そういうものた
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ムーンライト下落合(2017年製作の映画)

3.4

柿ピーを一粒づつ食べてたのが一気食いし始めたのがとても生理的でおもしろかった。
不運?の再会。情けないふたり。ムーンライトが不気味キレイに照らす夜だから。なのか?この為に神様が引き合わせたのかも。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.4

海のない世界。母なる存在。海。みんな知らない。世界のバランスを保とうとしてくれる?ペンギン。ペンギンハイウェイ。同時に怪物も生み出す。いつか亡くなる。そして繰り返す。
果ての世界がとても素敵でした。小
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

雨だし寝不足だしでなんだか調子のあがらない一日でしたが。
結局ドキドキしました。あの全速力で走り抜ける姿はすごく美しいですよ。ほんとに。第一線ですね。ヘリの操作が上手くいかず「ちくしょ!」みたいにばた
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.9

いやー待ちに待ってましたぁ。観終わった後も未だに期待値上がり続けてます。なんなんじゃそりゃ。
巨悪との全面対決と思いきや初代ワスプの救出大作戦と悲劇のゴーストの彷徨が絡み合ってこれはこれでアントマンは
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.0

強い気持ち
強い愛

口にするだけで元気になります。
凄い。
人間は弱くて脆い。だからこそ、私たちこの必殺技を編み出した。よし、なんとか生きていける。
強い気持ち 強い愛
俳優部素晴らしかー。山本舞香
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.0

「検証せぬ人生に価値なし」とソクラテスは言ったけど「検証しても同じだかね」と義兄は言う。
すごく分かるような未だに分からないような。
カフェソサエティがもたらしたものは彼の人生にとって大きな糧であるし
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

前シリーズからガラッと空気感変わった印象でした。しなーやかーに盗んでー♪
ケイト・ブランシェットがとにかくクールでイカしてました。ヘレナ・ボナム=カーターの挙動不審ぶりも最高です。ダニーの登場を最後ま
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ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

3.4

3人組と呼ぶにふさわしい3人組でした 。ズッコケ3人組。挫折しかないロードムービーだけど、それでもどこかへ走り続けるエネルギーは今だけのもので。これから社会に引きずられることになっても。
たった独りで
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美しい星(2017年製作の映画)

3.0

美しさの定義。とか。
こんなにも青く美しい。とか。
すべて人間が決めたもの。
バラバラな家族。だからこその思いやり。美しさの定義。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

仕留められるのは不運だからじゃない。弱いだけなんだ。

という言葉が強く残ってます。
雪と静寂だけの世界。見下す者もいなければ見守る者もいない。強く逞しく生きていくしか術はない。ネイティブアメリカンに
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ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)

3.2

福満先生の作品大好きです。

マニアたちのピュアとは言い切れない団結力がやっぱり素敵ですね。絶対的美少女の存在も。ちゃんとやましくもある。いつだって見えない「何か」に立ち向かうのは怖いです。

バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.3

この顛末さえバンクシーの思惑通りなのか。
「芸術」という地点を通過しながら直接公共に訴えてくる。賛否の嵐。嵐が起きるところにお金は落ちていて。見逃さないんだなあそういうところは。公共は消えてショッピン
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