二人の愛の形。
ドアップのドゥミを見ていると近づきたくて覗いているのに、その度にお互いが個であることを感じていたのかなぁ、なんて想像してしまう。
今まで見た作品との繋がりにニマニマしては、見たこと>>続きを読む
人が往き交い、各々の人生が交わる。トキメキと煌きと切なさを抱えながら誰かを待ち続ける。
シェルブールのようでロシュフォール。鮮やかな伏線の回収はあり得ないマジックのようだけど愛おしい。ミシェル・ルグ>>続きを読む
ギャンブルと依存と私。
破滅的な愛に暴力はつきものなのか。
愛とルーレットの相関。
最高にも最低にもなり得るから求めてしまうのかな。
ミシェル・ルグランの音は真っ直ぐ心を捕らえて離さないのに、理解>>続きを読む
作品としてはテンポもよく、なかなか良くできてるなぁと思ったのだけど、モヤモヤとイライラに支配され過ぎて、観た後深夜なのにラーメン屋さんに行ってしまった。
マクドナルドに随分行ってないから行ってみるか>>続きを読む
不憫で仕方がないのに気高い。
不運な女の人生を見ていると、人生ってしょうもないことの連続のように思えてくる。
それでも谷と山があるように、哀しみに勝る喜びもあるから人は生きていけるのかな。
愛に生>>続きを読む
コーヒーを題材にした世界経済・貿易の不均衡と搾取の実態を描いたドキュメンタリーだった。
フェアトレードを探してみようかな。
みんなが幸せになって欲しいし、教育も栄養も行き届いて、麻薬植物に頼らない>>続きを読む
ヘンテコリンなのにバシッと決まった構図が好き。
不条理過ぎだし、シュール過ぎるから絶対に人を選ぶ!
子供と観たり、思春期の子が親と観たら気まずい思いでいっぱいになりそうな作品なんだけど、時々妙にハ>>続きを読む
ボンボンの感じがすさまじい。わかるわぁー!
お徳さんの健気さに泣いたよね。
内助の功ってこういうことなのかと思うけど、打たれてまで支える心意気は私にはないかなぁ。
カラーの鮮やかさに唸る。
モノクロの世界はこんなにも華やかだったのか。
女性を描いた現代劇の方がグッとくるけど、雷蔵さんをはじめとした役者の熱にワクワク。それ以上に、木暮実千代さんの色気にクラクラ。
品物や慰みもんやない!男はみんな汚い!一人前の芸妓って何よ?誰が男に負けるもんかー‼︎って叫ぶ妹と、保守的な姉。
コレって溝口監督の叫びなんだろうなぁと同じテーマと出会うたびに思う。
野村浩将の方>>続きを読む
幽霊でも出そうな音。
なんでそれにしたんやろか。
テレテレ〜ふうぅーみたいな。
京マチ子の「八頭身や!(どや!)」に吹いた。
少しのお金のために人生が滅茶滅茶になる。身体についたアカはなかなか取れ>>続きを読む
真っ当に生きたいと思っても、そうはさせてくれない厳しいこの世。もっと幸せになって欲しいと願う心が自分を貶めていく。
汚いお金を使って欲しくない。でも、満腹にしてあげたいし、勉強をさせてあげたい。切な>>続きを読む
みんなどこか愚かで物悲しかった。
溝口監督の置かれた状況は私の想像通りだったんだなぁ。
人は経験していないものを形にはできないのかもしれない。
後編の方が人情が描かれているからか引き込まれる。
「そちの侍を立てる己の侍を立てる」という言葉に溝口らしさを感じた。ひとりの女を描いているのに女みんなに当てはまる感じ。女たちを越えて社会全体に訴えか>>続きを読む
出だしとかめっちゃ好きなのだけど夜中に観ていると何度も寝落ちしそうになった。
話の筋は知っているからわかるけど現代劇よりは力を入れて観なきゃいけなくて。でもなかなか言葉が頭に入ってこないし、ワクワク>>続きを読む
絶妙なトライアングル。
男に挟まれる女もいいけど、女を囲む男女もいいなぁ。
彼女を思うと切なくて。
確かに愛はそこにあったのだろうけど、すべてはお遊さまが結んでいる。
悪気なしに着物姿で背負われる>>続きを読む
なんでこんなにも溝口作品の女は前向きで強いんだろ。
恋なんて、愛なんて、と言いながら意地を張り、歯を食いしばって生きていく。駆け落ちして、捨てられて、子供を里子に出してまで。芸を肥やしに啖呵を切って>>続きを読む
そんなに引き込まれなかったのが正直なところだけど、トントンカチカチ火花を散らすあのシーンは好き!
女に寄り添う溝口作品が好きなんだなぁと改めて思った。
戦後の混乱に堕ちていく女たち。
これでもかと冷たく描くのに、少しの希望や祈りが込められているように感じた。
バカにしないでよ!と突っぱねていた>>続きを読む
気付いた時にはもう遅いことっていくつもあるけど、当の本人ほど気づけないのかもしれないな。
「しあわせ」ってなんだろう。
地位や名誉があっても、お金や食べものがあっても、心がなければ満たされない。
そ>>続きを読む
「不良少女っちゅー立派な病気や」っていう彼女がキライになれなくて。
家族からやいのやいの言われても突っぱねる強さが好きだけど、身も蓋もない切なさが染みる。
あては幸せになりたいだけやねん♫と彼女の>>続きを読む
どこまでも男をクズに描くなぁと作品ごとにその感覚が増す溝口作品。彼は男という生き物をこの様に思って生きていたのかと聞きたくなった。
女は女の性に翻弄されるけど、食いしばって立ち上がろうとする様が美し>>続きを読む
ああ、人生ってこんな風に絡まりあってできてるんだろうな。悪い方に転がっても見えてくる真実と打ち明けられる想い。
正直に生きるのは楽じゃないけどだからこそ惹きつけられる。もっと生きたいと思わせることが>>続きを読む
色の中に溶け込む感情。
男と女の愚かさ。
京都らしいやり取りの多さに口元が緩む。
したたかに舌を出して近づいても幸せにはなれないし、恋い焦がれ本気になっても目が覚めたら何もかも消えてしまうのかもし>>続きを読む
画の美しさに唸った。
モノクロなのに鮮やかで艶がある。
舞妓は無形文化遺産どす!と言い切るあの感じも、芸者の嘘は嘘やなく、商売の駆け引きと言うのも好きだなぁ。舞妓の人権について屁理屈を言うとこもサイ>>続きを読む
コレはめっちゃ好き!
男と女の話は大抵野暮な話だし、愛と憎しみは隣り合わせ。手に入らないなら支配したくなるもんなのか。
映画って関わっている人の色というか生き方が見えるから、溝口監督についてもっと>>続きを読む
生々しすぎて、痛々しすぎて、身体が強張った。
好きか嫌いかで語れないくらい悲しくて。でも、すごいなぁーとため息が出た。
偶然が紡いだ幸福度の高いミュージカル。
「今回のアステア師匠は甘さが私的に足りないなぁ。ガシガシッとした男っぽい役はジーンケリーの方が似合いそうだなぁ。」なんて思っていたのだけど、途中でようやく思い>>続きを読む
何もかも振り切れたら喜劇にしか見えないのかな。
ティルダ姐さんとマティアスの全裸から始まる冒頭にドキドキ。美しいなぁ。なんて絵になるんだ!
撮り方が綺麗で、太陽の使い方が好みだった。衣装も美術も素>>続きを読む
私に信仰心があったらもっとスーッと入ってきたのかな。
今年は「神の沈黙」と向き合ってばかりだ。彼と彼女の関係が神と信者のようで、世俗の中にも信仰心はあるのだと気付かされる。
あの手紙がイタイ。
愛>>続きを読む
最高にカッコよかった!
語ることなんてない!観ればいい!
どのシーンも曲もカッコイイんだけどランプを持って立ってるアングルとかめちゃ好み。
クネクネ、ピクピク、心に響く。
備忘録のために書き続け>>続きを読む
戦争と花火。
失恋と慕情とワンダーランド。
ノスタルジーが全てを包み込む。
人も街も何もかも全てが巡り巡って結びつく。景色が変わり、文明が根付き、笑い声に溢れている今。なのに、だけど、「戦争はまだ終>>続きを読む
うーん。
どのショットもモノクロだからカッコイイんだけど、何だかよくわからないし、私の感性とは違ったみたい。
始まってすぐのウザイやり取りは割と好きだけど。
ゴダールと私の関係はグッと近付いたり、遠退いたり。今回は「アーレーーー」な感じで帯を解かれ飛ばされた気分。
混沌と混乱。
私が感じ取れたのはそんなところ。
レンブラントの陰影はそんな感じだなぁあと>>続きを読む
なんとなく借りたら…なんと5時間近い作品だった!∑(゚Д゚)
ある夫婦が見てきたことや感じてきたことを観る物語。
会話劇が好きな人は好きなはず!
・第1章
他人には見えないところで幸せは破綻する>>続きを読む
ゴダール的ミュージカル映画。
わぁ〜わかるわぁ( ´艸`)の連続。
すれ違う男と女。
心と口に出る言葉はいつもあべこべ。隙間を埋めてくれる男は所詮、間男でしかないんだけど、なんとなく聞いていて欲し>>続きを読む