しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

しちれゆ

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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

1985年の元映画をほぼ踏襲、スピルバーグ監督へのリスペクトゆえでしょう。
ミュージカル仕立てなのでライトな作風になってはいるがやはり辛く悲しい物語。
以下 元映画でも感じたこと。
有り得なく非道で横
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カラーパープル(1985年製作の映画)

4.0

現在上映中の『カラーパープル』のための予習。153分の長尺だけど体感2時間くらい。
白人の黒人に対する差別ではなく黒人の黒人への差別。差別する側の黒人は自分も白人に差別されていて、その鬱屈が自分より下
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カリーナ、恋人の妹(2018年製作の映画)

3.8

先ずは『カリーナ、恋人の妹』は内容を誤解される邦題です。内容説明の″官能ドラマ″というのもウソ。但しボカシは多い。
2018年制作のロシア映画。2018年ということはごく最近、コロナ禍・ウクライナ侵攻
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

4.1

私生児として生まれ高級娼婦からルイ15世(ジョニー・デップ)の公妾となったジャンヌ・デュ・バリーの生涯を描いた映画。面白かったです。
監督・脚本のマイウェンがジャンヌ役。出っ歯ゆえ口が閉じれず常に半開
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オアシス(2022年製作の映画)

3.7

MyFFF2024から
双子のレミとラファエル、ラファエルには障害がある。
弟を気遣う兄の優しい眼差し。
カナダの美しい自然の中でオタマジャクシを掬いボートで遊び滔々と流れる川のほとりで肩を並べて座る
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新凱旋門(2023年製作の映画)

3.3

MyFFF2024から
原題″La Grande Arche″とは パリの副都心デファンス地区にある新凱旋門。
かつてこの地区に祖母が住んでいたという女性が祖母に捧げるアニメーション・ショートフィルム
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スピード(2022年製作の映画)

-

MyFFF2024から
ルームシェアをしているジャンとアレックス。
ジャンは繊細。ホメオパシーの薬や抗不安剤を使っている。アレックスは陽キャ。
自分なら絶対しないことに引きずり込まれるのも時には自分が
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.8

起承転結がしっかりあり、笑かしてくれるところとほろりとさせるところのバランスが良くて楽しめる作品でした。ムロツヨシは予想通りの面白さだけど普段イケメン枠の林遣都君の笑いに振り切った演技も良き。あと徳川>>続きを読む

夏休み(2023年製作の映画)

3.6

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から

1週間の夏休暇をホテルで過ごす予定が旅行会社のせいでソロキャンプをする羽目になった女性の話。
「他者は喜びの源でもあるが疲れの
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カナダでの暮らし(2023年製作の映画)

3.3

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
♪ラ~ブレラ~ フロム カナダ~ 🇨🇦~~🎶❤︎
(ふるっ!知ってます?😅)
じゃなくて『カナダでの暮らし』です。

さすがア
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フレンズ/2匹は友だち(2014年製作の映画)

-

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
ある日オタマジャクシはイモムシを鳥の攻撃から助けてあげる。蚊から守るため葉っぱのお布団をかけてあげる。仲良しになったふたりの楽し
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私に触れた手(2022年製作の映画)

-

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から

人間の記憶はマトリョーシカのように幾重にも塗り重ねられ封印される。それが悲しい記憶であればあるほど。

大人になった妹の兄への
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フェアプレー(2022年製作の映画)

-

″マイ・フレンチ・フレンチ・フェスティバル(MyFFF)2024″から

ナイフの指間トントンゲーム生配信→記録達成しようとする高校生
車にキスし続ける競争→新車をゲットしようとする労働者
椅子取りゲ
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女と犬(1991年製作の映画)

-

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
1991年作品のこれがなぜMyFFFに?
選んだ人の思い入れとは?

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

なんも考えずに見れる作品。面白かったです。
こんなかっこいい893いる?綾野剛ってほんとに反社が似合いますね🚬y(◣◢メ)
あと私も肘を付いて食べる人許せないから共感!

齋藤 潤君が歌う場面はヒヤヒ
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ふたりは姉妹(2022年製作の映画)

3.5

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から

姉妹の絆を描く7分のショートムービー。
あと10分長かったら飽きたかも…
ごめんなさい!

ジャンヌと七面鳥(2023年製作の映画)

3.6

″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から

ジャンヌ13歳。大きな青い瞳に華奢な体躯と細い手脚。あと数年で失われる無垢な美しさ。なんだかロリコンの人の気持ちが分かるような
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.6

チュ・ジフンが好きな人は文句なく楽しめると思う。わたし的には半ば過ぎまでのあれやこれやに理解が追いつかず、そのまま怒涛の種明かしに突入したので、種明かしが種明かしにならないという事態に…😭
犬がずーっ
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.7

何処にでもあるような普通の家族が崩壊していくさまを描いた超ヘビーな映画。

一家に君臨する家父長 三浦友和がすごい。
昨今の優しすぎる夫や父もどうかと思うけれど ここまで強権的なのも。しかも実は大した
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のら犬(2023年製作の映画)

3.9

オンライン・フランス映画祭″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から。

良い映画でした。
田舎の村でほぼウダウダしてる幼なじみのミラレスとドッグ。
大人しいドッグを馬鹿に
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

エマ・ストーンの文字通り体を張った演技が素晴らしいというか恐ろしいというか…一世一代の演技だと思う。
映画自体はもっとダークで重たい内容だと思っていたら意外とライトなファンタジー(個人の感想)。エログ
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.6

D.クローネンバーグの息子の監督作ということで見たかった作品。
他人に乗り移って依頼された殺人をして最後は自殺し「犯人は自殺しましたー」ということにして宿主から離脱するという とある組織の女性の話。
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.2

戦争とか軍人の話が結構好き。この映画も日露戦争が出てくると聞いて見に行こうと思ってた。そしたら日露戦争は導入部に過ぎず、トンデモ冒険活劇でした。出演者の皆さまそれぞれキャラ立ちがスゴすぎ。玉木宏なんて>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.7

まずは岡山天音が主役を張る日が来ようとは!それを言えば女性では趣里さんとか古川琴音ちゃんとかね。多様性の時代。勿論 芸達者な俳優さんたちであるが、人間の『見慣れる』という能力には凄いものがある。
それ
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

視聴開始後20分 「あれ?なんか見たことある…」
調べてみたら2017年公開当時しっかり映画館で見てました💧たった6年前よ?←当時はイザベル・ユペールに関心がなく(言い訳)。
ということでほぼ忘れてた
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

夫婦と80代の母親、2人の幼い娘たち 計5人の脱北のドキュメンタリー。「再現映像は一切ありません」というテロップ。
北朝鮮から中国、ベトナム、ラオスを通ってメコン川を渡りタイへ。支援する韓国人牧師とブ
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.8

ジェシー・アイゼンバーグ初監督作品。予想以上に面白かったです。
親の庇護の元にいて ある意味支配できていた我が子が成長し自我を持ちひとりの人間として自立しようとする時、その姿が自分の理想とかけ離れてい
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

朝起きて身支度をして車を走らせ公衆トイレを掃除して回る、セリフのない映像でこれだけ見せてくる役所広司を改めて名優だと思う。役所演じる平山が銭湯で身体を洗う場面、年齢相応に張りの失われた横腹すらが平山の>>続きを読む

赤線最後の日 昭和33年3月31日(1974年製作の映画)

3.0

『赤線地帯』繋がりで見たら日活ロマンポルノだった。宮下順子って『四畳半ナントカ』(うっすら知ってる)の人ですよね。髪の毛にでっかいバラの造花をくっつけてる!当時は大真面目にこういうのつけていたんですね>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.7

大災害によって一瞬で廃墟と化した韓国・ソウル。唯一 崩落しなかったマンション。いつまでたっても行政が救援に来ないのは何故?と思ったらどうやらこの災害は世界規模で政府も壊滅してしまったらしい。そこからマ>>続きを読む

静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.5

黒澤明 ✖️ 三船敏郎
何本か『動』の三船敏郎を見てきた私にとって初めての『静』の三船。そして濃いイメージだった彼が端正なイケメン。もっと戦争中メインの話だと思っていたら戦争中は最初15分くらいで終わ
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.8

現代の女子高生が1945年にタイムスリップして特攻隊員と恋仲になる話。意外としっかりした作りで見応えのある良作でした。
けど…百合役の福原遥のベタベタ声が終始耳障り。令和から来た高校生の設定で過去の戦
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍に作られたパンデミックムービーだけど度を越しすぎていて殆どゾンビ映画🧟‍♀️
地下鉄の通路に非常用ボックスがあり(AEDのようなやつ)そこに斧🪓が入ってるのナゾだった。現代よ?都会の地下鉄よ?
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SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)

3.7

2022年に突然の訃報。ギャスパー・ウリエルの作品は何本か見ているが『エヴァ』で熟年娼婦イザベル・ユペールに惚れちゃう彼を見てイケメンぶりを再認識してこちらも。
本作のギャスパー・ウリエルはゲイそのも
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ティル(2022年製作の映画)

3.8

日本人はインテリになればなるほど無意識のうちに自分を白人側の人間と位置付けてしまう、と聞いたことがある。この映画のメイミーも少なからずその傾向があったのでは。米国空軍で唯一の女性職員として働いていたと>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

高校生たちの″#90秒憑依チャレンジ″の話。
手のオブジェを握ってある言葉を唱えると霊が憑依する。降霊術がいとも簡単に成功する展開なのでそこを肯定出来ないと「んなことあるわけないじゃん!」となってしま
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