『湯を沸かすほどの熱い愛』や『長いお別れ』等、本作含めて中野監督作品はテーマに共通点を感じる。それは家族と死。
そしてファンタジックに家族と死を描くため、現代劇なのに浮遊感があるのも特徴。あと、ややこ>>続きを読む
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太賀×岸井ゆきの良いわ〜。長編で観たくなった。オチは単純にタイプではなかったってことやろね。岸井ゆきのって整ってるわけじゃないのにかわいく見える。不思議。
若手映画作家育成PJの短編作品。
仕事>命。優先順位がこんがらがった同調圧力。表現がやや極端だけど、いかにも日本的な仕事現場のいやーなかんじは分かる。
伊藤沙莉×萩原みのりという垂涎もののキャスト>>続きを読む
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〜初見感想〜
何でもなく特別な、あの時限りの父娘のサマーヴァケーション。
朧げな記憶。鮮明な感覚。
鑑賞者の感度に委ねる度合いが高いため、汲み取りきれず、切なさとモヤモヤが一緒くたに押し寄せる鑑賞>>続きを読む
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タイムループものってやっぱ楽しい!
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がんばって脱出を試みるだけじゃなく、諦めてどっぷりとタイムループに浸かっちゃうのが新鮮。適度な緩い軽いノリ、コメディとシリアスのバランスが心地良か>>続きを読む
お笑い芸人のバービーさんは自身の芸名を考えるに辺り、海外の友人たちに「一番ダサいと思う名前ってなに?」と聞き、その返答を採用したらしい。
時代錯誤の虚像の女性像。それが『バービー』。
女は男に嫌われ>>続きを読む
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カルト宗教コメディポルノ。エロ×カルト宗教の掛け合わせは『愛のむき出し』を思わせるけど、もっと意味不明。
俗世を断絶しても、最後に残るのは肉欲だけって事ぐらいしかメッセージは受け取れませんでした。>>続きを読む
有村架純史上ベストアクト。
清純派たぬき顔代表有村架純。数多くの出演作があるが、そのかわいい系ど真ん中のルックスからくる配役の影響もあり、どこか無味無臭で味気ない印象だった。
だが、今作のサバサバして>>続きを読む
こんな職場やだなー。この支店はグッダグダな問題児従業員が多過ぎる。とんだ社長を支店長室に通して面談はあり得ん。あと贈与税はよ。こんなデカい金が右から左にサクサク動いたら税務署黙ってないやろ。
池井戸作>>続きを読む
前作同様に祭りを期待してたら、祭り前夜の準備編だったの巻。
前作よりもCG多め実写少なめでしょうか?その影響か、テレビ観賞でも圧巻の衝撃を受けた『怒りのデスロード』と比較すると、やや迫力足らずの印象>>続きを読む
私たちに必要なのは、他者を思う想像力。
殺人事件が起こった。凶器は包丁。包丁職人は罪に問われるか否か?→否。
邦画『Winny』でそんな議論がなされていました。
では、原爆開発者は?水爆開発者は?軍>>続きを読む
アメリカ南西部の広大な荒地を酒かっくらいながら駆け抜けたいと思う作品。
2,000キロの逃避行で、アーカンソー〜グランドキャニオンまで横断。日本で表現すると、青森〜鹿児島までの本州縦断。
女性を支配>>続きを読む
宍戸のしんちゃんモテる理由よくわからん。眉間に皺寄せてオラついてる脂ギッシュなマッチョがかっこいいとされた時代なんだろうな。現代の感覚だとダサい。
「生身の身体で感じ取ったことだけを信じろってことさぁ>>続きを読む
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サンダードームデスマッチの前半。ピーターパン的なみなしご子供たちと過ごす後半と、物語中盤からテイストがガラッと変わる。そのため途中何の作品を観ていたのか混乱。その後、ラストの砂煙舞うカーチェイスシーン>>続きを読む
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マッドマックスサーガの中でも最もカルト的人気を博す作品。
自分は怒りのデスロードから入ってるため衝撃度合いが軽減されてしまったものの、本作はマックス含めズルくて汚くてマッドなキャラクターたちが生き生>>続きを読む
草が生えてて水も資源もある。荒廃化した砂漠のマッドな世界観はまだ確立されておらず、田舎の横暴な警官と暴走族の話。
ストーリー云々よりも今の時代では倫理的に実現できそうもない実写カーアクションを楽しむ作>>続きを読む
全編手話で字幕無しなので汲み取れない部分が多く、大まかにしか理解できないのがツラい。言葉が無い部分は想像力で補えというあえての演出なのはわかるけど、重たく業の深い題材なだけに細部のニュアンスを知りたい>>続きを読む
好きなものを好きだと言える貴さ、そしてそうして生きていくことの難しさを強く感じる作品。
沖田監督が紡ぐ語り口はいつも優しい。嫌みのない説得力がある真っ当な優しさ。男性ではなく、能年ちゃんがミー坊役をし>>続きを読む
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意味ありげな小ネタたちを放置し、本ネタが明らかになると肩透かしをくう感じ。また、主人公とその取り巻きにのみ焦点を当てるスケールの小ささはシャマラン的な B級感を覚えた。
あと印象としては『メッセージ』>>続きを読む
展覧会臨場を機会に観賞。
自然木から新仏像をひたすら掘るという異端の宗教活動を行なった修験僧、円空。無償で庶民へ救いの像、祈りの像を与えた。
円空によって掘られた独特の表情を携えた仏像は、円空仏と呼ば>>続きを読む
品行方正の生真面目な刑事が沼る話。
こう書くとシンプルなのだけど、一度の観賞では理解が難しく、よく解らない描写が多い作品。
ある女の取調べで太ももチラ見せメロメロパンチ🍈をくらうのをきっかけに、彼女を>>続きを読む
夜の街のドライブだからか、行間たっぷりのゆったりとしたテンポ感からか、戸田なっちゃん語字幕の影響か、この会話劇が愉しめるほどに人生レベルが足りていないのか、作品との相性か、単に仕事の疲れによるコンディ>>続きを読む
映像は鮮度高く、ベルリンの街並みが色彩鮮やかで、ハウスミュージックで織りなす音楽もポップでハイセンス。こんなC級ポルノのような邦題とジャケットでなかったら青春映画としてそれなりに好評を得られたかも。>>続きを読む
大したストーリーではないし演技もしょぼいんだけど、小悪魔系ビッチ加賀まりこ、美貌無双。
棒読みからの「悪い女でしょうか」の顔。ビジュ大・爆・発。
加賀さん当時若干19才。
くりっとした目とぽてっとし>>続きを読む
数あるシリーズ作の中でもオーソドックスな正統派パターン。これぐらいシンプルテイストの方が自分は好き。
ワカドクロの時よりも良い塩梅に力が抜けて色気が増し捨之介を完全にモノにした小栗旬と、声を枯らして絶>>続きを読む
マリオには馴染みが深すぎて、平面のゲームキャラクターという確固たる概念が刻み込まれています。
そのため、イタリア系移民の配管工という出自や、パルクールの達人など、現実との繋がりを感じられる平面世界には>>続きを読む
仮想空間、晒しによる誹謗中傷、美女と野獣、児童虐待、自己の解放によるトラウマ克服などなど。流行りの各構成要素の繋ぎがかなり強引で飲み込み難い。
ただ、色彩豊かな豪華絢爛な映像や、ベルの透明感ある美し>>続きを読む
「人類の進歩と調和」と聞くと、大阪万博よりも20世紀少年を連想する世代です。
本作は20数人のかしこが太陽の塔について語るドキュメンタリー。
中でも民俗学者赤坂憲雄さんが最も印象的でした。すごく穏や>>続きを読む
マッコールさんは百戦錬磨の同僚相手でも無双状態。チートな強さは相変わらず。
一切隙を見せず一瞬たりとも背を向けず、ニッコニコでおまいら殺す宣言をして相手の娘を人質に脱出を図る流石の手際。
マッコール>>続きを読む
世のため、人のため、平和のため。クールでチートな凄腕必殺仕事人、ロビンフッドや五右衛門的なデンゼル・ワシントンのハードボイルドアクション映画。
デンゼル・ワシントン扮するマッコール氏の立ち振る舞いは>>続きを読む
これは!意外な掘り出し作品。
現在のアメリカ麻薬文化へ繋がる歴史を知れ、演者が素晴らしく、物語の運びもしっかりしているので集中して見ることができました。
1970年代から80年代にかけて、アメリカ全>>続きを読む
数年後は、数ヶ月後は、数日後には明日にはこの気持ちが醒めて、違う考え方の自分になるのはわかっている。だからこの今この時が尊く、それは切なく、苦しい。
この気持ちの高鳴りは今、この時だけ。
ふと思い出す>>続きを読む
彼らは二十代後半ぐらいなのかな。ある程度人生経験は積んだものの、将来に不安があって自信が無くて、でも我と欲は強くて。なにか途方も無く気怠い。その気怠さを紛らすためならコカイン、マリファナ当たり前。繋が>>続きを読む
カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』に設定も雰囲気も似てる。ジャンプの漫画原作なんですね、全く知らなかった。
ずっと白い服を着ながら緑の森や草原で戯曲っぽく問答を続ける、地に足のつかない浮遊感のあ>>続きを読む
息を吐く間も無く次々にゾンビが迫る凄まじいジェットコースター展開と、父親の不器用な愛に震えた前作。
今作では物語全体のテンポ、ゾンビ化する時のシークエンス、人間模様等、あらゆる面でのクオリティが低下。>>続きを読む
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映画史上最も醜悪な双子がえげつない。
本作大ヒットの後、韓国世論は加熱。事件の再捜査を求める声が広がり、遂には児童や障がい者女性への性的虐待の厳罰化と、公訴事項を廃止する法律、通称「トガニ法」が成立>>続きを読む