蒼井ことりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

蒼井ことり

蒼井ことり

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天使の涙(1995年製作の映画)

3.9

公開当時に見逃してから、はや20年近く経ってしまった。
ストーリーはよく意味が分からなかったけど、まだ返還前?の香港の風景とか、全体に流れるメロウなムードやビビットなカラーが心地よくて、素敵な映画だっ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

君の名前で僕を呼んで

とは、どういう意味か?
恋人同士の合言葉?イタリアの習慣?

前半はとてもよかった。2人が結ばれてからは長い蛇足に感じた。
オリヴァーが帰国するのかと思ったら、
あれ?まだ帰ら
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

わたし的には
「ないわー」
「悪趣味」

せめて相手役が「半魚人」じゃなきゃいいのに…。エルフとかホビットとかもっと取っ付き易くて見た目綺麗系なキャラクター。
なんなら、もふもふ子ぐまと人間女性の組み
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.2

チェンカイコーの「覇王別姫〜さらば、わが愛」が大好き。繊細な心理描写や心揺さぶる愛憎劇、美しい京劇シーンなど最高だ。
本作も監督の美学は感じるけれど、全然違うテイストだった。
お金使ってるエンタメ大作
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.7

邦題が軽い。
とは言え、ともすればスゴく深刻になってしまうテーマだけど、コメディタッチも交えて重すぎない演出を心がけている。
5%は、健常者の5%しか見えないことから。奇跡と言うより、努力の人。

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パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんて優しい映画なんだろう。
もふもふこぐまの愛らしらさ、ピュアネス、シンシアリィ、惜しみない礼儀正しさと親切心が、もう観たというあなたも、これから観るというあなたにも、どうかどうか届きますように。
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

-

周囲の評価が高いので観に行った。
普段見ないジャンルだった。
ロビイストっていう職業をはじめて知った。世論を動かし(どうやって動かしてるのかイマイチ分かりかねる)政治を動かすスペシャリスト集団…って感
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

4.0

珍しいイラン映画。エキゾチック。
イスタンブールってこんなにネコがいるのか!!驚き。

ドキュメンタリータッチで、人々にインタビューするカタチで猫を紹介していくのが、スッキリまとまっていて見やすい。
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

s.wを初めて映画館で鑑賞。
勉強不足・知識不足でも、
有名キャラが出てきてまあまあ
楽しめました。

ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路(2010年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

忘備録

夢町座さんという小さな映画館で鑑賞。
モーツァルトにナンネルという姉がいたことは全然知らなかった。
ウィーン旅行した時も特に情報が入ってこなかったから有名じゃないのかなあ??それともザルツブ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

怖い、疲れる、そしてズルい映画!さすがスティーブン・キング。
友人が「ホラーだけどジュブナイル要素もありスタンドバイミーを思わせる」と評していたので、ホラー苦手だけど観に行った。

ホラー:青春の割合
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ローラ(1961年製作の映画)

3.5

アヌーク・エーメがすっごい綺麗。
たくさんの踊り子達の中、カメラがパンして1人の踊り子、ローラが映し出される時、ずば抜けて綺麗でハッとする。
アメリカ兵や幼馴染からの一方通行の愛なに疲れているローラ。
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月と雷(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

うーん、いまいち
「南瓜とマヨネーズ」にすれば良かったかなぁ。
高良健吾くんにはも少し爽やかな映画にも出てもらいたいし、無名やテコ入れしたい女優の、経歴を傷つけない相手役みたいなポジションからそろそろ
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

数学、ことに計算の能力が、幼少期よりずば抜けた天才数学者・キャサリン。60年代、NASAという最先端で、選ばれたものだけが勤められる場所で、臨時職員として働くということは、いかに彼女やその同僚女性たち>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.6

これは素晴らしい映画。
映画大国スウェーデンの底力を見た。(
当たり前だけど)スウェーデンでなければ絶対に作れない作品。
常々スウェーデン映画から感じるエッセンスとしては①セックスに積極的、②登場人物
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

うーわ、ヤバイの見た。
この映画はクール。
人生の教訓になる何度も見たいやつ。
なかなか良い邦題。
(原題は『チック』かな?)

「50年後、またここで会おう」
と若い彼らは約束できる。
では私は?
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

おや?点数が低いんですね。

〈忘備録〉
朝ドラで一年近く拘束されるから、出演俳優は映画に出始める。有村架純、佐藤健、そして松坂桃李。
今日は13日の金曜日。
すごい映画を見てしまった。☆4.4くらい
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旅情(1955年製作の映画)

3.7

午前10時の映画祭にて。
「追憶」を見に行ったら週を間違えていて、急きょ本作を見た(若き日のレッドフォードが見たかったけど、「旅情」も見にくる予定だったので問題なし)。

古い映画を見るといつも考えて
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

不思議で素敵な響きなタイトルがずっと気になってた。
岩井監督の映画の中では、スワロウテイルが突き抜けて好き。
これはどうかな?

うーん。
黒木華。
この人は華がないなぁと思う。蒼井優っぽいんだけど、
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オオカミの誘惑(2004年製作の映画)

3.3

昔観た映画。懐かしくてレンタルしてきた。

ところでタイトルの意味は?
昔観たときはピンとこなかった。
ワイルドで不良っぽい男の子たち=オオカミですか?やっぱりそんなに的を得たタイトルじゃないなぁ。
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.0

ブルーレイの再生ボタンを押した瞬間、私の狭い部屋が一気に台湾になった。
湿度や温度や天候が一気に台湾になった。台湾に行った人ならわかると思う。
この臨場感、日本じゃなくなっていく感じ。
台湾のすこし生
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.9

北欧に行く時には飛行機の中で鑑賞。

割とありがちな、天才児の話。
普段は普通の小学生だけど、数学は大学院生を上回るくらいの才能(ギフト)の持ち主。
ありなちだなーっと思いながら見始めたけど、予想以上
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さんかく(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。
コメディタッチの恋愛ものかと思ったけど、現代の日本の若者の孤独とか、恋愛依存とか、ストーカー問題とか、ロリコン文化とか浮き彫りで。

各役者さん、お騒がせメンバーというか、役柄とご本
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ある子供(2005年製作の映画)

3.8

「イゴールの約束」の主演の少年だったジェレミー・レニエが出てるではないか。
懐かしい。。
ジェレミーが若かった分析、鑑賞側の私も若くて、感受性が強い頃だったので、イゴール(ジェレミー)のことが印象に残
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

他の映画の鑑賞時に、映画館で流れた予告で見て、見よう見ようと思いながら17年も過ぎていた。嘘でしょ⁈信じられない。
時の流れの早さに驚愕…(>_<)
そしてその17年の間に、自分がよもやロンドンに行く
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みんな元気(2009年製作の映画)

4.0

ずっと気になってて、なかなか観れなくて25年以上過ぎた。
やっとレンタルしてきた。

あれ。舞台はイタリアじゃなくてアメリカなの?
監督は成功したから、スターのロバート・デ・ニーロを使ってるんだね。
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

ホアキン・フェニックス。
私の大好きだったリバー・フェニックス。
その彼の、全然似てない弟、リーフ(元)。
いつの間にか出世していた彼の顔がなかなか覚えられない。
インビアレント・ヴァイスでは70年代
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.7

北欧旅行の際に飛行機で鑑賞。

疲れてたので字幕なし、日本語吹き替えで見ていた。
女性のモノローグから始まる。
ハスキーボイスでいい感じの声優さんだ。それをぼんやり聞いていた。
ん?なんだこの散文のよ
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こんなのズルイなぁ、ズルイよズルイ、安藤サクラ‼︎
これじゃ、元々あまり得意じゃないあなたのことを好きになってしまいそうじゃない‼︎

彼女に対して、
”演技が上手いブス(失礼(>人<;))なら他にも
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その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

3.7

これを見たきっかけは、ロンドンの自然史博物館に地震関連のフロアがあり、その一角に、阪神・淡路大震災の揺れを擬似体験できるブースで、コンベアに乗って揺れを体験したことだった。
「きゃあっ!!怖い!!」
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ハリーとトント(1974年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭にて。

妻に先立たれた孤独で偏屈なおじいさんと、相棒の猫・トントのロードムービーは、
42年前の映画だが現代社会の問題が提起されているのにハッとする。
老後の孤独、すれ違う親子関係
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

レ・ミゼラブル

ホントに、「ああ無情!」としか。
クスッと笑えるシーンもあるけど悲しい映画だ。
このミュージカルに特別興味はなかったけど、ロンドンのクイーンズシアターでミュージカル版を観劇をするにあ
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