陪審員たちが、証拠品や証言、アリバイなどについて検証していくにつれ、矛盾や疑問も出てきて、議論しながら事件をあぶり出していくサスペンス的面白さと、そこから陪審員たちのそれぞれの個性や内面もさらされて、>>続きを読む
喜びや哀しみを共有し合うチェブラーシカとその友達、優しさいっぱいの物語に心が和みます。 CGもない時代に、ひとコマひとコマ大切に人形を動かし命を吹き込んだ制作者の愛を感じました。
これと言ったドラマチックな展開があるわけでもなく、抑揚の少ない地味な映画ですが、雄大な長江のそばで、やがてはダムの底に沈む町に生きる市井の人々を描き、また満々と水を湛えた長江と水墨画のような美しい豊か>>続きを読む
ひたすら哀しくて痛々しかったです。
自分を罰するような自傷行為のようにも見えるし、何かどうしようもない虚しさか哀しみを埋めているようでもあるし。
不幸な家庭に育ったのか、きょうだいの間に何かある>>続きを読む
見るからに低予算だと分かるし、地味な映画なのに、どうしてこんなにグッとくるのでしょう。
とにかく、名前もわからない2人が奏でる音楽が素敵で、音楽を通してそれぞれの気持ちを語らせてるのも良かったです。 >>続きを読む
生きるとはどういう事なのか、五体満足健康であっても、自分の中に幸せが見出せない事もあります。
逆に大きなものを失い、死がすぐ目の前に迫ってもなお生きる事を諦めず、失ったものを補うかのように精一杯自分ら>>続きを読む
別にたいした事が起きるわけでもなく、特にロマンチックやドラマチックな事があるわけでもない、でも、言葉や民族や宗教が違っても、人間同士として通い合う温かいものがある事に気づかせてくれる、ハートウォーミン>>続きを読む
ストーリー自体は、老いた教授が休養先のベニスで美少年に出会い一目惚れするというシンプルなものですが、教授の今までの人生の中で経験してきた苦悩や悲しみ、これまでに培ってきた美や芸術に対する価値観など、自>>続きを読む
何とも衝撃的で、観たあともしばらく余韻が残りました。 社会に適応できない前科者の男と、重度の麻痺を抱えた女。家族からも厄介扱いされ、自分を理解してくれる人もなく、社会の片隅で生きている二人。全然きれい>>続きを読む
この作品で、沖縄の歴史や人々の思いを知ることができました。 沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落事故は知っていましたが、1959年の宮森小学校で起きた墜落事故でたくさんの子ども達が犠牲になったことは映画で知りま>>続きを読む
武士としてのアイデンティティを見出せず、武士としてどう生きるのか迷いや疑問を抱いて揺れ動く主人公が、人間らしくて良かったです。
貧しくても生き生きとしてる庶民の暮らしと、迷いながら生きる心優しい武士>>続きを読む
やる事なす事がうまくいかなくて、そんな現実に拗ねたくなる気持ちもわかります。
クソみたいな世間に迎合して生きて行きたくないって、精一杯虚勢を張りながら、本当は自分の底が知れそうで怖かったり、親友とも距>>続きを読む
同性愛など絶対に許されない時代に、そんな偏狭な周りのすべてから2人を守るように大自然によって隔たれた美しいブロークバックマウンテンでの一夏。 ここにいる時だけは、人目も何も気にせずに愛し合え、ありのま>>続きを読む
この映画は、70年代の作品にもかかわらず、今見ても現実味があり、主人公の孤独や自分と分かり合える人を求める気持ち、独りよがりな考え、孤独と疎外感から抜け出せずにうまくいかない苛立ちを他者に向けてしまう>>続きを読む
全編モノクロ映像で、当時の実際のテレビ映像も使われてるようで、リアリティがありました。
これは、現在でも言える、マスメディアとは何か、ジャーナリストはどうあるべきかということを厳しく問いかけ、9.1>>続きを読む
ロックバンドとして売れてメジャーになる事は、本当の自分から離れて行く事、ロックとは何か、自分が求めてるのは何か、理想と現実の狭間で揺れ、苦悩しながら模索する姿には共感できます。
商業主義的な使い捨>>続きを読む
40年以上経つのに色褪せない映画。セリフや説明がほとんどないので、ストーリー的には難解で、ちょっとどう解釈して良いのかわかりませんでしたが、それでも映像の美しさには息をのむし、宇宙ステーションの内装や>>続きを読む
不快なシーン満載で、例えば音。
機会音、嵐みたいなノイズなど、不安を掻き立てられるのです。
どれが現実か妄想か、というよりも、襲ってくる不安感や不快感をイメージする描写やノイズの連続で、主人公の内面>>続きを読む
痴漢の冤罪に限らず、ビラ配りで逮捕せれたりするし、表現についての規制や取り締まりが強められてる昨今、いつ誰がこんな事に巻き込まれてもおかしくない恐ろしさを感じました。
自分がやってない事を証明する事>>続きを読む